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2017年9月30日 (土)

ヒトiPS/ES細胞からエリスロポエチン産生細胞の作製に成功 ~腎性貧血に対する細胞療法の可能性~

2017年9月28日
京都大学iPS細胞研究所CiRA(サイラ)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・エリスロポエチン(EPO)注1産生細胞の
 作製に世界で初めて成功した
 
・腎性貧血注2に対して細胞療法の可能性
 を初めて示した
 
・新しい貧血治療薬を開発するツール
 としても期待できる
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 「CiRA」は着実に成果を上げつつ
あります。
 
 残念なのは「CiRA」より
「支援のお願い」が出ているようです。
 
 例え有望な成果が得られたとしても、
医薬品として世に出るようにするには
多くの時間がかかります。
 
 せっかくの成果が世に出ないうちに
CiRAが存在出来なくなってしまうかも
知れません。
 
 長く継続してお金がかかるのです。
 
 それが出来るのが政府ではないので
しょうか?
 
 もっと政府は、お金をかけるべき所へ
かけて欲しいと思います。
 
 今回のような大義無き解散など
あってはならないと思う。
 
 大義ありますか?
 
 選挙の為に、600億円以上のお金が
かかる。
 
 かかるお金以上の成果があるので
しょうか?
 
 すごく疑問を感じます。
 
 政治家の自己都合ではあまりに
寂しい。

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2017年9月29日 (金)

組織透明化技術「CUBIC」をヒト病理組織診断に応用-次世代の3次元病理診断法の新たな可能性-

2017年8月30日
理化学研究所
大阪大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 共同研究チームは今回、
上田グループディレクターらが
2014年に発表した
組織透明化/3次元イメージング技術である
「CUBIC」注1、2)の病理組織診断法
における有用性を詳しく検討しました。
 
 その結果、
①この技術により病理組織検体における
 正常および病的な組織所見を
 3次元的かつ明瞭に描出できること、
 
②この技術が従来のスライドガラス作製法
 と両立可能なこと、
 
③病院に長期保管されている
 パラフィンに包埋された状態の検体にも
 応用できることを示しました。
 
 さらにこの技術を、病変を発見する
ための実際の臨床病理検査における
スクリーニング系に応用し、
検査の感度を向上させることにも
成功しました。
 
 これらの技術を基盤として、
3次元的な病理組織診断法について
さらに発展させることにより、
今後、次世代の臨床病理診断における
新たなスタンダードになるものと
期待できます。
 
 本研究成果は、英国のオンライン科学
雑誌『Scientific Reports』
(8月24日付け:日本時間8月24日)に
掲載されました。
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 良いですね。
 
 
>今後、透明化試薬やプロトコール、
>顕微鏡機器の性能の改良に伴い
>3次元イメージング技術が標準化される
>ことで、本研究を基盤とした評価法が
>病理診断の新たなスタンダードになる
>ものと期待できます。
 
 
 この研究によって従来の病理組織診断
を拡充し、新たなスタンダードになると
良いですね。大いに期待しています。

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2017年9月28日 (木)

T細胞分化を管理する転写制御機構を解明-転写因子Bcl11bが適切なT細胞系列決定を担う-

2017年9月26日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 私たちの体を、細菌やウイルスなどの
病原体やがん細胞から守る免疫システムの
中核をなすのはT細胞です。
 
 T細胞には、免疫系の司令塔となる
「ヘルパーT細胞」、
細菌・ウイルス感染細胞やがん細胞を
排除する「キラーT細胞」、
過剰な免疫応答にブレーキをかける
「制御性T細胞」などがあります。
 
 これらのT細胞は、骨髄に由来する
共通の前駆細胞が胸腺で行われる
「ポジティブセレクション」によって、
それぞれのT細胞が発現するT細胞受容体の
性質に応じた細胞系列に分化・成熟する
ことで生まれます。
 
 それぞれの細胞に分化するためには、
転写因子として、ヘルパーT細胞では
ThPOK、キラーT細胞ではRunx3、
制御性T細胞ではFoxp3の発現が必要です。
 
 今回、理研の研究チームは
マウスを用いた詳細な実験により、
Bcl11bという転写因子が
ThPOK、Runx3、Foxp3の発現を
適切に制御することで、T細胞受容体の
特徴に応じた分化を管理する役割を担う
分子であることを明らかにしました。
 
報道発表資料は こちら
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 私たちの体を、細菌やウイルスなどの
病原体やがん細胞から守る免疫システム
を詳細に理解することは、非常に重要
です。
 
