悪性度の高い急性白血病のがん化メカニズムを解明 分子標的薬2剤の併用療法による高い抗腫瘍効果もマウスで確認
2017年04月28日
京都大学研究成果
詳細は、リンクを参照して下さい。
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横山明彦 医学研究科特定准教授
(現 国立がん研究センター
チームリーダー)らの研究グループは、
国立がん研究センターと共同で、
悪性度が高く乳児に多いMLL遺伝子変異を
伴う急性白血病について、
がん化を引き起こすメカニズムを
分子レベルで解明し、同成果をもとに
分子標的薬2剤による併用療法で
高い抗腫瘍効果が期待できることを
実験的に証明しました。
本研究成果は、2017年4月11日に米国の
科学雑誌「The Journal of Clinical
Investigation」オンライン版に
掲載されました。
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研究者からのコメント
今回、MLL変異白血病細胞に
MLL複合体形成阻害剤と
DOT1L酵素活性阻害剤を併用すると、
AF4とDOT1L
(どちらもMLL変異体タンパク質の
結合タンパク質)の活性が
同時に阻害され、その結果白血病細胞を
著しく減少させることが示されました。
現行の治療法ではMLL遺伝子の変異を
持つ白血病は予後不良であり、
将来的にこの二つの分子標的薬の
併用療法が有効な治療法として確立され、
患者さんの治療に役立つことが
期待されます。
詳しい研究内容については こちら
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「分子標的薬2剤の併用療法」
良さそうですね。
>将来的にこの二つの分子標的薬の
>併用療法が有効な治療法として
>確立され、患者さんの治療に
>役立つことが期待されます。
大いに期待したい。
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