脳腫瘍に対するウイルス療法の医師主導治験で高い治療効果を確認―日本初のがん治療ウイルス薬の製造販売承認申請へ―
平成31年2月13日
国立大学法人東京大学
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
プレスリリース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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東京大学医科学研究所附属病院 脳腫瘍外科
藤堂具紀教授らの研究グループは、
単純ヘルペスウイルス1型
(口唇ヘルペスのウイルス)に人工的に3つの
ウイルス遺伝子を改変(三重変異)した
第三世代のがん治療用ヘルペスウイルス
G47Δ(ジーよんじゅうななデルタ)を用いた、
膠芽腫(こうがしゅ、悪性脳腫瘍の一種)の
患者を対象にした医師主導治験において、
中間解析の結果、G47Δの高い治療効果を
確認しました。
本治験は、治療効果の検討を目的とした
第Ⅱ相臨床試験(注1)で、再発もしくは
残存した膠芽腫病変に対し、最大6回の
腫瘍内投与を行ったところ、治療開始から
1年経過した患者13名において、
主要評価項目である一年生存割合
(治療開始後1年間生存した患者の割合)が
92.3%であり、他の複数の臨床試験結果から
算出された標準治療の一年生存割合(15%)
と比較して高い有効性を示しました。
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素晴らしいですね。
>承認されれば、日本で初めて実用化される
>がん治療ウイルス薬となる見込みです。
とのこと。
承認はいつ頃になるのでしょうか?
ガンウイルス療法は以前から期待して注目
している療法です。
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治療成績も従来のものと比べて圧倒的で、
患者にとって待ちきれないものになると
思われます。
もう少しの所まで来ました。
一日も早く承認されることを祈っています。
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