 免疫システムに対する理解はまだまだ
不十分です。
 
 免疫システムを更に深く理解すること
は、オプチーボの例のみならず、人の
持っている力を正しく使う正当な方法
だと思いますので、今後の更なる研究
の進展に大いに期待したい。

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2017年9月27日 (水)

世界初、ダイレクトリプログラミングによるマウス及びヒト腸前駆細胞の作製- 腸疾患の病態解析や再生医療への応用が期待される画期的な成果 -

2017.09.22
九州大学研究成果
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 九州大学生体防御医学研究所の
鈴木淳史教授と大学院医学系学府博士課程
4年の三浦静の研究グループは、
世界で初めて、マウスの皮膚やヒトの血管の
細胞に4つの転写因子
(Hnf4α、Foxa3、Gata6、Cdx2)を導入すること
で、直接、胎児性の腸前駆細胞へ変化させる
こと(ダイレクトリプログラミング)に成功しました
(図1)。
 
 
本研究についての詳細は こちら
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 良いですね。
 「ダイレクトリプログラミング」
 万能細胞から誘導することは大変な手間
がかかります。安全性の担保も難しい。
 
 
>私たちはダイレクトリプログラミング
>の手法を用いて過去に肝細胞を作製する
>ことに成功し
>(Sekiya and Suzuki, Nature, 2011)
>今回、腸前駆細胞を作製することにも
>成功しました。
 
>ダイレクトリプログラミングによって
>作製された細胞が医療や創薬に
>応用される日を夢見て、
>これからも研究を頑張ろうと思います。
 
 
 是非頑張って頂きたい。
 大いに期待しています。

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2017年9月25日 (月)

アルツハイマー病の血液診断法の開発―血液中の極微量のリン酸化タウ蛋白の高感度・精密定量システムを世界で初めて開発―

2017年9月5日
京都府立医科大学
日本医療研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 京都府立医科大学分子脳病態解析学の
徳田隆彦(とくだ たかひこ)教授、
京都府立医科大学在宅チーム医療推進学
(神経内科学併任)の
建部陽嗣(たてべ はるつぐ)特任助教
らは、アルツハイマー病患者の脳に
特異的に蓄積する病的蛋白質であり、
その大脳内での広がりが認知症の発症と
直接的に関連していることが
わかっているリン酸化タウ蛋白(p-tau)
を、ヒトの血液中で特異的に定量できる
超高感度定量系を世界で初めて開発し、
アルツハイマー病患者および
ダウン症候群患者では正常対象者と
比較して血液中p-tauが高値であり、
それによってアルツハイマー病の
診断ができることを報告しました。
 
 今回の研究は、アルツハイマー病に
特徴的な脳病理である大脳での
リン酸化タウの蓄積を、
血液バイオマーカーを用いて、
正確・迅速かつ非侵襲的に診断できる
ことを世界で最初に示した
画期的な成果です。
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>「採血によってアルツハイマー病の診断
> が迅速かつ正確にできるようになる
> 可能性がある」
 
 とのことで、まだ確定ではないようです
が、非侵襲的な診断が可能になるのは
素晴らしいことだと思います。
 
 
 
>今後は、今回開発した血液p-tau定量系
>の有用性を、より大規模な患者コホート
>で、横断的・縦断的に採取した
>多数の血液検体で検証する必要が
>あります。
 
>このような、今後の大規模試験で
>我々の血液p-tau定量系の
>有用性が検証されれば、
>それによってアルツハイマー病の診断を、
>客観的・効率的に、かつ、
>これまでとは比較にならないくらい
>非侵襲的かつ安価に行うことが
>可能になります。
 
 
 そうなるよう、大いに期待したい。

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2017年9月23日 (土)

日本独自の製法で世界最細「3mm手術用綿棒」を実用化

2017年9月11日
大阪大学研究情報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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研究成果のポイント
 
・よりキズの小さな手術を求める声が
 高まるなか、手術機器の多くが
 「ダウンサイジング化」
 (10mm→5mm→3mm)されてきました。
 しかしながら「手術用綿棒」の
 ダウンサイズは、製法上の制約から、
 長い間 5mm が限界となっていました。
 
・日本独自の綿棒製造製法により、
 従来の限界を超える細径化と、
 さらに自由な形状(凸凹型)のデザインを
 可能にしました。
 
・今回採用した製法で作成した綿棒は、
 微粒子数計測検査※4により、
 先発品よりも1000倍以上
 「コットン屑(溶出物)が少ない」
 ことが確認されました。
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 素晴らしいです。日本のものづくり。
 
