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2017年2月27日 (月)

癌再発に深く関わる癌幹細胞が診断薬5-ALAによる検出を免れる特性を発見―癌の再発リスクを抑える診断・治療法の開発に期待―

2017.02.08
東京工業大学研究ニュース
 
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ポイント
 
○癌幹細胞は癌の進展と治療抵抗性、
 再発に深く関与する癌の責任細胞です。
 
○悪性脳腫瘍などの手術時に頻用される
 光線力学診断薬5-ALAによる
 癌幹細胞の検出を、癌幹細胞が免れる
 仕組みを備えていることを
 マウス脳内移植実験などで
 明らかにしました。
 
○鉄キレート(捕捉)作用を持つ
 既存薬DFOと5-ALAの併用で
 癌幹細胞の検出が可能になることも
 発見し、手術時に癌幹細胞を
 見逃さない手法への応用が
 期待できます。
 
○癌幹細胞の代謝特性に影響を与える物質
 として鉄やヘムを明らかにしており、
 今後これらを標的として
 癌の再発リスクを抑える
 新たな診断・治療法の開発に
 道を拓くものです。
 
 
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 東京医科歯科大学 難治疾患研究所
幹細胞制御分野の田賀哲也教授、
椨康一助教、
Wenqian Wang大学院生らの研究グループと、
東京工業大学 生命理工学院
生命理工学系の小倉俊一郎准教授らの
研究グループは共同で、難治性の癌である
悪性脳腫瘍などの術中診断薬
(腫瘍細胞検出薬)として用いられている
5-アミノレブリン酸(5-ALA)による検出
を、腫瘍再発に深く関わる癌幹細胞が
免れていることを明らかにし、
癌幹細胞の代謝特性の解析から
既存の鉄キレート剤デフェロキサミン
(DFO)との併用で癌幹細胞の検出が
可能になることを発見しました(図1)。
 
 この研究は文部科学省科学研究費
補助金新学術領域研究
「癌幹細胞を標的とする腫瘍根絶技術の
 新構築」などの支援のもとで
おこなわれたもので、その研究成果は、
国際科学誌Scientific Reports
(サイエンティフィック リポーツ)に、
2017年2月7日午前7時(英国時間)に
オンライン版で発表されました。
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 「がん」は本当に手強いですね。
 
 
>本研究成果は、現行の術中診断法で
>グリオーマの癌幹細胞が検出・摘出
>できていない可能性を指摘しており、
>臨床診断学的に意義の大きな示唆を
>与える発見です。
 
>鉄キレート剤DFOは我が国で承認済みの
>既存薬であり、
>ドラッグ・リポジショニング[用語2]を
>視野に入れた脳腫瘍診断薬への適応拡大
>も期待できます。
 
>また本研究では癌幹細胞の特性に
>影響を与える代謝関連因子として
>鉄以外にもヘムやHO-1の存在を
>明らかにしており、今後それらを
>標的とした新たな診断法と根治療法の
>開発が期待できます。
 
 大いに期待したい。

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iPS細胞から血液脳関門モデルの作製に成功

2017年2月24日
京都大学iPS細胞研究所CiRA(サイラ)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・ヒトiPS細胞から血管内皮細胞注1・
 周皮細胞注2・ニューロン・
 アストロサイト注3を作製・共培養し、
 血液脳関門注4に特異的な輸送体や
 バリア機能を示す脳血管内皮細胞を
 作製した。
 
・脳血管内皮細胞の特徴を有するには、
 ニューロンにおけるDll1遺伝子の
 発現によりNotchシグナル伝達系注5
 が活性化されることが必須である。
 
・ヒトiPS細胞由来脳血管内皮細胞を
 用いて、血液脳関門のモデルを
 作製した。
 
・作製した血液脳関門モデルにおける
 薬物の透過性は、体内の血液脳関門と
 同様の傾向を示した。
 
 
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要旨
 
 山水康平特定拠点助教(京都大学CiRA
増殖分化機構研究部門)、山下潤教授
(京都大学CiRA同部門)らの研究グループは、
ヒトiPS細胞から血液脳関門のモデルを
作製することに初めて成功しました。
 
 血液脳関門を構成する、
血管内皮細胞・周皮細胞・ニューロン・
アストロサイトという4種の細胞を
ヒトiPS細胞からそれぞれ分化誘導し、
共培養しました。
 
 すると、血管内皮細胞は、
脳血管内皮細胞に特徴的な栄養輸送体や
排泄輸送体を強く発現し、
また、互いに密着結合注6することで
強いバリア機能を示しました。
 
 このように血管内皮細胞が
脳血管内皮細胞の特性を獲得するための
メカニズムを調べてみると、
ニューロンにおけるDll1遺伝子の発現
によりNotchシグナル伝達系注5が
活性化されることが必須であることが
分かりました。
 
 iPS細胞から作製した脳血管内皮細胞を、
iPS細胞由来アストロサイトと
共培養することで、 体内の血液脳関門と
同様の薬物の透過性を示す
血液脳関門モデルを作製することに
成功しました。
 
 今後、このモデルを用いることで、
血液脳関門の機能やアルツハイマー病など
の神経変性疾患と脳血管の関連についての
さらなる理解や薬の開発に役立つことが
期待されます。
 
 この研究成果は2017年2月23日
(米国東部時間)に米国科学誌
「Stem Cell Reports」で
オンライン公開されました。
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 素晴らしいですね。
 
 
>作製した脳血管内皮細胞を用いて、
>体内の血液脳関門と同様のバリア機能を
>有する血液脳関門モデルの作製に
>成功しました。
 
>今回作製したモデルは、今後、
>血液脳関門の形成や機能についての
>さらなる研究や治療薬候補の開発段階
>でのスクリーニングに貢献できると
>考えられます。
 
> また、中枢神経系疾患の患者さん由来
>iPS細胞から血液脳関門モデルを
>作製することで、 血管障害が
>それらの疾患にどのように寄与して
>いるかを調べることにもつながると
>期待されます。
 
 そうですね。
 更なる研究に期待します。

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2017年2月26日 (日)

2017年発売予定の有望薬 トップはロシュ社のMS治療薬 米専門誌

2017/02/24
ミクスonline
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 米医薬専門誌「FiercePharma」は
1月30日、2017年に発売予定で
5年後の2022年にはブロックバスター
になる可能性のある2017年有望薬トップ10
を発表した。
 
 このトップ10ランキングは、臨床試験で
良好な成績を示し、2017年内には発売が
予定されている薬剤について、
同誌が発売5年後の売上げ予想を
占っている。
 
 トップは、ロシュ社の多発性硬化症
(MS)治療薬Ocrevus(ocrelizumab)。
 
 同剤はFDAの画期的新薬指定(BTD)を
受け、進行性MSや難治性MSでも
良好な成績を示した。
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 米国の話しですが、ブロックバスター
になり得る(MS)治療薬が出るようです。
 
 対象者は沢山いるはずなので
明るい話題になりそうですね。
 
>FDAの画期的新薬指定(BTD)を
>受け、進行性MSや難治性MSでも
>良好な成績を示した。
 そうです。

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ヒトES/iPS細胞の大量培養に適した細胞培養基材の開発に成功 -ナノ加工した「布」が細胞培養の新機軸へ-

2017年02月09日
京都大学研究成果
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 陳勇 物質-細胞統合システム拠点
(iCeMS=アイセムス)特定拠点教授、
亀井謙一郎 同特定准教授、
劉莉 同特定拠点助教らの研究グループは、
グンゼ株式会社と共同で、
ヒトES/iPS細胞の大量培養を可能にする、
「布」を足場とした細胞培養基材の開発に、
世界で初めて成功しました。
 
 これは従来とは全く異なる培養方法で、
今後、再生医療などにおいて
ヒトES/iPS細胞が実用化される際に、
十分な細胞数を獲得するための
重要な技術となることが期待されます。
 
 本研究成果は、2017年2月8日に
オランダの科学誌「Biomaterials」に
掲載されました。
 
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研究者からのコメント
 
 本成果では、まず
「ファイバー・オン・ファイバー」
という新しい細胞培養基材を開発し、
それを用いてヒトES/iPS細胞の
新しい大量培養法の開発に成功しました。
 
 これは、従来から提唱されていた
大量培養法とは全く違う、
ナノ加工された「布」を用いる方法です。
 
 今後、組織工学や再生医療の発展に
貢献することが期待されます。
 
 また、ヒトES/iPS細胞だけでなく、
さまざまな接着系の細胞を大量培養する
ために基材としても利用されることが
期待されます。
 
 この基材開発によって、私たちは
組織工学・再生医療を私たちの身近なもの
にするために貢献していきたいと
思っています。
 
 
詳しい研究内容については こちら
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 Good News !
 
