2010年4月17日 (土)

北原敏直詩集「星への手紙」より


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きにしないこと
空の雲のように
どこに流されようと
草花のように
たとえ一年の命でも

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 強いですね。

 「きにしないこと
 たとえ一年の命でも」
と言えること。

 北原君は筋ジストロフィーの子供です。
 たった15歳でこの世を去りました。
 その北原君の詩です。

 北原君は作文の中にこう書いています。

「今の僕には、心の支えがあります。
 明日への大きな夢もまた限りありません。
 雪に対しても新しい見方が出来るのです。

 小さな思い出として、その時々に雪を見て
きた僕は、雪と育ってきたといわれたい
 のです。

 これからもそうでありたいと思っています。
 ぼくのゆめは雪のようにきれいに生きる
ことです。」

 自分の幸せを見つけることすら困難な
はずの彼がこう書いているのです。

 彼の生き方に私は学ばなくてはなりません。

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2008年12月13日 (土)

6歳の子供の詩

朝のニュースで、病気の子供の詩
を紹介していましたので、
3つだけ紹介したいと思います。

素晴らしいと思います。

小さな個展を開いて、みんなに
見て貰うと言っていましたから、
今は見ることが出来ませんが、
いつか見ることが出来るかも
知れません。

是非、どんな詩があるのか
見てみたいものだと思います。
きっとみんなに元気を与えて
くれると思います。

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「みんなが
 げんきになるんだったら
 わらうよ
 はるかはずっと」


「てんてきの
 ばか
 すぐもれる
 からだいだい
 だいきらい」


「おおきく
 なったら
 なおしてあげる
 だいじな
 だいじな
 なかまだから」

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どうしてこんなに
思いやりあふれ、
純粋な言葉が出て来るのでしょうか?

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2007年4月30日 (月)

甲山政弘詩集 「長い道」より

 ALSの為、17歳で逝かなければならなかった
少年の詩です。
 苦しく、悲しかったと思います。
 でも、その中で、学んだものは・・

 人にとって何が大切なものなのかを
学ばさせてくれる詩だと思います。

  是非、心の中に、留めてください。
大切にしたい、大切にしなければいけない
言葉だと思っています。


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1.ありがとう

  ありがとう --

   この言葉

  ありがとう --

   この豊かさ

  ありがとう --

   この響き

  ありがとう --

   この幸せ

  ありがとう --

   この言葉は

   世界一美しく

   重みのある言葉

   人間にとって

   一番大切な

   心からの言葉

2.へんてつもないことだけど

  春の暖かい光のなか

  小鳥がさえずり

  人が道を歩いていく

  なんのへんてつもないことだけど

  ほんとうにすばらしいな

  ほんとうに平和だな

  と思いませんか

  僕はそう思います

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