タンパク質合成の正確性を保証する品質管理の新機構 リボソームに目印をつけて異常タンパク質を分解する新規複合体の発見
2017年8月 8日
東北大学プレスリリース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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発表のポイント
・正確なタンパク質合成は生命現象の
根幹であり、その異常は様々な疾患の
原因となる。
・タンパク質合成が途中で停止すると
機能に重大な欠損を示すため、
品質管理機構によって認識され、
排除される必要がある。
・研究グループは、リボソームに
目印をつけ、停滞したリボソームを
解消する新規複合体を同定した。
・本成果は、異常タンパク質の合成を
効率的に抑制する治療薬の開発に
貢献すると期待される。
詳細(プレスリリース本文)は こちら
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細胞の持つ品質管理機能、素晴らしい
ですね。
まだその機構は十分に理解されていない
ようです。
さらに研究が進み異常蛋白が産生される
仕組みが解明され難病などの発症理解が
進み、新規治療薬の開発まで行くことを
大いに期待しています。
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