2017年4月29日 (土)

(医学系研究科) 新規治療法につながる脊髄小脳失調症1型(SCA1)の運動失調メカニズムの解明 ― 既承認薬バクロフェンがSCA1モデルマウスの運動機能を改善 ―

2016/11/07
群馬大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 このたび、本学大学院医学系研究科
脳神経再生医学分野の平井宏和教授、
細井延武講師、
アントン シュワエフ研究員
(現在、ロシア クラスノヤルスク
 医科大学 分子医学病態生化学研究所
 所属)の研究グループは、
東京大学大学院総合文化研究科生命環境
科学系 柳原大准教授らとの
共同研究により、脊髄小脳失調症1型
(SCA1)のモデルマウスにおいて、
小脳の代謝型グルタミン酸受容体タイプ1
(mGluR1)の働きが減弱することによって
運動失調が生じること、
さらに、この弱まったmGluR1の働きを
バクロフェンという薬剤で増強すると、
運動失調を生じているSCA1モデルマウス
の運動機能が改善されることを
発見しましたので、お知らせします。
 
 詳しくはこちらをご覧ください。
 
 本研究は、最先端・次世代研究開発支援
プログラム、厚生労働省・日本医療研究
開発機構 難治性疾患克服研究事業
運動失調症の分子病態解明・治療法開発
に関する研究班、
文部科学省科学研究費補助金
「基盤研究C」の補助を受けて
行われました。
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 この研究はSCD・MSA友の会ニュース
No.226に平井 宏和先生の特報として
掲載されています。
 
 平井先生自身、
「私たちは遺伝子治療や幹細胞治療を
 研究してきました。
 これらは脊髄小脳変性症モデルマウスの
 症状を顕著に改善させることから、
 将来的に大変有望な治療法と
 考えられます。
 しかし私たちのような、人も資金も
 少ない研究室が治験まで行うことは
 かなりの困難が伴います。
 できるだけ早く患者の方に届くには、
 やはり既存の薬剤で効果があるものが
 あれば望ましいという考えに
 至りました。」
と言っています。
 
 今回の研究はこの方向のものです。
 
 
>SCA1 を含めて脊髄小脳変性症は、
>現在のところ、残念ながら
>根本的に治癒させる治療法はなく、
>症状の進行を遅らせるような対症療法の
>薬しかありません。
 
>しかも、今のところ、認可されている薬
>として、甲状腺刺激ホルモン
>放出ホルモン(TRH)由来の成分を
>用いたわずかな種類しかありません。
 
>そのような状況の中、本研究は、
>SCA1 への治療法開発に対して、
>mGluR1 を創薬ターゲットとする
>新しい方向性を提供し、
>バクロフェンだけでなく、
>それ以外のmGluR1に作用する
>薬剤を含めた新規治療薬の開発に
>つながることが期待されます。
 
>本研究は、マウスモデルでの成果
>であるため、バクロフェンが
>実際のヒトの SCA1 の患者さんたちの
>運動機能を改善させる効果があるのか
>どうか、また、他の種類の
>脊髄小脳変性症に対しても同じような
>効果があるのかどうかなど、
>今後検討すべき課題はたくさんあります。
 
>しかしながら、バクロフェンは
>筋弛緩薬としてすでに臨床で
>使われている既承認薬であるので、
>本研究で明らかにされた
>バクロフェンの運動機能改善効果を
>ヒトに適用する治療法の開発は、
>SCA1 を含めた脊髄小脳変性症の
>治療薬を一から開発することに比べれば
>格段にハードルは低く、
>臨床試験で効果が確認できれば
>比較的早期に臨床応用できる可能性が
>高いと考えられます。
 
 久しぶりにすごく希望をもてる
研究だと思います。
 
 大いに期待して待ちたいと思います。

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2017年4月10日 (月)

多系統萎縮症の睡眠関連呼吸障害は約3割の症例で自然に軽減する

2017年04月06日
Neurology
興味を持った「神経内科」論文
私が注視している個人のブログです。
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
ご参考情報です。
 
 多系統萎縮症だから、悪くこそなっても
良くなることは無いと思われている方が
多いと思いますが、
こういうこともあるのだと認識して
おいた方が良いと思います。

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2017年3月29日 (水)

