熊本地震発生直前にも電離圏異常が起きていたことを発見
2017年03月01日
京都大学研究成果
詳細は、リンクを参照して下さい。
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梅野健 情報学研究科教授、
岩田卓也 同修士課程学生らの
研究グループは、熊本地震を対象に、
複数のGPS衛星観測局から地震発生前の
データのみを用いて電離圏電子数異常を
捉えるデータ解析(相関解析法)を
行いました。
さらに、宇宙天気による電離圏電子数
異常と区別する評価指標を新たに導入する
ことにより、熊本地震に由来する
電離圏電子数異常を、同地震発生1時間前
から発生直前にかけて、明瞭に捉えること
に成功しました。
本研究成果は、2017年2月24日付で
米国地球物理学会の科学誌
「Journal of Geophysical Research:
Space Physics」に掲載されました。
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研究者からのコメント
今回の熊本地震本震のような内陸型
直下地震は、震源付近の地中での異変が
生じていたことが解っており、
今後、これらの電離圏と地圏で発見された
大地震発生前の「異常の証拠」の
因果関係を突き詰めることで、
大地震発生直前の電離圏異常が生じる
物理的メカニズムの解明がさらに進む
ことが期待されます。
また、防災・減災に資する
マグニチュード7級以上の大地震直前の
電離圏異常検知システムとしての有効性を
確認するため、今後は、関係省庁、
地方自治体、エネルギー系・交通系
・ネットワーク系インフラ企業の協力を
募り、より大規模な実証実験を行い、
スマホや自動運転車など地球上どこでも
利用できるGNSS型の防災・減災システムの
提案およびその実用化につなげていきたい
です。
詳しい研究内容については こちら
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>宇宙天気による電離圏異常と
>地震発生特有の電離圏異常を
>明瞭に区別して、
>マグニチュード7級以上の
>内陸直下型地震発生直前の
>電離圏異常を検出したのは初めてです。
素晴らしいです。
ただ、図を見る限り、まだどの地点で
地震が発生するのかを判断するのは
難しそうですね。
現在、地震の予知は出来ないことに
なっているのはず。
予知にかなり近づいたと言って良いと
思います。
>今後は、関係省庁、地方自治体、
>エネルギー系・交通系・ネットワーク系
>インフラ企業の協力を募り、
>より大規模な実証実験を行い、
>スマホや自動運転車など地球上
>どこでも利用できるGNSS型の
>防災・減災システムの提案および
>その実用化につなげていきたい
>です。
大いに期待したい。
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