 
>これは従来とは全く異なる培養方法で、
>今後、再生医療などにおいて
>ヒトES/iPS細胞が実用化される際に、
>十分な細胞数を獲得するための
>重要な技術となることが期待されます。
 
 
 大いに期待しています。

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2017年2月25日 (土)

北極の氷が消える? 2016年は未曾有の異常

2017/2/25
NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 心配ですね。地球温暖化。
 
 米国のトランプ大統領は地球温暖化
に逆行する政策をとるようだし、
 
 北極の夏の氷はいずれ無くなる
でしょう。
 
 気付いた時には遅かった!
 では取り返しがつかないのに、
 
 世界のVIPは事実をどうみている
のかな?

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肺炎球菌ワクチンの予防効果が明らかに

2017年01月26日
長崎大学学術情報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 熱帯医学研究所臨床感染症学分野の
有吉紅也教授・森本浩之輔准教授
・鈴木基助教らの研究グループは、
平成26年に高齢者に対する定期接種が
始まった23価肺炎球菌莢膜ポリサッカ
ライドワクチン(23価肺炎球菌ワクチン)
による肺炎球菌性肺炎の血清型別予防効果
を明らかにしました。
 
 肺炎球菌は肺炎の原因として
最も多い細菌です。
 
 肺炎球菌には90種類以上の血清型が
ありますが、23価肺炎球菌ワクチンは、
そのうちの特に感染症を起こしやすい
23種類の血清型をターゲットにした
ワクチンです。
 
 このワクチンは世界中で30年の
使用実績があり、稀に発生する
敗血症のような重症感染症の予防効果は
証明されていましたが、
より一般的である肺炎を予防する効果
については正確な値がわかって
いませんでした。
 
 研究グループは、平成23年から4年間
にわたって全国4か所の医療施設で
65歳以上の肺炎患者のサンプルとデータを
集めて分析し、23価肺炎球菌ワクチンは、
23種類の血清型による肺炎球菌性肺炎を
33.5%減少させ、全肺炎球菌性肺炎を
27.4%減少させることを
明らかにしました。
 
 仮にわが国の65歳以上の高齢者が
全員接種すると、年間約10万人の肺炎が
減少することが期待され、
現在行われている高齢者に対する
定期接種の重要性が確認されました。
 
 この研究は、高齢者における
23価肺炎球菌ワクチンの
肺炎球菌性肺炎の予防効果を、
血清型別に解明した世界で初めての
研究であり、日本のみならず、
世界のワクチン政策に大きく貢献する
研究です。
 
 今回の研究成果は、
英医学誌「ランセット・インフェクシャス
・ディジージズ
(Lancet Infectious Diseases)」の
オンライン版で1月23日(月)
23:30(UK time・日本時間1月24日
(火)8:30)に掲載されました。
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>このワクチンは世界中で30年の
>使用実績があり、稀に発生する
>敗血症のような重症感染症の
>予防効果は証明されていましたが、
>より一般的である肺炎を予防する効果
>については正確な値がわかって
>いませんでした。
 ふ~ん。以外ですね。
 
 
>この研究は、高齢者における
>23価肺炎球菌ワクチンの
>肺炎球菌性肺炎の予防効果を、
>血清型別に解明した
>世界で初めての研究であり、
>日本のみならず、世界のワクチン政策に
>大きく貢献する研究です。
 だそうです。

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2017年2月24日 (金)

初期費用ゼロで省エネ冷蔵庫に買い替え~節約した毎月の電気代で、約7年で購入費を完済~

平成29年2月22日
科学技術振興機構(JST)
東京大学
静岡ガス株式会社
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
○初期費用の準備が省エネ冷蔵庫
 買い替えのハードルになっていた。
 
○「電気代そのまま払い」の枠組みで、
 初期費用ゼロで買い替えが実現。
 
○その普及により、家庭での省エネが
 大いに促進されることが期待される。
 
 
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 JST低炭素社会戦略センター
(LCS)注1)と東京大学は、
平成26年度より「電気代そのまま払い」
の枠組みを提案し、社会への普及が
進展しています。
 
 「電気代そのまま払い」は、
家庭が冷蔵庫などの省エネ機器を導入する
際に、必要な初期費用を金融機関などが
立て替えし、省エネ機器の導入によって
節約した電気代相当額を月々の実際の
電気代と一緒に支払うことで、
機器代を返済していく枠組みです。
 
 LCSと東京大学は
「電力使用量見える化実験」により
収集した実際の家庭の冷蔵庫
消費電力データに基づき、
月々に節約される電気代を簡易的に
推計するツールを開発しました。
 
 この研究成果を背景に、
平成27年4月より、LCSと東京大学、
および静岡ガス株式会社によって、
静岡県三島市を中心に
「電気代そのまま払い」の社会実装注2)
を行い、冷蔵庫の買い替えが実現しました。
 
 実際に冷蔵庫を買い替えた家庭では、
60%以上の省エネ効果
(電気代にして1,500円/月以上の
 節電効果)が確認されました。
 
 今後も社会実装を通して、想定した
節約額と実測値の差異を検証する
とともに、利用者の声を参考にして
枠組みの改善に取り組みます。
 
 今回の買い替えの実現は、
「電気代そのまま払い」の社会普及の
第一歩です。
 
 LCSと東京大学は、既に三島市以外の
複数自治体にて枠組みの普及に向けた活動
を行っています。
 
 各地で冷蔵庫の買い替え事例を増やす
ことで、統計的な信頼を得たいと
考えています。
 
 また、将来的には、この枠組みは
冷蔵庫以外の家電や照明など広範囲の機器
を対象とすることで、家庭部門での
省エネ量を大きくできる可能性が
あります。
 
 共に活動している自治体や金融機関等の
協力を得て、この枠組みを推進する
ファンド設立や自立した事業の創出等も
行い、全国への普及を目指します。
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 良いですね。
 是非、全国で実施出来るよう進めて
貰いたいと思います。
 
 実際、冷蔵庫を買い換えれば省エネで
いずれ元が取れるはず。
と思っているのですが、何の問題もなく
動いているので、なかなか買い換えまで
踏み切れないのが実態。
 
 
>「電気代そのまま払い」は、
>家庭部門における省エネ家電や
>高効率照明など広範囲の機器を
>対象として買い替えを促進する
>枠組みであり、家庭での省エネが
>促進され、省エネ削減量を
>大きくできる可能性があります。
 
>静岡県での実験では、上記2世帯の
>消費電力量の計測を続け、
>冷蔵庫の省エネ効率の変化を
>検証しながら、静岡ガスを通じて
>得られたご家庭の意見を参考にして
>枠組みの改善に取り組みます。
 
>今後、共に活動している自治体のほか、
>金融機関や損保会社等の協力を得て、
>本枠組みを推進するファンド設立や
>自立した事業の創出なども行い、
>全国への普及を目指します。
 
 良い活動だと思います。
 全国へ展開出来ると素晴らしい。
 冷蔵庫はその一歩。

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「 希少細胞である好塩基球によるアレルギー誘導の謎が解けた! 」― 驚くべき離れ業「トロゴサイトーシス」を駆使 ―

平成29年1月13日
国立大学法人 東京医科歯科大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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【ポイント】
 