神経難病の病態解明と治療法開発へ向けた大きな一歩-神経変性疾患の病態を再現する霊長類モデル動物の作出に成功-

2017年3月28日
国立研究開発法人
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国立研究開発法人 国立精神・神経医療
研究センター(NCNP、理事長:水澤英洋)
神経研究所(所長:武田伸一)は、
神経変性疾患の遺伝子改変霊長類モデルを
作出し、当該疾患に特徴的な症状や
脳病変を再現することに世界で初めて
成功しました。
 
 神経変性疾患とは、アルツハイマー病、
パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、
脊髄小脳変性症などに代表される
一連の疾患で、我が国だけでも
400万人以上の患者がいると推定されて
います。
 
 これらの疾患では脳や脊髄の中にある
神経細胞が徐々に脱落しますが、
その原因には不明な点が多く、
疾患の進行を止める根本的な治療法は
いまだ存在しません。
 
 その理由の一つに、この病気の
メカニズムの解明に適した動物モデルが
確立していないことが挙げられます。
 
 つまり、これまで多くの治療研究
において用いられてきた
ラット・マウスなどの齧歯類
(げっしるい)の脳の構造や機能には
ヒトと異なる点も多く、齧歯類を使った
研究で発見された治療薬などが
ヒトにおいては効果がない事例が多く
ありました。
 
 この点に着目して、研究者らは
ヒトと同じ霊長類である
コモンマーモセットを用いて
神経変性疾患のモデル動物の開発を
行いました。
 
 コモンマーモセットはラットと同程度の
サイズ(3-400 g)の小型霊長類である
一方、前頭葉の割合がヒト同様に大きく、
高い社会性を有するなど、
齧歯類に比べて脳構造や機能が
ヒトに近似しているという利点を
有します。
 
 さらに、霊長類の中では珍しく多産で、
性成熟までの期間や妊娠期間、
出産間隔が短いため、短期間で多くの
モデル動物を繁殖することが可能です。
 
 わが国では、コモンマーモセットを
用いた遺伝子改変動物作成技術が
世界に先がけて確立されました。
 
 NCNPではこの技術を応用し、
家族性脊髄小脳変性症の遺伝子改変モデル
マーモセット及びその子孫の作出に
成功しました。
 
 脊髄小脳変性症は、小脳や脊髄などの
神経細胞が変性・脱落して、
歩行時のふらつきなどの様々な神経症状が
徐々に進行する疾患です。
 
 国の調査では、患者数は全国で3万人、
また、このうち家族性脊髄小脳変性症の
患者数は約1万人と推定されています。
 
 本研究では、家族性脊髄小脳変性症
のうち世界的にも頻度が高く、
わが国の家族性脊髄小脳変性症のうち
約30%を占めるマシャド・ジョセフ病を
ターゲットとして、ヒト患者と同様の変異
を持つ疾患原因遺伝子を合成し、
マーモセット受精卵へ遺伝子導入を
行いました。
 
 その結果、得られた7頭の産仔
すべてにおいて変異遺伝子の導入が
確認されました。
 
 またこのうち3頭において発症が
確認され、疾患に特徴的な症状や
脳の病変が認められました。
 
 さらに発症個体から5頭の産仔が
得られ、全ての産仔において
変異遺伝子の導入が確認されたことから、
当該モデルの系統樹立に成功しました。
 
 今回の研究では、脊髄小脳変性症に
特徴的な症状や脳病変を再現した
遺伝子改変モデルマーモセット系統の
作出に世界に先駆けて成功しました。
 
 齧歯類よりもヒトに近い霊長類の
疾患モデル動物が作出できたことは、
新たな治療法の開発にむけた
大きな前進です。
 
 本モデルマーモセットを用いることで、
今後、NCNP及び世界中の研究機関において
脊髄小脳変性症をはじめとする
神経変性疾患のさらなる病態解明や
根本的な治療法の開発が進むことが
期待されます。
 