 
>今回、共同開発を行った山洋は
>綿棒一筋50年の製造メーカーです。
 
>昨今、生産拠点を海外に移設する企業が
>多い中、山洋は日本でのモノ作りに
>重きをおき、付加価値の高い商品を
>作り続けていました。
 
>ただ、その高度な技術が医療分野に
>届いておらず、山洋においても
>医療業界の壁の高さに参入を足踏みして
>いましたが、今回の産学官連携
>によって、その壁を払拭することが
>できました。
 
 中小企業の持っている技術力は
想像以上に高いものだと思って
います。
 
 その潜在能力を活かすべく、
産学連携がより進むよう、
政府は更なる後押しをして欲しい
と思います。

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2017年9月22日 (金)

「なぜニューロンは増えないのか?」~脳梗塞などで脱落するニューロンを分裂させて補充する革新的な再生医療への期待~

平成29年9月19日
東京医科歯科大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
○ニューロンの細胞分裂を防ぐブレーキの
 仕組みが明らかになりました。
 
○そのブレーキを解除する低分子化合物
 を同定し、脳梗塞モデルニューロンの
 細胞分裂に成功しました。
 
○脳梗塞などで脱落するニューロンを
 分裂させて補充する革新的な再生医療
 への展開が期待されます。
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 画期的な成果と言って良いのかな?
 
 
 関連投稿です。
2017.09.13
横浜市立大学 先端医科学研究センター
 
 上記研究とは注目点が違うようです。
 
 
>脳梗塞ニューロンの脱落を防ぎ、
>細胞分裂させるという方法は
>革新的な脳再生医療に結びつく
>可能性があります。
 
>しかしながら、脳に悪い影響を与える
>可能性やがん化の可能性も
>否定できません。
 
>今後は、脳梗塞後に分裂した
>ニューロンの機能を検討し、
>脳再生医療に展開できるかどうか
>検証します。
 
 脳再生医療に展開できるかどうか
今後の研究に期待しています。

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2017年9月21日 (木)

細胞内でタンパク質を検出して運命制御できる「RNAナノマシン」の構築

2017年09月19日
京都大学研究成果
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント
 
・タンパク質を検知して作動する、
 ナノメートルサイズのRNAからなる
 分子マシン(RNAナノマシン)を
 構築した。
 
・RNAナノマシンは、細胞内で
 特定のタンパク質を精密に検知し、
 RNA上に集積できた。
 
・RNAナノマシンを使い、細胞内の
 タンパク質(Lin28)に応答して、
 細胞死のシグナルを精密に操作すること
 ができた。
 
・iPS細胞とヒーラ細胞内
 (ヒト由来の最初の細胞株)の環境を
 見分け、ヒーラ細胞特異的に細胞死を
 誘導できた。
 
 
詳しい研究内容については こちら
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 「細胞死を誘導出来るRNAナノマシン」
素晴らしい。
 
 DNAやRNAを扱った核酸ナノテクノロジー
これから大いに期待される技術です。
 
 
>このような合成 RNA ナノマシン
>の技術は、遺伝子の発現シグナルや
>タンパク質を検知したり、
>RNA の構造や機能の変化を誘導したり、
>細胞の運命を操作したりする
>「RNA 分子ロボット」として
>今後発展することが期待できます。
 
 
 今後の展開大いに期待しています。

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2017年9月20日 (水)

世界初「腎-脳-心臓」連関:腎臓から心臓を治療する - 冠攣縮性狭心症に対する腎動脈交感神経除神経治療の可能性 -

2017年8月22日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 本研究は、ステント治療後の冠攣縮反応
に自律神経の異常が関与していること、
さらに、腎動脈交感神経除神経治療が
「腎‐脳‐心臓」という複数の臓器間
の連関を介して心臓へ好影響を与えること
を、動物モデルを用いて世界で初めて証明
したものであり、冠攣縮の病態解明や
新規治療法の確立、さらには
「腎‐脳‐心臓」の臓器連関のさらなる
解明につながることが期待されます。
 
 
詳細(プレスリリース本文)は こちら
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 「腎‐脳‐心臓」は自立神経で繋がって
いて影響しあう?
 
