2017年6月25日 (日)

神経軸索変性による神経機能不全の改善に成功~ペリー症候群の治療法確立へ前進~

2017.6.22
順天堂大学 プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 順天堂大学大学院医学研究科神経学の
服部信孝教授、
パーキンソン病病態解明研究講座の
今居譲先任准教授の研究グループは、
パーキンソン病の一種である
ペリー(Perry)症候群でみられる
神経軸索変性による神経機能不全を
改善する方法を開発しました。
 
 ペリー症候群は原因遺伝子 DCTN1*1の
変異により発症します。
 
 本研究ではDCTN1の変異を神経細胞に
導入した疾患モデル動物
(ショウジョウバエ)を用い、
ペリー症候群が神経終末*2の機能不全で
起こることを明らかにしました。
 
 さらに、疾患の鍵となる分子
TDP-43*3の発現量を遺伝子操作で
減らすことにより神経終末の障害を
改善させることに成功しました。
 
 この成果は指定難病である
ペリー症候群の治療法の開発に
大きく道を拓く可能性があります。
 
 本研究成果は医学誌EBioMedicine
電子版に早期公開版として、
2017年6月9日付けで発表されました。
 
 
プレスリリース詳細は こちら
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 良いですね。
 
 
 
>TDP-43の神経細胞内での量を適切に
>コントロールすることで、
>病態を大きく改善可能なことが
>分かりました。
 
>この発見は、TDP-43
>プロテイノパチー全体に対して、
>効果的な予防法・治療法の開発の
>ヒントを与えるものです。
 
>今後も私たち研究グループは、
>臨床応用のための研究を進めて
>いきます。
 
 今後の研究に期待しています。

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血友病のマウス 遺伝子「ゲノム編集」で治療成功

2017年6月23日
NHK NEWS WEB
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画があります。
 
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 自治医科大学などの研究グループは、
出血が止まりにくくなる血友病という病気
のマウスを、最新の技術を応用して
遺伝子を操作することで根本的に治すこと
に国内で初めて成功し、
10年後を目標に患者の臨床研究を
行いたいとしています。
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 「ゲノム編集」でしか根治治療が
出来ない疾患が多くあるはずで、
安全性の担保をどう考えるのか?
 
 困難な部分が多々あると思いますが、
日本も積極的に挑戦して欲しいと
思っています。

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2017年6月22日 (木)

中枢神経の再生を阻害するグリア瘢痕の形成を抑えることに成功~脳や脊髄の再生医療における画期的な成果~

2017.06.20
九州大学研究成果
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 九州大学大学院医学研究院の
岡田誠司准教授と医学系学府博士4年
・九州大学病院整形外科の原正光医師らの
研究グループは、哺乳類の脳や脊髄で
傷ついた神経が再生しない主要な原因
であるグリア瘢痕の形成メカニズムを
解明し、このグリア瘢痕の形成を抑える
ことが脊髄損傷の新しい治療法に
繋がることを、マウスを使った実験で
明らかにしました。
 
 手足などの末梢神経は傷ついても
少しずつ再生しますが、脳や脊髄などの
中枢神経はほとんど再生しないので、
脳梗塞や脊髄損傷後には麻痺などの
重い後遺症が残ります。
 
 その大きな原因として、哺乳類の
中枢神経では損傷部の周りで
アストロサイトという細胞が反応して
グリア瘢痕と呼ばれるかさぶたのような
組織を形成し、神経の再生を妨げることが
挙げられます。
 
 これまで、このグリア瘢痕が形成される
反応は一方通行であり、非可逆的なものと
考えられてきましたが、そのメカニズムや
瘢痕形成を抑える方法は不明でした。
 
 本研究グループはセルソーターという
装置を用いて損傷を加えた脊髄から
アストロサイトを選択的に回収し、
再度正常な脊髄に移植することで、
グリア瘢痕が形成される反応は
一方通行ではなく、アストロサイトが
置かれた環境によって変化するもので
あることを証明しました。
 
 特に、アストロサイトが
1型コラーゲンと反応して
カドヘリンという細胞接着因子を
発現させることでグリア瘢痕が形成される
ことを明らかにしました。
 
 さらに、この反応を阻害して
脊髄損傷後のグリア瘢痕の形成を抑えると、
損傷部を越えた神経再生が起こり、
麻痺の回復が促進されることを
発見しました。
 
 本成果により、今後、グリア瘢痕形成を
ターゲットとした新しい中枢神経損傷の
治療開発が期待されます。
 
 本研究成果は、2017年6月19日(月)
午後4時(英国夏時間)に
英国科学雑誌『Nature Medicine』
オンライン版で発表されました。
 
 
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研究者からひとこと
 
 近年iPS細胞や神経幹細胞が
中枢神経再生の新しい治療として
期待されていますが、すでにグリア瘢痕が
形成された慢性期の患者さんに
細胞を移植しても瘢痕が再生を阻害して
しまいます。
 
