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2019年2月22日 (金)

超高速・超指向性・完全無散逸の3拍子がそろった理想スピン流の創発と制御

2019年2月12日
大阪大学研究情報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 研究のポイント
・理論予想以後実証できずにいた「弱い」
 トポロジカル絶縁体※1状態の直接観察に
 世界で初めて成功した。
 
・従来の「強い」トポロジカル絶縁体では
 不可能であった無散逸の理想的スピン流※2
 を実現した。
 
・通常絶縁体(スピン流OFF)と「弱い」
 トポロジカル絶縁体(スピン流ON)の
 切り替えが室温近傍で可能となり、
 スピントロニクス※3応用への道筋を
 開いた。
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 素晴らしいですね。
 
>本研究では、スピントロニクス応用に向けて
>熱望されている理想スピン流を創発する
>「弱い」トポロジカル絶縁体を世界で初めて
>実証・観測しました。
 
>これによりレーザー照射で情報を可逆的に
>書き換えが可能なDVDの「スピントロニクス」版
>も可能であり、トポロジカル物性の真髄とも
>言える無散逸スピン伝導を利用した
>次世代のスピントロニクス技術に新展開を
>もたらすことが考えられます。
 と言っています。
 
 「スピントロニクス」期待が持てそうです。
 これから、どんなスピン流デバイスが開発されるのか?
 
 期待を持って待ちたいと思います。
 
 とは言いながら実際に製品として世の中に
出て来るまでには、まだ、まだ、時間がかかるとは
思いますが、重要な一歩になる結果だと思われます。

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2019年2月18日 (月)

脳腫瘍に対するウイルス療法の医師主導治験で高い治療効果を確認―日本初のがん治療ウイルス薬の製造販売承認申請へ―

 
平成31年2月13日
国立大学法人東京大学
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京大学医科学研究所附属病院 脳腫瘍外科
藤堂具紀教授らの研究グループは、
単純ヘルペスウイルス1型
(口唇ヘルペスのウイルス)に人工的に3つの
ウイルス遺伝子を改変(三重変異)した
第三世代のがん治療用ヘルペスウイルス
G47Δ(ジーよんじゅうななデルタ)を用いた、
膠芽腫(こうがしゅ、悪性脳腫瘍の一種)の
患者を対象にした医師主導治験において、
中間解析の結果、G47Δの高い治療効果を
確認しました。
 
 本治験は、治療効果の検討を目的とした
第Ⅱ相臨床試験(注1)で、再発もしくは
残存した膠芽腫病変に対し、最大6回の
腫瘍内投与を行ったところ、治療開始から
1年経過した患者13名において、
主要評価項目である一年生存割合
(治療開始後1年間生存した患者の割合)が
92.3%であり、他の複数の臨床試験結果から
算出された標準治療の一年生存割合(15%)
と比較して高い有効性を示しました。
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 素晴らしいですね。
 
>承認されれば、日本で初めて実用化される
>がん治療ウイルス薬となる見込みです。
 とのこと。
 
 承認はいつ頃になるのでしょうか?
 
 ガンウイルス療法は以前から期待して注目
している療法です。
 
 関連記事
 
 治療成績も従来のものと比べて圧倒的で、
患者にとって待ちきれないものになると
思われます。
 
 もう少しの所まで来ました。
 
 一日も早く承認されることを祈っています。

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2019年2月 8日 (金)

東北大学発ベンチャー「スピンセンシングファクトリー株式会社」設立~世界初の小型・軽量で超高感度な磁気センサーを開発、提供~高度医療診断からインフラの監視まで

平成30年11月30日
東北大学 大学院工学研究科
東北大学 大学院医学系研究科
スピンセンシングファクトリー株式会社
東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学 工学研究科の安藤 康夫 教授と
東北大学 医学系研究科の中里 信和 教授は、
世界で初めてトンネル磁気抵抗(TMR)素子の
作製に成功した東北大学 宮﨑 照宣 名誉教授と
共に、「スピンセンシングファクトリー株式会社」
(以下、SSF)を設立しました。
 
 そしてこの度、事業計画および将来性が評価され、
東北大学の100%出資子会社である
東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社
(THVP)の運営するファンドから150百万円
の出資を受け、本格始動します。
 
 これまで、同発起人らは、東北大学が創立以来
常に世界をリードしてきた磁石研究の技術を基に、
世界で初めて室温で動作するTMR素子を作製し、
これを用いた超高感度の磁気センサーを
開発しました。
 
 このセンサーは、高い感度を維持したまま
小型・軽量であることから、これまでは容易に
受診することができなかった高度医療診断が
「いつでも」「どこでも」受診できるように
なる革新的なセンサーです。
 
 応用範囲は医療にとどまらず、簡易的に
生体信号を測定するヘルスケア分野、
さまざまな機械の動作状態を監視する
機械産業分野、さらにはインフラの
故障解析を容易にかつ客観的に実施する
環境産業分野に至るまで、無限の可能性を
秘めています。
 
 SSFはセンサーによりもたらされる膨大な
情報を人工知能制御することで、
明るい未来社会に向けて貢献していきます。
 
 さらに、生産および製造を地元の中小企業と
連携を図りながら推し進めることで
東北大学が培ってきた技術を地元の産業界に
還元し、地域を元気で生き生きとした社会
とすることに貢献していきます。
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 良いですね。
 
 最近ベンチャー企業が増えてきたようで
素晴らしいと思いますが、日本は、米国等
に比べてベンチャーが育ちにくい環境に
あるようで、ベンチャー企業が成長する為
には、多くの困難が待ち受けていると
思われます。
 
 負けずに頑張ってください。
 
 大いに期待して、社会にその成果を
還元できるよう祈っています。

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