放射線治療と免疫療法併用で「アブスコパル効果」を増強
2017年02月12日
biglobeニュース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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実は、放射線治療は照射した部分に
留まらず、転移巣(てんいそう)など
離れた病巣に対しても効果を発揮し、
がんが縮小や消滅することが以前から
知られていた。
これを「アブスコパル効果」という。
放射線治療と免疫療法で、アブスコパル
効果が起こるのは、2つの理由が
考えられます。
弱かった免疫を補完して免疫を高める
のと、免疫を抑制しているものを外して
免疫が働くようにすることです。
今後は放射線の照射量や免疫療法併用の
最適なタイミングなどの研究が進むものと
思われます」
(鈴木教授:福島県立医科大学医学部
放射線腫瘍学講座)
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まだまだエビデンスが足りないので
なんとも言えませんが、可能性は感じ
ます。
>2012年に悪性黒色腫が全身転移した
>患者に対し、放射線治療に
>免疫チェックポイント阻害剤
>(ヤーボイ)を併用したところ、
>2か月後には放射線が当たっていない
>場所のがん細胞の縮小や消滅が
>確認された症例がある。
とのことなので、期待したいです。
オプチーボ対象患者でも
放射線照射と併用することで、
効果があるかも知れない。
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