 
>冠攣縮の病態解明や新規治療法の確立、
>さらには「腎‐脳‐心臓」の臓器連関の
>さらなる解明につながることが
>期待されます。
 
 
 臓器連関のさらなる解明に
大いに期待したい。

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2017年9月18日 (月)

採血が不要、非侵襲血糖値センサーの実用化に挑戦-QST第1号ベンチャー ライトタッチテクノロジー株式会社誕生-

2017/08/18
量子科学技術研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
 
・最先端レーザーをコア技術とした
 QSTのベンチャー
 :ライトタッチテクノロジー株式会社を
 設立し、QSTでの研究成果の社会還元を
 目指す。
 
・病院から一般家庭まで広く普及できる
 小型の非侵襲血糖値センサーを
 事業展開することで、糖尿病患者の
 身体的及び精神的負担を軽減し、
 QOLの向上を図る。
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 ベンチャー企業を立ち上げて研究成果を
社会還元する。素晴らしいです。
 
 
>まずは臨床研究に求められる、
>より小型の試作器を開発し、
>大学病院等で糖尿病患者を含めた
>臨床研究を実施し、
>POC(proof of concept)取得を
>目指します。
 
>その後、ヘルスケア、医療機器メーカー
>との協業により、治験(臨床試験)、
>厚生労働省の薬機承認を経て、
>病院から一般家庭まで広く普及できる
>小型の非侵襲血糖値センサーの
>実現を目指します。
 
 是非実現して欲しい。
 大いに期待しています。

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2017年9月17日 (日)

慢性透析患者の生活の質(QOL)を高める新治療法 -「電解水」を用いた透析が、透析の副作用を抑える‐

2017年9月15日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・本邦の30万人を超える透析治療患者
 において、治療の副作用である
 透析合併症による就業率や生活の質
(QOL)の低下が問題となっている。
 
・この課題に対し、水の電気分解を
 利用した新規の透析システムを
 開発した。
 
・「電解水」を用いた透析は
 透析合併症を抑えることが
 明らかになった。
-----
 
 
詳細(プレスリリース本文)は こちら
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 良いようです。「電解水」透析。
 
 
>「電解水」透析は通常透析に比べ、
>透析患者の QOL 向上に寄与すること
>を示唆しています。
 
>従来の血液透析療法が抱える
>未可決課題に対して「電解水」透析が
>新たな解決手段となる可能性が
>示されたと考えられます。
 
 新しいことに挑戦する。
 素晴らしいと思います。
 
 水素水を飲むこととは違うので
以前に批判を浴びた内容とは
異なる研究です。
 
 
 更なる研究に大いに期待したい。

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2017年9月16日 (土)

傷ついた神経回路を修復させる仕組みを解明~指定難病、多発性硬化症の治療標的分子を同定~

平成29年8月22日
大阪大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 大阪大学 大学院医学系研究科の
村松 里衣子 准教授
(分子神経科学、免疫学フロンティア研究
 センター兼任)、
山下 俊英 教授
(分子神経科学、免疫学フロンティア研究
 センターおよび生命機能研究科兼任)
らの研究グループは、膵臓から産生される
ホルモン様物質が脳や脊髄の神経回路を
修復することを明らかにしました
(図1)。
 
 様々な脳脊髄疾患では脳や脊髄の
神経回路が傷つきますが、
傷ついた神経回路はしばしば自然に
修復します。
 
 神経回路の修復に関するこれまでの
研究では、脳や脊髄の中の環境が
重要と考えられており、
脳脊髄の外部にある臓器から分泌される
物質が神経回路の修復に与える影響は
解明されていませんでした。
 
 今回、研究グループは、膵臓から
分泌されるFGF21注1)と
呼ばれるホルモン様物質が脳や脊髄の
神経回路を形成する髄鞘注2)の構造を
修復させることを発見しました。
 
 髄鞘の傷害は、指定難病の
多発性硬化症注3)などで認められる
特徴的な病変であり、
症状の発症や悪化との関連が指摘されて
います。
 
 本研究成果から、FGF21による
神経回路の修復促進が、
多発性硬化症の治療につながる可能性が
考えられます。
 
 本研究成果は、米国医学誌
「The Journal of
  Clinical
  Investigation」に、
2017年8月22日(日本時間)に
公開されます
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 膵臓から産生されるホルモン様物質が
脳や脊髄の神経回路を修復するとは
思いもよらなかったことなんでしょうね。
 
 
 
>FGF21に関しては、
>多発性硬化症など、髄鞘の傷害が
>見られる疾患に対する治療薬の開発に
>つながることが期待されます。
 
 まずは、具体的な治療薬の開発に
繋がると良いですね。
 
 現在存在する薬は、再発を防止する
もので、神経回路の修復はしません。
 
 その意味でも、大いに期待したい。

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2017年9月15日 (金)