 本研究は、日本医療研究開発機構
創薬基盤推進研究事業及び
国立精神・神経医療研究センター 
精神・神経疾患研究開発費の助成をうけて
行われ、2017年3月28日午前9時 
米国東部時間(日本時間2017年3月28日
午後10時)発行の米国科学雑誌
「eNeuro」に掲載されました。
 
 
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 素晴らしい。
 
 
>今後、このモデルマーモセットを用いた
>橋渡し研究を通じて、ポリグルタミン病
>や神経変性疾患に関する研究が進むこと
>が期待されます。
 
>新たな治療法の開発にむけた研究
>だけでなく、病態の診断に有用な
>バイオマーカーや画像診断法を開発する
>ための研究への応用も可能です。
 
>NCNP 及び世界中の研究機関において
>ポリグルタミン病や神経変性疾患の
>病態や治療法に関する研究が進み、
>一日でも早く、同疾患に対する
>根本的な治療方法が確立することが
>期待されます。
 
 一日でも早く実現出来るよう
祈っております。

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2017年3月25日 (土)

異なる2つの神経難病、筋萎縮性側索硬化症と脊髄小脳変性症に共通した全く新しい治療標的を発見

2017.03.24
国立大学法人東京医科歯科大学
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究
センター
国立大学法人大阪大学
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
●脊髄小脳変性症の1つであるSCA31は、
 異常なRNAくりかえし配列のRNA毒性
 によって起きることを見出しました。
 
●全く別の神経難病、筋萎縮性側索硬化症
 の原因となるタンパク質「TDP-43」は、
 SCA31の異常なRNAに結合する
 RNA結合タンパク質であることを発見し、
 さらにTDP-43がSCA31のRNA毒性を
 緩和するという画期的な発見を
 しました。
 
●一方、SCA31の短いRNAくりかえし配列
 は、逆に筋萎縮性側索硬化症において
 TDP-43が凝集蓄積することによる
 タンパク質の毒性を緩和することを
 見出しました。
 
●以上のことから、正常な神経細胞の
 維持に、「RNA」とそのRNAを結合する
 「タンパク質」のバランスが重要で、
 脊髄小脳変性症や筋萎縮性側索硬化症
 ではこのバランスが破綻しており、
 これを補正することで両疾患の治療が
 可能になるという全く新しい概念を
 発表します。
 
 
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概要
 
 東京医科歯科大学医学部附属病院
長寿・健康人生推進センター
石川欽也教授と東京医科歯科大学
水澤英洋特命教授・兼 国立精神・神経
医療研究センター総長、
大学院医歯学総合研究科脳神経病態学分野
横田隆徳教授の研究グループは、
国立精神・神経医療研究センター 
神経研究所疾病研究第四部 
永井義隆室長
(現:大阪大学大学院医学系研究科
神経難病認知症探索治療学寄附講座 教授)、
同 和田圭司部長
(現:同トランスレーショナル
 ・メディカルセンター長)、
ストラスブール大学、
トロント小児病院などとの共同研究で、
日本人特有と言われる
遺伝性脊髄小脳変性症「SCA31」を
引き起こす長いRNAくりかえし配列の
神経毒性が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の
原因蛋白であるTDP-43やFUS, hnRNPA2/B1
によって緩和されることを
つきとめました。
 
 逆にALSの原因となるTDP-43や
FUS, hnRNPA2/B1の毒性は、
短く毒性のないRNAくりかえし配列で
緩和され、SCA31やALSの治療法開発に
向けた画期的な発見をしました。
 
 この研究は科学技術振興機構 
戦略的創造研究推進事業(CREST)からの
受託研究課題「プルキンエ細胞変性の
分子病態に基づく診断・治療の開発」を
筆頭とし、日本医療研究開発機構
受託研究費
(脳科学研究戦略推進プログラム、
 難治性疾患実用化研究事業)、
ならびに文部科学省科学研究費補助金
などの支援のもとでおこなわれたもので、
その研究成果は、国際科学誌Neuron
(ニューロン)に、2017年3月23日正午
(米国東部時間)にオンライン版で
発表されました。
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 二つの全く異なった難病間に関連が
あったとは驚きですね。
 
 
>この成果は、各種RNAや
>RNA結合タンパク質が凝集蓄積する
>多様な神経変性疾患の創薬、治療戦略の
>足がかりとなる。
 
 大いに期待したい。

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2016年11月 8日 (火)

