細胞内でタンパク質を検出して運命制御できる「RNAナノマシン」の構築
2017年09月19日
京都大学研究成果
詳細は、リンクを参照して下さい。
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本研究成果のポイント
・タンパク質を検知して作動する、
ナノメートルサイズのRNAからなる
分子マシン(RNAナノマシン)を
構築した。
・RNAナノマシンは、細胞内で
特定のタンパク質を精密に検知し、
RNA上に集積できた。
・RNAナノマシンを使い、細胞内の
タンパク質(Lin28)に応答して、
細胞死のシグナルを精密に操作すること
ができた。
・iPS細胞とヒーラ細胞内
(ヒト由来の最初の細胞株)の環境を
見分け、ヒーラ細胞特異的に細胞死を
誘導できた。
詳しい研究内容については こちら
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「細胞死を誘導出来るRNAナノマシン」
素晴らしい。
DNAやRNAを扱った核酸ナノテクノロジー
これから大いに期待される技術です。
>このような合成 RNA ナノマシン
>の技術は、遺伝子の発現シグナルや
>タンパク質を検知したり、
>RNA の構造や機能の変化を誘導したり、
>細胞の運命を操作したりする
>「RNA 分子ロボット」として
>今後発展することが期待できます。
今後の展開大いに期待しています。
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