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2017年5月15日 (月)

重粒子線がん治療装置向けスキャニング照射機器の大幅な小型化を実現

2017/05/10
量子科学技術研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国立研究開発法人量子科学技術研究開発
機構(以下、量研)と株式会社東芝
(以下、東芝)は、
このたび重粒子線がん治療注1装置向け
スキャニング照射機器の大幅な小型化を
実現しました。
 
 今回の開発により、従来機器では
9m必要だった、機器から照射位置までの
距離を3.5mまで短縮しました(図1)。
 
 本機器を回転ガントリー注2に適用する
ことで、重粒子線用回転ガントリーを
従来の約2/3まで小型化することが
見込まれており、世界最小の
回転ガントリーを実現します注3(図2)。
 
 本技術は、千葉および横浜で開催される
粒子線治療に関する国際会議
「56th Particle Therapy Co-operation
  Group (PTCOG56)」にて、5月11日に
量研より発表します。
 
 重粒子線がん治療装置では、
炭素イオンからなる粒子ビームを加速し、
治療室内のスキャニング照射機器から
患部に照射します。
 
 従来機器は、2台のスキャニング電磁石
注4を用いて、ビームを直交する2方向に
走査し患部を塗りつぶすように照射します。
 
 従来機器では、電磁石の干渉等の問題が
あり、2台のスキャニング電磁石を
ビーム進行方向に並べて配置していました
が、本機器では東芝のコイル巻線製造技術
を活用することで1台の電磁石として
配置することに成功しました。
 
 これにより磁場を効率良く発生させ、
照射位置までの距離を短縮しました。
 
 重粒子線治療装置の一部である加速器や
回転ガントリーは、大きな常伝導磁石を
用いて高磁場を発生させて
炭素イオンの粒子ビームを輸送・制御する
ため、装置が非常に大型となるのが
課題です。
 
 東芝は、既に開発済みの
超伝導偏向電磁石と今回開発した機器を
併せて、世界最小の回転ガントリーを
実現させ、次世代型重粒子線がん治療装置
への適用を目指します。
 
 東芝は、今後も重粒子線がん治療装置を
はじめとした最先端がん治療システムの
開発を加速し、質の高いがん治療の実現に
貢献していきます。
 
 量研は、重粒子線治療の普及を視野に
入れ、この技術による治療の高精度化を
進めていきます。
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 回転ガントリーを従来の約2/3まで
小型化出来ることで、どの位
装置全体の価格を下げられるので
しょうか? 気になります。
 治療設備を収容する建築物の容積も
効いてきて価格に反映する。
 
 メディポリス国際陽子線治療センター
の例を見ると装置全体を小さく出来そう
なので低価格化に貢献出来そうな気も
します。
 
 大がかりな装置であることは事実。
 
 関連リンク(参考)
上記2項目は
公益祭壇法人
医用原子力技術研究振興財団のページ
より、
 
メディポリス国際陽子線治療センターの
ページより、
 
 
 どう進展して行くのか見守りましょう。

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