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2017年4月30日 (日)

アルミニウムのナノ構造体で「色」を作る-半永久的に失われず塗料より軽い「メタマテリアル・カラー」-

2017年4月26日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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要旨
 
 理化学研究所 田中メタマテリアル
研究室の田中拓男主任研究員
(光量子工学研究領域フォトン操作機能
 研究チーム チームリーダー)、
レニルクマール・ムダチャディ国際特別
研究員の研究チームは、
アルミニウム薄膜で作った
「メタマテリアル[1]」で、
可視光全域をカバーする「色」を
作り出すことに成功しました。
 
 光の波長よりも小さいナノメートル
(nm、1nmは 10億分の1m)サイズの
構造体(以下、ナノ構造)を大量に
集積化して自然界の物質では実現できない
光学特性を持たせた人工物質を
メタマテリアルと呼びます。
 
 ヒトの目は捉える光の波長の違い
によって色を区別するので、
ナノ構造の大きさや形を変えることで
メタマテリアルが吸収する光の波長を
制御すれば、さまざまな色を作り出すこと
ができます。
 
 従来のメタマテリアルでは、
吸収する光の波長が一つに限定されて
いたり、吸収する光の波長幅が広いため
パステルカラーのような彩度の低い色
しか作り出せないといった課題があり、
任意の色を自在に作ることは
できませんでした。
 
 今回、研究チームは電子ビーム
リソグラフィー法[2]と真空蒸着法[3]を
用いて、シリコン基板上に
厚さ150nmのポリメチルメタクリレート
(PMMA)レジスト材料[4]を塗布し、
PMMA上に四角形パターンを描画後、
その四角形上とそれ以外の部分に
厚さ45nmのアルミニウム薄膜を
塗布しました。
 
 この座布団形状のナノ構造を持つ
メタマテリアルにより、赤色から紫色まで
可視光全域をカバーする、さまざまな色を
作り出すことに成功しました。
 
 さらに異なる色を出す構造を混ぜると、
絵の具を混ぜたときのように色が混ざり、
黒色を作り出すこともできました。
 
 有機物質である絵の具やインクの色は、
強い光、高温、酸化により除々に
失われます。
 
 しかし、開発したメタマテリアルの
表面は比較的安定な酸化皮膜を持つ
アルミニウムで覆われているため、
ナノ構造が破壊されない限り、
半永久的に退色することはありません。
 
 また、インクなどの塗料と比較すると、
はるかに薄くて軽いという特徴もあります。
 
 研究チームが開発した
「メタマテリアル・カラー」は、
高解像度ディスプレイや
カメラのカラーフィルターとしての利用や、
光の散乱を避けたい光学機器の内壁、
大型望遠鏡内の黒色塗装などの応用が
期待できます。
 
 本研究成果は、英国のオンライン
科学雑誌『Scientific Reports』
(4月26日付け:日本時間4月26日)に
掲載されます。
 
 本研究の一部は、防衛装備庁
「安全保障技術研究推進制度」の
支援を受けて実施しました
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 「メタマテリアル・カラー」面白い
ですね。
 
 
>今回開発した「色」を自在に作り出す
>メタマテリアルの表面は、
>アルミニウム薄膜だけでできています。
 
>アルミニウムの表面は空気中で
>すぐに酸化され、厚さ数nmの
>酸化アルミニウムの被膜ができるため、
>アルミニウムはそれ以上腐食されません。
 
>すなわち、このメタマテリアルは
>比較的安定で、化学的もしくは物理的に
>破壊されない限りメタマテリアルが
>呈する色は失われません。
 
>さらに、メタマテリアルの厚みが
>200nm程度と非常に薄いことも
>この技術の特徴です。
 
>例えば、ペンキを1m角の広さに塗った
>とすると重さは約130gになりますが、
>メタマテリアルを同じ広さに作製すると
>約0.29gとなり、ペンキと比べて
>約500分の1の重さに軽減できます。
 
>そのため、極薄・超軽量で半永久的に
>色褪せない彩色が可能になります。
 
>また、軽量・高性能かつ劣化のない
>黒色塗装も可能となるため、
>光学機器の内壁だけでなく、
>ペンキ塗装では重さが問題となる
>大型望遠鏡の内壁にも、
>光の散乱を避けるための黒色塗装が
>可能になります。
 
 
 素晴らしいです。
 宇宙に打ち上げる望遠鏡などの
塗装に最適。

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2017年4月29日 (土)

(医学系研究科) 新規治療法につながる脊髄小脳失調症1型(SCA1)の運動失調メカニズムの解明 ― 既承認薬バクロフェンがSCA1モデルマウスの運動機能を改善 ―

2016/11/07
群馬大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 このたび、本学大学院医学系研究科
脳神経再生医学分野の平井宏和教授、
細井延武講師、
アントン シュワエフ研究員
(現在、ロシア クラスノヤルスク
 医科大学 分子医学病態生化学研究所
 所属)の研究グループは、
東京大学大学院総合文化研究科生命環境
科学系 柳原大准教授らとの
共同研究により、脊髄小脳失調症1型
(SCA1)のモデルマウスにおいて、
小脳の代謝型グルタミン酸受容体タイプ1
(mGluR1)の働きが減弱することによって
運動失調が生じること、
さらに、この弱まったmGluR1の働きを
バクロフェンという薬剤で増強すると、
運動失調を生じているSCA1モデルマウス
の運動機能が改善されることを
発見しましたので、お知らせします。
 
 詳しくはこちらをご覧ください。
 
 本研究は、最先端・次世代研究開発支援
プログラム、厚生労働省・日本医療研究
開発機構 難治性疾患克服研究事業
運動失調症の分子病態解明・治療法開発
に関する研究班、
文部科学省科学研究費補助金
「基盤研究C」の補助を受けて
行われました。
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 この研究はSCD・MSA友の会ニュース
No.226に平井 宏和先生の特報として
掲載されています。
 
 平井先生自身、
「私たちは遺伝子治療や幹細胞治療を
 研究してきました。
 これらは脊髄小脳変性症モデルマウスの
 症状を顕著に改善させることから、
 将来的に大変有望な治療法と
 考えられます。
 しかし私たちのような、人も資金も
 少ない研究室が治験まで行うことは
 かなりの困難が伴います。
 できるだけ早く患者の方に届くには、
 やはり既存の薬剤で効果があるものが
 あれば望ましいという考えに
 至りました。」
と言っています。
 
 今回の研究はこの方向のものです。
 
 
>SCA1 を含めて脊髄小脳変性症は、
>現在のところ、残念ながら
>根本的に治癒させる治療法はなく、
>症状の進行を遅らせるような対症療法の
>薬しかありません。
 
>しかも、今のところ、認可されている薬
>として、甲状腺刺激ホルモン
>放出ホルモン(TRH)由来の成分を
>用いたわずかな種類しかありません。
 
>そのような状況の中、本研究は、
>SCA1 への治療法開発に対して、
>mGluR1 を創薬ターゲットとする
>新しい方向性を提供し、
>バクロフェンだけでなく、
>それ以外のmGluR1に作用する
>薬剤を含めた新規治療薬の開発に
>つながることが期待されます。
 
>本研究は、マウスモデルでの成果
>であるため、バクロフェンが
>実際のヒトの SCA1 の患者さんたちの
>運動機能を改善させる効果があるのか
>どうか、また、他の種類の
>脊髄小脳変性症に対しても同じような
>効果があるのかどうかなど、
>今後検討すべき課題はたくさんあります。
 
>しかしながら、バクロフェンは
>筋弛緩薬としてすでに臨床で
>使われている既承認薬であるので、
>本研究で明らかにされた
>バクロフェンの運動機能改善効果を
>ヒトに適用する治療法の開発は、
>SCA1 を含めた脊髄小脳変性症の
>治療薬を一から開発することに比べれば
>格段にハードルは低く、
>臨床試験で効果が確認できれば
>比較的早期に臨床応用できる可能性が
>高いと考えられます。
 
 久しぶりにすごく希望をもてる
研究だと思います。
 
 大いに期待して待ちたいと思います。

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EGFR変異陽性肺がんに対する新規耐性克服療法を発見―今後予想されるオシメルチニブ耐性の克服へ―

2017年3月13日
公益財団法人がん研究会
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
国立大学法人京都大学
国立研究開発法人理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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概要
 
 肺がんは我が国において現在がんによる
死因の1位であり、さらなる増加が予測
されています。
 
 EGFR(上皮成長因子受容体)遺伝子変異
は進行非小細胞肺がんの3~4割に見つかり
EGFR阻害薬が非常に高い効果を示しますが、
1年程度で耐性を生じて再増悪してしまい
ます。
 
 この耐性のおよそ半数を占めるのが
EGFR-T790M変異ですが、
その耐性変異にも有効なEGFR阻害薬である
オシメルチニブが、日本でも処方可能
となりました。
 
 しかしさらなる耐性の出現が確認されて
おり、その原因の1つがC797S変異の追加
(EGFR-T790M/C797S)であり、
臨床応用された全てのEGFR阻害薬の効果が
なくなることが報告されています。
 
 C797S変異はオシメルチニブ使用中の
患者さんのなかで約2割に出現することが
報告されており、今後相当数の患者さんで
認められることが予想されますが、
現在この変異によって再増悪した時の
治療法は明確ではありません。
 
 がん研究会の片山量平らの研究グループ
は、C797S遺伝子変異により
オシメルチニブに耐性となった
細胞に対して、現在ALK阻害薬として
開発が進んでいるブリガチニブが
有効であることを発見しました。
 
 さらに京都大学・理化学研究所との
共同研究により、スーパーコンピュータ
「京」による構造シミュレーションを行い、
ブリガチニブの変異EGFRタンパク質
に対する結合様式ならびに、
その結合に重要な化学構造の推定に
成功しました。
 
 ブリガチニブとEGFRに対する抗体薬
(セツキシマブ、又はパニツムマブ)を
併用することで効果が増強されることを
見出し、動物実験でも十分な治療効果を
確認しました。
 
 本研究の結果は、オシメルチニブの
普及により出現が推定される
C797S遺伝子変異に対する治療開発に
貢献しうる成果であると考えられます。
 
 本研究の成果は、英国の
Nature Publishing Group
オープンアクセス誌
Nature Communicationsに
(2017年3月13日 英国時間午前10時、
日本時間午後7時)に公開されました。
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 スーパーコンピュータ「京」による
構造シミュレーション成果、素晴らしい
ですね。
 
 
>オシメルチニブがT790M変異を有する
>EGFR変異陽性肺がん患者の治療薬として
>急速に広く日常診療に浸透している
>現状から、今後C797Sによる耐性が
>出現してくることが想定されています。
 
>しかし一方で、現在C797Sを克服する
>薬剤として臨床段階まで開発が進んで
>いる薬剤は存在しません。
 
>本研究で見出したブリガチニブと
>セツキシマブ、パニツムマブの
>併用療法については、
>ブリガチニブがALK陽性肺がんに対する
>治療薬として第3相臨床試験中であり、
>セツキシマブおよびパニツムマブは
>大腸がんや頭頚部がんですでに広く
>実臨床で使用されています。
 
>そのため、全くの新しい治療薬開発
>に比べ、より早く臨床的な効果や
>安全性を検証する臨床試験へと
>繋げられることが期待できます。
 
>さらに、本研究で示された
>ブリガチニブのC797S変異をもった
>EGFRへの結合部位に関する情報と
>ブリガチニブの誘導体展開可能と
>考えられる部位に関する情報は、
>今後、より強力で特異的な治療薬の
>開発へと展開するのに重要な情報
>となる可能性があります。
 
 
 進行非小細胞肺がん患者にとって
期待出来そうな成果ですね。
 
 今後の展開に大いに期待したい。

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2017年4月28日 (金)

がん細胞死を誘導する人工配列の核酸の創製に成功 -核酸医薬の開発に期待-

2017年4月27日
東京工科大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京工科大学
(東京都八王子市片倉町、学長:軽部征夫)
大学院バイオニクス専攻の
杉山友康教授らの研究グループは、
プログラムされた細胞死(アポトーシス)
を、がん細胞に誘導する新しい核酸の
創製に成功しました。
 
