視神経障害のバイオマーカーを同定(L-アセチルカルニチンの増加が緑内障の病態進行の指標となる可能性)
2018年8月24日
国立大学法人 東北大学大学院医学系研究科
国立大学法人 東北大学東北メディカル
・メガバンク機構
詳細は、リンクを参照して下さい。
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【研究のポイント】
• 緑内障注 1 モデルマウス(視神経挫滅マウス
注 2)の網膜を用いてメタボローム解析注 3
を行った結果、緑内障の進行度に伴って変化
する分子を同定した
• 網膜神経節の細胞死に先立って網膜内の
核酸塩基注 4 が減少し、複数種のリン脂質
注 5が増加することを見出した
• 緑内障の進行度を予測するバイオマーカー
注 6 として L-アセチルカルニチン注 7 が
有用である可能性を示した
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>中途失明原因 1 位の疾患です。
>現在、緑内障の治療は点眼薬や手術によって
>眼圧を下げることが第一選択となりますが、
>眼圧コントロールが良好であっても
>病状が進行する緑内障患者は少なくありません。
私もそうです。
眼圧コントロール以外に治療法が無いそうで、
視力は低下するのみで、左目の視野はすごく狭い。
右目の視野がなんとか保持できているので、
普段の生活には殆ど支障は無いが、進行するのが
心配です。
脊髄小脳変性症もあるし ← こちらは現在有効な
治療法無し
と言う訳で、緑内障に関する情報には敏感なのです。
>本研究によって、眼圧非依存的な視神経障害を
>原因とした網膜神経節細胞死に関連する分子が
>明らかにされたことから、今後、ヒト臨床検体
>での詳細な解析やコホート研究注 12における
>オミックス解析等のビッグデータ解析を通じ、
>緑内障の疾患予防に資する新たなバイオマーカー
>の開発と臨床診断への応用を目指した研究を
>進めてまいります。
と言っています。
大いに期待して研究の進展を見守りたい。
早く治療出来るようになると良いな~
(こちらも間に合わないかもね)
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