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2017年4月24日 (月)

細菌感染時の白血球の分化を制御する仕組みを発見―造血幹細胞から自然免疫系の細胞を優先して作る機構―

2017年3月8日
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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研究のポイント
 
・細菌感染時にマクロファージが
 優先的に作られることが知られているが、
 その仕組みは不明だった。
 
・造血幹細胞や多能性前駆細胞において、
 転写因子Bach2とC/EBPβは
 お互いに抑制し合い、白血球分化の
 バランスを調節している。
 
・細菌感染時に二つの転写因子の
 バランスが変化し、造血幹細胞や
 多能性前駆細胞がマクロファージに
 分化しやすくなることが
 明らかになった。
 
 
-----
研究概要
 
 東北大学大学院医学系研究科
生物化学分野 五十嵐和彦
(いがらしかずひこ)教授、
同加齢医学研究所遺伝子導入研究分野
伊藤亜里(いとうあり)助教らの
グループは、細菌感染時に、
細菌を貪食して排除する白血球の一種
であるマクロファージが造血幹細胞から
優先的に作られる分子メカニズムを
明らかにしました。
 
 白血球分化のバランス制御の仕組みを
明らかにすることは、感染症や
様々な免疫関連疾患のより深い理解に
つながることが期待されます。
 
 本研究成果は、2017年3月7日正午
(米国東部標準時、日本時間
 3月8日午前2時)Cell Reports誌
(電子版)に掲載されます。
 
 本研究は、日本学術振興会科学研究費
補助金および国立研究開発法人
日本医療研究開発機構AMED-CRESTなどの
支援を受けて行われました
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>細菌感染時に、細菌を貪食して排除する
>白血球の一種であるマクロファージが
>造血幹細胞から優先的に作られる
>分子メカニズムを明らかにしました。
 良く出来てますね。
 
 進化論から言うと、こういう都合の良い
仕組みを持った生物は生き残る確率が
高いため、結果として、現在の生物に
存在することになったということになる。
 
 
 詳細には、
>Bach2とC/EBPβの相互抑制的な関係
>によって、マクロファージとリンパ球の
>分化のバランスが調節され、
>細菌に応答してBach2が減少し、
>C/EBPβが上昇することで、
>幹細胞や多能性前駆細胞の分化の方向が
>マクロファージに向かうと考えられます。 
>今回の発見は、細菌感染の際の
>白血球の分化の仕組みの一端を
>明らかにしたものです。
 
>白血球の分化バランスの制御の仕組み
>を明らかにすることは、
>感染症の重篤化や慢性炎症など、
>様々な免疫関連疾患の詳細な理解に
>つながることが期待されます。
 
 
 そうですね。
 更なる研究の進展に期待しています。

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