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2017年5月 4日 (木)

アナフィラキシーを抑える分子の発見

2017/04/28
東京大学大学院農学生命科学研究科
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
 
◆マスト細胞にはプロスタグランジンD2
 (PGD2)合成酵素が多く発現していた。
 全身や肥満細胞特異的にPGD2合成酵素を
 欠損させたマウスや、PGD2受容体である
 DPを欠損させたマウスでは、血管透過性
 の急激な上昇を伴う血圧や体温の低下
 などのアナフィラキシー症状が劇的に
 悪化した。
 
◆DP受容体を刺激する薬を投与すると、
 アナフィラキシー時にみられる
 血管透過性の亢進がおさえられ、
 その症状を改善することに成功した。
 
◆アナフィラキシーを抑える分子が
 特定されることで、治療方法の開発に
 つながることが期待される。
 
 
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発表概要
 
 東京大学大学院農学生命科学研究科の
村田幸久准教授と中村達朗特任助教らの
研究グループは、アナフィラキシー反応を
起こしたマウスを用いて、マスト細胞から
産生されるPGD2が血管透過性の
急激な上昇を抑えることで、
過度なアナフィラキシーを抑える
働きを持つことを発見した。
 
 さらに、PGD2が作用する受容体を
突き止め、薬物を用いた
この受容体への刺激がアナフィラキシーの
抑制に有用であることを証明した。
 
 つまり、マスト細胞はヒスタミンを
放出することでアナフィラキシー反応を
引き起こすとともに、その反応の
行き過ぎを抑えるために、PGD2を同時に
産生していることが証明された。
 
 PGD2を応用することで、
新しいアナフィラキシーの治療法に
つながることが期待される。
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 Good News !
 
 
>アナフィラキシーは生命を脅かす
>生体反応であり、近年患者数が増加して
>いる食物アレルギーに伴う
>最も大きなリスクである。
 
>本研究成果は、この反応の一序を
>明らかにし、制御する方法を提案する
>ものであり、将来の治療応用が
>期待できる。
 
>また、アナフィラキシーを含む
>アレルギー反応の立役者である
>マスト細胞が、ヒスタミンなどの
>炎症促進物質とともに、過度な反応を
>抑制する物質をも同時に産生している
>ことが明らかになった。
 
>これはマスト細胞の存在意義や
>生体の恒常性(ホメオスタシス)
>維持機構を理解する上でも
>大変重要な発見である。
 
 そうですね。
 今後の展開に期待します。

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