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2017年3月 4日 (土)

世界初、かゆみを標的にしたアトピー性皮膚炎の新たな治療戦略

2017年03月03日
京都大学研究成果
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 椛島健治 医学研究科教授らの
研究グループは、九州大学、東京逓信病院、
ドイツ、米国、英国、ポーランドの
研究機関と共同で、
アトピー性皮膚炎に対する治療薬として
開発中の抗IL-31受容体
ヒト化モノクローナル抗体
nemolizumabに関し、安全性や有効性、
最適な投与量などを調べる
第 II 相国際共同治験を行いました。
 
 その結果、抗IL-31抗体の臨床症状や
かゆみに対する有効性が確認されました。
 
 本研究成果は、2017年3月3日付で
米国の科学誌
「The New England Journal of
  Medicine(NEJM)」電子版に
掲載されました。
 
 
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研究者からのコメント
 
 Nemolizumabによるかゆみの抑制が
確認されたことにより、IL-31が
アトピー性皮膚炎により引き起こされる
かゆみに重要な役割を果たしていることが
示されました。
 
 今後、IL-31の制御がアトピー性皮膚炎
の新たな治療手段やQOL向上の一助となる
可能性が期待されます。
 
 
詳しい研究内容については こちら
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 Good News !
 
 
>Nemolizumabによるかゆみの抑制が
>確認されたことにより、
>今後、IL-31の制御がアトピー性皮膚炎
>の新たな治療手段やQOL向上の
>一助となる可能性が期待されます。
 
>アトピー性皮膚炎の患者は、
>かゆみのために寝付くまで時間が
>かかり、夜中にかゆくて目が覚めて
>しまうことが知られています。
 
>本薬剤は、これらアトピー性皮膚炎
>による不眠にも有効であることも
>確認しており、アトピー性皮膚炎患者の
>QOLの改善にも有益である可能性が
>示唆されました。
 
 良いですね。
 今後に、大いに期待しています。

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