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2017年6月22日 (木)

ケトンの不斉ホウ素化反応の開発に初めて成功

2017/5/10
北海道大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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研究成果のポイント
 
・これまで報告例がなく達成が難しいと
 されていたケトン*1の
 不斉ホウ素化*2に,世界で初めて
 成功。
 
・これにより,医薬品や機能性化学物質の
 開発が加速。
 
・反応のメカニズムを計算化学の手法を
 用いて解明。
 
 
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研究成果の概要
 
 光学活性*3有機ホウ素化合物は,
医薬品や液晶などの機能性材料の原料
 となるため,重要な化合物群です。
 
 今回,北海道大学大学院工学研究院の
伊藤 肇教授らの研究グループは,
ホウ素の近くに水酸基と不斉構造をもつ
光学活性化合物の合成法の開発に
世界で初めて成功しました。
 
 この研究では,これまで難しいとされ,
研究報告例のなかったケトン化合物の
光学活性銅(I)触媒による不斉ホウ素化に
成功したことが鍵となっています。
 
 この反応は様々な脂肪族ケトン化合物に
用いることができるため,多くの
光学活性有機ホウ素化合物を
高収率かつ高選択的に製造できるように
なりました。
 
 また,触媒の働きを計算化学的方法
によって明らかにできたため,
さらに高効率な触媒の開発への展開も
期待できます。
 
 本研究により,様々な医薬品や
機能性化学物質の候補化合物が
得られるようになり,その開発が
加速することが期待されます。
 
 なお,本研究成果は
化学系トップジャーナルの一つである
Angewandte Chemie International Edition
で公開されました。
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 良さそうな成果ですね。
 
 
 
>本反応で得られた光学活性有機化合物
>から,医薬品や機能材料の候補化合物が
>容易かつ迅速に合成できる可能性が
>高まりました。
 
>触媒の働きを計算化学的方法によって
>明らかにできたため,さらに高効率な
>触媒の開発も期待できます。
 
>ケトンだけではなく,不斉合成への応用
>が一般的には難しかった末端アルケンや
>ケチミンと呼ばれる化合物に対しても
>本方法が適用できるよう,
>研究を進めます。
 
 
 世界で始めてということなので
是非、この成果が新しい医薬品や
機能材料の合成に役立つことを
大いに期待しています。

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