・これまで、樹状細胞、好塩基球、
 T細胞のアレルギーへの関与が
 報告されていましたが、
 その連携プレーの詳細は不明でした。
 
・本研究で、好塩基球が仲介役となって、
 樹状細胞からT細胞へとアレルゲン情報
 を伝達する巧妙な仕組みがあることを
 明らかにしました。
 
・今回の発見をさらに詳細に研究すること
 で、様々なアレルギー疾患の病態解明と
 新規治療法開発への応用が期待できます。
 
 
-----
 東京医科歯科大学・大学院医歯
学総合研究科・免疫アレルギー学分野の
烏山一教授(副学長・理事)の
研究グループは、好塩基球が
トロゴサイトーシスという巧妙な仕組み
によって樹状細胞からアレルゲン情報を
捕捉し、さらにT細胞に伝達することで
アレルギー誘導型T細胞を生み出すという
巧妙な仕組みがあることを明らかに
しました。
 
 この研究は科学技術振興機構
・戦略的創造研究推進事業(CREST)
ならびに文部科学省科学研究費補助金の
支援のもとで行われ、その研究成果は
国際科学誌 Proceedings of National
Academy of Sciences USA
(米国科学アカデミー紀要)に、
2017 年 1 月 16 日午後 3 時
(米国東部時間)に
オンライン版で発表されます。
 
 筆頭著者は、研究医を育成する
「研究者養成コース」博士課程の
大学院生です。
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>アレルギー疾患の根本的な治療法は
>未だ確立されておらず、
>その病態解明が急がれています。
 そうなんです。
 
 
>本研究により、好塩基球が、
>トロゴサイトーシスという離れ業を
>駆使して樹状細胞から MHC クラス II
>分子を捕捉することにより
>抗原提示能を獲得することが明らか
>となり、これまでの研究で報告されて
>いた好塩基球の抗原提示能に関する
>食い違いがなぜ起こるのかをきちんと
>説明できるようになりました。
 
>本研究によって解明された
>新たなメカニズムをさらに解析していく
>ことにより、アレルギー状態を改善する
>新規治療法の開発への応用が
>期待されます。
 
 免疫がらみの研究はなかなか進展
しないですね。
 
 一歩前進です。
 
 アレルギー状態を改善する新規治療法
の開発へと繋がることを期待したい。

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2017年2月23日 (木)

リチウムイオン二次電池の少量多品種量産技術の確立と電気自動車への搭載試験の開始について

2017年2月14日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学 未来科学技術共同研究センター
(NICHe) 長谷川史彦教授のグループは、
リチウムイオン二次電池の
少量多品種量産技術の開発に成功し、
電気自動車への搭載試験を開始しました。
 
 電気自動車の重要性は、沿岸の被災地
だけでなく、全国の中山間地域で
一層高まると考えています。
 
 過疎高齢化が進展する中で
地域公共交通の再建が遅れており、
安全で使い勝手の良い地域交通システム
として、小型の電気自動車普及への
期待が高まっています。
 
 また、被災地では
特にガソリンスタンド再建が遅れており、
地下のガソリンタンクの老朽更新ができず
に廃止になる事例も増えております。
 
 再生可能エネルギーによる地域発の
電力を有効活用する視点においても
電気自動車への期待が高まります。
 
 
詳細は こちら
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 安価で、カスタマイズ可能な
リチウムイオン電池の開発は必要だと
思います。
 その意味で今回の研究成果は意味の
あるものだと思います。
 
 
 電気自動車は、確かに沿岸の被災地
だけでなく、全国の中山間地域で
一層高まると思いますので、
今回の成果には期待しています。
 
 上手く商用化に繋がると良いですね。
 
 太陽光パネルとのペアと言うのも
ありではないでしょうか?

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光合成における水分解反応の機構の核心に迫る成果 光化学系 II 複合体が酸素分子を発生する直前の立体構造を解明 -人工光合成触媒開発の糸口に-

2017年02月21日
京都大学研究成果
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 岩田想 医学研究科教授、
菅倫寛 岡山大学助教、秋田総理 同助教、
沈建仁 同教授、
菅原道泰 理化学研究所特別研究員、
久保稔 同専任研究員らの研究グループは、
X線自由電子レーザー(XFEL)施設
SACLAを用いて、光化学系 II 複合体
(PSII)が光合成の水分解反応において
酸素分子を発生させる直前の状態の
立体構造を捉えることに成功し、
酸素分子の生成部位を特定しました。
 
 本研究成果は、2017年2月21日午前1時に
英国の科学雑誌「Nature」に
掲載されました。
 
 
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研究者からのコメント
 
 本研究成果は、光合成における
水分解反応の機構の核心に迫る成果で、
太陽のエネルギーを用いて
酸素を発生させる仕組みの解明に
大きく寄与するものです。
 
 私たちは理化学研究所と協力し、
自由電子レーザーを用いて
タンパク質の動く姿を捉えることのできる
装置を開発しており、今回の成果は
その装置を用いて得られたものです。
 
 生体の中で起きる各種の重要な反応の
仕組みをこの装置を用いて解明して
いこうと考えています。
 
 
詳しい研究内容については こちら
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 これで人口光合成技術、画期的に進歩
するかな?
 
 これまでは、上手く行っていない。
 
 
>本研究の成果により、これまで謎
>であった、二つの水分子が分解され、
>一つの酸素分子が形成される
>触媒反応の基本原理が明らかと
>なりました。
 
>これは、太陽の光エネルギーを利用して
>水分解反応を人工的に実現する
>触媒の構造基盤に関する情報を
>提供したことになります。
 
>この反応を模倣する「人工光合成」が
>実現すれば、太陽の光エネルギーを
>利用して水から電子と水素イオンを
>取り出し、有用な化学物質を
>高効率・低コストで作り出すことが
>可能となります。
 
 人口光合成、真の意味で実現出来る
かな~ 
 
 まだ、糸口の段階ですから、時間は
かかるでしょうが、期待したい。

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2017年2月22日 (水)

廃棄物から高性能リチウムイオン電池負極材料を開発

2017年2月20日
大阪大学研究情報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント
 
・産業廃棄物であるシリコン切粉を、
 高性能なリチウムイオン電池負極材料に
 リサイクルする方法を開発しました。
 
・全世界でのシリコン切粉の発生量は、
 リチウムイオン電池負極材料の
 世界需要を上回っており、
 理想的な資源です。
 
・今回の材料は、簡便なプロセスで
 大量生産が可能です。
 
・従来の材料である黒鉛の約3.3倍に
 相当する高い容量を示し、
 充放電を800回以上繰り返しても
 その容量を維持できます。
 
 
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概要
 
 東北大学多元物質科学研究所の
西原洋知准教授、京谷隆教授、
大阪大学産業科学研究所の松本健俊准教授、
小林光教授らの研究グループは、
産業廃棄物のシリコン切粉を高性能な
リチウムイオン電池負極材料に
リサイクルする方法を開発しました。
 
 半導体産業や太陽電池用に
大量のシリコンウエハが生産されています
が、生産量とほぼ同量の切り屑
(シリコン切粉)が発生し、
産業廃棄物となっています。
 
 本研究ではこのシリコン切粉を
薄いナノフレーク状に粉砕すれば、
高容量でなおかつ長寿命な
リチウムイオン電池の負極材料になる
ことを見出しました。
 
 さらに、このナノフレーク状シリコンは
炭素と複合化することで更に性能と寿命が
向上し、従来のリチウムイオン電池に
使用されている黒鉛の約3.3倍の容量
(1200mAh/g)を、充放電を800回以上
繰り返しても維持できることが
分かりました。
 
 全世界でのシリコン切粉の発生量は、
リチウムイオン電池負極材料の
世界需要を上回っており、
まさに理想的な資源です。
 
 産業廃棄物を原料に用いることに加えて、
シリコン切粉のナノフレークへの粉砕や、
その後の炭素との複合化には
大量のシリコンでも処理できる
簡便な方法を用いており、
リチウムイオン電池への実装に繋がると
期待されます。
 
 本成果は、平成29年2月20日(月)
午前10時(イギリス時間)に
Scientific Reports誌にて
オンライン公開されました。
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 Good Newsです。
 
