2019年12月 4日 (水)

世界初、100:1の減速比でも逆駆動可能なギヤを開発―ロボットの関節やEVの変速機などへの展開に期待―

世界初、100:1の減速比でも逆駆動可能なギヤを開発
―ロボットの関節やEVの変速機などへの展開に期待

2019年1月30日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
国立大学法人横浜国立大学

詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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概要
 
 NEDOと横浜国立大学は、減速機の構成要素を
最適化することで動力伝達効率を飛躍的に高め、
従来不可能であった100:1を超えるような
高い減速比の減速機でも、逆駆動が可能となる
ギヤ(バイラテラル・ドライブ・ギヤ)
を開発しました。
 
 これは、ロボットの関節が外力に対して
柔軟に動くことを可能とするだけでなく、
エネルギー回生の効率化を図るとともに、
モーター情報による負荷トルク推定を可能とし、
小型軽量化・低コスト化・省エネ化を
同時に実現できるため、今後、協働ロボット、
アシストロボット、移動ロボットなどの関節部材や、
電気自動車(EV)の変速機などへの
展開が期待できます。

 なお、横浜国立大学は、今回開発した
バイラテラル・ドライブ・ギヤについて、
2月6日から8日までパシフィコ横浜で開催される
「テクニカルショウ ヨコハマ2019」に
出展します。
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 殆ど一年前のニュースになりますが、画期的
な開発だと思いますので載せることにしました。
 
>本機構は逆駆動に特徴があり、これは、ロボットの
>関節が外力に対して柔軟に動くことを可能とする
>だけでなく、逆駆動による制動時の熱を電気エネルギー
>として回収すること(エネルギー回生)を効率化するとともに、
>モーター情報による負荷トルクの推定を可能とし、
>小型軽量化・低コスト化・省エネ化を同時に実現できるため、
>今後、協働ロボット、アシストロボット、移動ロボットなどの
>関節部材や、電気自動車(EV)、電動自転車の変速機などへの
>展開が期待できます。
 
 と言っています。
 
 期待して役立つ製品が出て来ることを期待して
待ちたいと思います。

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2019年9月 3日 (火)

全ての光を吸収する究極の暗黒シート-世界初!高い光吸収率と耐久性を併せ持つ黒色素材-

全ての光を吸収する究極の暗黒シート
-世界初!高い光吸収率と耐久性を併せ持つ黒色素材-


詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 ポイント

・紫外線~可視光~赤外線のあらゆる光を吸収し、
 耐久性にも優れた、究極の暗黒シートを開発

・イオンビーム照射と化学エッチングで微細な
 円錐状の構造を形成し、光閉じ込め構造を実現

・美しい黒が映える新素材としての活用や
 熱赤外線の乱反射防止への応用などに期待
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 暗黒シート=反射しない真っ黒なシート。
 素晴らしい!
 
 
>「黒」は何物にも染まらない唯一の色であり、
>黒色仕上げした外観は格調と高級感を感じさせる。
>黒色素材は装飾目的のほかにも、太陽エネルギー利用、
>光センサー、熱放射体などに幅広く応用されており、
>映像用のカメラ内部の乱反射防止用途などでは、
>100 %に近い光吸収率も必要とされている。

 成るほど、有用そうですね。
 
 意外に役立つものなのかも知れません。
 
 今後の一般環境での幅広い応用に期待したい。

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2019年7月24日 (水)

バイオプラスチック原料を大量合成する技術を開発 ~環境調和型触媒反応プロセスによる,再生可能資源を活用したバイオ化学品製造技術~

バイオプラスチック原料を大量合成する技術を開発
~環境調和型触媒反応プロセスによる,
再生可能資源を活用したバイオ化学品製造技術~

2019年4月11日
北海道大学触媒科学研究所
中島清隆准教授・福岡淳教授

詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 ポイント

・高濃度基質溶液を利用した生産性の高い
 バイオプラスチック原料の合成法を確立。

・固体触媒を利用した,反応ステップ数が
 少ない省エネルギーで環境調和型の
 新規プロセス。

・機能性の高いPET代替バイオポリエステルの
 工業的な大規模生産への貢献に期待。
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 良いですね。
 
