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2017年4月 5日 (水)

難聴に対する遺伝子治療の可能性 ‐成体の内有毛細胞に高率かつ低侵襲に遺伝子を導入する方法の確立‐

2017年4月 4日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 成人になってから発症する感音難聴には
現在でも有効な治療法がないため、
新しい治療法の研究開発が求められて
います。
 
 難聴に対する治療法の有力な候補の一つ
が、内耳の細胞に対するウイルスを用いた
遺伝子導入法です。
 
 東北大学大学院医学系研究科
耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野
鈴木 淳 非常勤講師、橋本 研 大学院生、
マサチューセッツ眼科耳鼻科病院
(Massachusetts Eye & Ear Infirmary)
M. Charles Liberman教授、
Luk H. Vandenberghe助教らの
グループは、新規に開発したウイルス
による遺伝子導入法と低侵襲な手術を
組み合わせることで、聴力を悪化させずに
成体マウスの内有毛細胞に高率に遺伝子を
導入する方法を確立しました。
 
 今回確立した方法により、騒音性難聴や
加齢性難聴といった成人発症の
感音難聴に対する遺伝子治療の効果を、
様々な疾患モデルマウスを利用して
評価できる可能性があります。
 
 アデノ随伴ウイルスは既にヒトに対して
臨床応用されていることから、
本研究がこれまで効果的な治療法が
なかった感音難聴に対する
遺伝子治療の開発に寄与することが
期待されます。
 
 この研究結果は、2017年4月3日午前10時
(日本時間3日午後6時)に
英国の科学誌Scientific Reports電子版に
掲載されました。
 
 
詳細は こちら
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 遺伝子治療期待したい。
 
 
>感音難聴に対する遺伝治療研究を
>飛躍的に発展させる可能性
 
 まだ疾患モデル動物を用いた
基礎研究段階のようですが、
一日も早い人への臨床応用が
実現してもらいたいですね。

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