 本成果によってグリア瘢痕形成が
抑えられるようになると、
このような患者さんにも幹細胞移植との
相乗的な治療効果が期待できるように
なるのではないかと考えられます。
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 グリア瘢痕ね~
 グリア瘢痕形成を押さえることが重要
なようです。
 
 
 
>グリア瘢痕形成が抑えられるように
>なると、このような患者さんにも
>幹細胞移植との相乗的な治療効果が
>期待できるようになるのではないか
>と考えられます。
 
 
 脊髄損傷などへの幹細胞移植の
効果がより期待出来るように
なりそうですね。

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2017年6月20日 (火)

奏効率94%のCAR-T免疫療法が多発性骨髄腫の治療にも到来 ASCO2017

2017/06/16
オンコロ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 不治の病とされる多発性骨髄腫の
治療目標は「完治」でなく
「延命」となる。
 
 新規薬剤により多発性骨髄腫の
全生存期間(OS)、
無病悪生存期間(PFS)は延長できる時代
になったが、完治を目指すまでには
至っていない。
 
 これが2017年現在の多発性骨髄腫の
現状になる。
 
 しかし、この現状を改善する
可能性についての研究報告が、
6月5日に米国臨床腫瘍学会(ASCO2017)で
発表された。
 
 その研究報告とは、
再発難治性多発性骨髄腫患者に対する
CAR-T療法
(キメラ抗原受容体を用いたT細胞療法)
となる。
 
 
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 以上のように、CAR-T療法により
再発難治性多発性骨髄腫の治療でも
完治を望める可能性がASCO2017の研究報告
で示唆された。
 
 しかし、研究期間の短さ、
特有の合併症など、CAR-T療法を臨床に
応用するために解決すべき課題がある。
 
 不治の病とされる多発性骨髄腫の治療
に一縷の希望が持たらされたことを
素直に嬉しく思うと共に、
多発性骨髄腫に対するCAR-T療法の
さらなる発展を切に願う。
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 そうですね。
 
 根治治療になる治療法が実現される
ことを切に願っています。
 
 難病に分類されている疾患の多くの
現実はそうですね。

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2017年6月16日 (金)

不織布培養細胞、無傷で回収 沖高専、世界初の技術開発 再生医療、脳梗塞などに活用期待

2017年6月14日
琉球新報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国立沖縄工業高等専門学校(名護市)
などの研究チームが13日までに、
再生医療の実現に向けた産業技術開発の
一環として、不織布で培養した細胞に
損傷を与えず回収する世界初の技術を
確立した。
 
 高専発の
バイオベンチャー企業・フルステム
(那覇市、千葉俊明社長)が
特許を出願し、新技術を応用して
治療用に大量の細胞を培養できる装置と
培養キットなどを開発する。
 
 培養した細胞は脳梗塞、肝硬変などの
治療に活用でき、装置などの開発が
成功すれば、再生医療の普及や
産業化につながる。
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 良さそうですね。
 
 
 
>装置などの開発が成功すれば、
>再生医療の普及や産業化につながる。
 
 
 まだ臨床までには時間がかかりそう
ですが、可能性は感じます。
バイオベンチャー、頑張ってください。

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2017年6月14日 (水)

核移植技術でアレルギーマウス誕生-アレルギー疾患の原因解明と治療に期待-

2017年5月12日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 理化学研究所(理研)
バイオリソースセンター遺伝工学
基盤技術室の小倉淳郎室長、
井上貴美子専任研究員、神沼修客員研究員、
佐伯真弓客員研究員、
塩野義製薬株式会社創薬疾患研究所
癌・免疫部門の
形山和史免疫・炎症グループ長らの
共同研究グループ※は、
核移植クローン技術を用いて
高感受性アレルギーモデルマウスを
作り出すことに成功しました。
 
 花粉や食物など特定の抗原に対する
アレルギーは、多くの人の健康を脅かす
病気です。
 
 生体に侵入したさまざまな抗原は、
CD4陽性T細胞[1]と呼ばれる
リンパ球の表面にある受容体
(T細胞受容体[2]、TCR)に結合して、
生体防御を目的としたさまざまな反応を
引き起こします。
 