(医学系研究科) 新規治療法につながる脊髄小脳失調症1型(SCA1)の運動失調メカニズムの解明 ― 既承認薬バクロフェンがSCA1モデルマウスの運動機能を改善 ―

(医学系研究科) 新規治療法につながる
脊髄小脳失調症1型(SCA1)の
運動失調メカニズムの解明
― 既承認薬バクロフェンがSCA1
 モデルマウスの運動機能を改善 ―
2016/11/07
群馬大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 このたび、本学大学院医学系研究科
脳神経再生医学分野の平井宏和教授、
細井延武講師、
アントン シュワエフ研究員
(現在、ロシア クラスノヤルスク
 医科大学 分子医学病態生化学研究所
 所属)の研究グループは、
東京大学大学院総合文化研究科生命環境
科学系 柳原大准教授らとの共同研究
により、脊髄小脳失調症1型(SCA1)の
モデルマウスにおいて、
小脳の代謝型グルタミン酸受容体タイプ1
(mGluR1)の働きが減弱することによって
運動失調が生じること、
さらに、この弱まったmGluR1の働きを
バクロフェンという薬剤で増強すると、
運動失調を生じているSCA1モデルマウス
の運動機能が改善されることを
発見しましたので、お知らせします。
 
 詳しくはこちらをご覧ください。
 
 本研究は、最先端・次世代研究開発支援
プログラム、厚生労働省・日本医療研究
開発機構 難治性疾患克服研究事業
運動失調症の分子病態解明・治療法開発に
関する研究班、文部科学省科学研究費
補助金「基盤研究C」の補助を受けて
行われました。
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 既承認薬バクロフェンがSCA1
モデルマウスの運動機能を改善した
そうです。
 
 
>本研究は、SCA1 への治療法開発
>に対して、mGluR1 を創薬ターゲット
>とする新しい方向性を提供し、
>バクロフェンだけでなく、
>それ以外のmGluR1に作用する薬剤を
>含めた新規治療薬の開発に
>つながることが期待されます。
 
 
>本研究は、マウスモデルでの成果
>であるため、バクロフェンが
>実際のヒトの SCA1 の患者さんたちの
>運動機能を改善させる効果があるのか
>どうか、また、他の種類の
>脊髄小脳変性症に対しても同じような
>効果があるのかどうかなど、
>今後検討すべき課題は
>たくさんあります。
 
>しかしながら、バクロフェンは
>筋弛緩薬としてすでに臨床で
>使われている既承認薬であるので、
>本研究で明らかにされた
>バクロフェンの運動機能改善効果を
>ヒトに適用する治療法の開発は、
>SCA1 を含めた脊髄小脳変性症の
>治療薬を一から開発することに比べれば
>格段にハードルは低く、
>臨床試験で効果が確認できれば
>比較的早期に臨床応用できる可能性が
>高いと考えられます。
 
 
 比較的早期に臨床応用出来る可能性が
あるとのこと。大いに期待したい。

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2016年11月 2日 (水)

患者由来iPS細胞による脊髄小脳変性症の病態再現-小脳プルキンエ細胞変性から病態を理解し、創薬への道を開く-

2016年11月2日
理化学研究所
日本医療研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 脊髄小脳変性症は、主に小脳や脳幹の
神経細胞が選択的に変性、脱落した結果、
歩行時にふらついたり、手が震えたり、
ろれつが回らないなどの症状を呈する
病気です。
 
 日本には約3万人の患者がいると
推定されています。
 
 遺伝性が約1/3を占め、
多くの原因遺伝子が明らかになって
いますが、その病態や発症のメカニズムは
ほとんど分かっていません。
 
 そのため、根本治療につながる治療法の
開発が待たれています。
 
 遺伝性のうち日本で最も多いタイプの
一つは、脊髄小脳変性症6型(SCA6)です。
 
 SCA6では、小脳皮質での情報処理を
中心的に担う、小脳プルキンエ細胞
(以下、プルキンエ細胞)特異的に
神経変性がみられます。
 
 原因遺伝子の「CACNA1A」は、
神経細胞にあるP/Q型カルシウムイオン
(Ca2+)チャネルの
α1サブユニットCav2.1をコードして
います。
 
 この遺伝子内のCAGリピート配列
(シトシン・アデニン・グアニン配列)が
異常に長くなることは分かっていますが、
神経変性に至る機構は明らかでは
ありませんでした。
 