 シリコン切粉を、高性能な
リチウムイオン電池負極材料に
リサイクルでき、
しかもシリコン切粉の発生量は、
リチウムイオン電池負極材料の
世界需要を上回っているそうです。
 
 正に理想的なリサイクル材料。
 
 
 魅力的な話しですね。
 今後の展開に期待します。

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分子からなる超伝導体が従来超伝導線材を凌駕する臨界磁場90テスラを達成-分子性固体における超伝導材料開発の新たな指針-

2017年2月20日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 京都大学大学院理学研究科の
笠原裕一 准教授、
東北大学原子分子材料科学高等研究機構
(WPI-AIMR)のKosmas Prassides教授、
東京大学大学院工学系研究科の
岩佐義宏 教授らの研究グループは、
米国ロスアラモス国立研究所
R. D. McDonald研究員、
英国リバプール大学M. J. Rosseinsky教授
らと共同で、分子からなる物質として
最高の超伝導転移温度(Tc)をもつ
フラーレン(C60)化合物超伝導体が
磁場に対して非常に頑丈であり、
超伝導が壊れる磁場の上限値
(上部臨界磁場(Hc2))が
立方晶構造をもつ物質では最大の
約90テスラにも上ることを発見しました。
 
 さらにはこの大きなHc2が、
分子の特性と固体の特性が拮抗した
特殊な金属状態において、電子間の引力が
強められるために現れることを
明らかにしました。
 
 分子性物質において超伝導の性能指数の
高い材料開発につながる新しい指導原理を
与えると期待されます。
 
 本研究成果は、英国の科学雑誌
『Nature Communications』に
掲載されました
(平成29年2月17日午後7時:日本時間)。
 
 
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 興味深い成果ですね。
 
 
>モット絶縁体-超伝導体転移近傍では
>分子の特性、電子間の強い反発力が
>拮抗した特殊な金属状態が実現して
>いますが、そのような状況のなかで
>高い Tc および Hc2 が実現している
>という知見は、新しい分子性超伝導体の
>開発をさらに後押しするものになる
>と期待されます。
 
 期待して今後の展開を見守りたい。

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2017年2月21日 (火)

高額医療問題についての議論に必要なものとは何か――オプジーボを利用する肺がん患者の声から 1/2

2017年02月20日
blogos
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
・高額な肺がん治療薬で国民皆保険は
破綻?
 
・広まる「オプジーボ亡国論」
 
・患者の声に耳を傾ける
 
・薬価引き下げで高額薬剤問題は決着?
 
・今後の議論に向けて
---------------------------------------
 
 心配な状況ではありますが、
「オプジーボ亡国論」の解決のみに
特化した解決策だけでは駄目だと
考えます。
 
 患者の思いを抜いては駄目です。
 
 国民的な議論が必要です。
 
 どうしたら困っている患者さんを
助けられるのか?
 真剣に考えねばいけません。
 
 「オプジーボ」も「キイトルーダ」
のように薬の効果を予め判定出来る
ようにならないのでしょうか?
 
 関連リンクです。
 
 又こういうこともあります。
 関連リンクです。
 
 もうひとつ。
 
 患者を助ける策は他にもあるはず
です。
 
 薬価を下げるのみでは余りに
策に乏しい。
 
 これからますます医療界は変化し、
新しい薬が開発されるでしょう。
 
 でも、医療は患者の為に存在する
のです。
 
 医療費が高騰するからと言って
切り捨てるようでは真の医療では
ありません。
 
 皆さん考えましょう。

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2017年2月20日 (月)

本学教員が発表した論文が米国血液学会誌Bloodの2016年トップ10論文に選出されました

2017.1.17
順天堂大学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 血液学の分野で最も評価されている
米国血液学会誌「Blood」の2016年に
掲載された1000報以上の論文の中から、
エディターらによって最も優れた
トップ10論文が選ばれました。
 
 その中で、本学大学院
医学研究科・血液内科の小松則夫教授、
輸血・幹細胞制御学の荒木真理人准教授ら
が発表した「骨髄増殖性腫瘍の
発症メカニズムを解明」に関する論文が
2016年のトップ10論文として
選出されました。
 
 
-----
 荒木真理人 准教授のコメント
 
 格式高いジャーナルから、このような
評価を受けられたことは、
率直に嬉しいです。
 
 また、研究を支えていただいた
皆さんに感謝したいです。
 
 本研究により、細胞を腫瘍化する
新たな分子メカニズムを明らかにでき、
当該疾患の治療法の開発への道筋を
つけられたことに意義があります。
 
 現在、発表した論文では
完全に解明できていなかった点や、
その後に発見した新たな分子メカニズム
について研究を進めています。
 
 これらのメカニズムを標的とした創薬を
成功させて、患者さんにより良い治療を
提供できるところまで1日も早く
到達したいです。
 
 
2016年1月29日プレスリリース
---------------------------------------
 
>「米国血液学会誌Bloodの2016年
> トップ10論文」に選出されました
 素晴らしい。
 
 
>これらのメカニズムを標的とした創薬を
>成功させて、患者さんにより良い治療を
>提供できるところまで1日も早く
>到達したいです。
 
 
 一日でも早く到達出来ると
良いですね。

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2017年2月19日 (日)

皮膚筋炎の高感度バイオマーカーを発見

2017年1月6日
国立研究開発法人
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 国立研究開発法人 国立精神・神経医療
研究センター(理事長:水澤英洋)
神経研究所(所長:武田伸一)疾病研究
第一部(部長:西野一三)の漆葉章典、
西川敦子、鈴木理恵らの
グループは、厚生労働省指定難病の一つ
である皮膚筋炎の診断において、
筋細胞上に発現するMxA
(ミクソウイルス抵抗蛋白質A)が、
従来のものと比較して最も優れた
診断バイオマーカーになることを
明らかにしました。
 
 皮膚筋炎は筋肉と皮膚に炎症をきたし、
筋力低下や皮膚の発疹を起こす疾患です。
 
 間質性肺炎やがんといった生命に関わる
合併症を伴うこともあることから、
より早期からの正確な診断が
求められます。
 
 研究グループは、皮膚筋炎患者の
筋細胞上に発現するMxAを検出することで、
従来の診断方法に比べて高感度で
診断できることを発見しました。
 
 この研究成果は、今後の皮膚筋炎の
診断精度の向上に大きく貢献するものと
期待されます。
 
 この研究内容は、
日本時間2016年12月31日午前6時に
米国神経学アカデミー学会誌
「Neurology」オンライン版に
掲載されました。
 
 また本論文は当該号の表紙を飾る
ことになっています。
---------------------------------------
 
>本論文は当該号の表紙を飾ることに
>なっています。
 素晴らしい成果のようです。
 
 
>MxAの筋細胞上での発現は、
>皮膚筋炎の診断において
>感度71%、特異度98%という
>高いポテンシャルをもち、
>これは従来の診断マーカーである
>線維束周囲性萎縮
>(感度47%、特異度98%)や
>毛細血管補体沈着
>(感度35%、特異度93%)と
>比較して最も優れた診断マーカー
>になることが示されました。
 
>また従来の診断マーカーより
>判定が容易であることも
>利点と考えられます。
 
>この研究成果は、
>皮膚筋炎の診断精度の向上に
>大きく貢献すると期待されます。
 
 大いに期待しています。

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2017年2月18日 (土)

標準治療だけでは助からない 時代遅れの日本のがん治療

2017年2月18日
日刊ゲンダイDigital
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 こういう面、十分にあり得ます。
 
 患者も学ばないといけません。
 
 医師にも問題があるし、制度にも
問題がある。
 
 「常に患者にとって最適の治療が選択
出来るように」という姿勢を皆が持って
いないと進みません。
 
 医師は、患者は、関係各位は
何をなすべきか?
 
 制度はどうあるべきか?
 
