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2017年6月14日 (水)

核移植技術でアレルギーマウス誕生-アレルギー疾患の原因解明と治療に期待-

2017年5月12日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 理化学研究所(理研)
バイオリソースセンター遺伝工学
基盤技術室の小倉淳郎室長、
井上貴美子専任研究員、神沼修客員研究員、
佐伯真弓客員研究員、
塩野義製薬株式会社創薬疾患研究所
癌・免疫部門の
形山和史免疫・炎症グループ長らの
共同研究グループ※は、
核移植クローン技術を用いて
高感受性アレルギーモデルマウスを
作り出すことに成功しました。
 
 花粉や食物など特定の抗原に対する
アレルギーは、多くの人の健康を脅かす
病気です。
 
 生体に侵入したさまざまな抗原は、
CD4陽性T細胞[1]と呼ばれる
リンパ球の表面にある受容体
(T細胞受容体[2]、TCR)に結合して、
生体防御を目的としたさまざまな反応を
引き起こします。
 
 アレルギー患者の体内では、
この抗原反応性CD4陽性T細胞が増殖し、
過剰な反応が起きるために
アレルギー症状が現れます。
 
 アレルギーが起こる原因の解明と
予防・治療法の開発には、
実験動物モデルが大きな役割を
果たします。
 
 今回、共同研究グループは、
アレルギー誘発抗原として知られる、
ダニ抗原や卵白抗原を注射したマウスから
取り出した抗原反応性CD4陽性T細胞を
用いて、核移植クローン[3]を行い、
クローンマウスを作出しました。
 
 このCD4陽性T細胞のTCRは、
アレルギー誘発抗原に反応するように
遺伝子の再構成[4]を受けているため、
クローンマウスの体内では、
CD4陽性T細胞のほぼ全てが
同じ抗原反応性TCRを持っています。
 
 つまり、クローンマウスの体内は
あたかもアレルギー患者のように、
抗原反応性CD4陽性T細胞が多く存在する
状態になっています。
 
 共同研究グループが、
生まれたクローンマウスを正常なマウス
と交配すると、抗原反応性TCRの遺伝子が
子孫に遺伝し、クローンマウス由来の
マウス系統を樹立することができました。
 
 これらのマウスにダニ抗原や卵白抗原を
投与したところ、1~2週間以内に、
しかもわずか数回の投与で、
気管支喘息やアレルギー性鼻炎に似た
重篤なアレルギー症状が起こることが
分かりました。
 
 本研究で開発した
高感受性アレルギーモデルマウス系統は、
正常な繁殖能力を持ち、研究室で容易に
飼育・維持できます。
 
 今後、アレルギーが起こる原因を
解明したり、予防・治療法を開発するのに
役立つと期待できます。
 
 本研究成果は、欧州の科学雑誌
『EMBO Reports』(5月2日付け)に
掲載されました。
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>核移植技術でアレルギーマウス誕生
 だそうです。
 
 
 
>本研究で開発した
>高感受性アレルギーモデルマウス系統は、
>正常な繁殖能力を持ち、研究室で容易に
>飼育・維持できます。
 
>今後、アレルギーが起こる原因を
>解明したり、予防・治療法を開発する
>のに役立つと期待できます。
 
 
 アレルギーを示す人は増加傾向です。
 
 アレルギーマウス誕生が大きな貢献
となりますように、
 今後の更なる研究に期待したい。

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