可視光での水素製造効率が47%に達する光触媒を開発 実用化に必要な効率を大幅クリア
2017.06.23
岡山大学プレスリリース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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岡山大学大学院環境生命科学研究科の
高口豊准教授、田嶋智之講師、
Kiki Kurniawan大学院生
(博士後期課程3年)は、
カーボンナノチューブの周りに
TiOxという電子抽出物質を被覆した
材料が、吸収された可視光の47%を
水素に変換できる高い性能を示す
光触媒であることを明らかにしました。
これまで可視光領域で光触媒を実用化
するのに必要とされていた30%という値を
大幅にクリアしたことから、光触媒を
利用したCO2フリー水素製造技術の
実用化が期待されます。
本研究成果は6月21日、英国の科学雑誌
「RSC Advances」に掲載されました。
また、今回の研究は、文部科学省の
特別プログラムとして岡山大学が
採択された「ASEAN 諸国における
グリーンイノベーション推進人材養成
プログラム」の中で、インドネシアからの
留学生が研究を行い得られた成果です。
創造的国際学都を目指し、岡山大学が
持続可能な世界に向けたグローバルな
環境人材の育成を進めた中で生まれた
成果といえます。
詳しい研究内容については こちら
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可視光での水素製造効率が47%と言うのは
素晴らしい。
>今回の成果は、カーボンナノチューブ
>光触媒の活性を飛躍的に向上させる
>技術であることから、可視光領域に
>留まらず、近赤外光(?1300 nm)までの
>領域における光触媒活性を飛躍的に
>向上することが期待され、
>CO2 フリーへ低炭素社会への
>扉を開く、画期的な技術に
>なり得るといえます。
かなり水素社会の実現に近づいたと
言って良いのかな?
大いに期待したい。
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