 今回、理研を中心とする
共同研究グループは、SCA6患者の
皮膚・血液細胞からiPS細胞を樹立し、
プルキンエ細胞を分化誘導させ、
病態の一部を再現しました。
 
 患者由来のプルキンエ細胞を観察した
ところ、健常人のプルキンエ細胞に
比べて、神経細胞の興奮・抑制などを
つかさどる役割を担うP/Q型Ca2+チャネル
のα1サブユニットのCav2.1が異常に
蓄積していました。
 
 また、患者由来のプルキンエ細胞では
CACNA1A遺伝子のC末端断片がコードする
転写因子(α1ACT)、
およびその標的分子の発現が低下して
いました。
 
 さらに、患者由来のプルキンエ細胞に
ストレス(プルキンエ細胞の維持・成熟に
重要な甲状腺ホルモンT3を除く)を与える
特殊な条件下で培養すると、
高い“脆弱性”を示して、樹状突起が
太くなったり枝分かれが減少するなど
異常な形態が現れました(図参照)。
 
 この形態変化を指標に化合物評価を
行ったところ、SCA治療薬の
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)や
筋委縮性側索硬化症治療薬のリルゾールに
その脆弱性を抑える効果があることが
分かりました。
 
 本成果によって、これまで不明だった
SCA6の病態の理解が進み、創薬研究への
道が開かれると期待できます。
 
 
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 この研究は役立ちそうですね。
 今まで使われていたヒルトニンとか
リルゾールに効果を期待して良い根拠
を与えられそうです。
 
 関連投稿です。
 
 これらの裏取りになりそうです。
 
 
>今回、開発した疾患特異的な細胞の
>脆弱性の再現や、それらを緩和する薬剤
>について評価する系を構築しました。
 
>これにより、これまで不明だった
>SCA6の病態解明と創薬研究への道が
>開かれると期待できます。
 
>また、本研究の手法はSCA6以外の
>さまざまな神経変性疾患にも
>応用が可能であると考えられ、
>今後の創薬研究の進展に貢献すると
>期待できます。
 
 大いに期待したいと思います。

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2016年9月19日 (月)

「 ハンチントン病の新しい治療戦略を開発 」― 第3の細胞死を標的とする神経変性疾患治療の可能性をひらく ―

平成28年9月7日
東京医科歯科大学
日本医療研究開発機構(AMED)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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【ポイント】
 
○主要な神経変性疾患のハンチントン病で
 新しい細胞死 TRIAD が起きていること
 を示しました。
 
○新しい細胞死 TRIAD の細胞内シグナル
 経路の詳細を解明しました。
 
○この細胞死 TRIAD を標的とする
 新しいハンチントン病の治療への
 道筋を示しました。
 
 
-----
 東京医科歯科大学・難治疾患研究所
神経病理学分野の岡澤 均教授
(脳統合機能研究センター長)の
研究グループは、新しい細胞死 TRIAD
の細胞内シグナル経路の詳細を
明らかにし、神経変性疾患の一つである
ハンチントン病の病態下で TRIAD が
生じていること、TRIAD を標的とすること
でハンチントン病の治療が可能であること
を示しました。
 
 この研究は、カリフォルニア州立大学
サンフランシスコ校/グラッドストーン
研究所・StevenFinkbeiner 教授、
レジーナエレーナ国立がん研究所
・Giovanni Blandino 教授、
国立シンガポール大学・MariusSudol 教授、
国立精神神経医療研究センター
・村田美穂病院長らとの共同研究として
行われ、平成26年度から始まった
文部科学省『革新的技術による
脳機能ネットワークの全容解明
プロジェクト』(平成27年度から
日本医療研究開発機構:AMED へ移管)の
支援のもとで実施されたもので、
その研究成果は、国際科学誌
HumanMolecular Genetics
(ヒューマン モレキュラー
ジェネティクス)に、2016 年 9 月 13 日
午前0時(英国時間)にオンライン版で
発表されます。
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>細胞死 TRIAD を標的とする
>新しいハンチントン病の治療への
>道筋を示しました。
 Good!
 細胞死にもいろいろな種類が
あるのですね。
 