排水油脂で発電する国内最大級のバイオマス発電車を開発―首都圏全域へ展開、新エネの地産地消モデルの確立目指す―

2017年9月8日
国立研究開発法人
新エネルギー・産業技術総合開発機構
株式会社ティービーエム
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 NEDOと(株)ティービーエムは、
飲食店や食品工場における
排水浄化の過程で分離回収される
油脂を原料とした発電用燃料の製造に
日本で初めて成功し、この燃料を利用し
発電する100KVA規模の発電機を搭載した
国内最大級のバイオマス発電車を
開発しました。
---------------------------------------
 
 良いですね。
 新エネの地産地消モデル。
 
 
>【1】排水を浄化する過程で分離回収
>   した排水油脂の発電用燃料化に
>   成功
>【2】排水浄化から生み出す
>   グリーン電力を供給する
>   国内最大級「バイオマス発電車」
>   の完成
 
 
 エネルギーの地産地消拡大に
期待したい。

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脳梗塞後の機能回復に有効な物質LOTUS ~脳梗塞治療への臨床応用に期待~

2017.09.13
横浜市立大学 先端医科学研究センター
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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研究成果のポイント
 
○神経回路形成因子LOTUS を過剰発現
 させることによって、脳梗塞後に
 運動機能を司る神経回路が再生され、
 運動機能が顕著に回復した。
-----
 
記者発表資料は こちら
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 良さそうです。
 臨床応用まで行くのはいつ頃なのかな?
 
 
>本研究によって、LOTUS は脳梗塞後の
>神経再生促進物質として機能することが
>示されました。
 
>この知見は今後、LOTUS の生理機能を
>利用した神経再生医療技術の開発に
>直接的に繋がります。
 
>近い将来、精製LOTUS タンパク質を
>体の外から投与する薬物治療や、
>LOTUS を遺伝子導入する遺伝子治療など
>の神経再生医療技術に発展することが
>期待されます。
 
 
 大いに期待したい。

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2017年9月12日 (火)

ジルコニウム-93の核変換~高レベル放射性廃棄物の低減化・資源化への挑戦~

平成29年9月11日
九州大学
理化学研究所
科学技術振興機構(JST)
内閣府政策統括官
(科学技術・イノベーション担当)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 九州大学 大学院総合理工学研究院の
川瀬 頌一郎 学術研究員と
渡辺 幸信 教授、
理化学研究所(理研)ほか、
東京大学、東京工業大学、宮崎大学、
北海道大学、立教大学の
49名からなる共同研究グループは、
理研の重イオン加速器施設
「RIビームファクトリー(RIBF)
注1)」を用いて、
長寿命放射性核種注2)の
ジルコニウム-93
(93Zr、原子番号40、質量数93、
半減期153万年)を不安定核ビーム
として取り出し、核破砕反応注3)の
基礎データを取得することに
成功しました。
 
 今回、93Zrを核変換させるために、
「陽子注4)または重陽子注4)を
93Zrに衝突させて壊す反応
(核破砕反応)」に着目しました。
 
 RIBFで実用化された
「逆運動学法注5)」を用いることで、
放射能を持った93Zrを標的にせずに、
高速ビームとして取り出し、
それを陽子や重陽子標的に当てることで、
93Zrがどのような核種に
どれだけ壊れるかを調べました。
 
 その結果、153万年という
非常に長い寿命を持つ93Zrから
生成された核種は、安定核種が約39%、
半減期が1年以下の核種が約57%、
1~30年が約0.1%、
30年を超えるものが5%以下であること
が明らかになりました。
 
 今後、これらの実験データは
核反応理論モデルの検証や改良に使われ、
シミュレーションによる核変換効率の
計算や核変換のための装置設計などに
反映されることになります。
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 必須の研究とは思いますが、実質どの
程度低減出来ることになるのかな?
 
 
 関連投稿です。
平成29年2月13日
理化学研究所他
 
 研究はいろいろされているよう
です。
 
 
 上手く低減出来るようになるよう
祈るしかありません。
 
 今後の更なる研究に大いに期待して
います。

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2017年9月10日 (日)

身の周りの「コケ」を利用して都市の大気環境を診断

2017/8/9
北海道大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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研究成果のポイント
 
・コケ植物を利用して都市の大気環境を
 効率よく評価する方法を提案。
 
・この手法を用いれば,
 「窒素汚染の深刻さ」
 「窒素酸化物(NOx)汚染の程度」
 「都市化に伴う乾燥化」などの
 大気環境問題を,低コストで広範囲に
 評価することが可能。
 