 常に問い続けなくてはいけません。

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モバイル遺伝子検査機の開発に成功~現場に持ち込み、細菌やウイルスを約10分で検出~

平成29年2月8日
科学技術振興機構(JST)
日本板硝子株式会社
産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
○遺伝子検査機(リアルタイムPCR装置)
 の超小型化・軽量化に成功した。
 
○遺伝子検査の所要時間を従来の約1時間
 から約10分へ短縮できた。
 
○バッテリー駆動で場所を問わず
 遺伝子検査が可能。
 
 
-----
 JST 先端計測分析技術・機器開発
プログラムの一環として、
日本板硝子株式会社(日本板硝子)、
産業技術総合研究所(産総研)、
および株式会社ゴーフォトンの
共同開発チームは、
「モバイル遺伝子検査機」
(小型・軽量リアルタイムPCR装置
 注1))の開発に成功しました。
 
 従来の細菌やウイルスなどの
遺伝子検査は高精度で有用な一方、
装置は大きく高価で検査にかかる時間も
長いため、専門施設でしか利用
できませんでした。
 
 感染の拡大を抑えるには早急に
有効な対策が必要ですが、
そのためには現場で原因となる細菌や
ウイルスなどを迅速に特定できる
遺伝子検査機が求められていました。
 
 開発チームは、小さなプラスチック基板
で目的の細菌やウイルスの遺伝子を
高速に増やす産総研の技術と、
その遺伝子の量を高感度で測定できる
日本板硝子独自の小型蛍光検出技術を
組み合わせることで、高精度のまま
小型化と検査時間の短縮を実現しました。
 
 開発したモバイル遺伝子検査機は、
従来の装置に比べ片手で持ち運べるほど
小型・軽量
(約200mm×100mm×50mm、
 重量約500g)で、従来は約1時間
かかっていた検査時間注2)を、
約10分に短縮しました。
 
 また、小型化により低コスト化を実現し、
バッテリー駆動も可能にしました。
 
 この成果によって、これまで専門施設内
に限られていた高精度の遺伝子検査が
場所を問わず実施可能となります。
 
 インフルエンザやノロなどのウイルスや
細菌を現場で素早く特定できるため、
医療現場だけでなく工場などの食品衛生、
環境汚染調査のほか空港や港湾で
感染症予防の水際対策での使用など、
幅広い分野での活用が期待されます。
 
 このモバイル遺伝子検査機は、
日本板硝子より年内発売を目標に
開発を進めています。
---------------------------------------
 
 Good News !
 
 遺伝子検査の必要性はこれからますます
増えていくはずです。
 
 
>これまで専門施設に1日かけて送付し
>確定診断を待っていた遺伝子検査が、
>今回開発したモバイル遺伝子検査機
>により、適切な前処理と高速試薬の
>組み合わせで、専門施設外で迅速に
>行えます。
 
>そのため、食品衛生、感染症予防、
>環境汚染調査など幅広い分野での活用
>が期待され、例えば鳥インフルエンザの
>感染有無を現場の獣医師が
>本機を利用して判断できれば、
>ウイルスの拡散を素早く防げる
>可能性があります。
 
>今後の課題として、この装置の特長を
>最大限に生かすため、検査対象ごとに
>最適化された高速PCR試薬や
>前処理技術が必要であり、
>準備を進めています。
 
 
 素晴らしいです。
 大いに期待したい。

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2017年2月17日 (金)

老年マウス脊髄損傷における神経幹細胞移植の有効性の証明、病態解明に成功-高齢者脊髄損傷に対するさらなる機能回復につながる発見-

2017/02/17
慶應義塾大学医学部
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 慶應義塾大学医学部生理学教室
(岡野栄之教授)と同整形外科学教室
(中村雅也教授)は、
老年マウス脊髄損傷における
神経幹細胞移植の有効性を証明、
新たな病態解明に成功しました。
 
 近年高齢者の脊髄損傷が
世界的に増加しており、国内においても
高齢者脊髄損傷の増加、
有効な治療法の確立が急務と
されています。
 
 脊髄損傷に対する神経幹細胞移植の
有効性は既に証明されていますが、
高齢者脊髄損傷における神経幹細胞移植の
有効性の検討はされておらず、
本研究において詳細な検討が
なされました。
 
 脊髄損傷に対するヒトiPS細胞由来
神経幹細胞移植の臨床応用が、
近い将来に実現されようとしています。
 
 この成果によって、脊髄損傷に対する
神経幹細胞移植治療が、高齢者を含む
多くの患者に有効な治療法となる
可能性が示唆されました。
 
 本研究結果は2017年2月16日12時
(米国東部時間)、
「Stem Cell Reports」オンライン版に
公開されました。
 
プレスリリース全文は、こちら
---------------------------------------
 
>脊髄損傷に対する神経幹細胞移植治療
>が、高齢者を含む多くの患者に
>有効な治療法となる可能性が
>示唆されました。
 
 素晴らしい。
 
 近い将来、脊髄損傷に対する
ヒトiPS細胞由来神経幹細胞移植の
臨床応用が実現しそうですね。
 
 大いに期待しています。

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心筋梗塞後の病態を改善する新たな蛋白質の発見~新たな心筋梗塞の治療法の開発に道~

 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 心筋梗塞とは、心臓の細胞に酸素や
栄養を供給する冠動脈が動脈硬化等
によって閉塞する心臓の病気であり、
発症すると、閉塞した冠動脈によって
酸素や栄養が供給されていた
心臓の細胞が死にます。
 
 そして、それら死細胞は、
マクロファージなどの貪食細胞(※1)
によって認識されて食べられます。
 
 もし、死んだ細胞が放置されると、
それら細胞から内容物が流出し、
強い炎症が誘導され病態が悪化して
しまいます。
 
 これまで、心筋梗塞時において、
死んだ細胞が貪食細胞によって
どのようなタンパク質を使って認識され、
食べられているかについては、
ほとんどわかっていませんでした。
 
 九州大学大学院薬学研究院薬効安全性学
分野の仲矢道雄准教授と黒瀬等教授を
中心とする研究グループ
(大阪大学 IFReC の長田重一教授、
 東京医科大学の黒田雅彦主任教授、
 自治医科大学の田中亨教授、
 九州大学大学院薬学研究院の
 井上和秀理事?副学長、津田誠教授、
 福岡大学医学部の井上隆司教授ら)は、
この心筋梗塞時の死細胞の貪食を
MFG-E8(※2)というタンパク質が
促進している事、そしてこの MFG-E8 を
介した貪食が、梗塞部位に多く存在し、
これまで貪食能を持つ事が知られて
いなかった筋線維芽細胞(※3)という
細胞群によって担われていることを
見出しました。
 
 さらに興味深いことに、心筋梗塞を
おこした通常のマウスの心臓に
MFG-E8 を投与すると、心筋梗塞後の
病態が大きく改善されることを
世界で初めて見出しました。
 
 本成果により、MFG-E8の投与は
心筋梗塞の新たな治療法の開発に
繋がることが期待されます。
 
 本研究成果は、平成28年12月5日(月)
午後 4 時(東部標準時)に
米国科学雑誌 「The Journalof Clinical
Investigation」オンライン版に
掲載されました。
---------------------------------------
 
 素晴らしい成果だと思います。
 
 
>これまで、心筋梗塞後の死んだ細胞の
>除去に着目した心筋梗塞の治療法は
>ありません。
 
>また、MFG-E8の主な機能は、
>貪食細胞による死んだ細胞の除去を
>促進であることから、その投与による
>生体への副作用は少ないと
>予想されます。
 
>従って、本研究は心筋梗塞に対する
>新たな治療法や治療薬の開発への
>応用が期待されます。
 
 良いですね。大いに期待したい。

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2017年2月16日 (木)

世界初!難診断深在性真菌症(ムーコル症)の早期診断法の開発に成功

2017年02月15日
大阪市立大学新着情報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
概要
 
 医学研究科 臨床感染制御学 教授
・感染症科学研究センター副センター長の
掛屋 弘(かけや ひろし)および
細菌学 教授・同研究センターの
金子 幸弘(かねこ ゆきひろ)らの
グループは、国立感染症研究所・真菌部
の宮崎 義継(みやざき よしつぐ)部長ら
との共同研究で、生命予後が極めて悪い
ことで知られている難診断深在性真菌症
であるムーコル症の早期診断法の開発
に世界で初めて成功しました。
 