 
>アルツハイマー病、パーキンソン病、
>ハンチントン病、脊髄小脳失調症、
>筋萎縮性側索硬化症などの
>神経変性疾患の細胞死が如何なるもの
>かは、依然として解明されておらず、
>議論が続いています。
 故に、有効な治療法が存在しません。
 
 
>アポトーシスなどの従来型細胞死を
>標的とした変性疾患治療は、
>これまで期待された成果が挙げられ
>ませんでした。
 
>本研究により、新たな細胞死を
>標的とする治療開発の可能性が
>開けてきました。
 
>他の変性疾患における TRIAD の関与を
>解明することなどを通じて、
>ハンチントン病をはじめとして
>複数の変性疾患の治療開発につながる
>可能性があります。
 
 大いに期待したいと思います。
 
 特に私が関与している脊髄小脳失調症
の治療法開発につながれば素晴らしい
のですが、どうでしょうか?

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2016年8月16日 (火)

「 RpA1を用いて小脳失調症モデルマウスの治療に成功」― 新しい小脳失調症の遺伝子治療開発に期待 ―

平成28年8月12日
国立大学法人 東京医科歯科大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
○病態関連分子 RpA1 を効率的に
 小脳神経細胞に発現する遺伝子治療法を
 開発しました。
 
○それを用いて脊髄小脳失調症の
 モデルマウスの治療実験に
 成功しました。
 
○脊髄小脳失調症の新規治療法開発への
 応用が期待できます。
 
 
-----
 東京医科歯科大学難治疾患研究所
および脳統合機能研究センター神経病理
分野の岡澤均教授の研究グループは、
自治医科大学との共同研究で、
脊髄小脳失調症の新しい遺伝子治療法の
開発への可能性を開きました。
 
 この研究は文部科学省科学研究費補助金
(新学術領域研究・シナプスニューロ
 サーキットパソロジーの創成)ならびに
日本医療研究開発機構(AMED)
難治性疾患実用化研究事業の支援のもとで
おこなわれたもので、その研究成果は、
国際科学誌Human Molecular Genetics
(ヒューマン・モレキュラー
 ・ジェネティクス)に、2016年8月11日
(英国時間)にオンライン版で
発表されました。
---------------------------------------
 
 今回の研究の対象は脊髄小脳失調症1型
(SCA1)のようですね。
 
 最近いろいろな型の脊髄小脳失調症に
対する遺伝子治療法の研究報告が出て来て
います。
 
 決定的な治療法が無いのが現状
ですので、大いに期待したいところ
です。
 
 
 以下は「研究成果の意義」として
述べられている内容です。
 
>本研究成果は、難病の一つである
>SCA1 の治療に向けた新しい可能性を
>示しています。
 
>先に岡澤教授らは、HMGB1 という
>別分子を同様な AAV ベクターで
>発現しても、SCA1 モデルマウス
>(異常 Atxn 1-ノックインマウス)の
>症状と病理を改善することを
>報告しています
>(Ito et al, EMBO Mol Med 2015)。
>この HMGB1 を用いた研究は、
>ヒトに用いるための遺伝子治療製剤開発
>に進んでいますが、AAV ベクターの
>安全性などが確認できればヒト臨床試験
>に進むことができます。
 
>HMGB1 と RpA1 は修復過程に生じる
>DNA1本鎖の保護と修復進行に
>協調的な働きをすることが
>知られています。
 
>AAV-RpA1 でも同様に安全性が
>確認できれば、HMGB1と並んで
> RpA1 も治療用分子として用いることが
>可能であり、複合療法など
>効果的な治療法開発につながる可能性が
>あります。
 
 大いに期待したい。

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2016年8月 6日 (土)

マイクロRNAによる脊髄小脳失調症の遺伝子治療

2016/08/04
東京大学医科学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
既に投稿済みの内容ですが、
東京大学医科学研究所から発表
されたようなので、再度投稿します。
 