 アレルギー患者の体内では、
この抗原反応性CD4陽性T細胞が増殖し、
過剰な反応が起きるために
アレルギー症状が現れます。
 
 アレルギーが起こる原因の解明と
予防・治療法の開発には、
実験動物モデルが大きな役割を
果たします。
 
 今回、共同研究グループは、
アレルギー誘発抗原として知られる、
ダニ抗原や卵白抗原を注射したマウスから
取り出した抗原反応性CD4陽性T細胞を
用いて、核移植クローン[3]を行い、
クローンマウスを作出しました。
 
 このCD4陽性T細胞のTCRは、
アレルギー誘発抗原に反応するように
遺伝子の再構成[4]を受けているため、
クローンマウスの体内では、
CD4陽性T細胞のほぼ全てが
同じ抗原反応性TCRを持っています。
 
 つまり、クローンマウスの体内は
あたかもアレルギー患者のように、
抗原反応性CD4陽性T細胞が多く存在する
状態になっています。
 
 共同研究グループが、
生まれたクローンマウスを正常なマウス
と交配すると、抗原反応性TCRの遺伝子が
子孫に遺伝し、クローンマウス由来の
マウス系統を樹立することができました。
 
 これらのマウスにダニ抗原や卵白抗原を
投与したところ、1~2週間以内に、
しかもわずか数回の投与で、
気管支喘息やアレルギー性鼻炎に似た
重篤なアレルギー症状が起こることが
分かりました。
 
 本研究で開発した
高感受性アレルギーモデルマウス系統は、
正常な繁殖能力を持ち、研究室で容易に
飼育・維持できます。
 
 今後、アレルギーが起こる原因を
解明したり、予防・治療法を開発するのに
役立つと期待できます。
 
 本研究成果は、欧州の科学雑誌
『EMBO Reports』(5月2日付け)に
掲載されました。
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>核移植技術でアレルギーマウス誕生
 だそうです。
 
 
 
>本研究で開発した
>高感受性アレルギーモデルマウス系統は、
>正常な繁殖能力を持ち、研究室で容易に
>飼育・維持できます。
 
>今後、アレルギーが起こる原因を
>解明したり、予防・治療法を開発する
>のに役立つと期待できます。
 
 
 アレルギーを示す人は増加傾向です。
 
 アレルギーマウス誕生が大きな貢献
となりますように、
 今後の更なる研究に期待したい。

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マラリア感染が骨を黒くする

2017年6月3日
大阪大学研究情報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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研究成果のポイント
 
・マラリアから回復後も、長期的な
 骨の異常や低成長に悩まされる患者が
 いる
 
・マウスモデルを用いて、マラリア感染で
 骨恒常性が阻害され黒く変色し
 密度が減少する仕組みを解明
 
・ビタミンD3類縁体である
 アルファカルシドール※1の補給
 によりマラリア感染による骨量減少を
 改善
 
 
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概要
 
 大阪大学免疫学フロンティア
研究センター(IFReC)のCevayir COBAN
(ジョヴァイア・チョバン)教授らの
研究グループは、骨にマラリア原虫の
生成物が蓄積することで骨に慢性的な炎症
が起き、それが骨量減少の原因となって
いることを発見しました(図1)。
 
 また、ビタミンD3類縁体である
アルファカルシドールの補給によって
マラリア感染による骨量減少を防ぐこと
ができ、マラリア感染による骨量減少を
回復させる方法も示すことができました。
 
 マラリア治療後にこの骨療法を用いる
ことで、マラリア感染者における
骨状態が改善されることが期待されます。
 
 本研究成果は、米国の科学雑誌
『Science Immunology』
(6月2日(金)付け
:日本時間6月3日(土)午前1時)に
オンライン掲載されました。
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>マラリアから回復後も、長期的な骨の
>異常や低成長に悩まされる患者がいる
 知りませんでした。
 
 
 
>慢性的な炎症状態が骨障害を促進する
>ことはこれまでも知られていました。
 
>しかし、今回の研究によって、
>初めてマラリアが骨組織に残した
>「遺留物」が同様のことを引き起こして
>いることがわかりました。
 
>この研究で重要なのは、
>マラリア感染による骨量減少を
>回復させる方法も示すことができた
>点です。
 
 
 素晴らしい成果ですね。

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2017年6月 9日 (金)

