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2017年6月15日 (木)

カーボンナノチューブを用いた塗料で電磁波遮蔽

2017/06/12
産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・99.9 %以上の電磁波遮蔽能を持つ
 塗布膜を、カーボンナノチューブ
 を用いた水性塗料で実現
 
・耐熱性が高く、長期安定性に優れ、
 曲げに強く、複雑形状部や可動部でも
 使用可能
 
・自動車用ワイヤーハーネスや
 ロボットなど、多様な分野での
 電磁波遮蔽対策への活用を期待
 
 
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概要
 
 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
(以下「産総研」という)
ナノチューブ実用化研究センター
CNT用途チーム 阿多 誠介 研究員、
堅田 有信 特定集中研究専門員、
物理計測標準研究部門_電磁気計測
研究グループ 加藤 悠人 研究員らは、
スーパーグロース法で作製した
単層カーボンナノチューブ(SGCNT)
を用いて、高い電磁波遮蔽しゃへい能
を持つ膜を形成する塗料を開発した。
 
 さまざまな電子機器の電磁波を遮蔽する
方法として、電子機器やそれに接続する
部品を金属の筐体きょうたいに収納する
方法が従来用いられている。
 
 最近では、電子機器の多様化や
小型軽量化に伴い、樹脂やゴムの
複雑な形状の筐体やそれらの材料で
覆われた部品が用いられることも
多くなっており、複雑な形状の筐体や
部品を基材として電磁波遮蔽塗料を
塗布し、電磁波遮蔽能を付与する方法が
注目されている。
 
 しかし、既存の電磁波遮蔽塗料は、
基材の選択性に制限があったり、
付与できる電磁波遮蔽能が低いなどの
課題があった。
 
 今回、電磁波遮蔽能を持つ塗布膜を
形成できる、SGCNTを用いた水性塗料
(SGCNT系水性塗料)を開発した。
 
 この塗料は、基材の選択性が高く、
バーコート法、スプレー法、ディップ法
などのさまざまな塗布方法が利用できる。
 
 そのため平面ばかりではなく
複雑な形状の基材にも塗布膜を形成する
ことができる。
 
 さらに形成した塗布膜は
高い電磁波遮蔽能と高温での耐久性
を持ち、柔軟性があり、基材の変形にも
追随できる。
 
 今後、高温環境で使用される
自動車用ワイヤーハーネスや、
可動部や複雑形状を持つ産業用ロボット
など、さまざまな分野での
電磁波遮蔽対策への活用が期待される。
 
 なお、この技術は、
2017年6月14日~15日に
タワーホール船堀(東京都江戸川区)で
開催されるプラスチック成形加工学会
第28回年次大会の特別展示ブースで
展示される。
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 電磁波遮蔽しなければならない
製品形状が複雑化して来ている中で
なかなか良さそうに思えます。
 
 
 
>今後は、CNT複合材料研究拠点
>において、企業から提供された基材に
>今回開発したSGCNT系水性塗料を用いて
>電磁波遮蔽膜を形成し、
>サンプルとして提供することを
>検討している。
 
 
 企業に評価されて、実際に商品化
されると良いですね。
 期待したい。

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