・本研究成果は大気環境の評価を
 広く促進し,環境負荷を改善する行動や
 政策の決定につながると期待。
---------------------------------------
 
>大気環境問題を,低コストで広範囲に
>評価することが可能。
 
 素晴らしいですね。
 コケを採取して測定するだけで良い。
 大がかりな装置は必要ない。
 
 
>この成果は,都市における大気環境の
>評価を広く促進し,環境負荷を改善する
>行動や政策の決定につながると
>期待されます。
 
 
 是非、この成果を環境負荷を改善する
行動や政策の決定につなげて欲しい。
 
大いに期待しています。

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2017年9月 9日 (土)

新たな人工補酵素による二酸化炭素のギ酸への光還元の効率化に成功

2017年08月01日
大阪市立大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 天尾 豊 教授、複合先端研究機構の
池山秀作特任助教は
ビオローゲンの化学構造にアミノ基
(-NH2)を2つ導入した
新たな人工補酵素を用い、
二酸化炭素のギ酸への光還元反応の
効率化に成功しました。
 
 本研究についての記者発表が、
平成29年8月1日(火)に人工光合成
研究センターにて行われました。
---------------------------------------
 
 二酸化炭素のギ酸への光還元反応の
効率化に成功したそうです。
 
 大阪市立大学頑張ってますね。
 
 以前の投稿です。
2016年08月20日
大阪市立大学
 
 
>今回の発見は、今後の二酸化炭素を
>有機分子に変換する人工光合成系実現
>のための触媒設計・開発に
>大きく寄与すると考えられ、
>現在はさらなるギ酸生成効率向上を
>目指し、反応条件などを検討
>しています。
 
 更なる効率向上研究に期待しています。

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2017年9月 8日 (金)

FDAが小児白血病の遺伝子治療薬を認可

2017.09.06
GIZMODE
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 米国食品医薬品局(FDA)が
2017年8月30日、患者の血液中の細胞を
操作する小児白血病の治療薬を
認可しました。
 
 この大きな決定により、FDA認可の
人間遺伝子操作治療への新しいドアが
開いたこととなります。
 
 この新薬キムリア(Kymriah)は、
スイス製薬の製薬会社ノバルティス
によって製造され、
キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)と
呼ばれる療法を用いるもの。
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 ついにキメラ抗原受容体T細胞療法
による治療が認可されましたね。
 
 ずっと注目されていた療法で、
この大きな決定により、
人間遺伝子操作治療への新しいドア
が開いたこととなります。
 
 素晴らしい決定だと思います。

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2017年9月 7日 (木)

100年来の謎・がんの代謝を解明~慶大先端生命研などの研究グループ、大腸がんの代謝が変化する仕組みを解明~

2017/08/29
慶應義塾大学先端生命科学研究所
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 慶應義塾大学先端生命科学研究所
(以下慶大先端生命研)の曽我朋義教授、
佐藤清敏特任助教、
香川大学医学部消化器外科鈴木康之教授、
国立がん研究センター
谷内田真一ユニット長、
愛知県がんセンター研究所青木正博部長
らの研究グループは、
100年来のがんの謎であった、
がんの代謝が変化する仕組みを解明した。
 
 
プレスリリース全文は、こちら
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 がん代謝のメカニズムが解明でき、
その代謝を阻害すれば、そのがんを
殺すことが出来るはずですが、なかなか
難しかったということですね。
 
100年来ということですから、
 
 
>大腸がんの代謝は MYC によって
>制御されており、MYC は良性腫瘍の
>段階で発現し、それによって代謝が
>劇的に変動していることが判明した。
 
>この代謝の変動つまり栄養源の供給が、
>細胞ががん化し増殖するためには
>不可欠であると思われる。
 
>したがって、MYC および MYC の
>標的の代謝酵素遺伝子の発現を
>抑制すると、代謝の変動
>(栄養源の供給)が抑制されるため、
>がんの増殖が著しく低下することが
>示唆された。
 
>MYC および MYC の標的の CAD
>などのピリミジン代謝酵素遺伝子が
>大腸がんの治療標的であることを
>示したものである。
 
>この研究成果は、今後の大腸がんの
>予防法や治療法の開発に有用な情報
>となるはずである。
 とのこと。
 
 今後の研究に大いに期待したい。
 
 関連研究です。
2017年9月 6日
東北大学プレスリリース

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2017年9月 6日 (水)

iPS細胞から再生した細胞への免疫反応とその制御法 -今後のストック事業で起こりうる拒絶反応への対処法を提案-

2017年09月01日
京都大学研究成果
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 河本宏 ウイルス・再生医科学研究所
教授、一瀬大志 生命科学研究科
特定研究員らの研究グループは、
HLA研究所と共同で、ヒトiPS細胞から
再生した細胞を
NK(ナチュラルキラー)細胞が殺傷する
ことを示し、さらにその反応を抑制する
方法の開発に成功しました。
 