がん細胞を効果的に傷害する"薬効ルール"を発見!~高い薬効を有する低分子型抗体の簡便なスクリーニング手法の開発に成功~

2017年6月 9日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 熊谷 泉(東北大学名誉教授)、
梅津 光央(東北大学大学院工学研究科
教授)杉山 在生人(東北大学大学院工学
研究科博士後期課程3年、日本学術振興会
特別研究員)らの研究グループは、
がん細胞を効果的に傷害でき、
治療薬として有望な組換え抗体分子を
簡便にスクリーニングする手法の開発に
成功しました。
 
 研究グループは、実際にこの手法を
用いることでがん細胞に対して
従来より約1千倍高い薬効を示す
組換え抗体の創製に成功し、
また高い薬効を示す組換え抗体に
共通した特徴を明らかにすることが
できました。
 
 本スクリーニング手法の確立により、
組換え型がん治療抗体開発の更なる加速
が期待されます。
 
 この研究成果は、2017年6月6日付
(英国時間)で「Scientific Reports
(オンライン版)」に掲載されました。
 
 また、本研究は、科学研究費助成事業
特別推進研究、および日本学術振興会
特別研究員奨励研究費を受けて
実施されました
 
 
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>約1千倍高い薬効を示す組換え抗体
>の創製に成功
 素晴らしい成果ですね。
 
 
>研究グループは発現遺伝子ベクターの
>効率的な作製法、
>組換え抗体の簡易的な精製のみを
>介した簡便な薬効評価法を開発する
>ことで、組合せの網羅的な検討を
>可能とするプロセスを構築しました。
 
>これを実証するために、
>実際に 100 を超えるディアボディを
>網羅的に作製し、開発した薬効評価法を
>用いてスクリーニングを行ったところ、
>従来よりも 1 千倍高い薬効を示す
>ディアボディの創製に成功しました。
 
>さらに、スクリーニングで選抜されて
>きた高薬効型ディアボディ群の諸特性を
>比較したところ、「LH 型と呼ばれる
>構造設計が高薬効を発現しやすい
>こと」、「効果的に薬効を発現できる
>エピトープ(抗体が認識する領域)が
>存在すること」、
>さらには「リンパ球に対する結合力
>より、がん細胞に対する結合力の方が
>薬効発現に重要であること」等の
>薬効発現に大きく関わる“薬効ルール”
>を見出すことにも成功しました。
 
 
 更なる進展により、高い薬効を有する
低分子型抗体が発見されることに
大いに期待したい。

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2017年6月 8日 (木)

からだに優しいがん転移予防薬の実現に向けて-がんの信号を抑える心臓ホルモンのメカニズム解明-

2017年5月26日
国立循環器病研究センター
株式会社国際電気通信基礎技術研究所
(ATR)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国立循環器病研究センター研究所の
野尻崇(生化学部ペプチド創薬研究室長)、
寒川賢治(研究所担当理事)らの
研究グループは、
株式会社国際電気通信基礎技術研究所、
佐藤匠徳特別研究所河岡慎平主任研究員
らのグループ、東京大学および
大阪大学との共同研究で、
心臓から分泌されるホルモンである
心房性ナトリウム利尿ペプチド
(Atrial Natriuretic Peptide; ANP)の
投与により様々な種類のがんの転移を
予防・抑制できること、
また、そのメカニズムについて
明らかにしました。
 
 本研究の成果は、2017年5月26日
(米国東部時間5月25日)に科学誌
「Oncotarget」のオンライン速報版で
公開されました。
 
 本研究では、マウスの乳がんや
肺がんモデルを用いて、
ANPを投与したときとそうでないときの
2通りの場合について、
主要な転移先臓器の一つである
肺組織の遺伝子発現を網羅的に
調べました。
 
 これらのがんは、転移する前から、
肺の遺伝子発現をがんに都合の良いように
変化させることが知られています。
 
 約2万種類の遺伝子に対する解析の結果、
ANPががんにより増加する肺の遺伝子発現
変化をまんべんなく抑制できることが
わかりました。
 
 驚くべきことに、がんをもたないマウス
にANPを投与しても、正常肺には
ほとんど影響が認められず、
また、ANPはがんの増殖などには
影響しませんでした。
 
 このことから、ANPががんがあるときに
肺に起こる悪影響を特異的に緩和する
能力を持つ、"がんストレス緩和ホルモン"
であることが示唆されました。
 
 さらに、ANPによる転移抑制効果は、
血管内皮細胞を介して得られることを
証明し、がんストレス緩和における
血管の重要性が示されました。
 
 現在、ANPによる
抗術後転移・抗再発効果を検証するための
多施設臨床研究
(JANP study;国循が主導)について、
肺がん手術500例を対象に実施中です。
 
