« 熱ノイズを選り分けて電流を流すことに成功~マクスウェルの悪魔による発電~ | トップページ | 腎臓の難病に対する新しい治療薬の費用対効果 »

2017年5月28日 (日)

劇症肝炎、慢性腎臓病に対する新規治療薬の開発 ‐新規化合物MA-35は劇症肝炎や腎臓線維化を軽減する‐

2017年5月19日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 東北大学大学院医学系研究科および
医工学研究科病態液性制御学分野の
阿部 高明教授、
元医学系研究科大学院生
(現徳島市川島病院)の島 久登氏らは、
岡山理科大学の林 謙一郎教授、
広島大学病院の正木 崇生教授らの
研究グループとともに、
劇症肝炎や慢性腎臓病の進行を抑える
効果がある新規化合物
Mitochonic acid 35 (MA-35) を
開発しました。
 
 劇症肝炎は救命率の低い予後不良な
疾患であり、現在のところ肝移植以外に
確立された内科的治療法がなく
有効な治療法の開発が急務と言えます。
 
 また慢性腎臓病進行による
透析導入患者数は増加の一途であり、
腎臓線維化が慢性腎臓病進行時の
共通の最終病像とされています。
 
 腎臓線維化は腎機能予後と
強く相関しており
慢性腎臓病の進行抑制には線維化抑制が
急務ですが、現在のところ厳密に
効果があると確定された治療薬は
ありません。
 
 本研究において、阿部教授らは
腎臓病患者の血液中にATPや
エリスロポエチン産生亢進作用がある
インドール化合物が含まれていることを
発見しました。
 
 さらに、その化合物の
誘導体ライブラリーをスクリーニングし、
TNF-αとTGF-β1の両方を阻害する作用
のある新規化合物MA-35を発見しました。
 
 TNF-αは炎症促進を担う
中心的なサイトカインであり、
TGF-β1は線維化進行を担う
中心的な増殖因子です。
 
 MA-35は劇症肝炎動物モデルにおいて
TNF-αを強力に抑制し、
肝炎を軽減しました。
 
 さらにMA-35は腎臓線維化動物モデル
においてTGF-β1を強力に阻害し、
線維化を軽減しました。
 
 本研究の成果は、現在有効な治療法
のない劇症肝炎や慢性腎臓病に対し、
世界初かつ日本発の新しい治療薬の開発
となりうる発見です。
 
 今回の研究成果は、
Scientific Reports誌(電子版)に
掲載されました。
 
 
---------------------------------------
 
 「世界初かつ日本発の新しい
  治療薬の開発となりうる発見」
だそうです。素晴らしいですね。
 
 
>今回の成果から、MA-35は
>現在治療法のない劇症肝炎や
>慢性腎臓病の新しい治療薬となる
>可能性が示唆されました
 
 
 大いに期待しています。
 
 是非、日本発の治療薬にして欲しい
ものです。

|

« 熱ノイズを選り分けて電流を流すことに成功~マクスウェルの悪魔による発電~ | トップページ | 腎臓の難病に対する新しい治療薬の費用対効果 »

医療関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210730/65338260

この記事へのトラックバック一覧です: 劇症肝炎、慢性腎臓病に対する新規治療薬の開発 ‐新規化合物MA-35は劇症肝炎や腎臓線維化を軽減する‐:

« 熱ノイズを選り分けて電流を流すことに成功~マクスウェルの悪魔による発電~ | トップページ | 腎臓の難病に対する新しい治療薬の費用対効果 »