 今回の成果は、現在iPS細胞研究所
(CiRA=サイラ)が中心になって
進めているiPS細胞ストック事業で
起こりうる免疫学的問題点を明らかにする
とともに、その解決法の提示もしており、
今後の再生医療分野において
重要な道しるべになると期待されます。
 
 本研究成果は、2017年8月31日に
米国の科学雑誌「Stem Cell Reports」に
掲載されました。
 
 
詳しい研究内容については こちら
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 iPS細胞ストック事業、大切な事業です。
 
 
 「再生医療における免疫学的な研究」
すごく重要ですね。
 
 安心、安全を担保する為に!
 
 
 今後の更なる研究に大いに期待したい。

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2017年9月 5日 (火)

「薬」の振る舞いと効きめを体内で測る新技術 針状“ダイヤモンド電極センサー”を使って開発~さまざまな病気の治療法や創薬に期待~

平成29年8月10日
新潟大学
慶應義塾大学
東京大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
○薬は体に入ると、脳など全身の臓器に
 運ばれます。
 各臓器は、役目の異なった細胞の
 “小さな”かたまりが多数集まって
 できています。
 薬の濃度は、それぞれのかたまりの中で
 刻々と移り変わっていきます。
 この薬の振る舞いと細胞の働きの
 変化は、薬の効能に深く関わりますが、
 今まで測ることができませんでした。
 
○本研究では、これらの同時計測に、
 針状に加工した「ダイヤモンド
 電極センサー」を使った新開発の
 薬物モニターシステムにより、
 実験動物で成功しました。
 世界初です。
 
○この技術は、副作用を抑えて
 効果を最大にする投薬法や、
 安心・安全・有効な創薬を
 発展させます。
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 投与した薬が目的とする箇所に届いて
いるか? どの程度の濃度なのか?
どの位の時間留まっているのか?
等を知ることは重要なはず。
 
 でも、実測することは困難です。
 
 可視化することも、一つの手段と
思いますが、このような手段もあった
のですね。
 
 知りたいことを知る一つの手段として
有望そうですが、今回の成果はどんな
ものなのでしょう?
 
 
>本研究では、日比野教授らが、
>自身が得意とする
>「微小ガラス電極センサー」を、
>栄長教授が開発・工夫した
>「針状ダイヤモンド電極センサー」と
>組み合わせたことで、薬の振る舞いと
>効きめを体内で計測する革新的システム
>が誕生しました。
 
>“コロンブスの卵”的な発想です。
 
 
 と言っていますが、本格的に役立つ
までにはまだ時間がかかりそうな気が
します。
 
 期待しつつ、今後の展開を見守りたい
と思います。

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2017年9月 4日 (月)

がん分子標的薬の効果を投薬前に高精度で診断する方法の開発 - 格段に明るく光るナノ粒子を利用した高感度定量イメージング -

2017年8月 9日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 研究のポイント
 
・がんの組織診断において、投薬効果や
 予後の診断の感度・精度・定量性を
 上げるための新しい検査法の開発が
 大きな課題となっている。
 
・このたび、シグナルの強度が劇的に
 増加した蛍光ナノ粒子を開発し、
 既存法に比べ感度および精度が格段に
 優れたがん組織診断法を確立した。
 
・この診断法を乳がん患者の組織診断に
 応用した結果、薬物療法の効果を
 治療前に精度よく診断予測することに
 成功した。
 
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 これは、東北大学の権田教授らが
考案した光るナノ粒子を1粒子ずつ
計測する技術とコニカミノルタ社の
材料合成技術とを融合・実用化した
産学連携研究の成果です
 
 本研究結果は、8月8日午前10時
(英国標準時:日本時間8月8日午後6時)の
Scientific Reports誌(電子版)に
掲載されました。
 
 
詳細(プレスリリース本文)は こちら
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 がん分子標的薬の効果を投薬前に
診断予測出来ると言うのは素晴らしい。
 
 
>本方法は将来的に精密医療
>(プレシジョン・メディシン)へ
>貢献すると期待されます。
 
 
 そうですね、大いに期待しています。

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2017年9月 3日 (日)

