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2017年5月22日 (月)

難治性血管炎の「免疫チェックポイント分子」を発見

2017年4月18日
大阪大学研究情報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント
 
・好中球が関わる免疫難病、
 ANCA 関連血管炎の病態を解明する
 免疫チェックポイント分子を発見
 
・セマフォリン4D(SEMA4D)が好中球の
 活性を制御する機能を有していること
 およびそのメカニズムを解明
 
・「好中球の免疫チェックポイント加療」
 による、血管炎治療への応用に期待
 
 
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概要
 
 大阪大学大学院医学系研究科の
西出真之助教、熊ノ郷淳教授
(呼吸器・免疫内科学)らの
研究グループは、
セマフォリン4D(SEMA4D)という
タンパク質が好中球の活性を制御する
免疫チェックポイント分子として働き、
免疫難病のひとつであるANCA関連血管炎の
病態に重要な役割を果たしていることを
明らかにしました。
 
 ANCA 関連血管炎(AAV)は発熱、
体重減少といった全身症状の他、
皮膚、神経、肺、腎臓などに重篤な
臓器障害を生じる免疫難病であり、
日本における患者数は約1万人と
言われています。
 
 治療にはステロイドなどの強力な
免疫抑制剤が用いられますが、
副作用等の懸念から、より安全で、
効果的な治療薬が求められています。
 
 また、セマフォリン分子群は、
神経発生、免疫、血管、骨疾患、
神経変性疾患、がんの転移、浸潤などに
関与する「ヒトの病気の鍵分子」であり、
創薬ターゲットとして注目を集めている
タンパク質群です。
 
 今回、本研究グループは、好中球上に
発現しているSEMA4Dが
「免疫チェックポイント分子」として
好中球の不適切な活性化を阻止する
ブレーキ役として働いており、
このブレーキが外れてしまうことが
ANCA関連血管炎の発症に関わっていること
を解明しました(図1)。
 
 本成果は、SEMA4Dを介した
「好中球の免疫チェックポイント加療」
による血管炎治療への応用が
期待できます。
 
 本研究成果は、リウマチ・自己免疫疾患
の臨床・研究領域では最も権威があると
される、欧州リウマチ学会誌
「Annals of the Rheumatic Diseases」に、
4月18日(火)午前0時(日本時間)に
公開されました。
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 好中球表面の膜型SEMA4Dが
「免疫チェックポイント分子」だと
言っているのかな?
 
 「好中球の免疫チェックポイント加療」
を実施するための具体策は示されていない
ようです。
 
 
>血清の遊離型SEMA4D濃度は
>ANCA関連血管炎の病勢を反映する
>マーカーとして有用であり、
>また、好中球表面の膜型SEMA4Dは、
>好中球の活性化を制御する
>新たな治療ターゲットとなりうる
>可能性が示唆されました。
 
 
 今後の更なる研究に期待します。

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