« T細胞分化を管理する転写制御機構を解明-転写因子Bcl11bが適切なT細胞系列決定を担う- | トップページ | ヒトiPS/ES細胞からエリスロポエチン産生細胞の作製に成功 ~腎性貧血に対する細胞療法の可能性~ »

2017年9月29日 (金)

組織透明化技術「CUBIC」をヒト病理組織診断に応用-次世代の3次元病理診断法の新たな可能性-

2017年8月30日
理化学研究所
大阪大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 共同研究チームは今回、
上田グループディレクターらが
2014年に発表した
組織透明化/3次元イメージング技術である
「CUBIC」注1、2)の病理組織診断法
における有用性を詳しく検討しました。
 
 その結果、
①この技術により病理組織検体における
 正常および病的な組織所見を
 3次元的かつ明瞭に描出できること、
 
②この技術が従来のスライドガラス作製法
 と両立可能なこと、
 
③病院に長期保管されている
 パラフィンに包埋された状態の検体にも
 応用できることを示しました。
 
 さらにこの技術を、病変を発見する
ための実際の臨床病理検査における
スクリーニング系に応用し、
検査の感度を向上させることにも
成功しました。
 
 これらの技術を基盤として、
3次元的な病理組織診断法について
さらに発展させることにより、
今後、次世代の臨床病理診断における
新たなスタンダードになるものと
期待できます。
 
 本研究成果は、英国のオンライン科学
雑誌『Scientific Reports』
(8月24日付け:日本時間8月24日)に
掲載されました。
---------------------------------------
 
 良いですね。
 
 
>今後、透明化試薬やプロトコール、
>顕微鏡機器の性能の改良に伴い
>3次元イメージング技術が標準化される
>ことで、本研究を基盤とした評価法が
>病理診断の新たなスタンダードになる
>ものと期待できます。
 
 
 この研究によって従来の病理組織診断
を拡充し、新たなスタンダードになると
良いですね。大いに期待しています。

|

« T細胞分化を管理する転写制御機構を解明-転写因子Bcl11bが適切なT細胞系列決定を担う- | トップページ | ヒトiPS/ES細胞からエリスロポエチン産生細胞の作製に成功 ~腎性貧血に対する細胞療法の可能性~ »

医療関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 組織透明化技術「CUBIC」をヒト病理組織診断に応用-次世代の3次元病理診断法の新たな可能性-:

« T細胞分化を管理する転写制御機構を解明-転写因子Bcl11bが適切なT細胞系列決定を担う- | トップページ | ヒトiPS/ES細胞からエリスロポエチン産生細胞の作製に成功 ~腎性貧血に対する細胞療法の可能性~ »