 ムーコル症※1は、ムーコル目に属する
真菌感染症の総称で、発生頻度は
それほど高くありませんが、発症すると
急性に進行し大多数が死に至るため、
早期に診断し治療することが最重要と
されています。
 
 しかし、特徴的な臨床症状に乏しく、
実用化された血清診断法がないため、
確定診断には真菌の培養や病理組織検査
が必要であるというのが現状でした。
 
 そこで私たちは、ムーコル症を
引き起こす代表的な真菌である
Rhizopus oryzae(リゾプス・オリゼ)の
菌体蛋白に注目し、
「シグナルシークエンス・トラップ法※2」
を用いて、血液検査で抗原(菌体の一部)
を検出する方法を開発しました。
 
 
 本検査方法は世界初めて開発された
「ムーコル症の血清診断法」です。
 
 また、本研究に使用した
「シグナルシークエンス・トラップ法」が
真菌研究においても新しい抗原を探すこと
に有用であることを明らかにしました。
 
 本研究成果は、国際学術誌である
「Medical Mycology」に
平成29年2月15日(水)午前4時
(日本時間)にオンライン掲載されます。
---------------------------------------
 
 素晴らしい。
 これで(ムーコル症)の早期診断が
出来るようになりそうです。
 
 
>現時点では動物モデルを用いての
>非臨床試験の段階ですが、
>産学連携のもと更に感度の高い
>検査キットを開発し、
>できるだけ早く臨床試験を開始したい
>と考えています。
 
 早く臨床試験が開始出来ると良い
ですね。期待しています。

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2017年2月15日 (水)

パラジウム-107の核変換~高レベル放射性廃棄物の低減化・資源化への挑戦~

平成29年2月13日
理化学研究所
科学技術振興機構(JST)
内閣府政策統括官
(科学技術・イノベーション担当)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 理化学研究所(理研)
仁科加速器研究センター 櫻井RI物理
研究室のワン・へ 国際特別研究員、
核変換データ研究グループの
櫻井 博儀 グループディレクター、
高速RIデータチームの大津 秀暁 
チームリーダーらの共同研究グループ※は、
理研の重イオン加速器施設
「RIビームファクトリー(RIBF)
 注1)」を用いて、長寿命放射性核種
注2)のパラジウム-107
(107Pd、原子番号46、
 質量数107、半減期650万年)を
不安定核ビームとして取り出し、
核破砕反応注3)のデータ取得に
成功しました。
 
 この研究は、内閣府 総合科学技術
・イノベーション会議が主導する
革新的研究開発推進プログラム
(ImPACT)の藤田 玲子 
プログラム・マネージャーの
研究開発プログラムの一環として
行われました。
 
 原子力発電所などで生じる
高レベル放射性廃棄物の処理・処分問題は、
日本のみならず世界的な問題です。
 
 後の世代への負担を軽減するために
本プログラムでは、廃棄物から
有用元素を回収して資源として利用する
方法や、長寿命核分裂生成物
(LLFP)注2)を取り出して、
短寿命核種もしくは安定核種に核変換する
ことにより放射能を低減する方法を
開発しています。
 
 なかでも有用元素の一つとして、
自動車用触媒注4)などに利用されている
パラジウム(Pd)に注目しています。
 
 廃棄物中のPdからLLFPである
107Pdを取り出し、残りのPd同位体
を資源として再利用します。
 
 取り出した107Pdは、
その放射能を低減するために核変換させる
必要があります。
 
 今回、共同研究グループは107Pdの
核変換反応として
「放射性核種と陽子注5)または
重陽子注5)を衝突させて放射性核種を
壊す反応(核破砕反応)」に着目しました。
 
 「逆運動学法注6)」を利用して、
世界に先駆けて107Pdの核破砕反応の
確率(反応断面積)の測定や反応で生じる
生成物の組成データを明らかにすることに
成功しました。
 
 生成物の組成からこの核変換反応により、
650万年という非常に長い寿命を持つ
107Pdから生成された核種は、
安定核種が約64%、半減期が1年以下の
核種が約20%、1~30年が約9%、
30年を超えるものが8%以下である
ことが明らかになりました。
 
 また、長寿命の放射性核種が生成される
割合は、標的の陽子や重陽子の
全運動エネルギーが低いほど少なく、
陽子と重陽子を比較すると、重陽子の方が
小さいことが示唆されました。
 
 今後、RIBFでさらに多種多様な
核変換データを取得し、より高効率な
核変換法を模索していきます。
 
 本研究は、国内のオンライン科学雑誌
『Progress of
 Theoretical and
 Experimental
 Physics』(2月4日付け)に
掲載されました。
---------------------------------------
 
 パラジウム-107の核変換ね~
 半減期650万年って気の遠くなる
ような物質ですね。
 
 そんなに遠い将来でも人間は存在
しているのかな?
 
 原子力発電所が無くならない以上
こういった研究は必要とは思います。
 
>「逆運動学法注6)」を利用して、
>世界に先駆けて107Pdの核破砕反応
>の確率(反応断面積)の測定や
>反応で生じる生成物の組成データを
>明らかにすることに成功しました。
 とのこと。
 
 関連リンクです。
理化学研究所
科学技術振興機構
内閣府政策統括官
(科学技術・イノベーション担当)
 
 この技術で放射性廃棄物から分離
出来るようです。
 
 どの程度高レベル放射性廃棄物の
資源化に貢献出来るのかな~
 
 まだまだ時間のかかる話しのように
思えますが、必要な技術だとは思ます。
 
 ガラス固化体にして永久保存する
だけではあまりに脳の無い話しです
から、
 
 上手く行くように祈っています。
 研究者さん、ご苦労様。

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2017年2月14日 (火)

タンパク質合成反応を解析する大規模全成分計算機シミュレーターを開発

2017年2月7日
大阪大学研究情報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
本研究成果のポイント
 
・その複雑性ゆえ困難であった
 タンパク質合成反応※1の大規模全成分
 計算機シミュレーター※2を
 世界で初めて 開発。
 241分子種が示す濃度変化の観測に成功
 し、実験結果と整合性のある
 シミュレーション結果を生成した。
 
・研究グループは、大規模データの
 中から、擬定常状態※3
 (quasi-stationary state:QSS)に
 着目する解析手法 を開発。
 QSS成分が構成するネットワークが
 時間経過に伴い離合集散を繰り返す、
 タンパク質合成反応の新しい特徴を
 解明した。
 
・開発したシミュレーターと
 データ解析手法は、細胞内反応の
 大規模時系列データの解析や
 再構成型無細胞翻 訳系※4を用いた
 有用タンパク質生産量の向上など、
 応用面でもその活用が期待される。
 
 
-----
リリース概要
 
 大阪大学大学院工学研究科の
松浦友亮准教授と理化学研究所
生命システム研究センターの
清水義宏ユニットリーダーらの
研究グループは、その複雑性ゆえ
困難であった最少成分からなる
タンパク質合成反応の大規模全成分
計算機シミュレーターを世界で初めて
開発し、実験結果と整合性のある
シミュレーション結果の生成に
成功しました(図1)。
 
 同研究グループは、シミュレーションで
得られた大規模データの擬定常状態
(quasi-stationary state:QSS)に
着目した新しい解析手法を開発。
 
 QSS成分で構成されるネットワークが
時間経過に伴って離合集散を繰り返す、
タンパク質合成反応の新しい特徴が
明らかになりました。
 
 ネットワークが離合集散する性質は、
細胞内の多くの反応でも起こっていると
推測されます。
 
 今回新たに開発したシミュレーター
およびデータ解析手法は、細胞内反応の
大規模時系列データの解析や
再構成型無細胞翻訳系を用いた
有用タンパク質生産量の向上など、
応用面でもその活用が期待されます。
 
 本研究成果は、米国科学誌
『米国科学アカデミー紀要
(Proceedings of the National Academy
  of Sciences)』 (オンライン)に、
2月7日(火)午前5時(日本時間)に
公開されました。
---------------------------------------
 