 これは、同研究グループが合成した
約15万種類の人工核酸の中から
発見されたもので、
今後、がん細胞死を誘導する核酸医薬品の
開発などが期待されます。
 
 本研究成果は、2017年4月22日に
科学誌「Biochemical and Biophysical
     Research Communications」 に
掲載されました(注1)。
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 がんに限らずいろいろな分野で核酸医薬
出て来そうです。
 
 
>【社会的・学術的なポイント】
>研究グループが新たに発見した
>TMEM117を標的とした
>RNA干渉は、小胞体ストレスによる
>ミトコンドリア膜電位の消失を伴う
>がん細胞のアポトーシスを誘導するもの
>です。
 
>今後、TMEM117の機能解明が
>進むことで、がん細胞死を誘導する
>核酸医薬品の開発が期待されます。
 
 
 大いに期待したい。

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原発処理費用、22兆円のウソとそのワケ

2017年4月26日
日経ビジネスONLINE
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 昨年末、政府の東京電力改革・1F問題
委員会(東電委員会)が発表した資料
では、福島第1原子力発電所の
事故処理費用が約22兆円と試算された。
 
 当初想定の2倍に膨らんだことが話題を
呼んだが、東京電力ホールディングスの
改革の動きに注目してきた識者からは
むしろ「この程度の額で収まるわけがない」
と批判の声が上がっている。
 
 国はなぜ、こんな杜撰な試算を公表
したのだろうか。
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 私もこの程度の金額で事故処理が終わる
とは思えません。
 
 日本経済研究センターの独自試算より
増える可能性があると思う。
 
 何故か?
>原発が火力や水力よりも割安だと
>訴え続けてきた国の理論に傷が付き、
>各地の原発の再稼働にはマイナスに働く
 と言うのが主たる理由かな?
 
 電力料金を通じて国民負担を迫る形も
破綻するだろうし、
 
 国は、どうしてこうも杜撰なことを
するのかな?
 
 国民が大人しすぎるからかも
しれませんね。
 
>今はもう前提を見直すべき時に来て
>いるのではないか
 
 そう思います。

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2017年4月26日 (水)

乾いた空気から水を取り出す装置、太陽光で動作 - MITとUCバークレーが開発

2017/04/20
マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 マサチューセッツ工科大学(MIT)と
カリフォルニア大学バークレー校
(UCバークレー)の研究チームは、
乾燥した空気から水を取り出す装置を
開発した。
 
 エネルギー源として利用するのは
太陽光だけであり、湿度20%程度の
乾燥地帯でも、1日に数リットルの水を
作り出すことができるという。
 
 研究論文は、科学誌「Science」に
掲載された。
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 太陽光だけで動作するというのが
素晴らしいですね。
 
>将来的には水道を引かなくても、
>各家庭で太陽光と空気から
>必要な水を作れるようになる。
 かも知れない。
 
 まだ改良の余地があるそうです。
 
 懸念されている水不足が解消出来る
かな?
 
 大いに期待したい。

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2017年4月25日 (火)

がん組織の高い温度に反応し、ナノ微粒子が特異的に集積する仕組みを開発~副作用のないがん治療へ期待~

平成29年3月8日
科学技術振興機構(JST)
九州大学
量子科学技術研究開発機構(QST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
○従来の薬剤分子のがん組織への集積は
 効果が不十分で時間がかかり、
 正常組織にも薬剤が働きかける
 問題があった。
 
○がん組織の隙間へ入り込み、
 温度に反応して自らサイズを大きくして
 集積するナノ微粒子を開発した。
 
○患者に副作用を与えず、低い投与量で
 効果を生み、患者への負担が少ない
 がん診断や治療に役立つことが
 期待される。
 
 
-----
 JST 戦略的創造研究推進事業
において、九州大学 大学院薬学研究院の
唐澤 悟 准教授らは、がん組織の温度に
応答して薬剤分子を集める仕組みを
開発しました。
 
 ドラッグデリバリーシステム(DDS)
注1)は体内の薬剤分布を量的、空間的、
時間的に制御する薬剤運搬技術で、
がん治療の1つとして研究が進んでいます。
 
 従来は、血管に生じる「隙間」を
利用して、数十~百ナノメートルサイズの
ナノ微粒子中に薬剤を内包させ、
がん病巣へ薬剤を集積させます。
 
 しかし、この方法では薬剤が正常な組織
にも分布するため、副作用を発症する
などの問題がありました。
 
 そのため、がん組織のみを狙う高精度な
がん集積法を持つDDS開発が
望まれていました。
 
 がん組織は、活動が活発なため
正常な組織よりも温度が高いことが
知られています。
 
 唐澤准教授らは、温度が変わると
分子が集合して形やサイズが変化する
「温度応答性ナノ微粒子」を研究し、
がん組織に分子を集めて留まる方法を
新たに開発しました。
 
 このナノ微粒子は、ヒトの体温よりも
少し高温の温度域で自ら集合して
大きなサイズになります。
 
 がんを持つマウスへ蛍光分子を
取り付けたナノ微粒子を投与したところ、
がん細胞の温度に応答してナノ微粒子が
がん組織に集積する様子が
蛍光イメージング注2)で
観察されました。
 
 この方法を利用することで、
従来のDDSが抱えていた、
がん細胞以外への副作用を解決する
だけではなく、低い投与量で負担が少ない、
新たながん診断や治療に役立つことが
期待されます。
 
 本研究は、九州大学 大学院薬学研究院
の荒木 健さん、臼井 一晃 助教、
量子科学技術開発機構の
青木 伊知男 博士、
村山 周平 博士らと共同で行ったもの
です。
 
 本研究成果は、2017年3月7日
(米国東部時間)に米国科学誌
「Nano Letters」の
オンライン速報版で公開されます。
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 Good News !
 
 有望そうな治療法としては、ご存知
だと思いますが、
免疫チェックポイント阻害剤が
ありますが、その他のものとして
下記のものが有望そうです。
 
 ただ、「近赤外線を照射して」
ということなので、身体の深部のがん
は適用出来ないと思われます。
 
 その点で今回のものは良いと
思われます。
 
>本研究では、がん細胞の隙間と高温性を
>利用し、温度応答性ナノ微粒子を用いて
>がん組織への集積を達成しました。
 
>これにより、効率的、加速的に微粒子を
>がん組織へ集積させる方法が可能
>であることが示されました。
 
>今後この基本戦略に従って、
>我々が開発した温度応答性ナノ微粒子内
>にMRI造影剤注4)やがん治療薬を
>包接させることにより、
>短時間、低投与量でのがん診察、
>副作用のないがん治療への展開を
>目指します。
 
 温度応答性の効果はどの程度、従来の
DDSと比べて良好なのでしょうか?
 
 期待したいと思います。
 少しでも良い治療法が開発されること
を祈っています。

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2017年4月24日 (月)

細菌感染時の白血球の分化を制御する仕組みを発見―造血幹細胞から自然免疫系の細胞を優先して作る機構―

2017年3月8日
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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研究のポイント
 
・細菌感染時にマクロファージが
 優先的に作られることが知られているが、
 その仕組みは不明だった。
 
・造血幹細胞や多能性前駆細胞において、
 転写因子Bach2とC/EBPβは
 お互いに抑制し合い、白血球分化の
 バランスを調節している。
 
・細菌感染時に二つの転写因子の
 バランスが変化し、造血幹細胞や
 多能性前駆細胞がマクロファージに
 分化しやすくなることが
 明らかになった。
 
 
-----
研究概要
 
 東北大学大学院医学系研究科
生物化学分野 五十嵐和彦
(いがらしかずひこ)教授、
同加齢医学研究所遺伝子導入研究分野
伊藤亜里(いとうあり)助教らの
グループは、細菌感染時に、
細菌を貪食して排除する白血球の一種
であるマクロファージが造血幹細胞から
優先的に作られる分子メカニズムを
明らかにしました。
 
 白血球分化のバランス制御の仕組みを
明らかにすることは、感染症や
様々な免疫関連疾患のより深い理解に
つながることが期待されます。
 
 本研究成果は、2017年3月7日正午
(米国東部標準時、日本時間
 3月8日午前2時)Cell Reports誌
(電子版)に掲載されます。
 
 本研究は、日本学術振興会科学研究費
補助金および国立研究開発法人
日本医療研究開発機構AMED-CRESTなどの
支援を受けて行われました
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>細菌感染時に、細菌を貪食して排除する
>白血球の一種であるマクロファージが
>造血幹細胞から優先的に作られる
>分子メカニズムを明らかにしました。
 良く出来てますね。
 
 進化論から言うと、こういう都合の良い
仕組みを持った生物は生き残る確率が
高いため、結果として、現在の生物に
存在することになったということになる。
 
 
 詳細には、
>Bach2とC/EBPβの相互抑制的な関係
>によって、マクロファージとリンパ球の
>分化のバランスが調節され、
>細菌に応答してBach2が減少し、
>C/EBPβが上昇することで、
>幹細胞や多能性前駆細胞の分化の方向が
>マクロファージに向かうと考えられます。 
>今回の発見は、細菌感染の際の
>白血球の分化の仕組みの一端を
>明らかにしたものです。
 
>白血球の分化バランスの制御の仕組み
>を明らかにすることは、
>感染症の重篤化や慢性炎症など、
>様々な免疫関連疾患の詳細な理解に
>つながることが期待されます。
 
 
 そうですね。
 更なる研究の進展に期待しています。

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2017年4月23日 (日)

腸内細菌叢の成熟化が乳幼児期の腸管感染抵抗性をもたらすことを発見-特定の腸内細菌の獲得が腸管感染症予防のカギ-

2017/04/21
慶應義塾大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 慶應義塾大学、ミシガン大学(米国)、
シカゴ大学(米国)、
は、乳幼児期の腸内細菌叢の成熟化が
腸管感染抵抗性に重要であることを
明らかにしました。
 
 これは慶應義塾大学薬学部の金 倫基
(きむ ゆんぎ)准教授(前ミシガン大学
 医学部病理学部門研究員)、
慶應義塾大学先端生命科学研究所
(山形県鶴岡市)の福田 真嗣
(ふくだ しんじ)特任准教授
(JSTさきがけ研究者)、
ミシガン大学医学部病理学部門の
Gabriel Nunez(ガブリエル ヌネッツ)
教授・坂本 啓(さかもと けい)博士
研究員、
シカゴ大学病理学部門の
Cathryn R. Nagler(キャスリン ナグラー)
教授、
を中心とする研究グループの成果です。
 
 乳幼児は腸管病原菌に対して
感染しやすい(感受性が高い)ことが
知られていますが、
その詳細なメカニズムについては
未だ不明な点が多く残されていました。
 
 今回研究グループは、腸内細菌を
全く持たない無菌マウスを無菌環境下で
飼育し、メタボローム解析技術を
駆使することで、乳幼児の腸管感染
に対する高い感受性は、乳幼児の
腸内細菌叢が未成熟であることに
起因することを明らかにしました。
 
 また、この乳幼児の腸管病原菌感染に
対する高い感受性は、
クロストリジウム目菌群の欠如による
ことも明らかにしました。
 
 さらに、乳幼児の未成熟な腸内細菌叢
から産生される代謝物質が、
クロストリジウム目菌群の腸内での
増殖を促進することで、腸管感染抵抗性が
もたらされることも明らかにしました。
 
 本研究は、乳幼児期に腸管感染症の
感受性が高いことの一因として
腸内細菌叢が未成熟であることを
明らかにしたものであり、
今後は乳幼児の腸管感染抵抗性を
強化するために、腸内細菌叢を
ターゲットにした新たな予防・治療法開発
等の臨床応用への発展が期待されます。
 
 本研究成果は、2017年4月21日
(米国東部時間)に
国際学術誌Science電子版に掲載されます。
 
プレスリリース全文は こちら
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 腸内細菌叢についての理解がかなり
進んで来たようですね。
 