筋萎縮性側索硬化症原因遺伝子産物TDP-43の新機能を発見~難治性の脳神経変性疾患などの治療薬の開発に期待~

平成29年8月9日
科学技術振興機構(JST)
東京農工大学
首都大学東京
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
○筋萎縮性側索硬化症(ALS)発症の
 原因となる約20種類の遺伝子が
 同定されているが、原因遺伝子の変異が
 選択的に運動ニューロン死を誘導する
 分子機構は不明だった。
 
○TDP-43は、ミトコンドリアDNA
 から合成されるRNA産物の形成制御
 によってミトコンドリア機能を調節し、
 その異常が細胞死を誘導することを
 明らかにした。
 
○TDP-43を標的とした
 ALS治療薬の開発が期待できる。
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 大きく捉えれば、
>ミトコンドリアでのTDP-43発現量
>の異常がそのまま細胞死につながること
>がわかりました。
 ということで、詳細に言えば、
 
>この研究で特筆できる発見の1つは、
>mt-tRNAに結合しない
>TDP-43変異体は発現量を
>上昇させても細胞増殖を抑制しないこと
>です。
 
>このことは、TDP-43と
>mt-tRNAとの結合を阻害しても、
>RNA中間体の過剰な蓄積を
>抑制できれば細胞死を防ぐことが
>できること、すなわち
>TDP-43/mt-tRNA結合
>阻害剤の探索がALSの治療薬の
>開発につながる可能性を
>示唆しています。
 と言っています。
 
 さらに、
>この成果で有効性が証明された
>RNAの質量分析法を基礎とした
>研究方法が広く普及することで、
>RNAの代謝異常に起因する
>多くのヒトの疾病の発症機序に関する
>理解が進み、その予防や治療法の開発に
>つながることが期待できます。
 とのこと。
 
 
 更なる研究に大いに期待しています。

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2017年9月 2日 (土)

氷山の一角から見えてきたもの -日本の研究力を維持するために-

2017年8月31日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学大学院医学系研究科
循環器内科学分野の下川 宏明教授の
研究グループは、過去約20年間に
世界の主要な科学雑誌に掲載された
学術論文を詳細に検討することにより、
日本における医学研究が基礎・臨床
いずれの分野においても
減速の一途を辿り、現状打開が急務
であることを明らかにしました。
 
 
詳細(プレスリリース本文)は こちら
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 心配ですね。
 
 ノーベル賞受賞者も言っていましたが、
このままでは日本の研究者は衰退すると、
 
 医学の分野だけではありません。
今話題のAIの分野でも、
 
 関連リンク
2017年02月13日
読売新聞(YOMIURI ONLINE)
 
 
 真剣な検討と対策が必要です。
 国家レベルの施策が必須だと思います。
 
 国家衰退の問題です。
 問題としてあげる議員がいても良いと
思うのだけれど、
 
 とにかく心配しています。

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2017年9月 1日 (金)

パーキンソン病霊長類モデルにおけるヒトiPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞の移植の有効性と安全性の確認

2017年8月31日
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)
理化学研究所
日本医療研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・パーキンソン病霊長類モデル(サル)に
 ヒトiPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞
 注1)を移植し、術後のサルの行動解析
 によりパーキンソン病の症状が
 軽減されていることを観測した。
 
・移植したヒトiPS細胞由来ドパミン
 神経前駆細胞が脳内に生着し機能して
 いることを、MRI注2)とPET注3)
 および脳切片の組織学的解析によって
 確認した。
 
・少なくとも移植後2年以内において
 脳内で腫瘍を形成しないことを
 確認した。
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 ヒトiPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞
の移植でパーキンソン病の症状が軽減
されたというのは素晴らしいことです。
 
 今のところ2年以内の確認段階ですが、
iPS細胞の有用性ますます期待できそう
です。
 
 iPS細胞から血小板という話しも
ありますし、
 
 本来の新薬の効果の確認の為に、
ということもある。
 
 
>iPS細胞を用いた細胞移植には、
>自家移植と他家移植の双方が
>想定されますが、
>パーキンソン病患者由来のiPS細胞から
>作製したドパミン神経前駆細胞、
>健康な人由来のiPS細胞から作製した
>ドパミン神経前駆細胞いずれを移植した
>場合も安全性高く脳内で機能することが
>分かりました。
 
>これらの結果に基づき、
>iPS細胞を用いたパーキンソン病の
>細胞移植療法の治験に向けて
>申請準備を進めたいと考えています。
 
 
 素晴らしいと思います。
 今後の進展に大いに期待したい。

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