人工知能によるがん転移の高精度な判定、国際コンペで入賞 東京医科歯科大学など
2017年5月1日
大学ジャーナルONLINE
詳細は、リンクを参照して下さい。
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東京医科歯科大学の石川俊平教授らの
研究グループは、東京大学大学院の
原田達也教授との共同研究により、
人工知能技術「ディープラーニング」
を用いて、病理組織画像からがん細胞を
高精度に判定するアルゴリズムを開発。
これを用いた国際コンペティション
Camelyon17において乳がん患者の
リンパ節転移の判定精度で世界4位に
入賞した。
日本国内の参加チームでは唯一の入賞。
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素晴らしいですね。
人工知能技術の一つである
「ディープラーニング」役立ちそうです。
病理医は少なく、その診断結果にも
差があることからこういうシステムは
積極的に導入すべきではないでしょうか?
「ディープラーニング」は画像認識に
応用しやすく、数ある人工知能技術の中
でももっとも役立ちそうな技術だと
考えています。
単純に言えば、「ディープラーニング」
は入力としてがん細胞の領域とそれ以外の
領域からのビッグデータを与え、
それに対する正解を与えてトレーニング
させれば、自分で学習するものなのです。
もちろんネットワークの工夫も必要とは
思いますが、
「ディープラーニング」を用いた診断は
優秀な病理医を越えること、
施設による差をらすことも可能では
ないかと思いますので、積極的な導入を
計って貰いたいと思います。
結果として病理医も真の力を発揮
出来るようになるはずだと考えます。
今後の進展に期待します。
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