2019年10月14日 (月)

iPS細胞由来の免疫キラーT細胞を用いることで悪性リンパ腫の治癒に成功〜難治性NK細胞リンパ腫に対する新規細胞治療法へ期待〜

iPS細胞由来の免疫キラーT細胞を用いることで悪性リンパ腫の治癒に成功
〜難治性NK細胞リンパ腫に対する新規細胞治療法へ期待〜

 

詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント

・iPS細胞由来キラーT細胞は、難治性NK細胞リンパ腫
 に対して強力な抗腫瘍効果を持つことを
 証明しました。
 
・細胞治療後、末梢血由来のT細胞は疲弊して
 リンパ腫が増大してしまうのに対して、
 iPS細胞由来キラーT細胞は長期間マウス体内で
 生存してリンパ腫の再発を防ぎ続けました。
 
・iPS細胞由来抗原特異的キラーT細胞療法は
 難治性NK細胞リンパ腫の再発例、重症例に対する
 新規治療法として大いに期待できます。

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 期待出来そうですね。
 

>安藤美樹准教授からのコメント
 
>今回iPS技術を使ってがんを攻撃するキラーT細胞を
>若返らせることにより、治療の難しいNK細胞リンパ腫
>の治癒に成功しました。
>若返りキラーT細胞は体内で長期間生存して、
>リンパ腫の再発を強力に抑えることもわかりました。
>この成果により、本研究グループが計画を進めている
>「EBウイルス関連リンパ腫に対するiPS細胞由来若返り
>T細胞療法」の臨床研究実現化に向けた大きな加速が
>予想されます。
 
 とのこと。
 
 まだマウス段階ですが、PS細胞由来キラーT細胞役立ち
そうです。
 
 今後の展開に期待したい。

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2019年4月16日 (火)

炎症反応を強力に抑える活性イオウ誘導体の開発に成功

炎症反応を強力に抑える活性イオウ誘導体の開発
に成功

2019年3月 8日
東北大学プレスリリース


詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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【発表のポイント】

・活性イオウはわれわれの細胞で作られる
 生体成分で、抗酸化作用やエネルギー代謝
 への働きなどが知られている。

・細胞内の活性イオウ含量を増やすことが
 できる新しい活性イオウ誘導体の開発に
 成功した。

・活性イオウ誘導体が極めて高い抗炎症作用
 を持つことを明らかにした。

・致死性のエンドトキシンショックに対して
 活性イオウ誘導体が優れた治療効果を示す
 ことを発見した。
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 「炎症反応はいろいろな病態で起こること
  なので、その反応を抑えることが出来れば、
  良いな」と思っていました。
 
 特に致死性のエンドトキシンショックに対して
活性イオウ誘導体が優れた治療効果を示した。
 と言う結果は素晴らしい。
 
>今回の結果は、活性イオウが免疫機能の調節に
>密接に関わることを明らかにし、
>さらにこの活性イオウを人工的に増やすことで
>炎症病態を改善できることを示した画期的な成果
>です。
 と言っています。
 
 
 今後の活性イオウを基軸とした新しい抗炎症療法への
展開に大いに期待したいと思います。

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2019年3月13日 (水)

皆保険制度の国で在住外国人に健康格差の懸念 ~ 富裕層対象の医療政策導入で悪化の恐れ日本人医師グループが英医学誌で注意を促す ~

2019.03.01
東京大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 グループは2月28日発行のランセット
(The Lancet)の論評(Correspondence)で
「外国人就労拡大政策を進めているにも
かかわらず、日本の在住外国人に対する医療は
他のOECD 諸国より大きく遅れている。
 
 富裕層の旅行者を前提とした医療サービスの
充実では在住外国人の健康問題が置き去り
にされ、公平なサービスで健康を守ってきた
日本の医療が損われる。」と警告しています。
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 問題ですね!
 
 外国人就労拡大政策を進めるのならば、
この問題を無視して進めるのはいかがな物かと
思います。
 
 自分さえ良ければ良いと言う考えでは
成り行かない。
 
 日本には、世界に誇れる国になって欲しい。
 
 日本の政治が問われているのだと思います。

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2019年2月18日 (月)

脳腫瘍に対するウイルス療法の医師主導治験で高い治療効果を確認―日本初のがん治療ウイルス薬の製造販売承認申請へ―

 
平成31年2月13日
国立大学法人東京大学
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京大学医科学研究所附属病院 脳腫瘍外科
藤堂具紀教授らの研究グループは、
単純ヘルペスウイルス1型
(口唇ヘルペスのウイルス)に人工的に3つの
ウイルス遺伝子を改変(三重変異)した
第三世代のがん治療用ヘルペスウイルス
G47Δ(ジーよんじゅうななデルタ)を用いた、
膠芽腫(こうがしゅ、悪性脳腫瘍の一種)の
患者を対象にした医師主導治験において、
中間解析の結果、G47Δの高い治療効果を
確認しました。
 
 本治験は、治療効果の検討を目的とした
第Ⅱ相臨床試験(注1)で、再発もしくは
残存した膠芽腫病変に対し、最大6回の
腫瘍内投与を行ったところ、治療開始から
1年経過した患者13名において、
主要評価項目である一年生存割合
(治療開始後1年間生存した患者の割合)が
92.3%であり、他の複数の臨床試験結果から
算出された標準治療の一年生存割合(15%)
と比較して高い有効性を示しました。
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 素晴らしいですね。
 
>承認されれば、日本で初めて実用化される
>がん治療ウイルス薬となる見込みです。
 とのこと。
 
 承認はいつ頃になるのでしょうか?
 