 プラスチックゴミ問題が話題になっていますが、

>PET代替バイオポリエステルの工業的な
>大規模生産への貢献に期待
 できそうです。
 
 今現在存在する海洋プラスチックゴミ問題に
どう対応して行くかについては頭の痛い問題だと
思いますが、少なくともこれからはこういう方向
とすべきだと思います。
 
 地球温暖化の問題もあり、たった一つの地球です。
 
 真剣に着実に問題に対処して行きたいものです。

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2019年6月25日 (火)

「亀裂」と「光」で世界最小サイズの絵画の作製に成功 -インクを使わずに超高精細な印刷が可能に-

「亀裂」と「光」で世界最小サイズの絵画の作製に成功 -インクを使わずに超高精細な印刷が可能に-

「亀裂」と「光」で世界最小サイズの絵画の作製に成功
-インクを使わずに超高精細な印刷が可能に-

2019年06月20日
京都大学研究・産官学連携

詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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シバニア・イーサン 高等研究院物質–細胞統合
システム拠点(iCeMS=アイセムス)教授と
伊藤真陽 同特定助教らの研究グループは、
大きさ1mmという世界最小サイズの葛飾北斎
「神奈川沖浪裏」をインクを一切使わずに
フルカラーで作製することに成功しました。
 
 本研究グループは、
OM(Organized Microfibrillation
  :組織化したミクロフィブリレーション)
と呼ばれるクレージングを調整して
フィブリルを組織的に形成させ、
その形成したフィブリルで特定の色の光を
反射する素材を開発しました。
 
 そして、フィブリル層の周期を調整すること
によって、青から赤まで全ての可視光を
発色する事に成功しました。
 
 OM技術は、様々なフレキシブルで透明な
素材上に画像解像度数14000dpiまでの
大規模なカラー印刷をインク無しで行うことを
可能にしました。
 
 本研究成果は、インクを使用しない
カラー印刷技術の発展に繋がることが
期待されるとともに、紙幣の偽造防止など
様々な技術への応用が示唆されます。
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 インクを使わずに超高精細な印刷が可能とは
すごいですね。
 
 インクを使用しないカラー印刷技術の発展に
繋がる。
 
 とのことで、技術はどんどん進歩します。
 
 今後の発展を期待したい。

 

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2019年5月16日 (木)

福島原発事故によって飛散した放射性微粒子の溶解挙動を解明

福島原発事故によって飛散した放射性微粒子の
溶解挙動を解明

小暮 敏博
(東京大学大学院理学系研究科 
地球惑星科学専攻 教授)
奥村 大河
(東京大学大学院理学系研究科
 地球惑星科学専攻 特任研究員)
山口 紀子
(農業・食品産業技術総合研究機構
 農業環境変動研究センター ユニット長)
土肥 輝美
(日本原子力研究開発機構
 福島環境安全センター 放射線計測技術グループ
 技術副主幹)
飯島 和毅
(日本原子力研究開発機構
 福島環境安全センター 放射線計測技術グループ
 リーダー)

詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント:

・福島原発事故で原子炉から飛散した
 放射性微粒子が純水および海水中で溶解する
 ことを明らかにし、その溶解速度
 (=放射能の減少速度)を見積もることに
 成功した。

・海水中での溶解速度は、純水中に比べ
 一桁大きく、半径1μm程度の放射性微粒子は
 10年程度で完全に溶解する可能性が示された。
 またこの溶解による環境等への影響はないと
 考えられる。
 
