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2017年4月18日 (火)

藻類オイル抽出残渣から化学品原料の合成に成功 ―藻類バイオマスを徹底的に活用する技術を確立―

2017.04.13
東工大ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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要点
 
・石油の代替資源になりうる
 藻類バイオマスのさらなる有効利用
 
・均一系スズ触媒による有用化学品原料
 への選択的な化学変換プロセスを開発
 
・オイル抽出残渣から、さらに化学品原料
 を合成することに成功
 
 
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概要
 
 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系
の山口渉助教と科学技術創成研究院
化学生命科学研究所の今村壮輔准教授らは、
藻類からオイルを抽出した残渣に含まれる
糖質成分から化学品原料
(レブリン酸メチル[用語1]及び
乳酸メチル[用語2])を合成する
新たな化学変換プロセスを開発した。
 
 トリフルオロメタンスルホン酸スズ(II)
あるいは臭化スズ(IV)という
2種類の均一系スズ触媒[用語3]を
用いると、一段階かつ高収率の
化学変換により、藻類のオイル抽出残渣
からレブリン酸メチル及び
乳酸メチルを合成できることを見出して
実現した。
 
 この成果により、石油資源の代替になる
藻類の利用価値が飛躍的に向上すること
になる。
 
 石油資源の枯渇が懸念される現在、
藻類の細胞内からバイオオイルを抽出して
ジェット燃料やバイオディーゼルへ
応用する試みが注目されている。
 
 一方、藻類からバイオオイルを抽出した
残渣には、デンプンを主とした糖質成分が
含まれているにもかかわらず、
これまで、その有効な利活用法が
存在しなかった。
 
 本研究成果は4月12日に
英国科学誌ネイチャーの姉妹誌
「サイエンティフィック・レポート
(Scientific Reports)」オンライン版に
掲載された。
 
 
プレスリリースは こちら
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>石油の代替資源になりうる
>藻類バイオマスのさらなる有効利用
 良いですね。
 
 
>今回は均一系触媒による高選択的な
>化学変換を達成した。
 
>しかし、今後、本技術を実用化する上で、
>不均一系触媒への展開は必要不可欠
>である。
 
>また、藻類内で生産される糖質の
>生合成(生体内での有機物の合成)
>に関する詳しい分子機構を明らかにし、
>それらの情報を基にして、
>バイオマス生産性を向上させた
>藻類株の育種を試みる。
 
>これらの研究開発により、
>藻類バイオマスを炭素資源とした、
>有用化学品生産の実用化に向けて
>大きく前進することが期待される。
 
 まだ先は長そうですが、
期待しましょう。

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