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2017年5月16日 (火)

ニワトリ体細胞からの効率的なiPS細胞の樹立 絶滅危惧鳥類に対する感染症や農薬等の影響評価への応用も!

平成29年5月8日
国立研究開発法人 国立環境研究所
生物・生態系環境研究センター
岩手大学連合農学研究科
東北大学大学院農学研究科
順天堂大学産婦人科
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 我々は、Oct3/4という遺伝子の働きを
高めることでニワトリのiPS細胞
(人工多能性幹細胞)を効率的に樹立
できることを発見しました。
 
 また、樹立したiPS細胞はFGFという
増殖因子と、PouVおよびNanogという
遺伝子の働きにより多能性が維持されて
いることを明らかにしました。
 
 環境省レッドリスト2015によると、
国内に分布する鳥類約700種の中で
97種が絶滅危惧種(絶滅危惧Ⅰ類および
Ⅱ類)に分類されています。
 
 このような絶滅危惧種に対する
感染症や農薬等の影響が懸念されています
が、その影響を評価する方法は
確立されていません。
 
 絶滅危惧種の生体を利用した影響評価は
不可能なため、他の方法、
特に培養細胞での評価方法の確立が
有力な選択肢となっていました。
 
 iPS細胞は様々な細胞に分化する能力を
有する細胞として知られています。
 
 鳥類のiPS細胞を樹立すれば、
将来的に、試験管内で様々な細胞に
分化させ、感染症や農薬の評価系を
構築することができます。
 
 本成果は、2017年4月7日
(日本時間3時)に
「Journal of Cellular Physiology」に
掲載されました
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 絶滅危惧種に対する対応にiPS細胞が
貢献出来る。前の投稿もそう。
 素晴らしいと思います。
 
 
>国立環境研究所環境試料タイムカプセル
>棟には、様々な野生鳥類由来の
>体細胞が保存されています。
 
>本研究の技術を、他の野生鳥類由来の
>体細胞へ応用することが出来れば、
>野生鳥類由来のiPS細胞が樹立できます。
 
 良いですね。期待したい。

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