 Good Newsですね。
 
 
>今回新たに開発したタンパク質合成
>反応シミュレーターおよび
>QSSに着目したデータ解析手法は、
>細胞内反応の大規模時系列データの
>解析に利用可能です。
 
>これにより、細胞内反応が共通して持つ
>普遍的な性質を明らかにできるなど
>今後の進展が期待されます。
 
>応用面でも、シミュレーターを活用する
>事で再構成型無細胞翻訳系を用いた
>有用タンパク質生産量の向上などが
>期待されます。
 
 今後の展開に期待したい。

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放射線治療と免疫療法併用で「アブスコパル効果」を増強

2017年02月12日
biglobeニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 実は、放射線治療は照射した部分に
留まらず、転移巣(てんいそう)など
離れた病巣に対しても効果を発揮し、
がんが縮小や消滅することが以前から
知られていた。
 
 これを「アブスコパル効果」という。
 
 放射線治療と免疫療法で、アブスコパル
効果が起こるのは、2つの理由が
考えられます。
 
 弱かった免疫を補完して免疫を高める
のと、免疫を抑制しているものを外して
免疫が働くようにすることです。
 
 今後は放射線の照射量や免疫療法併用の
最適なタイミングなどの研究が進むものと
思われます」
(鈴木教授:福島県立医科大学医学部
 放射線腫瘍学講座)
---------------------------------------
 
 まだまだエビデンスが足りないので
なんとも言えませんが、可能性は感じ
ます。
 
 
>2012年に悪性黒色腫が全身転移した
>患者に対し、放射線治療に
>免疫チェックポイント阻害剤
>(ヤーボイ)を併用したところ、
>2か月後には放射線が当たっていない
>場所のがん細胞の縮小や消滅が
>確認された症例がある。
 
 とのことなので、期待したいです。
 
 オプチーボ対象患者でも
放射線照射と併用することで、
効果があるかも知れない。

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2017年2月12日 (日)

改変細菌で免疫活性化、がん細胞が死滅ー韓国・全南大学などマウスで成功

2017/2/12
日刊工業新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 遺伝子を改変した細菌株をがん組織に
侵入させることで、免疫反応を活性化し、
マウス体内のがん細胞を殺すことに
韓国・全南大学などの研究チームが
成功した。
 
 通常は食中毒を起こすサルモネラ菌の
一種を無害になるよう改変し、
ヒト結腸がんを発生させたマウスに
注射したところ、20匹中11匹で、
腫瘍の大きさが検出限界未満まで
縮小したという。
 
 一部で転移も予防できた。
 
 8日付の米科学誌サイエンス
・トランスレーション・メディシンに
成果が報告された。
---------------------------------------
 
 まだマウス段階ですが、
良さそうですね。
 
 オプチーボとかキートルーダが話題に
なっているように、人間が本来持っている
防衛能力である、免疫の力を利用する医療
に最も可能性を感じています。
 
 後はウイルス療法かな?
 
 治療法に対しては、多種の選択肢が
欲しいですね。
 
 今後の展開を見守りたい。

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2017年2月11日 (土)

破損やアレルギーの懸念が少ない脊椎内固定器具 製造販売承認を取得-「いわて発高付加価値コバルト合金:COBARION(R)」の新たな実用化例

2017年1月 4日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
発表のポイント
 
・「いわて発高付加価値コバルト合金
  :COBARION(R)」を用いた脊椎内固定器具
 が、日本国内で初めて医療機器製造販売
 承認を受けた。
 
・「COBARION(R)」は千葉晶彦教授らの
 研究グループが開発した合金で、
 金属アレルギーの原因となる
 ニッケルを極限まで低減し
 「人体に優しい」ことが特徴。
 
・「COBARION(R)」を用いた脊椎内
 固定器具の普及により、折損や
 アレルギーの懸念が少ない
 より安全な治療が期待される。
 
 
-----
概要
 
 国立大学法人東北大学金属材料研究所の
千葉晶彦教授、山中謙太助教ら
研究グループが開発した
「いわて発高付加価値コバルト合金
 :COBARION(R)」を用いた脊椎内固定器具
が、医療機器製造販売承認を受けました。
 
 コバルト合金は、強さと硬さ、
そして優れた耐食性・耐摩耗性を
兼ね備えていることから、
人工関節や歯科材料等、様々な
医療用デバイス、インプラントに
使用されています。
 
 今回器具に使用した「COBARION(R)」は
ヒトの金属アレルギーの主原因とも
いわれるニッケルの含有量を極限まで
低減したため、アレルギーの懸念が
少ない金属素材であることが
最大の特徴です。
 
 今回の販売認証を受け、今後
「COBARION(R)」の生体材料としての
使用拡大が期待されます。
 
 本研究開発は厚生労働省
「革新的医療機器創出促進等臨時特例
 交付金」を財源に、東北大学金属材料
研究所、岩手医科大学、
センチュリーメディカル株式会社が
参画した「岩手県革新的医療機器等
開発事業」を通して行われました。
 
 開発された脊椎内固定器具には
株式会社エイワで製造された
コバルトクロム合金素材(COBARION(R))
が用いられています。
 
 
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 Good News !

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「マクロファージがつくる不飽和脂肪酸が、炎症を収めるのに重要であることを発見」 ―炎症の慢性化を抑え生活習慣病を防ぐ、新しい治療標的の可能性―

平成28年12月28日
東京医科歯科大学
千葉大学
筑波大学
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
○マクロファージは病原体の感染に対する
 防御だけでなく、肥満・糖尿病など
 生活習慣病の発症につながる
 「慢性炎症」の制御にも関わっています。
 
○本研究で、マクロファージが、炎症を
 抑える働きを持つ不飽和脂肪酸を
 活発に合成すること、合成された
 不飽和脂肪酸が体の炎症を抑え、
 収束させるのに重要であることを
 明らかにしました。
 
○この成果は、マクロファージの
 脂質合成や分解(代謝)を標的とする、
 新しい生活習慣病の治療・予防法の開発
 へと道を拓く可能性があります。
 
 
-----
概要
 
 東京医科歯科大学難治疾患研究所
細胞分子医学分野
(テニュアトラック研究室)の
大石由美子テニュアトラック准教授の
研究グループは、
カリフォルニア大学サンディエゴ校の
Christopher K. Glass 教授、
Nathanael J.Spann 博士、
筑波大学の島野仁教授、松坂賢准教授、
千葉大学の真鍋一郎教授、
ソーク研究所の AlanSaghatelian 教授
との共同研究で、マクロファージがつくる
抗炎症性不飽和脂肪酸が、炎症応答を
うまく収める(収束する)ために重要
であることを明らかにしました。
 
 この研究は文部科学省科学研究費補助金
ならびに科学技術人材育成費補助金
テニュアトラック普及・定着事業の
支援のもとでおこなわれたもので、
その研究成果は、国際科学誌
Cell Metabolism (セル メタボリズム)
に、2016年12月29日(米国東部時間)に
オンライン版で発表されます。
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 期待が持てそうな成果です。
 
 
>本研究の成果から、マクロファージの
>脂質代謝と炎症における機能とは
>密接に関連して制御されており、
>マクロファージがつくる不飽和脂肪酸
>が、炎症を長引かせずに適切に収める
>(収束させる)ために重要であること
>が明らかとなりました。
 
>マクロファージの炎症が適切に
>抑えられずに長引くと、
>「慢性炎症を」引き起こし、
>生活習慣病を発症する原因にもなります。
 
>本研究の成果は、マクロファージの
>脂質代謝(合成や分解)を標的とした、
>生活習慣病に対する新
>しい治療・予防法開発への道を拓く
>ものと期待されます。
 
 
 大いに期待したい。

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2017年2月 9日 (木)

