がん分子標的薬の効果を投薬前に高精度で診断する方法の開発 - 格段に明るく光るナノ粒子を利用した高感度定量イメージング -
2017年8月 9日
東北大学プレスリリース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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研究のポイント
・がんの組織診断において、投薬効果や
予後の診断の感度・精度・定量性を
上げるための新しい検査法の開発が
大きな課題となっている。
・このたび、シグナルの強度が劇的に
増加した蛍光ナノ粒子を開発し、
既存法に比べ感度および精度が格段に
優れたがん組織診断法を確立した。
・この診断法を乳がん患者の組織診断に
応用した結果、薬物療法の効果を
治療前に精度よく診断予測することに
成功した。
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これは、東北大学の権田教授らが
考案した光るナノ粒子を1粒子ずつ
計測する技術とコニカミノルタ社の
材料合成技術とを融合・実用化した
産学連携研究の成果です
本研究結果は、8月8日午前10時
(英国標準時:日本時間8月8日午後6時)の
Scientific Reports誌(電子版)に
掲載されました。
詳細(プレスリリース本文)は こちら
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がん分子標的薬の効果を投薬前に
診断予測出来ると言うのは素晴らしい。
>本方法は将来的に精密医療
>(プレシジョン・メディシン)へ
>貢献すると期待されます。
そうですね、大いに期待しています。
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