 ガンウイルス療法は以前から期待して注目
している療法です。
 
 関連記事
 
 治療成績も従来のものと比べて圧倒的で、
患者にとって待ちきれないものになると
思われます。
 
 もう少しの所まで来ました。
 
 一日も早く承認されることを祈っています。

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2019年1月13日 (日)

国内初の医師向けオンライン診療手引書が完成 -安全で質の高い遠隔医療の普及に向けて-

2018/12/26
慶應義塾大学医学部プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室の
岸本泰士郎専任講師らの研究グループは、
医師・法律家・技術専門家による協議を重ね、
国内で初となるオンライン診療
(インターネット回線を利用して医師が自宅等
  にいる患者さんにアクセスし遠隔で診療する)
を精神科領域で安全に、高い質を保ちながら
行うための手引書を完成させ、
本日Webサイト上で公開しました。
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 質の高いオンライン診療を広く実施して行く
為には、オンライン診療手引書は必須のものだと
思います。
 
 その意味で、今回の公開は素晴らしい一歩
だと思います。(精神科領域とのこと)
 
 オンライン診療が広く普及し、さまざまな理由
で通院しづらかった患者さんが医療の恩恵を
受けることが出来るようになるはずです。
 
 大いに期待してこれからの展開を見守りたい。

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2018年12月26日 (水)

視神経障害のバイオマーカーを同定(L-アセチルカルニチンの増加が緑内障の病態進行の指標となる可能性)

2018年8月24日
国立大学法人 東北大学大学院医学系研究科
国立大学法人 東北大学東北メディカル
                 ・メガバンク機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 【研究のポイント】
 
• 緑内障注 1 モデルマウス(視神経挫滅マウス
 注 2)の網膜を用いてメタボローム解析注 3
 を行った結果、緑内障の進行度に伴って変化
 する分子を同定した
 
• 網膜神経節の細胞死に先立って網膜内の
 核酸塩基注 4 が減少し、複数種のリン脂質
 注 5が増加することを見出した
 
• 緑内障の進行度を予測するバイオマーカー
 注 6 として L-アセチルカルニチン注 7 が
 有用である可能性を示した
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>中途失明原因 1 位の疾患です。
>現在、緑内障の治療は点眼薬や手術によって
>眼圧を下げることが第一選択となりますが、
>眼圧コントロールが良好であっても
>病状が進行する緑内障患者は少なくありません。
 
 私もそうです。
 
 眼圧コントロール以外に治療法が無いそうで、
視力は低下するのみで、左目の視野はすごく狭い。
 右目の視野がなんとか保持できているので、
普段の生活には殆ど支障は無いが、進行するのが
心配です。
 
 脊髄小脳変性症もあるし ← こちらは現在有効な
                   治療法無し
 
 と言う訳で、緑内障に関する情報には敏感なのです。
 
>本研究によって、眼圧非依存的な視神経障害を
>原因とした網膜神経節細胞死に関連する分子が
>明らかにされたことから、今後、ヒト臨床検体
>での詳細な解析やコホート研究注 12における
>オミックス解析等のビッグデータ解析を通じ、
>緑内障の疾患予防に資する新たなバイオマーカー
>の開発と臨床診断への応用を目指した研究を
>進めてまいります。
 
 と言っています。
 
 大いに期待して研究の進展を見守りたい。
 
 早く治療出来るようになると良いな~
  (こちらも間に合わないかもね)

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2018年12月16日 (日)

筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対するiPS細胞創薬に基づいた医師主導治験を開始

平成30年12月3日
慶應義塾大学医学部
慶應義塾大学病院
日本医療研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 慶應義塾大学病院神経内科診療科部長の
中原仁教授、診療科副部長の高橋愼一准教授
らは、慶應義塾大学医学部生理学教室の
岡野栄之教授らとともに疾患特異的iPS細胞を
用いた創薬技術を応用し新たに見出した
ALS治療薬の候補、ロピニロール塩酸塩
(本治験薬)の安全性・有効性を評価する
ための第I/IIa相医師主導治験を開始しました。
 
 本治験は、有効な治療法に乏しいALS患者さん
を対象に慶應義塾大学病院にて実施する
予定です。
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>本治験が、これまで有効な治療法に乏しかった
>重度の神経難病であるALS患者さんに大いなる
>福音となることが期待されます。
 と言っています。
 
 治験、良い結果が出ると良いですね。
 
 ただ、
>治験薬であるロピニロール塩酸塩は、
>英国グラクソ・スミスクライン社で
>ドパミンの構造をもとに創製・開発された
>ドパミン受容体作動薬(注4)です。
>パーキンソン病に対する治療薬として、
>1996年に英国において承認されたのをはじめ、
>現在、日本を含む多くの国で承認されています。
 