 
>乳幼児の腸管病原菌感染に対する
>高い感受性は、腸内細菌叢が未成熟
>なことに起因する。
 
>この乳幼児の腸管病原菌感染に対する
>高い感受性は、クロストリジウム目菌群
>の欠如によることも明らかにしました。
 とのこと。
 
>今後は乳幼児の腸管感染抵抗性を
>強化するために、腸内細菌叢を
>ターゲットにした新たな
>予防・治療法開発等の臨床応用への
>発展が期待されます。
 
 
 良い方向だと思います。
 大いに期待したい。

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2017年4月22日 (土)

脳内の老廃物蓄積を抑制する物質が判明  アルツハイマー病の新規治療薬開発へ

2017年4月4日
国立循環器病研究センター
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国立循環器病研究センター
(大阪府吹田市、理事長:小川久雄、
  略称:国循)
研究所再生医療部の齊藤聡流動研究員と
病院脳神経内科の猪原匡史部長らの
研究チームは、
アルツハイマー病を発症する老廃物
「アミロイドβ(以下Aβ)」の
脳血管への蓄積を抑制する物質を
突き止めました。
 
 本研究成果は、英国の専門誌
「Acta Neuropathologica Communications」
に平成29年4月4日(日本時間)に
掲載されました。
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 アルツハイマー病発症におけるAβ仮説
は、ほぼ否定されつつあるようですが、
今回の研究はちょっと違うようです。
 
 
>これまでのアルツハイマー病研究は
>神経細胞の病態研究が中心であり、
>脳アミロイド血管症に焦点を当てた
>治療開発研究は十分になされて
>いませんでした。
 とのことで、
 
>タキシフォリンにより脳内Aβが
>減少しただけでなく認知機能障害も
>回復させられることが明らかになった
>ため、アルツハイマー病の有効な
>治療薬候補となると考えられます。
 と言っています。
 
>今後は認知症新規治療薬として
>ヒトへの効果を確認するため、
>2017年度中の治験開始と
>2025年中の臨床応用を目指します。
 とのこと。
 
 最終結果は、まだ先の話になると
思われますが、見守って行きたいと
思います。

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細胞ストレスを光で可視化できるマウスを開発

2017年4月19日
認知症ねっと
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 株式会社トランスジェニックと
学校法人金沢医科大学、
国立大学法人熊本大学の共同研究チームが、
目でみえない細胞ストレスを、
ストレスが生じた時に
ストレスが生じた部分だけ、
光によって可視化することができる
「UMAIマウス」の開発に成功しました。
 
 この共同研究成果は
「Scientific Reports」に
掲載されました。
---------------------------------------
 
 細胞ストレスは、いろいろな病気の
原因になるわけで、可視化出来るように
なったことで原因と結果の研究の進展に
期待したい。
 →新薬の開発とか新規治療法に繋がる
  はず。
 
 「UMAIマウス」は
・小胞体ストレス可視化
・酸化ストレス可視化
・炎症可視化
が出来るようです。
 
 
 様々なストレスと病気との関連の
研究から始めて、どのような結果が
得られるのか、今後の展開に期待します。

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2017年4月21日 (金)

圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)システムの実証試験を開始

2017年4月20日
国立研究開発法人
新エネルギー・産業技術総合開発機構
学校法人早稲田大学
一般財団法人
エネルギー総合工学研究所
株式会社神戸製鋼所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 NEDOと早稲田大学、エネルギー総合工学
研究所は、天候により出力が変動する
風力発電を電力系統上で安定的に利用する
ために、発電量の予測情報に基づく
制御技術を用いた圧縮空気エネルギー貯蔵
(CAES:Compressed Air Energy Storage)
システムの実証試験を本日開始しました。
 
 実証試験は静岡県賀茂郡河津町に
完成させた施設で行います。
 
 今後、CAESシステムの制御技術を
確立させ、再生可能エネルギーの
導入拡大に資することを目指します。
---------------------------------------
 
 風力発電は安定電力ではないので、
何かしらの電力安定化策が必要とは
思いますが、圧縮空気エネルギー貯蔵
というのは効率が悪そうですね。
 
・空気を圧縮する時に熱が出るはずで
 その熱は蓄熱槽に貯めるのかな?
 蓄熱槽は何で出来ているのかな?
 → 貯めた熱は発電に使うらしい。
 
 いつまでも熱は貯めておけないはずで、
このシステムの効率はあまり良いとは
思えません。どの位の効率なのかな?
 
 以前の投稿です。
2015年9月3日
新エネルギー・産業技術総合開発機構
 
 
 フライホイール蓄電の方が効率は
良いはずですが、大電力の蓄電には
向かないのかな?
 
 いろいろありますね。
 
 
>天候によって出力が大きく変動する
>不安定な風力発電の電力を
>電力系統上で安定的に利用するために、
>蓄電システムの制御技術を確立します。
 
>これにより、再生可能エネルギーの
>導入拡大に資することを目指しています。 
 と言っています。
 
 日本の再生可能エネルギーの
導入比率目標は低すぎると思っています。
 
 電力網を安定的に運用する方法は
電力網での工夫等、一時的に貯蔵する
だけではないはずです。
スペインなどの運用方法も参考に
しながら積極的に取り組んで貰いたいと
思います。
 
 関連リンク
エコめがねエネルギーBLOG

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2017年4月20日 (木)

2種類目となる「末梢血由来のiPS細胞ストック」の提供開始について

2017年4月18日
京都大学iPS細胞研究所CiRA(サイラ)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 京都大学iPS細胞研究所(CiRA)は、
再生医療実現拠点ネットワークプログラム
の一環として、2013年度より
再生医療用iPS細胞ストックプロジェクト
を本格的に進めております。
 
 2015年8月に提供を開始した末梢血から
作製したiPS細胞ストックに続き、
本年4月18日(火)に、2種類目となる
末梢血から作製したiPS細胞ストックの
提供を開始しましたのでお知らせします。
 
 今回提供を開始した末梢血由来の
iPS細胞株は、日本人において2番目に
高頻度にみられるHLA型
(A*33:03-B*44:03-DRB1*13:02)の
細胞から作製しました。
 
 このiPS細胞ストックと既に提供を
行っているiPS細胞ストックとあわせて、
日本人の約24パーセントをカバーできると
考えられます。
 
 CiRAでは引き続き日本人で頻度の高い
HLAホモ接合体を有するドナーの皆様より
御協力をいただきながら、
第一段階として2017年度末までに
日本人の3~5割程度をカバーできる
再生医療用iPS細胞ストックの構築を
目指し、iPS細胞の製造に取り組んで
参ります。
---------------------------------------
 
 これで「日本人の約24パーセントを
カバーできる」そうです。
 Good Newsですね。
 
 
 引き続き
>第一段階として2017年度末までに
>日本人の3~5割程度をカバーできる
>再生医療用iPS細胞ストックの構築を
>目指し、iPS細胞の製造に取り組んで
>参ります。
 とのこと。
 
 頑張ってください。
 陰ながら応援しております。

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2017年4月19日 (水)

がんの超初期段階で生じる代謝変化を世界で初めて解明

2017.04.18
北海道大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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研究成果のポイント
 
・これまでブラックボックスであった,
 がん化の超初期段階で起こる現象を
 解明。
 
・「ミトコンドリア機能の低下」
 「解糖経路の亢進」という代謝変化が
 変異細胞の排除を促進。
 
・今後の「世界初のがん予防薬」の
 開発に期待。
 
 
-----
研究成果の概要
 
 独自に確立した培養細胞系と
マウスモデルを用いて,正常細胞に
囲まれた変異細胞において,
「ミトコンドリア機能の低下」と
「解糖経路の亢進」という2つの代謝変化
が生じていることを突き止めました。
 
 さらに,この代謝変化が,変異細胞の
周囲に存在する正常細胞からの影響による
ものであり,変異細胞の体外への排除に
重要な役割を果たしていることを
明らかにしました。
 
 これらの研究成果は,
これまでブラックボックスであった
がんの超初期段階で生じる現象を
明らかにするものであり,
「世界初のがん予防薬」の開発に
つながることが期待できます。
---------------------------------------
 
 本当にがんの「世界初のがん予防薬」
の開発に繋がると良いですね。
 
 
>これらは,これまでブラックボックス
>であったがんの超初期段階で起こる現象
>を明らかにした研究成果であり,
>新たながん研究分野の開拓につながる
>可能性があります。
 
>この研究成果をさらに発展させること
>によって,世界初の「がん予防薬」の
>開発へつながることが期待できます。
 
 大いに期待したい。

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2017年4月18日 (火)

藻類オイル抽出残渣から化学品原料の合成に成功 ―藻類バイオマスを徹底的に活用する技術を確立―

2017.04.13
東工大ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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要点
 
・石油の代替資源になりうる
 藻類バイオマスのさらなる有効利用
 
・均一系スズ触媒による有用化学品原料
 への選択的な化学変換プロセスを開発
 
・オイル抽出残渣から、さらに化学品原料
 を合成することに成功
 
 
-----
概要
 
 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系
の山口渉助教と科学技術創成研究院
化学生命科学研究所の今村壮輔准教授らは、
藻類からオイルを抽出した残渣に含まれる
糖質成分から化学品原料
(レブリン酸メチル[用語1]及び
乳酸メチル[用語2])を合成する
新たな化学変換プロセスを開発した。
 
 トリフルオロメタンスルホン酸スズ(II)
あるいは臭化スズ(IV)という
2種類の均一系スズ触媒[用語3]を
用いると、一段階かつ高収率の
化学変換により、藻類のオイル抽出残渣
からレブリン酸メチル及び
乳酸メチルを合成できることを見出して
実現した。
 
 この成果により、石油資源の代替になる
藻類の利用価値が飛躍的に向上すること
になる。
 
 石油資源の枯渇が懸念される現在、
藻類の細胞内からバイオオイルを抽出して
ジェット燃料やバイオディーゼルへ
応用する試みが注目されている。
 
 一方、藻類からバイオオイルを抽出した
残渣には、デンプンを主とした糖質成分が
含まれているにもかかわらず、
これまで、その有効な利活用法が
存在しなかった。
 
 本研究成果は4月12日に
英国科学誌ネイチャーの姉妹誌
「サイエンティフィック・レポート
(Scientific Reports)」オンライン版に
掲載された。
 
 
プレスリリースは こちら
---------------------------------------
 
>石油の代替資源になりうる
>藻類バイオマスのさらなる有効利用
 良いですね。
 
 
>今回は均一系触媒による高選択的な
>化学変換を達成した。
 
>しかし、今後、本技術を実用化する上で、
>不均一系触媒への展開は必要不可欠
>である。
 
>また、藻類内で生産される糖質の
>生合成(生体内での有機物の合成)
>に関する詳しい分子機構を明らかにし、
>それらの情報を基にして、
>バイオマス生産性を向上させた
>藻類株の育種を試みる。
 
>これらの研究開発により、
>藻類バイオマスを炭素資源とした、
>有用化学品生産の実用化に向けて
>大きく前進することが期待される。
 
 まだ先は長そうですが、
期待しましょう。

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薬物治療がなかった急性期の脳内出血に治療薬の可能性 脳卒中の3タイプ全てにタンパク質HMGB1の関与を解明

2017.04.10
岡山大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の
西堀正洋教授(薬理学)の研究グループは、
脳内出血による脳組織の障害メカニズムに、
血腫によって神経細胞から放出される
タンパク質High Mobility Group Box-1
(HMGB1)が関与することを明らかに
しました。
 
 研究成果は4月10日、英国の科学雑誌
「Scientific Reports」に掲載されます。
 
 脳卒中には3つのタイプとして、
脳梗塞、クモ膜下出血と脳内出血が
あります。
 
 本研究グループは、ラットで作製された
脳内出血モデルで、HMGB1の働きに注目。
 
 神経細胞から放出される
細胞核内タンパク質HMGB1が、
血液脳関門*の破綻と
炎症性サイトカイン*産生の誘導に働く
ことを明らかにしました。
 
 また、HMGB1の働きを中和する
抗HMGB1抗体は、HMGB1の放出を抑制する
とともに抗炎症作用を発揮し、
その結果、神経細胞死と麻痺症状を
抑えることがわかりました。
 
