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2017年9月 5日 (火)

「薬」の振る舞いと効きめを体内で測る新技術 針状“ダイヤモンド電極センサー”を使って開発~さまざまな病気の治療法や創薬に期待~

平成29年8月10日
新潟大学
慶應義塾大学
東京大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
○薬は体に入ると、脳など全身の臓器に
 運ばれます。
 各臓器は、役目の異なった細胞の
 “小さな”かたまりが多数集まって
 できています。
 薬の濃度は、それぞれのかたまりの中で
 刻々と移り変わっていきます。
 この薬の振る舞いと細胞の働きの
 変化は、薬の効能に深く関わりますが、
 今まで測ることができませんでした。
 
○本研究では、これらの同時計測に、
 針状に加工した「ダイヤモンド
 電極センサー」を使った新開発の
 薬物モニターシステムにより、
 実験動物で成功しました。
 世界初です。
 
○この技術は、副作用を抑えて
 効果を最大にする投薬法や、
 安心・安全・有効な創薬を
 発展させます。
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 投与した薬が目的とする箇所に届いて
いるか? どの程度の濃度なのか?
どの位の時間留まっているのか?
等を知ることは重要なはず。
 
 でも、実測することは困難です。
 
 可視化することも、一つの手段と
思いますが、このような手段もあった
のですね。
 
 知りたいことを知る一つの手段として
有望そうですが、今回の成果はどんな
ものなのでしょう?
 
 
>本研究では、日比野教授らが、
>自身が得意とする
>「微小ガラス電極センサー」を、
>栄長教授が開発・工夫した
>「針状ダイヤモンド電極センサー」と
>組み合わせたことで、薬の振る舞いと
>効きめを体内で計測する革新的システム
>が誕生しました。
 
>“コロンブスの卵”的な発想です。
 
 
 と言っていますが、本格的に役立つ
までにはまだ時間がかかりそうな気が
します。
 
 期待しつつ、今後の展開を見守りたい
と思います。

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