・放射性微粒子の溶解速度や溶解に伴う
 構造の変化を明らかにした今回の成果は、
 放射線影響評価や汚染問題の解決に貢献する
 ことが期待される。
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>環境中で採取された微粒子試料を用いて、
>その純水および海水中での溶解速度と
>その温度依存性を決定した。
>その結果、海水中での溶解速度は純水中に比べ
>一桁以上大きく、福島県沿岸域の海水温で
>半径1μm程度の放射性微粒子は10年程度で
>完全に溶解する可能性が示された。
>溶解途中の放射性微粒子を電子顕微鏡で詳細に
>調べると、放射性微粒子は明らかに
>溶解前に比べて小さくなっており、
>ガラスの溶解にともなって放射性セシウムが
>溶液に溶け出すことが確認された。
>以上の結果より、河川、海洋、土壌など
>さまざまな環境中に残留している放射性微粒子が
>水と接触することで、そこでの温度や溶液の組成、
>水素イオン濃度等に依存した速さで溶解が進行し、
>液中に放射性セシウムを放出しながら
>微粒子自身は数年~数十年のうちに消滅する可能性
>が示された。
>本研究の成果は、福島原発事故により放出された
>放射性セシウムによる放射線影響や、
>環境汚染の今後の変遷を明らかにする上で重要な
>科学的知見となるものである。
>環境中で採取された微粒子試料を用いて、
>その純水および海水中での溶解速度と
>その温度依存性を決定した。
>その結果、海水中での溶解速度は純水中に比べ
>一桁以上大きく、福島県沿岸域の海水温で
>半径1μm程度の放射性微粒子は10年程度で
>完全に溶解する可能性が示された。
>溶解途中の放射性微粒子を電子顕微鏡で
>詳細に調べると、放射性微粒子は明らかに
>溶解前に比べて小さくなっており、
>ガラスの溶解にともなって放射性セシウムが
>溶液に溶け出すことが確認された。
>以上の結果より、河川、海洋、土壌など
>さまざまな環境中に残留している放射性微粒子が
>水と接触することで、そこでの温度や溶液の組成、
>水素イオン濃度等に依存した速さで溶解が進行し、
>液中に放射性セシウムを放出しながら
>微粒子自身は数年~数十年のうちに消滅する
>可能性が示された。
>本研究の成果は、福島原発事故により放出された
>放射性セシウムによる放射線影響や、環境汚染の
>今後の変遷を明らかにする上で重要な科学的知見
>となるものである。
 とのこと。
 
 以外でした。
 
 放射性物質の発する放射線強度は、その半減期以外に、
こんなこともあるのですね。 
 
 今回の成果は、福島原発事故による放射線影響評価や
汚染問題の解決に貢献するものと思われます。
 
 思っていたよりも早く汚染状態は改善されるものと
考えて良さそうです。
 
 少し救われたような気がします。

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2019年2月22日 (金)

超高速・超指向性・完全無散逸の3拍子がそろった理想スピン流の創発と制御

2019年2月12日
大阪大学研究情報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 研究のポイント
・理論予想以後実証できずにいた「弱い」
 トポロジカル絶縁体※1状態の直接観察に
 世界で初めて成功した。
 
・従来の「強い」トポロジカル絶縁体では
 不可能であった無散逸の理想的スピン流※2
 を実現した。
 
・通常絶縁体(スピン流OFF)と「弱い」
 トポロジカル絶縁体(スピン流ON)の
 切り替えが室温近傍で可能となり、
 スピントロニクス※3応用への道筋を
 開いた。
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 素晴らしいですね。
 
>本研究では、スピントロニクス応用に向けて
>熱望されている理想スピン流を創発する
>「弱い」トポロジカル絶縁体を世界で初めて
>実証・観測しました。
 
>これによりレーザー照射で情報を可逆的に
>書き換えが可能なDVDの「スピントロニクス」版
>も可能であり、トポロジカル物性の真髄とも
>言える無散逸スピン伝導を利用した
>次世代のスピントロニクス技術に新展開を
>もたらすことが考えられます。
 と言っています。
 
 「スピントロニクス」期待が持てそうです。
 これから、どんなスピン流デバイスが開発されるのか?
 
 期待を持って待ちたいと思います。
 
 とは言いながら実際に製品として世の中に
出て来るまでには、まだ、まだ、時間がかかるとは
思いますが、重要な一歩になる結果だと思われます。

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2019年1月 7日 (月)

深海用8Kスーパーハイビジョンカメラの開発に成功 ― 超高精細映像で深海研究に新たな可能性を ―

2018年 10月 25日
国立研究開発法人海洋研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国立研究開発法人海洋研究開発機構
(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という。)
海洋工学センター海洋基幹技術研究部の
石橋正二郎主任技術研究員らは、
日本放送協会(会長 上田 良一、以下「NHK」
という。)と共同で、
深海用8Kスーパーハイビジョンカメラ
(以下「U8K-SHVカメラ: Underwater
8K Super Hi-Vision カメラ」という。)
の開発に成功し、深海底熱水域の
超高精細映像を取得しました。
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 話しは違いますが、
 