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 東京大学医科学研究所
遺伝子・細胞治療センターの
村松慎一特任教授とシカゴ大学の
国際共同研究グループは、
運動機能が障害される遺伝性神経難病の
脊髄小脳失調症6型に対する
新しい遺伝子治療法をマウスにおいて
開発しました。
 
 この神経難病に特徴的なマイクロRNA
(miRNA、短いRNAの一種)により、
この病気の発症に関連するタンパク質の
産生のみを抑えます。
 
 脊髄小脳失調症は、小脳の神経細胞が
徐々に脱落し運動機能が障害される
神経難病です。
 
 この難病の原因遺伝子として
現在までに、40以上の遺伝子が同定されて
いますが、未だに根本的な治療法は
ありません。
 
 遺伝性の脊髄小脳失調症のうち、
日本で2番目に多い脊髄小脳失調症6型は、
神経細胞の活動に必要な
カルシウムチャネル(αA1)の遺伝子
(CACNA1A遺伝子)の塩基配列の一部が
異常に長くなることにより発症します。
 
 2013年にシカゴ大学の研究グループは、
「CACNA1A遺伝子からはαA1だけでなく、
α1ACTという別のタンパク質も
作られること」、
「このα1ACTこそが神経細胞に障害を
起こす原因であること」を報告しました。
 
 今回、研究グループは、有害なα1ACTが
作られないようにする新しい遺伝子治療法
を開発しました。
 
 最初に、研究グループはCACNA1A遺伝子
のメッセンジャーRNAから
α1ACT タンパク質への翻訳のみを抑える
働きがあるmiRNA配列を見出しました。
 
 神経細胞に効率よく遺伝子を運ぶことの
できる改良型アデノ随伴ウイルスベクター
にこのmiRNAを挿入し、脊髄小脳失調症6型
の症状を示すマウスに投与すると、
神経細胞の脱落が抑制され運動機能が
改善されることを示しました。
 
 「最近、癌、代謝性疾患、炎症性疾患
において、さまざまなmiRNAの治療可能性
が示されています。
 
 私たちは以前に、球脊髄性筋萎縮症
という別の神経難病のモデルマウス
に対しても、
改良型アデノ随伴ウイルスベクターを
使用してmiRNAを神経細胞に届ける治療法
が有効であることを報告しています」
と村松特任教授は説明します。
 
 「私たちの開発した
改良型アデノ随伴ウイルスベクターは
脊髄腔内に投与することにより、
サルやブタでも脳と脊髄における
広範な領域の神経細胞に遺伝子を
届けることができます。
 
 今後、臨床応用を目指して研究を
続けます」と展望を話します。
 
 なお、本成果はシカゴ大学神経内科学の
宮崎雄医師、クリストファー・ゴメス
(Christopher M. Gomez)教授らとの
共同研究によって得られたものです。
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 素晴らしい。
 miRNAを介した治療法有効そうです。
 
 なかなか有効な治療法が出てこない
中で、嬉しいニュースです。
 
 
>私たちの開発した
>改良型アデノ随伴ウイルスベクターは
>脊髄腔内に投与することにより、
>サルやブタでも脳と脊髄における
>広範な領域の神経細胞に遺伝子を
>届けることができます。
>今後、臨床応用を目指して研究を
>続けます
 
 早く人への治験まで進むと良いですね。
 大いに期待したい。
 
>最近、癌、代謝性疾患、炎症性疾患
>において、さまざまなmiRNAの
>治療可能性が示されています。
 と言っています。
 
 最近のいろいろな研究でも、出てきて
います。

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2016年7月26日 (火)

多系統萎縮症患者は血漿CoQ10濃度 が低い

2016年07月25日
Aloha Spirit = Give n Give
H!LO (^-^)さんのBlogです。
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
>多系統萎縮症患者は血漿CoQ10濃度
>が低い CoQ10補充が治療に役立つ
>可能性を示唆
 と言う情報です。
 
 既にご存じの方も多いと思いますが、
情報不足なので紹介しておきます。
 
 画期的な治療法というものでは
ないようですが、ご紹介まで、

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