 さらに、抗HMGB1抗体の治療開始を
脳内出血後3時間で開始しても
一定の効果があることも確認されました。
 
 脳内出血は、脳卒中の中でも死亡率が
高く、後遺症も重篤です。
 
 これまで、脳内出血による神経障害を
抑制する薬物は開発されておらず、
抗HMGB1抗体による治療法は
実用化に向けた研究が期待されます。
 
 
詳しい研究内容については こちら
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>抗HMGB1抗体の治療開始を脳内出血後
>3時間で開始しても一定の効果がある
>ことも確認されました。
 良いですね。
 
 
>これまで、脳内出血による
>神経障害を抑制する薬物は開発されて
>おらず、抗HMGB1抗体による治療法は
>実用化に向けた研究が期待されます。
 
 大いに期待したい。
 
 一刻も早く臨床の場に登場出来る
ようにして貰いたい。

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2017年4月17日 (月)

橋梁のひずみ分布をモニタリングできるセンサーシートを開発-貼るだけで橋梁の劣化状態を把握できるフレキシブル面パターンセンサー-

2017/04/11
産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
・圧電MEMS技術で作製した極薄PZT/Si
 ひずみセンサーをフレキシブル基板上に
 集積化
 
・接着フィルムで橋梁構造体表面に
 貼り付けるだけの簡易施工を実現
 
・ひずみ分布常時モニタリング
 センサーネットワークの実証試験を
 阪神高速道路で開始
 
 
-----
概要
 
 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
(以下「産総研」という)
集積マイクロシステム研究センター
社会実装化センサシステム研究チーム
小林 健 研究チーム長、
同センター ウエアラブルIoT研究チーム
山下 崇博 研究員は、
大日本印刷株式会社(以下「DNP」という)
と共同で、橋梁のひずみ分布を
モニタリングするセンサーシートを
開発した。
 
 近年、橋梁の劣化状態を把握するために
センサーでひずみ分布をモニタリングする
方法が検討されているが、
光ファイバー式は敷設コストが高価であり、
また、箔ひずみゲージでは消費電力が
大きい、フレキシブル基板や接着材の
屋外耐久性が低い、施工方法が煩雑、
などの課題がある。
 
 今回、MEMS技術により極薄化した
シリコンセンサーや回路チップを
フレキシブル基板上に集積化する技術を
開発し、圧電MEMS技術で作製した
極薄PZT/Siひずみセンサー
(長さ5 mm、幅1 mm、厚さ3 μm)を
フレキシブル基板上に配置して、
保護フィルム、接着フィルムと一体化した
フレキシブル面パターンセンサーを
作製した。
 
 また、このフレキシブル面パターン
センサーを高速道路橋に複数枚貼り付ける
と、車両通過に伴う橋梁の動ひずみ分布を
モニタリングできた。
 
 この成果の詳細は、2017年4月12日に
コクヨホール(東京都港区)で開催される
FLEX Japan 2017のMEMS and Sensor
Sessionにて報告される。
---------------------------------------
 
 貼るだけで橋梁の劣化状態を把握できる
というのは素晴らしいですね。
 
 橋梁にせよ、トンネルにせよ、劣化は
避けられません。
 
 常時監視は必須です。
 怠らず、安全を担保して欲しいもの
です。

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2017年4月16日 (日)

関節リウマチ等の自己免疫疾患の新たな発症機構を発見~自己免疫疾患の診断薬・治療薬開発へ繋がる新たな分子機構~

平成26年2月25日
大阪大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
<概要>
 
 大阪大学 免疫学フロンティア
研究センター/微生物病研究所の
荒瀬 尚 教授らの研究グループは、
自己免疫疾患で産生される自己抗体が、
異常な分子複合体
(変性蛋白質と主要組織適合抗原との
分子複合体)を認識することを発見し、
それが自己免疫疾患の発症に関与している
ことを突き止めました。
 
 
<本研究成果の意義、社会に与える影響>
 
 自己免疫疾患は、自己分子に対する
抗体(自己抗体)等が自己組織を誤って
攻撃してしまうことで生じる疾患です。
 
 しかし、なぜ自己免疫疾患で自己抗体が
産生されるかは、依然として
明らかでありません。
 
 主要組織適合抗原注1)は、
細胞内外のタンパク質が細胞内で
ペプチドに分解されたものを細胞表面に
輸送してT細胞に抗原として提示すること
で、免疫応答の中心を担っています。
 
 一方で、主要組織適合抗原は、
自己免疫疾患の罹りやすさに最も影響を
与える原因遺伝子として知られていますが、
主要組織適合抗原がどのように
自己免疫疾患を引き起こすかも
明らかでありませんでした。
 
 本研究では、通常は速やかに
分解されてしまう細胞内の変性蛋白質が、
主要組織適合抗原(MHC)によって
細胞外へ誤って輸送されてしまい、
その変性蛋白質が自己抗体の標的分子
であることを世界で初めて明らかに
しました。
 
 つまり、主要組織適合抗原が
細胞内の変性蛋白質を自己応答性の
B細胞に提示することが自己免疫疾患の
原因であると考えられました(右図)。
 
 実際に、関節リウマチ患者の血液を
解析すると、主要組織適合抗原によって
細胞外へ運ばれた変性蛋白質に対する
特異的な自己抗体が認められることが
判明しました。
 
 さらに、変性蛋白質と結合しやすい
主要組織適合抗原を持っているヒトは
持っていないヒトに比べて10倍以上も
関節リウマチになりやすいことを
発見しました。
 
 これらの結果から、主要組織適合抗原
によって細胞外へ輸送されてしまった
細胞内の変性蛋白質が、
自己免疫疾患の発症に関与していることが
判明しました。
 
 本研究によって、今まで考えられてきた
自己免疫疾患の発症機序(図1)とは
全く異なる新たな発症機序(右上図)が
明らかになり、自己免疫疾患でなぜ
自己抗体が産生されるのか、なぜ主要組織
抗原が自己免疫疾患に関わっているか
という長年の自己免疫疾患の謎を解明する
上で、非常に重要な発見です。
 
 関節リウマチに限らず、その他多くの
自己免疫疾患も同様な発症メカニズムが
考えられるため、本研究成果は、
今後、多くの自己免疫疾患の治療薬や
診断薬の開発に貢献することが
期待されます。
 
 本研究成果は、米国の科学雑誌
『米国科学アカデミー紀要』
(2月24日付け:日本時間2月25日
 午前5時)にオンライン掲載されます。
---------------------------------------
 
 今回の発見は、長年の自己免疫疾患の
謎を解明する上で、非常に重要な発見
になるとのことです。
 
 多くの自己免疫疾患の治療薬や
診断薬の開発に貢献出来そうですね。
 
 
>本研究により、変性蛋白質と
>主要組織適合抗原との分子複合体が
>自己抗体の標的として、
>関節リウマチの発症に関わっていること
>が明らかになりました。
 
>他の自己免疫疾患においても同様に
>変性蛋白質と主要組織適合抗原との
>複合体が自己抗体の標的になっている
>と思われます(論文投稿中)。
 
>従って、変性蛋白質/主要組織適合
>抗原複合体は様々な自己免疫疾患の
>治療薬開発のための標的分子だと
>思われます。
 
>また、変性蛋白質/主要組織適合抗原
>複合体に特異的な自己抗体が産生される
>ことから、主要組織適合抗原と
>変性蛋白質との複合体は自己抗体の
>検出にも有用であり、
>自己免疫疾患の診断にも役立ちます。
 
>今後、様々な自己免疫疾患での
>変性蛋白質/主要組織適合抗原複合体の
>研究を進めることによって、
>自己免疫疾患の病因解明が期待されます。 
 
 今後の更なる研究に
大いに期待したいと思います。

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2017年4月15日 (土)

低ノイズ・低粘着性・低コストのタンパク質結晶輸送媒体を発見-生理条件に近いタンパク質の高分解能構造解析に期待-

2017年4月10日
理化学研究所
京都大学
大阪大学
高輝度光科学研究センター
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 理化学研究所(理研)放射光科学総合
研究センターSACLA利用技術開拓グループ
の菅原道泰特別研究員(研究当時)、
岩田想グループディレクター
(京都大学大学院医学研究科教授)、
京都大学大学院農学研究科の桝田哲哉助教、
大阪大学蛋白質研究所附属蛋白質解析
先端研究センターの鈴木守准教授、
高輝度光科学研究センターXFEL利用研究
推進室の登野健介チームリーダーらの
共同研究グループ※は、
X線自由電子レーザー(XFEL)施設
「SACLA[1]」のX線レーザーを用いた
「連続フェムト秒結晶構造解析
(SFX)[2]」
(1フェムト秒は1,000兆分の1秒)
において、タンパク質結晶輸送媒体
として「ヒドロキシエチルセルロース[3]」
を用いると、コストを抑えつつ、
結晶を安定供給し、測定ノイズも
低減できることを発見しました。
 
 SFXには、試料に放射線損傷[4]を
与えず、従来の低温条件下
(100K、-173℃)で行う実験とは異なり、
生理条件(生体内)に近い温度での
タンパク質の立体構造(結晶構造)を
決定できるという特性があります。
 
 しかし、10~100mgという大量の
タンパク質から得た結晶を必要とする
という課題がありました。
 
 そこで、共同研究グループは2014年、
少量のタンパク質結晶を高粘度物質の
グリースに混ぜてインジェクター
(噴出装置)からゆっくりと押し出し、
タンパク質結晶のX線回折を行うことが
できる「グリースマトリックス法」を
開発しました注1)。
 
 グリースマトリックス法では、
従来の液状試料をインジェクターから
噴出する「液体ジェット法」と比べ、
構造解析に必要なタンパク質結晶の量を
1/10~1/100
(使用するタンパク質は1mg以下)に
軽減できました。
 
 しかし、グリースに由来する
散乱バックグランドノイズは無視できない
ため、より低ノイズのヒアルロン酸を
SFXに導入しましたが注2)、
その高い粘着力ゆえに安定に結晶を
流すことが難しく、また非常に高価である
ことも問題でした。
 
 今回、共同研究グループは、
タンパク質結晶輸送媒体として
ヒドロキシエチルセルロースを
利用することで、
ノイズ・粘着性・コストの問題を
解決しました。
 
 今後、ヒドロキシエチルセルロースを
利用することで、創薬ターゲットを含む
多様なタンパク質の高分解能結晶構造解析
が可能になると期待できます。
 
 本成果は、英国のオンライン科学雑誌
『Scientific Reports』(4月6日号)に
掲載されました。
 
 本研究は、文部科学省X線自由電子
レーザー重点戦略課題
「創薬ターゲット蛋白質の迅速構造解析法
の開発」(研究代表者:岩田想)などの
支援を受けて実施されました。
---------------------------------------
 
 「連続フェムト秒結晶構造解析(SFX)」
は重要な解析手法です。
 
 
>現在、結晶輸送媒体として
>ヒドロキシエチルセルロース、
>グリースを用いて、さまざまな
>タンパク質のSFXを行っています。
 
>最近では、ヒドロキシエチルセルロース
>を用いたSFXで最高分解能1.20Åでの
>酵素の構造解析に成功しました注3)。
 
>またグリースを用いて、光合成の
>水分解反応において、
>光化学系Ⅱ複合体が酸素分子を
>発生させる直前の状態の立体構造を
>決定することに成功しました注4)。
 
>このタンパク質の場合、
>ヒドロキシエチルセルロースを用いると
>結晶に損傷を与えてしまいます。
 
>今後、ヒドロキシエチルセルロース、
>グリースなどを相補的に利用すること
>で、創薬ターゲットとなる
>膜タンパク質[9]を中心とした
>多様なタンパク質の高分解能での
>構造解析が期待できます。
 
 いろいろ大変なようですが、さらに
工夫を重ね、今まで出来なかった解析
が出来るようになることに
期待しています。

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夢の筒状炭素分子「カーボンナノベルト」の合成に成功~単一構造のカーボンナノチューブの実現に道を拓く~