 NHKスペシャル ディープオーシャン
「潜入! 深海大峡谷 光る生物たちの王国」
 を見ました。
 
 素晴らしい! すごく興味をそそられました。
 
 深海にはいろいろな動物たちが賢明に生きて
いることがわかり、びっくり、驚きの連続でした。
 
 思っても見なかった魚たちも出て来ました。
 
 8Kスーパーハイビジョンカメラでの撮影には
大いに期待したいと思います。
 
 必ず、新しい発見があるでしょうし、
今まで見えなかった発見もあるはずです。
 
 深海にも、ハッブル宇宙望遠鏡で見る宇宙に
匹敵する未知の世界があるのだと確信しました。
 
 
 今回の「U8K-SHVカメラ」が提供する超高精細な
深海映像に大いに期待して研究の進展を見守りたい。
 
 技術の進歩は素晴らしいですね。
 
 大いに期待して未知の世界の開拓に期待したい。

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2018年11月19日 (月)

ペンギンが高速に泳ぐ仕組みに倣った摩擦低減バブルコーティング

2018.10.26
物質・材料研究機構 内藤昌信
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 <研究成果のポイント>
・ペンギンが流動抵抗を低減して高速に泳ぐ
 秘密は羽毛中に含まれた気泡にあった。
 
・樹脂とフィラを組み合わせることで水中でも
 気泡を保持できるバブルコーティングを開発
 
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 <研究成果の概要>
 船舶輸送にとって水から受ける摩擦抵抗の
低減は、コストやエコの観点から重要な課題
です。
 その対策の糸口として、私たちはペンギンが
水中で高速に泳ぐ秘密に着想を得た
“バブルコーティング”を開発しました。
 このバブルコーティングは、塗膜中に空気の
気泡を保持し、塗るだけで超撥水・多孔性塗膜
を形成できることが特徴です。
 船舶だけでなく医療や食品、建材など、
摩擦の低減が求められている幅広い分野への
応用が期待できます。
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 良さそうですね。
 
>ペンギンは、撥水性の羽毛の中に空気のバブル
>を保持し、それを加速に併せてバブルとして
>放出することで、瞬間的な摩擦低減効果を得て
>いると言われている。
 
>我々が今回開発したバブルコーティングは、
>樹脂とフィラを混ぜるだけという簡便な方法で
>高い気泡保持能と超撥水性を発現できる点が
>これまでの撥水技術とは一線を画する
>オリジナリティーである。
 と言っています。
 
 動物は素晴らしい能力を持っています。
 その能力に習うこと。
 
 素晴らしいです。
 
 今後の進展を大いに期待しています。

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2018年11月 8日 (木)

中性子によるコンクリート内塩分の非破壊測定 -鉄筋腐食に対するインフラの健全性維持に貢献-

2018年10月25日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 沿岸や山間部にある橋梁のような塩害[3]を
受けるコンクリート構造物の診断技術として
利用することが可能で、落橋などの重大な事故
を未然に防ぎ、インフラの健全性維持に
大きく貢献すると期待できます。
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 素晴らしい研究です。
 
 インフラ老朽化の問題は色々言われていますが
同時に改善していくことは経済的に無理があると
考えますので、効率的な改善が必要と思います。
 
 その意味で、今回の研究は、
多く存在するコンクリート構造物に対し、
問題点があることの指摘を確実に出来る
ようになる技術と考えます。
 
 是非、直ぐにでも活かして欲しいものです。
 
 とは言え、実際に現場で活躍出来るまでには、
まだまだ時間がかかるものと考えられますが、
早く実現出来るよう、今後の進展を
大いに期待して待ちたいと思います。

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2018年10月30日 (火)

【研究成果】アンモニア分解ガスから燃料電池自動車の燃料水素を高効率で回収する水素精製装置を開発

2018/10/11
広島大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 アンモニア分解ガスから燃料電池自動車注1)用
高純度水素を高効率で回収する水素精製装置を
10Nm3/hの規模で開発し、水素回収率注2)90%を
初めて達成しました。
 
 また、10%のオフガスをアンモニア分解用
熱供給装置に供給することができ、
エネルギー効率注3)80%以上で高純度水素の
製造が可能となりました。
 
 本成果によって、アンモニアから安価な
高純度水素を製造でき、燃料電池自動車や
燃料電池フォークリフトの燃料として
供給することが可能となります。
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>CO2削減に大きく貢献することになります。
 とのこと。
 
 良いですね。
 
>アンモニアを燃料電池自動車用水素燃料へ
>利用するための技術の大きな進展
 
 と言っていますが、どの程度実用化まで
かかるのでしょうか?
 
 研究成果発表 → 実用化
までには時間がかかりますから、
 
 とは言え、実用化までかなり近そうな
感じですね。
 
 今後の進展を大いに期待して待ちたいと
思います。

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