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2019年6月 3日 (月)

世界の平均気温の上昇を1.5℃に抑えたときと2.0℃に抑えたときの影響を比較 ~パリ協定の目標達成で、洪水と渇水が続いて起こるリスクを大幅に低減~

世界の平均気温の上昇を1.5℃に抑えたときと
2.0℃に抑えたときの影響を比較
~パリ協定の目標達成で、洪水と渇水が続いて
起こるリスクを大幅に低減~

東京大学 生産技術研究所 特任准教授 
金 炯俊(KIM Hyungjun)
東京大学 生産技術研究所 博士研究員 
内海 信幸
東京大学 生産技術研究所 教授    
沖 大幹
国立環境研究所 地球環境研究センター 室長
塩竈 秀夫

詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント:

◆2015年にパリ協定が結ばれ、世界の平均気温
上昇の目標(1.5℃と2.0℃)が設定された。
 現在、両目標間の影響の違いを示す科学的根拠
 が求められている。
 
◆湿潤・乾燥間の変動の激しさを表す
 「水文気候的強度」という指標を定義し、
 1.5℃および2.0℃上昇シナリオの下で
 評価した。
 その結果、1.5℃から2.0℃へと温暖化が
 進むことにより、世界の多くの地域で
 変動が激しくなることが予測された。
 
◆気温上昇を1.5℃に抑えることで、
 洪水と渇水が続いて発生するような
 災害リスクを大幅に減らすことができる
 ことを示唆している。
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>世界の平均気温上昇の目標(1.5℃と2.0℃)
 
 たった0.5Cの差、すごく大きな差なのですね。
 
 すごく重要な研究だと思います。
 定量的に、科学的に示すことが重要。
 
>防災と水の安全保障の観点から、
>より激しい湿潤・乾燥の変動に
>人間社会がさらされる可能性を
>軽減するためにも、
>地球温暖化を1.5℃に制限することには
>大きな意義があると言える。 
 
 そう思います。
 
 地球温暖化を科学的に分析し、その原因を
しっかり把握し、早急に、着実に実施すること。
 必須です。
 
 世界の先進国が率先して実践しなければ
取り返しのつかない状況になります。
 
 世界は、謙虚に、真摯に対応して欲しい!

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