平成29年4月14日
科学技術振興機構(JST)
名古屋大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
○約60年前に提唱された筒状炭素分子
 「カーボンナノベルト」はこれまで
 合成例がない。
 
○世界で初めて「カーボンナノベルト」の
 合成に成功した。
 安価な石油成分パラキシレンを
 炭素原料に用いて11段階で到達した。
 
○単一構造のカーボンナノチューブ合成
 などナノカーボン科学への応用が
 期待される。
 
 
-----
 JST 戦略的創造研究推進事業
において、
ERATO 伊丹分子ナノカーボン
プロジェクトの伊丹 健一郎 研究総括
(名古屋大学 トランスフォーマティブ
 生命分子研究所(WPI-ITbM)
 拠点長/教授)、
瀬川 泰知 化学合成グループリーダー
/研究総括補佐
(名古屋大学 大学院理学研究科 
 特任准教授)、
Guillaume Povie
(ポビー ギョム) 博士研究員らは、
カーボンナノチューブの部分構造を持つ
筒状炭素分子「カーボンナノベルト」の
世界初の合成に成功しました。
 
 「カーボンナノベルト」は、初めて
文献に登場してから約60年、
さまざまな構造が提唱され、
世界中の化学者が合成に挑戦してきた
夢の分子です。
 
 しかし、筒状構造は大きなひずみを持つ
ため合成が困難で、これを乗り越える
有効な合成手法がなく、
これまで合成されたことはありません
でした。
 
 本研究グループは、ひずみのない
環状分子を筒状構造に変換する方法で、
安価な石油成分であるパラキシレンを
炭素原料に用い、11段階で
「カーボンナノベルト」の合成に
成功しました。
 
 さらに、各種分光学的分析を行い、
合成された「カーボンナノベルト」が
カーボンナノチューブと非常に近い構造や
性質を持つことも確認できました。
 
 本研究成果は、単一構造の
カーボンナノチューブ合成の実現や
新しい機能性材料の開発に道を拓く
画期的な成果です。
 
 本研究成果は、2017年4月13日
(米国東部時間)に米国科学誌
「Science」のオンライン速報版で
公開されます。
---------------------------------------
 
 カーボンナノベルトね~
 「約60年前に初めて存在が提唱された」
とのことなので、素晴らしい成果ですね。
 
 
>「カーボンナノベルト」は
>今後のナノカーボン科学を一新する
>分子です。
 
 カーボンナノベルトを使えば、
特定のサイズのカーボンナノチューブを
自由に作れる可能性がある。
ということが「今後のナノカーボン科学を
一新する分子」の意味するところ
なのかな?
 
 今後の展開に期待します。

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2017年4月14日 (金)

皮膚細胞移植で近視抑制=ラットの目で効果-東京医科歯科大

2017/04/12
時事ドットコムニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 近視のラットの目に、人の皮膚から
採取したコラーゲンを生成する細胞
(線維芽細胞)を移植して
近視の進行抑制に成功したと、
東京医科歯科大の研究チームが発表した。
---------------------------------------
 
 以外な方法ですね。
 
 関連リンク
平成29年4月7日
国立大学法人 東京医科歯科大学
 
>近視は眼球全体の前後方向の長さ
>(眼軸長)が次第に伸びていくことで
>発症、進行する。
 
>移植後の眼球を調べると、強膜外層に
>新たなコラーゲンが定着し、
>強膜を補強していた。
 
 強膜を補強することで眼軸長が伸びる
ことを防ぐということらしい。
 
>安全性を確認し、数年以内に人への
>応用を目指したい。
 と言っています。
 
 期待したい。

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2017年4月13日 (木)

デジカメでX線を計測し、元素分析・イメージングを行う技術を開発~いつでもどこでもX線分析するユビキタス新時代へ~

2017.04.10
国立研究開発法人
物質・材料研究機構 (NIMS)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 NIMSの研究グループは、
通常の可視光用途のデジタルカメラを
ほぼそのまま用いながら、
画像処理によりX線スペクトルを測定し、
元素分析や元素イメージングを行う
新技術の開発に成功しました。
 
 
詳細は こちら
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 「通常の可視光用途のデジタルカメラを
ほぼそのまま利用してX線を計測出来る」
というのは凄いですね。
 
 
>安価で入手が容易な可視光用の
>デジタルカメラを X 線分析に
>用いることにより、これまで以上に
>手軽に元素分析が行えるようになると
>期待されます。
 
>X 線分析は一層広い分野で
>いつでもどこでもユビキタスに使える
>ようになると期待されます。
 
>研究チームは、デジタルカメラ
>によって取得した蛍光X線スペクトル
>による元素分析、元素イメージング技術
>をさらに高度化し、一層短い時間での
>動画像の計測を行う試みを進めています。
 
>その結果、これまでは困難だった
>非常に多数の試料の
>蛍光 X 線スペクトルを迅速解析する
>ことや、化学反応などにおける
>元素の移動の過程を研究することも
>可能になるかもしれません。
 
 良いですね。今後の展開に
大いに期待したい。

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新規人工インスリン「セレノインスリン」の化学合成と機能解明に成功 ~体内での薬効が長時間持続する新規インスリン製剤への応用に期待~

2017年4月11日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東海大学 理学部化学科講師の荒井堅太
および同学科教授の岩岡道夫、ならびに
東北大学 学際科学フロンティア研究所
(多元物質科学研究所兼任)助教の
奥村正樹、
多元物質科学研究所の渡部聡
および同研究所
(生命科学研究科および理学研究科化学
 専攻兼任)教授の稲葉謙次、
大阪大学 蛋白質研究所教授の
北條裕信らの研究グループは、
天然のインスリン(ウシ膵臓由来)に
含まれるジスルフィド結合の一つを
ジセレニド結合に置換した
新規人工インスリン「セレノインスリン」
の化学合成に成功いたしました。
 
 これにより、糖尿病治療において、
体内での薬効が長時間持続する
新規インスリン製剤としての応用が
期待されます。
 
なお、本研究成果は、4月10日付で
ドイツの国際化学誌
「Angewandte Chemie International
  Edition」電子版に掲載されました。
 
 
詳細は こちら
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 効果が長時間持続する新規インスリン製剤
になり得るとのこと。良いですね。
 
 
>「セレノインスリン」による
>細胞刺激応答*6 を観測し、
>その生理活性を評価したところ、
>「セレノインスリン」は“インスリン”
>としての生理機能を保持していることを
>確認しました。
 
>さらに IDE を用い、天然インスリン
>および「セレノインスリン」の
>分解実験を行ったところ、
>「セレノインスリン」は天然インスリン
>よりも分解速度が著しく遅いことが
>わかりました〔図 2〕。
 
>これは、SeSe 結合自身の安定性に
>加えて、IDE が認識している
>インスリンの局所構造が
>「セレノインスリン」ではごくわずかに
>変形していることに起因しているものと
>考えられます。
 
>このような結果から、
>「セレノインスリン」は体内での薬効が
>長時間持続すると考えられ、
>新規持効型インスリン製剤としての応用
>が期待されます。
 
 大いに期待したい。

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2017年4月12日 (水)

心不全の新しいメカニズムを解明-新しい治療法の開発に期待-

2017.04.11
九州大学研究成果
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 千葉大学大学院
医学研究院・真鍋一郎教授、
自治医科大学・永井良三学長、
東京大学大学院
医学系研究科・藤生克仁特任助教/
科学技術振興機構(JST)さきがけ研究者、
九州大学大学院
理学研究院・岩見真吾准教授の
研究グループは、
 
 心不全に係わる新しいメカニズムを
解明しました。
 
 心不全や慢性腎臓病の新たな治療法に
結びつくと期待され、
実用化に向けて開発を進めています。
 
 
本研究についての詳細は こちら
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 心臓病と腎臓病がお互いに関連し合って
いるとは知りませんでした。
 
 心不全に係わる臓器ネットワークが
存在し、かつ心不全に関わる
たんぱく質が存在するようです。
※このタンパク質は「 アンフィレグリン」
 
 
 心不全や慢性腎臓病の新たな治療法に
結びつきそうですね。期待したい。

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水素生成量が1桁増加する光触媒の開発に成功

平成29年4月10日
神戸大学
大阪大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
○次世代エネルギー源である水素を
 高効率に製造できる光触媒の開発が
 望まれている。
 
○光触媒の大きさ・配列の均一性を
 あえて崩すことにより、水から水素への
 変換効率を飛躍的に向上させた。
 
○本研究成果は、高効率な太陽光による
 水素製造の実現に向けたブレークスルー
 となる。
 
 
-----
 神戸大学 分子フォトサイエンス
研究センターの立川 貴士 准教授らと、
大阪大学 産業科学研究所の
真嶋 哲朗 教授らの研究グループは、
光触媒作用による水素生成量が
1桁増加する光触媒注1)の開発に
成功しました。
 
 水素は、再生可能エネルギーである
太陽光と水から製造できる、
次世代のエネルギー源として注目されて
おり、水素を高効率に製造できる
光触媒の開発が望まれています。
 
 しかしながら、従来の光触媒では、
電子と同時に生成する正孔
(電子が抜けた孔)のほとんどが
触媒表面上で再結合して消失してしまう
ため、水から水素への
光エネルギー変換効率が伸び悩んで
いました。
 
 今回、立川准教授らは、電子と正孔を
空間的に分離できる、光触媒の
大きさ・配列の均一性をあえて崩した
メソ結晶注2)光触媒の合成方法を
開発しました。
 
 その結果、従来をはるかに超える
水素生成の光エネルギー変換効率
(約7%)注3)を有する光触媒の
開発に成功しました。
 
 今後は、有用性が実証された
メソ結晶化技術を応用することで、
太陽光による高効率な水素製造の実現を
目指します。
 
 本研究成果は、平成29年4月6日
(独国時間)にドイツ化学誌
「Angewandte Chemie International
  Edition」のオンライン版で
公開されました。
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 新規光触媒が開発されたようです。
 
 こちらとの比較では?
 関連投稿です。
2017.03.10
岡山大学プレスリリース
 
 水素社会の実現が又一歩
近づいたと言って良いのかな?

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2017年4月11日 (火)

ヒトiPS細胞から心筋細胞、血管細胞を含むメッシュ状の人工心臓組織を開発

2017年4月4日
京都大学iPS細胞研究所CiRA(サイラ)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・ヒトiPS細胞から分化誘導した
 心筋細胞および血管構成細胞を用いて
 メッシュ状の人工心臓組織を作製する
 ことに成功した。
 
・ヒトiPS細胞由来メッシュ状心臓組織を
 ラット心筋梗塞モデルに移植すること
 により、心機能の回復と心筋層の再生を
 認めた。
 
 
-----
要旨
 
 中根武一郎 研究員(京都大学CiRA
増殖分化機構研究部門・心臓血管外科
大学院生、前・米国ルイビル大学研究員)、
升本英利 助教(京都大学心臓血管外科、
CiRA特命助教)、
山下 潤 教授(京都大学CiRA増殖分化機構
研究部門)らの研究グループは、
ルイビル大学のBradley B. Keller教授
らの研究グループと共同で、
ヒトiPS細胞由来のメッシュ状の
人工心臓組織を作製し、
ラット心筋梗塞モデルにおいて
移植後の生着および治療の有効性を
示しました。
 
 この研究成果は2017年4月3日
(英国時間)に
英科学誌「Scientific Reports」で
公開されました。
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 心筋シートを上回るものになりそう
ですね。
 
 
>ヒトiPS細胞から誘導した心筋細胞
>および血管内皮細胞、壁細胞を用いて
>メッシュ状の人工心臓組織を
>作製しました。
 
>この組織は心筋梗塞を起こした
>ラットの心臓に生着し、線維化を抑制し
>心機能を改善させました。
 
>この技術は重症心不全に対する
>ヒトiPS細胞を用いた心臓再生治療の
>有用な方法と考えられます。
 
>今後は、ヒトに近い大型の動物での
>検証を進める予定です。
 
>また使用している生体材料は
>現時点で臨床応用が許可されたものでは
>無く、安全性の確認や既に臨床使用
>されている代替材料への変更も考慮し
>研究を進めて行きます。
 
