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2017年5月19日 (金)

人為起源の黒色酸化鉄粒子による大気加熱効果を発見

2017年5月17日掲載
東京大学大学院理学系研究科
気象庁気象研究所
情報・システム研究機構 国立極地研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
 
・独自の分析装置を搭載した航空機観測
 により、対流圏中に人為起源の
 黒色酸化鉄粒子が多量に存在することを
 発見し、その粒径別数濃度を観測した。
 
・観測データに基づく大気放射計算から、
 人為起源の黒色酸化鉄粒子が、
 気候に影響を与えうるほどの
 大気加熱効果をもつことを
 明らかにした。
 
・産業革命以降の人為起源の
 黒色酸化鉄粒子の放出量の増大が、
 平均気温や水循環の変化に影響している
 可能性が示唆される。
 
 
-----
 地球大気に浮遊する微粒子
(エアロゾル)のうち、黒い物質からなる
 粒子は、太陽光吸収により
 大気や雪氷面の加熱をもたらします。
 
 黒い粒子による加熱は、気候全体の
温暖化の一因となるだけでなく、
降水量や雪解け速度など水循環にも
影響を及ぼします。
 
 これまで人為起源の黒い粒子としては、
化石・バイオ燃料燃焼時に放出される
主に炭素から構成されるもの
(炭素性粒子)しか知られていません
でした。
 
 東京大学大学院理学系研究科の
茂木信宏助教、気象庁気象研究所の
足立光司主任研究官、
国立極地研究所の近藤豊特任教授らの
研究グループは、独自開発の分析装置を
搭載した航空機観測により、
人為的な高温プロセスで生成した
黒色の酸化鉄粒子が、東アジア上空の
対流圏に高い質量濃度で存在していること
を発見しました。
 
 同時に、観測データに基づいた理論計算
から、この黒色酸化鉄粒子が炭素性粒子に
比べて無視できない程度に大きい
大気加熱効果をもつことを示しました。
 
 この結果から、温暖化や水循環変化の
一因となる人為起源の黒い粒子として、
炭素性粒子だけではなく、
黒色酸化鉄粒子も重要である可能性が
示されました。
 
 この研究が進むことで、未解明な現象が
多い気候変動の解明に向けて、
その不確実性を減らすことが
期待されます。
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 黒色酸化鉄粒子ね~、まだまだ気候変動
の科学的な解明は不十分です。
 
 炭酸ガスもその大きな一因ではあるので
しょうが、実際に起こっている気象変動を
正確に説明出来ないのが現状。
 
 
>本研究の結果から、今後の温暖化や
>水循環に関わる気候研究において、
>大気や雪氷面の加熱の原因となる
>人為起源の黒い粒子として、
>炭素性粒子だけではなく、
>黒色酸化鉄粒子も考慮することの
>重要性が示されました。
 
>第一に、黒色酸化鉄粒子の発生要因別の
>放出量など、スーパーコンピュータを
>用いた気候の数値シミュレーションに
>必要な基礎データを整備することが
>必要です。
 
>また、ごく最近の研究により、
>都市大気中に存在する黒色酸化鉄粒子
>(マグネタイトのナノ粒子の凝集体)が
>呼吸を介して人間の脳組織の中に
>取り込まれていることが判明し、
>健康被害を及ぼしている可能性が
>指摘されています。
 
>気候影響だけではなく健康影響の観点
>からも、人為起源の黒色酸化鉄粒子の
>実態を解明することが重要です。
 
 
 黒色酸化鉄粒子に関しては、これから
やらなければならないことが沢山ある
ようです。
 
 重要な研究ですね。
 予算もしっかりつけて、国際貢献して
貰いたい。

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