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2017年3月13日 (月)

世界で初めて長期埋め込み可能な人工硝子体を開発

2017/03/10
筑波大学研究情報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京大学大学院工学系研究科の
酒井崇匡准教授
(バイオエンジニアリング専攻)と
筑波大学医学医療系の岡本史樹講師
(眼科学)は、JST課題達成型基礎研究
(さきがけ)の一環として行った
共同研究により、長期埋め込み可能な
人工の硝子体の開発に世界で初めて
成功しました。
 
 網膜のさまざまな疾患に対して行われる
硝子体手術では、硝子体置換材料が
必須です。
 
 従来の材料であるガスやシリコンオイル
などは疎水性であるため生体適合性が低く、
長期の使用には適さないことから、
長期的かつ安全に置換可能な
人工硝子体材料の開発が
望まれていました。
 
 また、眼の透明組織としては、
水晶体と角膜は人工物が開発されて
いましたが,人工硝子体は未だ
開発されていませんでした。
 
 本研究グループは、新たな分子設計
により、生体内に直接注入可能な、
含水率のきわめて高い高分子ゲル材料を
作製し、人工硝子体として有用である
という結果を得ました。
 
 今後、網膜疾患を含む眼科系疾患の
治療に役立つことが期待されます。
 
 将来的には、癒着防止剤、止血剤、
再生医療用足場材料等への応用も
期待されます。
 
 
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 Good News !
 
 
>現在、網膜疾患の手術治療には、
>ガスやシリコンオイルなど、
>長期埋植に向かない材料が用いられて
>います。
 
>そのため、患者は入院で 1 週間程度
>うつ伏せの体位を保たねばならず、
>数カ月後には抜去を含む再手術を受ける
>必要がありました。
 
>それに対して、今回開発した人工硝子体
>を用いれば、再手術やうつ伏せ管理の
>必要もなくなります。
 
>そのため、将来的には網膜疾患の治療が
>日帰りでできるようになる、
>画期的な治療法の道がひらかれました。
 
 素晴らしいですね。
 大いに期待しています。

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