 まだ時間はかかりそうですが、
良い成果が出るよう期待しています。

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ヒト多能性幹細胞に適した環境を見出すナノハイブリッドデバイスの開発に成功 -ナノテクノロジーの創薬・再生医療への新展開-

2017年03月17
京都大学研究成果
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 陳勇 物質-細胞統合システム拠点
(iCeMS=アイセムス)特定拠点教授、
亀井謙一郎 同特定准教授、
眞下泰正 東京工業大学助教らの
研究グループは、多種類の細胞環境を
集積したデバイスの開発に
世界で初めて成功しました。
 
 この研究成果は、ヒトES/iPS細胞から
機能的な組織を作製するプロセス開発を
大きく加速するものと期待されます。
 
 
-----
研究者からのコメント
 
 本成果では、ナノ・マイクロ加工技術を
用いて異なる環境同士を再現・比較できる
デバイスの開発に成功し、
その中でヒトES細胞が未分化を
維持したまま増殖するのに適した環境を
見出しました。
 
 ヒトES/iPS細胞から機能的な
組織細胞を獲得するために最適な
環境・条件を効率よく探し出すことが
可能となりました。
 
 今後、ナノ・マイクロ加工技術などの
従来とは異なる観点から、
創薬や再生医療の発展に寄与することを
目指しています。
 
 
詳しい研究内容については こちら
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 創薬・再生医療の発展に寄与できそうな
成果ですね。
 
 
>「マイクロ流体デバイス」と
>「ナノファイバー」技術を世界で
>初めて統合し、従来法では
>実現できなかった、多様な細胞環境を
>一枚のプレート上に創り出すことに
>成功しました。
 
>今後このデバイスを用いて、
>ヒト ES/iPS 細胞から目的組織へと
>分化誘導するための最適な細胞外環境を
>同定できると期待され、
>組織工学や再生医療の発展に
>貢献できると期待されます。
 
>また、本研究で開発したデバイスは、
>創薬にも応用することが可能です。
 
>これまで、創薬における候補薬剤の
>同定には、平面培養された細胞が
>使用されていましたが、
>そのような細胞は本来の機能を発揮
>していないことが明らかになって
>いました。
 
>本研究で開発したデバイスを用いること
>によって、上記の問題点は解決され、
>より正確な薬剤評価を行うことが
>できるようになるだけでなく、
>コストの削減にも大きく寄与できる
>ことが期待されます。
 
 
 大いに期待したい。

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2017年4月10日 (月)

地デジ放送波を使った水蒸気量推定手法の開発に成功

2017年3月9日
国立研究開発法人情報通信研究機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・地デジ放送波の伝搬遅延を高精度に
 計測し、水蒸気量を推定する技術を開発
 
・ソフトウェア無線を用いて小型で安価な
 リアルタイム測定装置を開発
 
・ゲリラ豪雨などの局所的な気象現象の
 予測精度向上に寄与すると期待
 
 
-----
 NICT電磁波研究所は、地上デジタル放送
の電波(地デジ放送波)を使った
水蒸気量推定手法の開発に成功しました。
 
 リモートセンシング研究室
川村誠治主任研究員らの研究チームは、
地デジ放送波の伝搬時間の変化を高精度
(ピコ秒精度; 10-12秒)に測定する
ことで、水蒸気量を推定する手法を
提案し、ソフトウェア無線の技術を使って
開発した測定装置を用いて、
水蒸気量推定に成功しました。
 
 この水蒸気量推定の観測値を
天気予報の数値予報モデルに取り入れて
解析を進めることで、ゲリラ豪雨など
都市部の局所的な気象現象の予測精度向上
に寄与できると期待されます。
 
 今後は、関東地域を中心に実利用に
向けての実証実験を進めていく予定です。
 
 この成果は、米国の専門誌
「Radio Science」に、日本時間3月8日
(水)23時に掲載されました
(論文誌エディターによるハイライト論文
 にも選出)。
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 素晴らしい成果だと思います。
 
 
>今後は、本手法の精度検証や気象予報の
>精度向上への寄与度合いの調査などを
>進めていきます。
 
>今回開発したシステムは、
>現在研究開発を実施中の
>「戦略的イノベーション創造プログラム
>(SIP)・レジリエントな防災・減災
>機能の強化」の研究課題において
>関東域に多地点展開され、
>今後2年間にわたって実証実験が
>行われる計画です。
 
 
>従来使われているGPS/GNSS可降水量や
>マイクロ波放射計などを利用した
>水蒸気量観測は、いずれも鉛直方向に
>水蒸気を観測するものですが、
>今回開発した手法は、最も水蒸気の多い
>地表付近を水平方向に観測するため、
>鉛直方向の観測を補って
>気象予報の精度向上に寄与することが
>期待されます。
 
 最近ゲリラ豪雨などの局所的な
気象現象の発生が多発するように
なって来ています。
 
 まだ時間はかかりそうですが、
今回の成果は、ゲリラ豪雨などの
局所的な気象現象の予測精度向上に
役立つと思います。期待したい。

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多系統萎縮症の睡眠関連呼吸障害は約3割の症例で自然に軽減する

2017年04月06日
Neurology
興味を持った「神経内科」論文
私が注視している個人のブログです。
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
ご参考情報です。
 
 多系統萎縮症だから、悪くこそなっても
良くなることは無いと思われている方が
多いと思いますが、
こういうこともあるのだと認識して
おいた方が良いと思います。

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2017年4月 9日 (日)

変換効率50%を超えることができる新型太陽電池構造を提案 ―発電コストの大幅引き下げに期待―

2017/04/07
神戸大学研究ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 神戸大学工学研究科電気電子工学専攻の
喜多隆教授と朝日重雄特命助教らの
研究グループは、これまでにない
新しい太陽電池セル構造を提案し、
従来はセルを透過して損失となっていた
波長の長い太陽光のスペクトル成分を
吸収して変換効率を50%以上にまで
引き上げることができる技術を
開発しました。
 
 この研究成果は、4月6日(日本時間18時)
に英国科学雑誌
「Nature Communications」に
オンライン掲載されました。
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 変換効率50%超えとは驚きですね。
 
 関連投稿
2016年10月27日
産業技術総合開発機構
株式会社カネカ
 
 
>今後、最適な材料を利用した
>太陽電池セル構造の設計を進め、
>変換効率に係る性能評価を進めることで、
>発電コストを大幅に引き下げることが
>できる新しい超高効率太陽電池としての
>応用が期待されます。
 
 良さそうです。
 実製品として世に出るのはいつ頃
なのかな?
 大いに期待したい。

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2017年4月 8日 (土)

炎症反応を制御する新たな分子MKRN2を発見-過剰な炎症反応を防ぐ仕組みの一端を解明-

2017年4月5日
理化学研究所
東京工業大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 理化学研究所(理研)統合生命医科学
研究センター炎症制御研究チームの
シン・チャンヨン
国際プログラム・アソシエイト
(東京工業大学生命理工学院博士課程、
 所属は共に研究当時)と
田中貴志チームリーダー、
東京工業大学生命理工学院の
十川久美子准教授、徳永万喜洋教授らの
共同研究チームは、炎症反応を制御する
新たな分子「MKRN2」を発見しました。
 
 ウイルスや細菌に感染したとき、
私たちの体は炎症反応という一連の
免疫反応を起こし、侵入した病原体と
戦います。
 
 ところが、この炎症反応が何らかの
原因で暴走する状態が続くと、
アレルギー性疾患や、自己免疫疾患[1]を
発症します。
 
 このことから、生体は免疫系を効率的に
活性化するだけでなく、逆に抑制する
システムも備えており、炎症反応が過剰に
ならないよう巧妙に調節していると
考えられています。
 
 田中貴志チームリーダーらはこれまで、
免疫細胞内で核内タンパク質
「PDLIM2[2]」が、炎症反応に必須の
核内転写因子「NF-κB[3]」に
ユビキチン[4]という小さなタンパク質を
付加(ユビチキン化)して、
NF-κBの分解を誘導することで
炎症反応を抑制する分子メカニズムを
研究してきました。
 
 PDLIM2は自らが持つLIMドメイン[5]
という特有の構造を介して、細胞内の
さまざまなタンパク質と相互作用すること
により機能を発揮することが知られて
いました。
 
 しかし、PDLIM2がNF-κBをユビキチン化
して分解する反応の詳細なメカニズムは
不明でした。
 
 今回、共同研究チームは
酵母ツーハイブリッド法[6]という手法を
用いて、PDLIM2と結合するタンパク質を
網羅的に探索し、炎症反応を抑制する
新たなタンパク質分子の同定を
試みました。
 
 その結果、MKRN2というタンパク質が、
NF-κBのユビキチン化および分解を
誘導することにより炎症反応を収束させる
新たな分子であることを発見しました。
 
 実際、MKRN2はPDLIM2と結合し共同
して、より効率的にNF-κBの働きを抑制
するということが明らかになりました。
 
 また、MKRN2を欠損させた免疫細胞では、
NF-κBの分解が妨げられ、
コントロールの細胞と比べて、
炎症反応が2~3倍増加することが
分かりました。
 
 今回解明したMKRN2による炎症反応の
抑制機構は、炎症性疾患や自己免疫疾患の
治療を目的とした人為的な免疫制御法の
開発に役立つことが期待できます。
 
 本研究成果は、英国の
オンライン科学雑誌
『Scientific Reports』
(4月5日付け:日本時間4月5日)に
掲載されます。
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 炎症反応抑制のメカニズムは、まだまだ
不明点が多いのでしょうね。
 
 
>MKRN2とPDLIM2は、互いに協調し合って
>炎症反応を抑制していると考えられます。
 
>これらのタンパク質による炎症反応の
>抑制機構は、炎症性疾患や自己免疫疾患
>の治療を目的とした人為的な免疫制御法
>の開発に役立つと期待できます。
 
 一端の解明がなされたということで、
まだまだ不明点が沢山ありそうですね。
 
 炎症性疾患や自己免疫疾患の治療法の
開発は難しそうです。
 一層の解明に期待したい。

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カーボンナノチューブ空気極により超高容量なリチウム空気電池を開発

2017.04.05
物質・材料研究機構
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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1.国立研究開発法人 物質・材料研究機構
  エネルギー・環境材料研究拠点
  ナノ材料科学環境拠点 リチウム空気
  電池特別推進チームの久保 佳実
  チームリーダー、野村 晃敬 研究員
  らの研究チームは、リチウム空気電池
  の空気極材料にカーボンナノチューブ
  (CNT)を採用することにより、
  従来のリチウムイオン電池の15倍に
  相当する極めて高い蓄電容量を
  実現しました。
 
2.蓄電池は、電気自動車用電源として、
  あるいは太陽電池と組み合わせた
  家庭用分散電源として、今後急速に
  需要が拡大することが予測されます。
 
  しかし、現状のリチウムイオン電池は、
  小型で高電圧、長寿命という優れた
  特性にもかかわらず、蓄電容量に
  相当するエネルギー密度がほぼ限界に
  達しているという大きな課題が
  あります。
 
  この壁を突破する切り札として
  期待されているのがリチウム空気電池
  です。
 
  リチウム空気電池はあらゆる二次電池
  の中で最高の理論エネルギー密度を
  有する「究極の二次電池」であり、
  蓄電容量の劇的な向上と大幅な
  コストダウンが期待できます。
 
  しかしながら、従来の研究は
  少量の材料で電池反応を調べる
  基礎研究が中心であり、
  実際のセル形状において巨大容量を
  実証した例はありませんでした。
 
3.今回、本研究チームでは、現実的な
  セル形状において、単位面積当たりの
  蓄電容量として30mAh/cm2
  という極めて高い値を実現しました。
 
  この値は、従来のリチウムイオン電池
  (2mAh/cm2程度)の15倍に
  相当するものです。
 
  この成果は、空気極材料に
  カーボンナノチューブを用い、
  空気極の微細構造などを最適化する
  ことによって得られました。
 
  巨大容量の実現には、
  カーボンナノチューブの大きな表面積
  と柔軟な構造が寄与していると
  考えられます。
 
  また、このような巨大容量が得られた
  という事実は、従来の考え方では
  説明が困難であり、リチウム空気電池
  の反応機構の議論にも一石を投ずる
  可能性があります。
 
4.今後、この成果を活用し、実用的な
  レベルでの真に高容量な
  リチウム空気電池システムの開発を
  目指し、セルを積層したスタックの
  高エネルギー密度化、
  さらには空気から不純物を取り除く
  といった研究にも取り組んで
  まいります。
 
5.本研究は、JST先端的低炭素化技術
  開発・特別重点技術領域
  「次世代蓄電池」
  (ALCA-SPRING)並びに
  文部科学省委託事業
  「ナノテクノロジーを活用した
   環境技術開発プログラム
  (~平成27年度)・統合型材料開発
  プログラム(平成28年度~)」の
  支援を受けて行われました。
 
   また、研究の一部は、池谷科学技術振興
  財団H27年度研究助成の支援を
  受けて行われました。
 
6.本研究成果は、Scientific Reports誌
  にて英国時間2017年4月5日
  午前10時に掲載されます。
---------------------------------------
 
 何年か後にはリチウム空気電池が製品化
されるかもしれません。
 
 安価であればリチウムイオン電池に
置き換わるかも?
 
