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2019年10月31日 (木)

世界初 止血ナノ粒子と酸素運搬ナノ粒子による重度出血性ショックの救命蘇生に成功

世界初 止血ナノ粒子と酸素運搬ナノ粒子による
重度出血性ショックの救命蘇生に成功
 
交通事故など緊急時の大量出血患者への救命治療戦略]

早稲田大学

詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
 
 防衛医科大学校免疫微生物学講座の木下学准教授
と早稲田大学理工学術院の武岡真司教授、
奈良県立医科大学化学講座の酒井宏水教授の
研究チームは、止血ナノ粒子と酸素運搬ナノ粒子を
用いた出血性ショックの救命蘇生に世界で初めて
成功しました。
 
 本研究チームは血小板減少を来したウサギの肝臓
を傷つけ、大量出血で死に至るモデルを作製し、
止血能と酸素運搬能を有した2種類のナノ粒子を
静脈内投与することで効果的な止血と虚血の回避
により救命に成功しました。
 
 2つのナノ粒子は、各々血小板や赤血球の代替物
として出血部位での止血と全身への酸素運搬を司る
機能を持ち、これらの投与で凝固障害を伴う致死的な
出血性ショックが救命できました。
 
 このような重篤な出血性ショックは未だ有効な治療
がなく、2種類の機能性ナノ粒子による新しい治療法
として期待されます。

 本研究成果は輸血学雑誌Transfusion
(59巻7号電子版)に2019年7月1日(米国東部時間)
にオンライン掲載されました。

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 期待出来そうです。

 
>交通事故などの多発外傷では、大量出血で
>死に至る事態が度々発生し、迅速かつ効果的な
>輸血が救命には必須です。
>しかしながら、このような緊急時の大量輸血体制は
>未だ十分ではありません。
>本研究チームの開発したナノ粒子がこのような
>傷付いた人々を1人でも多く救えるように
>願っております。
 
 
 
 今後の展開に期待したい。

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2019年10月14日 (月)

iPS細胞由来の免疫キラーT細胞を用いることで悪性リンパ腫の治癒に成功〜難治性NK細胞リンパ腫に対する新規細胞治療法へ期待〜

iPS細胞由来の免疫キラーT細胞を用いることで悪性リンパ腫の治癒に成功
〜難治性NK細胞リンパ腫に対する新規細胞治療法へ期待〜

 

詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント

・iPS細胞由来キラーT細胞は、難治性NK細胞リンパ腫
 に対して強力な抗腫瘍効果を持つことを
 証明しました。
 
・細胞治療後、末梢血由来のT細胞は疲弊して
 リンパ腫が増大してしまうのに対して、
 iPS細胞由来キラーT細胞は長期間マウス体内で
 生存してリンパ腫の再発を防ぎ続けました。
 
・iPS細胞由来抗原特異的キラーT細胞療法は
 難治性NK細胞リンパ腫の再発例、重症例に対する
 新規治療法として大いに期待できます。

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 期待出来そうですね。
 

>安藤美樹准教授からのコメント
 
>今回iPS技術を使ってがんを攻撃するキラーT細胞を
>若返らせることにより、治療の難しいNK細胞リンパ腫
>の治癒に成功しました。
>若返りキラーT細胞は体内で長期間生存して、
>リンパ腫の再発を強力に抑えることもわかりました。
>この成果により、本研究グループが計画を進めている
>「EBウイルス関連リンパ腫に対するiPS細胞由来若返り
>T細胞療法」の臨床研究実現化に向けた大きな加速が
>予想されます。
 
 とのこと。
 
 まだマウス段階ですが、PS細胞由来キラーT細胞役立ち
そうです。
 
 今後の展開に期待したい。

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