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2017年3月 4日 (土)

難病、特発性間質性肺炎の新しい血清マーカー発見

2017年3月2日
大阪大学研究情報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント
 
・難病、特発性間質性肺炎の
 新しい血清マーカーを発見
 
・本血清マーカーで、特発性間質性肺炎の
 サブグループ化の実現や、
 外科的肺生検ではなく血清検査で
 診断できるようになり、
 患者の侵襲・負担が軽減
 
・今後診断の進歩で、特発性間質性肺炎の
 原因解明につながる期待
 
 
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概要
 
 大阪大学の濱野芳匡特任研究員、
木田博助教、熊ノ郷淳教授
(大学院医学系研究科
 呼吸器・免疫アレルギー内科学)らの
研究グループは、難病、特発性間質性肺炎
※1 のサブグループを認識する
血清マーカーを発見しました。
 
 現在、特発性間質性肺炎は、
外科的肺生検※2 という検査方法で
幾つかの疾患に分類されています。
 
 ただし、原因不明の難病であるため、
その検査方法も課題を抱えています。
 
 その一つは、侵襲が高く患者さんの
負担が大きいことで、
全身麻酔を伴うため、検査を受けられない
ケースもあります。
 
 もう一つは、分類されたそれぞれの疾患
の中にも、患者さんにより病気の進行や
薬剤に対する反応のバラツキがあること
です。
 
 特発性間質性肺炎には、病気の成り立ち
が違う幾つかのサブグループが
混在していると考えられますが、
特発性間質性肺炎の原因はいまだ明らかに
されておらず、今のところ根治的な
治療法はありません。
 
 今回、熊ノ郷教授らの研究グループは、
特発性間質性肺炎患者血清自己抗体を、
タンパク質アレイ法という網羅的手法で
調べることにより、MX1
(ミクソウイルス耐性タンパク質)※3
に対する自己抗体※4 (抗MX1抗体)が
陽性となる一群の患者が存在することを
解明しました。
 
 これにより原因不明の難病、
特発性間質性肺炎の診断が進歩し、
将来的には特発性間質性肺炎の原因が
解明されることが期待されます。
 
 本研究成果は、英国科学誌
「Scientific Reports」に、
2月23日(木)19時(日本時間)に
公開されました。
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 「血清マーカーの発見」素晴らしい。
 
 
>本研究成果で、将来的に特発性間質性
>肺炎の原因解明が進めば、
>新たな創薬ターゲットが生まれ、
>新薬開発が進みます。
 
>また病状が悪く医学的理由で
>外科的肺生検が不可能な患者さんや、
>外科的肺生検を回避したいと希望する
>患者さんに対して本血清マーカーを
>測定することで、
>一部の特発性間質性肺炎の診断を
>明確に行うことができます。
 
 
 良いですね。今後に期待します。

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