 
>今後、この成果を活用し、実用的な
>レベルでの真に高容量な
>リチウム空気電池システムの開発を
>目指し、セルを積層したスタックの
>高エネルギー密度化、
>さらには空気から不純物を取り除く
>といった研究にも取り組んで
>まいります。
 
 大いに期待したい。

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2017年4月 7日 (金)

がん細胞のミトコンドリア活性度測定による放射線治療の早期効果判定の有用性を確認― がんの放射線治療における早期効果判定手法確立へ前進 ―

017/03/10
浜松ホトニクス株式会社
学校法人 東海大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 浜松ホトニクス(代表取締役社長
:晝馬明、中央研究所PET研究グループ長
:塚田秀夫)および東海大学(学長
:山田清志、医学部教授
:川口 章、客員講師:村山千恵子)の
共同研究グループは、
ミトコンドリアの活性化に比例して
取り込みが増加するPET薬剤
(18F-BCPP-EF)を用いたPET検査が、
がんの放射線治療効果の早期判定に
有用であることを動物実験で
確認しました。
 
 本研究成果により、治療開始早期での
非侵襲的な効果判定が可能となり、
個々のがんに対して適切な放射線照射量を
調節する個別化医療を実現できます。
 
 すなわち、現在がんの種類ごとに
決められた標準的な照射量では効きすぎる
場合の副作用を軽減でき、
一方、十分な治療効果がない場合には
他の治療法へ変更するなど、
治療開始の早い段階でその後の治療方針を
検討できます。
 
 
詳細は こちら
---------------------------------------
 
>放射線治療の早期効果判定の
>有用性を確認
 良いですね。
 
 
>本研究成果により、治療開始早期での
>非侵襲的な効果判定が可能となり、
>個々のがんに対して適切な放射線照射量
>を調節する個別化医療を実現できます。
 
 今後の展開に期待したい。

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世界最高の活性を示すアンモニア合成触媒の開発に成功~モリブデン錯体を触媒とした常温・常圧での窒素固定反応~

平成29年4月4日
東京大学
九州大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
○窒素をアンモニア注1)へと変換する
 窒素固定反応に適した
 PCP型ピンサー配位子注2)を持つ
 モリブデン窒素錯体注3)を新しく
 分子設計し、合成に成功した。
 
○開発に成功したモリブデン窒素錯体は、
 常温・常圧での触媒的アンモニア合成
 において、世界最高の触媒活性を
 示した。
 
○本成果は現行のアンモニア合成法
 (ハーバー・ボッシュ法)注4)を
 将来代替する可能性もあり、
 次世代の触媒開発の指針となる
 重要な知見である。
 
 
-----
 窒素原子(N)は、タンパク質や
核酸などの生体分子に含まれる、
生命にとって必須の元素である。
 
 窒素ガスは非常に反応性が乏しく、
直接窒素源として利用することが
できない。
 
 したがって、窒素ガスを利用が容易
であるアンモニアへと変換する反応は
非常に重要である。
 
 今回、東京大学 大学院工学系研究科の
西林 仁昭 教授らの研究グループと
九州大学 先導物質化学研究所の
吉澤 一成 教授らの研究グループは、
窒素固定反応に適したPCP
(リン-炭素-リン)型ピンサー配位子
および窒素分子が配位した
モリブデン窒素錯体を新規に
分子設計・合成し、これを触媒として
用いて常温・常圧で窒素ガスを
直接アンモニアへと効率的に変換すること
に成功した。
 
 本モリブデン窒素錯体は長寿命であり、
アンモニア合成速度も大幅に向上した。
 
 これまでに本研究グループが報告して
いる世界最高のモリブデン窒素錯体の
触媒活性を大きく凌駕する触媒活性を
達成した。
 
 本研究の成果は、現行の
ハーバー・ボッシュ法を将来代替する
触媒開発に向けて、重要な指針となると
期待される。
 
 本研究成果は、2017年4月4日の
「Nature
 Communications
(ネイチャー・コミュニケーションズ)」
(オンライン速報版)で公開される
予定である。
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>世界最高の触媒活性を達成した
 素晴らしい。
 
 
>本法は潜在能力の高い次世代型の
>窒素固定法開発を推し進めるための
>重要な知見であり、
>省エネルギープロセス開発に向けて、
>大いに期待できる研究成果である。
 
>さらに、本研究成果は、
>二酸化炭素排出量の大幅削減の実現を
>達成する可能性があるとともに、
>環境的にもクリーンな
>「アンモニア社会」注5)の実現を
>推し進める上で重要である。
 
 「アンモニア社会」の実現へ
向けて大いに期待しています。

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2017年4月 6日 (木)

米FDA 多発性硬化症治療薬Ocrevusを承認

2017/04/04
ミクスONLINE
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 米食品医薬品局(FDA)は3月29日、
米GenentechInc社
(スイス・ロシュ子会社)
の多発性硬化症治療薬Ocrevus
(オクレリズマブ)を承認した。
 
 適応は、成人における
再発型多発性硬化症(MS)
および一次進行型多発性硬化症(PPMS)。
 
 PPMSの適応を持つ薬剤としては、
FDA初の承認薬である。
 
 オクレリズマブは、画期的新薬指定
(BTD)ならびに優先審査および
迅速審査の指定を受けた
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 以前投稿した
2017/02/24
ミクスonline
 
 のことですね。
 
 本当にブロックバスター
になり得る(MS)治療薬なんで
しょうか?
 
 (PPMS)適応の初めての承認薬
だからかな?

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単一超伝導ナノチューブトランジスタの実現 ―省エネルギーナノエレクトロニクスの新展開へ期待―

: 量子相エレクトロニクス研究センター
  /物理工学専攻 博士課程 秦峰、
  井手上敏也助教、岩佐義宏教授ら
2017.02.17
東京大学工学部プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京大学大学院工学系研究科
附属量子相エレクトロニクス研究センター
・物理工学専攻の岩佐義宏 教授、
同研究科附属量子相エレクトロニクス
研究センターの井手上敏也 助教、
同研究科物理工学専攻の秦峰 大学院生
らの研究グループは、イスラエルにある
Holon Institute of Technologyの
A. Zak上級講師、同国の
ワイツマン科学研究所
(Weizmann Institute of Science)の
R. Tenne教授、
理化学研究所物質評価支援ユニットの
橋爪大輔ユニットリーダーらの
研究グループらと共同で、
無機ナノチューブの一種である
二流化タングステン(WS2)ナノチューブ
に対して電解質ゲートを用いた
キャリア数制御を行うことにより、
WS2ナノチューブの電気伝導性を
制御できること、電子を多量にドープした
領域で超伝導が発現することを発見した。
 
 この結果は単一ナノチューブにおける
超伝導の初めての報告であり、
さらに超伝導特性を詳細に測定すること
により、螺旋状の巻き方の自由度を持つ
円筒構造という特徴的な形状に由来する
新規超伝導輸送特性の観測にも成功した。
 
 本研究成果は、対称性が破れた
低次元電子系における新奇超伝導という
新たな学術分野を切り開く礎となる
だけでなく、省エネルギー
ナノエレクトロニクスに新たな指針を
与えることが期待される。
 
本研究成果は、英国科学雑誌
『Nature Communications』
(平成29年2月16日)に掲載された。
 
 
詳細は こちら
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 興味深い現象です。
 
 
>本研究により単独のナノチューブで
>実現した超伝導状態は今までにない
>特異な超伝導特性を有することが
>明らかになった。
 
>本研究成果は、対称性が破れた
>低次元電子系における新奇超伝導という
>新たな学術分野を切り開く礎となる
>だけでなく、
>省エネルギーナノエレクトロニクス
>に新たな指針を与えることが
>期待される。
 
 未知の現象を発見した瞬間は
素晴らしい瞬間なんでしょうね。
 研究者の醍醐味です。
 これからの展開に大いに期待したい。

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2017年4月 5日 (水)

150mW超(発光波長265nm)世界最高出力の深紫外LEDの開発に成功

2017年4月4日
国立研究開発法人情報通信研究機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・シングルチップ・室温・連続駆動
 において、世界最高出力となる
 光出力150mW超を達成
 
・深紫外LEDの光取出し特性と放熱特性を
 同時に向上させるナノ構造技術の開発に
 成功
 
・深紫外265nm帯LEDで、世界初の実用域
 (100mW)超により、産業実用化に期待
 
 
-----
 NICT 未来ICT研究所において、
深紫外光ICTデバイス先端開発センター
井上 振一郎 センター長らの
研究グループは、光出力150mWを超える
世界最高出力の深紫外LED
(発光ダイオード)の開発に成功しました。
 
 波長200~300nmで発光する深紫外LEDは、
塩素などの有害な薬剤を用いない
光のみによるウィルスの殺菌・無害化や
水銀ランプの代替などが期待されています。
 
 水銀フリーかつ小型で手軽に
機器に取り付けることができるため、
医療から環境、ICT分野まで幅広い分野の
産業、生活、社会インフラに対して
画期的な技術革新をもたらす可能性が
あります。
 
 しかし、これまでは、本格的に
普及させるにはその光出力が十分では
ありませんでした。
 
 今回、本研究グループは、深紫外LEDの
光取出し特性と放熱特性を同時に
向上させる独自のナノ光・ナノフィン構造
をナノインプリント技術を用いて
チップ全面に形成することで、
光出力飽和現象を大幅に抑制し、
発光波長265nm、
シングルチップ・室温・連続駆動において
世界最高出力となる150mW超を
達成しました。
 
 この結果は、殺菌性の最も高い
265nm帯LEDにおいて実用域の100mWを
超える初めての報告であり、
深紫外LEDの今後の社会普及を一段と
加速させる技術として期待されます。
 
 本研究は、株式会社トクヤマと
共同で行ったものです。
 
 また本成果の一部は、国立研究開発法人
科学技術振興機構(JST)A-STEP事業
(課題番号: AS2525010J及びAS2715025R、
 研究責任者: 井上 振一郎)の支援の下
に実施されました。
 
 なお、本成果は、米国応用物理学会誌
Applied Physics Letters
(電子版: 日本時間2017年4月4日(火)
13:00)に掲載されます。
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 素晴らしい。
 
 関連投稿です。
2015年4月1日
国立研究開発法人 情報通信研究機構
 
 この記録を越えました。
 これで十分実用化のレベルに達し
ましたね。
 
 実製品として世に出るのは
いつ頃なのかな?