 とのことで、画期的な薬になるのかどうか
については、疑問も残りますが、
治療薬が無いと言うのはどうにかしたい。
 
 今後の進展を見守りたい。

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2018年12月 4日 (火)

治療が困難とされてきた慢性期脊髄損傷治療に新たな光 -細胞移植単独治療で運動機能回復-

2018年11 30日
慶應義塾大学医学部
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 慶應義塾大学医学部生理学教室の
岡野栄之教授、整形外科学教室の中村雅也教授
らの研究グループは、これまで細胞移植単独
では治療効果を得ることができなかった慢性期
の脊髄損傷(注 1)モデルマウスに対して、
Notch シグナル阻害剤(注 2)で
前処理したヒトiPS 細胞から樹立した
神経幹/前駆細胞(注 3)を移植すること
のみで、運動機能を回復・維持させること
に成功しました。
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 素晴らしいですね。
 
 今までは、慢性期の脊髄損傷に対しては有効性
が確認出来なかったのですが、
 
今回の研究で、
 
>受傷後長時間が経過した慢性期の脊髄損傷患者
>でも、運動機能を回復・維持できる可能性を
>明らかにしました。
 とのこと。
 
 ヒトiPS細胞の可能性を大いに感じます。
 
>慢性期脊髄損傷治療に新たな光を与え、
>これらに苦しむ患者に対するヒト iPS 細胞
>由来神経幹/前駆細胞移植の実現や
>臨床応用を目指す上で非常に大きな一歩
>であると考えられます。
 と言っています。
 
 今後の進展を大いに期待したい。

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2018年11月23日 (金)

ヒトiPS細胞からがん免疫療法の効果を高める再生キラーT細胞の作製に成功―ゲノム編集した患者さん由来iPS細胞・ヒトiPS細胞ストックともに成功―

平成30年11月16日
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 ポイント
 
・ヒトT細胞から作製したiPS細胞(T-iPS細胞)
 から、ヒトの体内のキラーT細胞により近い
 再生キラーT細胞注1)を誘導する新たな条件
 を見出した。
 
・しかし、再生キラーT細胞を誘導する過程の
 (DP胸腺細胞注2))の段階において、
 余計なT細胞受容体(TCR)注3)の再構築が
 起こり、抗原注4)を特定する能力が
 低下することが明らかになった。
 
・そこで、T-iPS細胞において、遺伝子の機能
 をゲノム編集で無効にすると
 (遺伝子ノックアウト)、余計なTCRの
 再構築をすることもなく、安定的なTCRを
 備え、がん細胞に対して有効な攻撃をする
 キラーT細胞を作製することができた。
 
・一方で、T細胞に由来しないiPS細胞ストック注5)
 (HLAホモiPS細胞ストック)を用いる場合、
 抗原情報を備えたTCRを導入するのみで、
 抗原を特定できる再生キラーT細胞を
 作製することができた。
 
・TCRを安定化させて抗原を特定する能力は、
 副作用の回避にも有用であり、
 がん免疫療法への実用化が期待される。
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 皆さん既にご存じだと思いますが、
 
  ヒトiPS細胞から再生キラーT細胞の
作製に成功したとのこと。
 
 iPS細胞由来T細胞を用いた
がん免疫療法の実用化に向けた
大きな一歩になりますね。
 
 がん免疫療法は副作用が少なく大いに
期待出来る方法です。
 
 早く実用化されると良いですね。
 
 今後の進展を大いに期待しています。

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2018年11月14日 (水)

狙った細胞のみを殺す光リモコンスイッチの開発にはじめて成功 ~副作用の少ないがん治療への貢献に期待~

2018年11月7日
国立大学法人北海道大学
米国国立がん研究所
国立大学法人名古屋大学
株式会社島津製作所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 ポイント
 
・光免疫療法は,全く新しい光化学反応を用いた
 がん細胞の殺傷方法であることを解明。
 
・近赤外光が狙った細胞上の「デス・スイッチ」
 をONにできることを証明。
 
・より効果的で副作用の少ないがん治療の開発
 に期待。
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 米国国立がん研究所の小林久隆主任研究員
らの研究グループが開発した、がん免疫療法は
素晴らしい。
 
>従来の抗がん剤による治療や
>光治療と効果の出方が全く異なることから、
>その細胞傷害メカニズムの解明が
>注目されていました。
 
 今回、その詳細が解明されたようです。
 
>本研究で見出した全く新しい光化学反応
>を用いた細胞の殺傷方法は,
>光免疫療法の有効性を示す上で重要な知見
>であり,光免疫療法をさらに発展させ
>今後のがん治療を大きく変えるものです。
 
>化学的観点からも生体内で化合物を活性化
>して選択的に狙った細胞を殺すことができる
>手法として有用性が高く,今後の薬剤開発に
>様々な方向から利用される可能性も高い
>と考えられます。 
 と言っています。
 
 今後の進展を大いに期待したい
がん治療法ですね。

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