癌血管の悪性化を止める酵素の発見
2017/11/13
東京大学大学院農学生命科学研究科
プレスリリース
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
東京大学大学院農学生命科学研究科の
村田幸久准教授と大森啓介大学院生らの
研究グループは、マウスに移植した肺癌や
皮膚癌の血管内皮細胞に
プロスタグランジン(注1)合成酵素の
一種であるL-PGDSが強く発現していること
を発見した。
このL-PGDSは正常な皮膚の血管には
ほとんど発現していなかった。
詳細な解析の結果、癌が産生する
炎症性物質によってこの酵素は血管内皮に
誘導され、そこから産生されるPGD2は
血管の透過性(注2)や新生(注3)を
抑制して、癌組織への栄養や酸素の供給を
制限するブレーキとしての働きをもつこと
が分かった。
この発見は、癌の血管のみを
標的とした、副作用の少ない
新たな治療法の開発につながる可能性が
ある。
---------------------------------------
>この発見は、癌の血管のみを
>標的とした、副作用の少ない
>新たな治療法の開発につながる
>可能性がある。
良さそうですね。
新たな治療法の開発につながると
良いですね。
大いに期待したい。
| 固定リンク
「医療関連ニュース」カテゴリの記事
- iPS細胞由来の免疫キラーT細胞を用いることで悪性リンパ腫の治癒に成功〜難治性NK細胞リンパ腫に対する新規細胞治療法へ期待〜 (2019.10.14)
- 炎症反応を強力に抑える活性イオウ誘導体の開発に成功(2019.04.16)
- 皆保険制度の国で在住外国人に健康格差の懸念 ~ 富裕層対象の医療政策導入で悪化の恐れ日本人医師グループが英医学誌で注意を促す ~(2019.03.13)
- 脳腫瘍に対するウイルス療法の医師主導治験で高い治療効果を確認―日本初のがん治療ウイルス薬の製造販売承認申請へ―(2019.02.18)
- 国内初の医師向けオンライン診療手引書が完成 -安全で質の高い遠隔医療の普及に向けて-(2019.01.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こんにちは。メールがエラーなのでコメントにて。
下畑享良先生のブログは読まれたかと思いますが
https://blog.goo.ne.jp/pkcdelta/e/246639a6d4503c37752b30032eba43b4
皮質性小脳萎縮症も純粋小脳型ですよね。
投稿: H!LO (^-^) | 2018年4月23日 (月) 16時16分
H!LO (^-^) さん、コメントありがとうございます。
メールがエラー? 何も変わっていませんが、どうしてかな?
下畑享良先生のブログは時々見ています。
なので今回の件は、未参照でした。
情報ありがとうございます。
皮質性小脳萎縮症も純粋小脳型です。
が今回報告例のように急速には進行しません。緩徐に進行です。
こんな疾患もあるのですね。
投稿: haredasu | 2018年4月25日 (水) 11時57分