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難聴に対する遺伝子治療の可能性 ‐成体の内有毛細胞に高率かつ低侵襲に遺伝子を導入する方法の確立‐

2017年4月 4日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 成人になってから発症する感音難聴には
現在でも有効な治療法がないため、
新しい治療法の研究開発が求められて
います。
 
 難聴に対する治療法の有力な候補の一つ
が、内耳の細胞に対するウイルスを用いた
遺伝子導入法です。
 
 東北大学大学院医学系研究科
耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野
鈴木 淳 非常勤講師、橋本 研 大学院生、
マサチューセッツ眼科耳鼻科病院
(Massachusetts Eye & Ear Infirmary)
M. Charles Liberman教授、
Luk H. Vandenberghe助教らの
グループは、新規に開発したウイルス
による遺伝子導入法と低侵襲な手術を
組み合わせることで、聴力を悪化させずに
成体マウスの内有毛細胞に高率に遺伝子を
導入する方法を確立しました。
 
 今回確立した方法により、騒音性難聴や
加齢性難聴といった成人発症の
感音難聴に対する遺伝子治療の効果を、
様々な疾患モデルマウスを利用して
評価できる可能性があります。
 
 アデノ随伴ウイルスは既にヒトに対して
臨床応用されていることから、
本研究がこれまで効果的な治療法が
なかった感音難聴に対する
遺伝子治療の開発に寄与することが
期待されます。
 
 この研究結果は、2017年4月3日午前10時
(日本時間3日午後6時)に
英国の科学誌Scientific Reports電子版に
掲載されました。
 
 
詳細は こちら
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 遺伝子治療期待したい。
 
 
>感音難聴に対する遺伝治療研究を
>飛躍的に発展させる可能性
 
 まだ疾患モデル動物を用いた
基礎研究段階のようですが、
一日も早い人への臨床応用が
実現してもらいたいですね。

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2017年4月 4日 (火)

イヌの歯の再生に成功 大型動物モデルにおける構造・機能的に完全な歯の再生成功によりヒトにおける完全な歯の再生治療の実現可能性を証明

17.03.14
岡山大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
インプラント再生補綴学分野の
窪木拓男教授、大島正充助教、
同研究科分子医化学分野の大野充昭助教、
理化学研究所多細胞システム形成研究
センターの辻孝チームリーダーらの
研究グループは、器官・臓器の種となる
器官原基を再生する細胞操作技術
(器官原基法)を用いて、
大型動物モデル(ビーグル犬)における
構造的・機能的に完全な歯の再生を
実証しました。
 
 本研究成果は3月16日
(英国時間午前10時、日本時間午後7時)、
国際的な科学雑誌『Scientific Reports』
に公開されます。
 
 本研究成果は、将来の歯の再生治療の
実現可能性を証明するための
トランスレーショナル研究として
位置づけられるものであり、
分泌腺や毛髪などの多臓器にも
応用可能な器官再生医療の発展に
つながるものとして期待されます。
 
 
-----
本研究成果のポイント
 
●歯の喪失治療は、歯の生理機能を
 有していない人工的な代替治療が
 主流で、生物学的な歯の再生が
 望まれていた。
 
 これまで、研究グループは
 マウスにおける歯胚、歯周組織の器官
 としての再生技術「器官原基法」
 を開発。
 
 ヒトへの応用には、大型動物モデルでの
 再現が必要だった
 
●今回、器官原器法を用いて、
 イヌの歯胚細胞においても
 再生歯胚の作製に成功。
 
 再生歯胚を顎骨に移植し、
 構造的・機能的に完全な再生歯を
 作ることにも成功した
 
●再生歯はエナメル質や象牙質の構造、
 歯の移動が天然歯と同等のものが
 できた
 
●大型動物モデルでの実用的な歯の
 再生治療を実証した
 
 
詳細は こちら
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 素晴らしい。
 
 
>本研究における成果は、大型動物による
>実用的な歯の再生治療の可能性を
>実証しており、歯科再生医療の
>技術開発はさらに進展したといえます。
 
>今後、再生歯胚の利用による
>歯科再生治療を実用化するための
>最大の課題は、歯胚再生を可能とする
>細胞シーズを取得することです。
 
>本研究においても若齢期の歯胚細胞を
>利用した研究であり、歯を失った
>成人・高齢者にも適応しうる技術
>とするためには、歯胚を誘導可能な
>幹細胞の探索が必要です。
 
>私たちは、これらの課題に
>取り組むことによって、
>臨床実用化が可能な技術となるよう
>研究開発を進めたいと考えています。
 
 人への臨床実用化までには、まだまだ
課題が山積しているようですが、
大きな一歩を進める事が出来たと
思います。
 
 今後の研究の進展に大いに期待したい。

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2017年4月 3日 (月)

慢性腎臓病の病態メカニズム解明の鍵となる分子を同定~ 腎障害の新しい診断法と早期治療薬の開発へ ~

2017年 3月30日
順天堂大学ニュース
 
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本研究成果のポイント
 
・慢性腎臓病の原因となる腎糸球体足細胞
(ポドサイト)の障害メカニズムに
 SNX9が関与
 
・SNX9はヒトの腎疾患群でポドサイト障害
 のバイオマーカーとなる可能性
 
・SNX9が慢性腎臓病の進展を防ぐ
 新規治療薬開発のターゲットとなりうる
 
 
-----
概要
 
 順天堂大学大学院医学研究科・腎臓内科
学講座の佐々木有助教、
日高輝夫准教授、
鈴木祐介教授ら、および
京都大学の淺沼克彦准教授らの
共同研究グループは、慢性腎臓病の
病態メカニズム解明の鍵となる分子を
同定しました。
 
 本研究では、細胞のエンドサイトーシス
(細胞外の物質を細胞内へ取り込む働き)
を司る分子であるSNX9*1が、
腎糸球体足細胞(ポドサイト)障害*2と
ヒトの腎硬化に関与していることを
発見しました。
 
 この成果は、SNX9が慢性腎臓病の
新しい診断法と早期治療薬開発の
新規ターゲットとなることを示します。
 
 本研究は、英科学雑誌
Scientific Reports電子版に
掲載されました。
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 Good News !
 
 
 ポイントに記載されている2項と3項
目が重要ですね。
 
 新規治療薬開発まで行き着ければ
良いのですが、

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凍結保存した精巣組織の細胞から絶滅危惧種であるメダカを再生することに成功

2017年03月28日
NIBB 基礎生物学研究所プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国立大学法人秋田大学、
国立大学法人東京海洋大学、
大学共同利用機関法人自然科学研究機構
基礎生物学研究所は、メダカ精巣を
凍結保存する方法を開発するとともに、
長期間液体窒素中で保存していた
メダカ精巣から、機能的な卵と精子を
生産し、これらから正常な次世代個体を
生産することに成功しました。
 
 同成果は、
秋田大学バイオサイエンス教育・研究
サポートセンターの関信輔助教、
東京海洋大学の吉崎悟朗教授、
基礎生物学研究所の成瀬清特任教授の
研究グループによるもので、
平成29年3月3日に
英科学誌「Scientific Reports」に
掲載されました。
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 Good News !
 
 
>近交系統や野生系統は飼育しつづける
>以外に保存方法がなかったが、
>この技術の開発によって
>それらメダカ遺伝資源を半永久的に
>凍結保存することが可能になった。
 
 素晴らしいですね。
 
 こういう技術も重要です。
 
 命は絶えてしまったらおしまい
ですから、

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2017年4月 2日 (日)

大腸がん幹細胞標的治療モデルの開発に成功-がんの根治治療の開発に期待-

2017/03/31
慶應義塾大学医学部
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 このたび慶應義塾大学医学部内科学
(消化器)佐藤俊朗准教授らは、
大腸がんの増殖を司る“がん幹細胞”の
詳細な機能の解析と、がん幹細胞を
標的とした治療モデルの開発に
成功しました。
 
 “がん幹細胞”は、がん組織の中に
少数存在し、再発や転移の原動力となる
と考えられ、臨床的意義の大きさから
長年研究の対象とされてきました。
 
 しかしその詳細な機能は未だ解明されて
いません。
 
 佐藤准教授らは、これまでに
ヒトの大腸がんを培養し、マウス生体内で
がんを再構築する技術を開発しています。
 
 本研究ではこの技術にゲノム編集技術を
応用し、特定のヒト大腸がん細胞の動態を
マウス生体内で観察する技術を
開発しました。
 
 これにより、大腸がんの幹細胞の同定と
その生体内での機能解析に成功しました。
 
 また、大腸がん幹細胞を標的とした
治療モデルを開発し、既存のがん治療薬と
組み合わせた場合にのみ、腫瘍が著明に
縮小することをマウス実験で
確認しました。
 
 この成果は、今後の大腸がんの根治を
目指したがん幹細胞機能の解明と、
新規創薬への確かな道筋となります。
 
 この研究成果は、2017年3月30日
英国科学誌「Nature」に掲載されました。
 
 
プレスリリース全文は こちら
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 Good News !
 
 
>がん幹細胞を標的とした治療は夢の治療
>のように考えられてきましたが、
>がん幹細胞の殺傷だけでは治療効果は
>限定的であることがわかりました。
 
 重要な発見ですね。
 
>この原因として、分化したがん細胞が
>がん幹細胞に先祖返りする、
>脱分化能力を有することが
>明らかになりました。
 
>一方で、分化がん細胞を標的とする
>がん治療薬と組み合わせることにより、
>がんの根絶が可能であることも
>示されました。
 
>今回の成果によって、今後、臨床で
>使用できるがん幹細胞標的治療薬の
>開発や、分化がん細胞のがん幹細胞への
>脱分化を抑制して再発を予防する
>治療法の開発といった、
>新しいがんの根源的治療法の開発が
>期待されます。
 
 大いに期待したい。

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大麻は認知症治療に有効 ノーベル賞受賞者輩出の研究所が主張

2017/04/01
Forbes JAPAN
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
>ソーク研究所の
>デービッド・シューベルト
>(David Schubert)教授は、
>連邦政府の規制により研究を
>次の段階に進めるのが難しいと語る。
>「麻薬取締局(DEA)による規制が
>原因で、この分野の研究は
>進んでいない」と教授はCNBCに語った。
 
>大麻には肉体的な中毒性は無く、
>精神的な依存は起こりうるが、
>それは砂糖や塩と同じだ。
>カリフォルニア州では店頭で
>大麻が購入できるというのに、
>ばかげた話だ
 
 米国ですらこうなんですね。
 法律が障壁になるし、医薬品業界の
ロビー活動もありそうですね。
 
 介護にかかっている経済コストを
考えると検討の余地があるように
思えるのですが、
 
 純粋に科学的に検証出来るように
することが大切だと思う。
 
 日本の役人は頭が固すぎる。
 他国に学ぶと言うことをしない。
 
 本当に国民のことを考えているの
かな? と思ってしまう。

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2017年4月 1日 (土)

他人のiPS細胞を使った網膜移植手術 理研が世界初

2017年03月29日
hazardlab
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 他人のiPS細胞から作った網膜細胞を、
目の難病「加齢黄斑変性症」の患者に
移植する世界初の手術が、
神戸市立医療センター中央市民病院で
行われた。
 
 この手術は、理化学研究所で
網膜再生医療の研究を進める
高橋政代プロジェクトリーダーらが
中心となり、京都大学iPS細胞研究所
などと連携して実施された。
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 まずはおめでとうございます。
 
 拒絶反応などの見守りは今後
必要となりますが、前進です。
 
 関連ニュース
日テレNEWS24

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高額薬価問題には正しく絶望する

2017.03.29
日経バイオテクONLINE
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 難問です。
 
 先進諸国でも、自己責任だと
言っていられない問題になりつつ
あるようです。
 
 国民全体の問題です。
 
 日本で言えば、「高額療養費制度と
日本人の死生観」について熟考が必要
でしょう。
 
 医療技術の問題も、医療制度の
問題もあるでしょう。
 
 どうあるのが正しいのか、
真剣に考えないといけなくなって
来ました。
 
 他人任せでは駄目。
 当然、政治家任せでは駄目。
 
 国民の一人として、死生観については、
「ニーバーの祈り」の意味を真剣に
考えないといけないと思っています。

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