がん細胞死を誘導する人工配列の核酸の創製に成功 -核酸医薬の開発に期待-
2017年4月27日
東京工科大学プレスリリース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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東京工科大学
(東京都八王子市片倉町、学長:軽部征夫)
大学院バイオニクス専攻の
杉山友康教授らの研究グループは、
プログラムされた細胞死(アポトーシス)
を、がん細胞に誘導する新しい核酸の
創製に成功しました。
これは、同研究グループが合成した
約15万種類の人工核酸の中から
発見されたもので、
今後、がん細胞死を誘導する核酸医薬品の
開発などが期待されます。
本研究成果は、2017年4月22日に
科学誌「Biochemical and Biophysical
Research Communications」 に
掲載されました(注1)。
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がんに限らずいろいろな分野で核酸医薬
出て来そうです。
>【社会的・学術的なポイント】
>研究グループが新たに発見した
>TMEM117を標的とした
>RNA干渉は、小胞体ストレスによる
>ミトコンドリア膜電位の消失を伴う
>がん細胞のアポトーシスを誘導するもの
>です。
>今後、TMEM117の機能解明が
>進むことで、がん細胞死を誘導する
>核酸医薬品の開発が期待されます。
大いに期待したい。
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