 本論文は、がんによる悪影響から
身体を守る新しい制がん剤
-からだに優しい転移予防薬-を
開発するための基盤情報となることが
期待されます。
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>マウスの乳がんや肺がんでは、
>転移する前から、肺の遺伝子発現を
>がんに都合の良いように変化させること
>が知られています。
 何ということでしょう!
 がんは本当に巧妙ですね。
 
 
>今回の研究では、ANPという、
>我々がもともと体内に持っている
>ホルモンの働きを増強することで、
>血管を介してがんストレスを緩和できる
>可能性が示唆されました。
 
>また、ANPによる
>がんストレス・転移緩和効果は、
>乳がん、肺がん、大腸がんといった
>様々な種類のがんに対して発揮される
>ことも示されました。
 
>ANPによるがんストレス・転移抑制効果
>に基づく治療法は、
>今後多くのがん治療へ応用されることが
>期待されます。
 
>また、転移は、がんによる死亡の主要な
>原因であると考えられています。
 
>転移さえ防ぐことができれば、
>がんを持ったまま天寿を全うできる
>ような時代が来るかもしれません。
 
>ANPは1995年の発売以来、
>数十万人の心不全患者に使用されて
>おりますが、重篤な副作用は
>知られていません。
 
>心臓ホルモンは、誰もが元々持っている
>ので、安全性が高く、
>副作用の強い従来の抗がん剤よりも
>使用しやすい点が大きな利点です。
 
>ANPをからだに優しい新しいタイプの
>転移予防薬として役立てる臨床研究は、
>国立循環器病センターが主導する形で
>積極的に推進されています。
 
>実際、ANPの血管保護による
>"抗転移薬・抗再発薬"としての
>コンセプト実証試験として、
>国循主導の肺がん手術を対象とした
>多施設共同無作為化比較試験
>(JANP study)が500名の肺がん手術を
>対象として進行中であり、
>今後様々ながんで実施予定と
>なっています。
 
 
 大いに期待したいですね。

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2017年6月 7日 (水)

皮膚がんの一種「メラノーマ(悪性黒色腫)」の増殖を選択的に阻害する化合物を発見 がん化した細胞を標的とした副作用の少ない抗がん剤開発に期待

2017年05月09日
news2u.net
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 近畿大学薬学部 創薬科学科
分子医療・ゲノム創薬学研究室 教授の
杉浦麗子、助教の佐藤亮介らの
研究グループは、細胞増殖シグナルの一つ
「ERK MAP キナーゼシグナル」が
過剰に活性化しているがん細胞について、
細胞の増殖を阻害する新化合物を
発見しました。
 
 この化合物は、皮膚がんの一種である
メラノーマ細胞(悪性黒色腫)の
増殖を強力に抑制し、さらにがん化した
細胞を標的として作用するため、
副作用の少ない抗がん剤の開発に
つながることが期待されます。
 
 本件に関する論文が、平成29年
(2017年)5月9日(火)18:00
(日本時間)、
日本分子生物学会が発行する
生命科学系国際誌
「Genes to Cells」に掲載されました。
 
 
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本件のポイント
 
●独自の創薬手法で、がん細胞の
 増殖シグナルを調節する化合物
 「ACA-28」を発見
 
●この化合物は正常細胞には影響が
 少なく、メラノーマ細胞の増殖を
 強力に抑制する
 
●特定のがん細胞を標的とするため、
 副作用の少ない抗がん剤の開発が
 期待できる
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 Good News !
 メラノーマに対する新たな治療選択肢
として期待できそうです。
 
 
 
>本研究により、新規抗がん剤の
>候補化合物である「ACA-28」を
>発見しました。
 
>ACA-28の臨床応用へ向けて、
>本化合物の抗がん作用発現のメカニズム
>や、がん細胞特異性獲得のメカニズムを
>詳細に突きとめる必要があります。
 
>また、杉浦らが開発した画期的な
>「分裂酵母を用いた化合物探索システム」
>を駆使することで、副作用の少ない
>抗がん剤の候補化合物を取得できる
>ことが実証されました。
 
>本システムにより、
>さらなる抗がん剤候補化合物の
>探索が可能であると考えられます
 
 
 今後の更なる研究に期待しましょう。

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