遺伝子の優劣関係を決める新たな仕組みを解明 メンデルの優性の法則の謎を100年ぶりに ~有用な遺伝子を発現させる育種技術への応用に期待~

2016/12/26
奈良先端科学技術大学院大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 奈良先端科学技術大学院大学
バイオサイエンス研究科の和田七夕子
(わだゆうこ)助教、
高山誠司客員教授
(現東京大学大学院農学生命科学研究科
 教授)らの研究グループは、
農研機構、東北大学、大阪教育大学、
神戸大学との共同研究により、
どちらか片方の親の遺伝子の性質だけが
子に現れるというメンデルの
「優性の法則」として知られる現象
について、複雑な優劣関係を決定する
新たな仕組みを世界で初めて
明らかにしました。
 
 親から子へと遺伝子が受け継がれる
遺伝現象において、片方の親の遺伝子の
性質のみが子に現れる場合が多く
見られます。
 
 これはメンデルの「優性の法則」として
古くから知られており、性質として現れる
遺伝子を優性遺伝子、発現しない方を
劣性遺伝子と呼びます。
 
 これまで劣性遺伝子は一般に機能を
失っているために性質が現れないと
考えられてきましたが、
同研究グループは、優性の遺伝子から
作られる小さな分子(低分子RNA)が、
劣性の遺伝子の働きを阻害するという
全く異なる仕組みを発見しました。
 
 さらに今回新たに、この低分子RNAを
構成する塩基(核酸塩基)の配列が
変化することによって、特定の遺伝子同士
で複雑な優劣関係が生み出されることを
明らかにしました。
 
 約100年前、遺伝子間の優劣性を
決定する因子が進化する可能性について
遺伝学者間で激しい論争がなされましたが、
今回、その時に想定された仮説の因子が
低分子RNAであり、それが進化することを
証明しました。
 
 今回の研究は、遺伝子の優劣関係を
制御する新たな仕組みを明らかにした
だけでなく、有用な遺伝子を働かせたり、
有害な遺伝子の働きを抑えたりする技術
へと結びつく可能性があり、植物育種への
応用が期待できます。
 
 本成果は、英科学誌Natureの
植物専門オンライン姉妹誌、
Nature Plants(1月号:英国時間12月22日
(木)午後4時)に掲載されます
(プレス解禁日時:日本時間
平成28年12月23日(金)午前1時)。
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>どちらか片方の親の遺伝子の性質だけが
>子に現れるというメンデルの
>「優性の法則」として知られる現象
>について、複雑な優劣関係を決定する
>新たな仕組みを世界で初めて明らかに
>しました。
 
 素晴らしい。
 少しづつ解明が進みますね。
 
 
>今回我々が見出した低分子RNAは、
>過去に提唱された仮説の因子そのもの
>であり、100年を経て半ば忘れ去られて
>いた説がようやく立証されたと言えます。
 
>さらに、遺伝子が低分子RNAを獲得し
>優性遺伝子となっていく道筋も
>明らかとなりました。
 
>アブラナ科植物において発見した
>この仕組みは、動植物に広く存在する
>可能性もあり、今後の研究の進展が
>期待されます。
 
>また、本知見を応用することで
>遺伝子の働きを人為的に調節できる
>ようになるため、有用な遺伝子を
>働かせ、有害な遺伝子を働かせなくする
>等、新たな植物育種技術としての発展も
>期待できます。
 
 今後の発展に大いに期待したい。

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2017年2月 8日 (水)

ベーチェット病の新規の疾患感受性遺伝子および発症メカニズムを解明

2017.02.07
横浜市立大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 横浜市立大学学術院医学群 眼科学の
竹内正樹博士と水木信久主任教授、
目黒明特任講師らは、
厚生労働省の特定疾患(難病)の一つ
であるベーチェット病を対象とした
過去最大規模の遺伝子解析研究を
アメリカ国立衛生研究所、
トルコ・イスタンブール大学などと
共同で行い、ベーチェット病の遺伝要因
(疾患感受性遺伝子)および
発症メカニズムを詳細に解明しました。
 
 ベーチェット病は原因不明の
全身性炎症性疾患で、長期間にわたり
再発と寛解を繰り返し、重症例では
眼病変によって失明に至ることも
あります。
 
 本研究により、ベーチェット病の
疾患感受性遺伝子として
新たに「IL1A-IL1B」、「RIPK2」、
「ADO-EGR2」、「LACC1」、「IRF8」、
「CEBPB-PTPN1」領域が同定されました。
 
 また、同定した遺伝子の機能解析
により、IL1A-IL1BのSNP*1の
リスクアリル*2を2個保有する人において
IL-1βが増加し、またIL-1αが低下して
いることが明らかになりました。
 
 このことから、IL-1αの皮膚バリア機能
の低下によって、侵入した病原体への
過剰なIL-1βを介した免疫反応が
ベーチェット病の発症メカニズムに
関与することが示唆されました。
 
 さらに、本研究において同定された
疾患感受性遺伝子の多くが、
炎症性腸疾患であるクローン病や、
感染症であるハンセン病と共通することが
分かりました。
 
 これらの成果により、ベーチェット病の
疾患感受性遺伝子や発症メカニズムが
解明されただけでなく、将来的には
個人の遺伝情報に基づいた、
効果的で副作用の少ない新たな治療薬の
開発が期待されます。
 
 本研究成果は、主要国際雑誌である
「Nature Genetics」に掲載されました
(米国2017年2月6日:日本時間2月7日
午前1時オンライン発表)。
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 Good Newsですね。
 
 
>本研究は過去最大の国際的な
>ベーチェット病の遺伝子解析研究で、
>これによりベーチェット病発症の要因
>となる疾患感受性遺伝子が多数
>同定されました。
 
>そして、同定された疾患感受性遺伝子の
>機能解析により、それらの遺伝子が
>ベーチェット病の病態にどのように
>関与するかが解明されました。
 
>本研究の遺伝学的成果をこれまでの
>遺伝学的知見と結合することで、
>ベーチェット病の発症に関与する
>遺伝要因および発症メカニズムの
>全容が明らかになりました。
 
 良いですね。
 今後に期待します。

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2017年2月 7日 (火)

ビッグバン元素合成研究に残る最後の重要核反応確率を初測定 -ビッグバン元素合成の謎がさらに深まる-

2017年02月06日 京都大学研究成果
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 川畑貴裕 理学研究科准教授、
市川真也 同修士課程学生、
越川亜美 同修士課程学生、
久保野茂 理化学研究所客員主管研究員、
岩佐直仁 東北大学准教授らの
研究チームは、ビッグバンによる
元素合成で起こる7Be+n→4He+4He反応の
断面積(量子力学的な粒子が衝突し、
散乱ないしは反応を起こす確率を表す量)
を初めて測定することに成功しました。
 
 ビッグバン元素合成で生成される元素
のうち、7Liは理論的に予測されている
よりも少ない量しか観測されていません。
 
 「宇宙リチウム問題」と呼ばれる
この問題を解く仮説の一つとして、
今回取り上げた反応が高い確率で
起こっている可能性が指摘されて
いましたが、今回の測定結果により
この仮説では説明が難しいことが
分かりました。
 
 本研究成果は、2017年2月3日午後2時に
米国の学術誌「Physical Review Letters」
に掲載されました。
 
 
-----
研究者からのコメント
 
川畑:理化学研究所の久保野客員主管
   研究員が発案された研究テーマを、
   本学学部学生の卒業研究として
   実施しました。
   3学年20名の学生諸君の努力が、
   世界的に注目を集める研究成果
   として結実したことを
   嬉しく思います。
   残念ながら、 「宇宙リチウム問題」
   を解決するには至りませんでしたが、
   本研究の成果は、原子核反応率の
   見直しや、標準ビッグバン模型を
   超える新しい物理の探索など、
   宇宙リチウム問題へのさらなる研究
   を動機づけることになると思います。
 
市川:学部生のうちにこれほど意義深い
   実験を行え、それが学術論文という
   形になったことがとても嬉しいです。
   大学院でも成果が出せるように、
   これからも研究に全力を尽くして
   いきます。
 
越川:学生実験の成果が論文誌に
   掲載されることになり、
   非常に嬉しく思います。
   実験のデザインからビームタイム、
   実験後のデータ解析や学内外の
   成果発表に至るまで、学生が
   主体となって取り組んできた
   こともあり、感慨もひとしおです。
   指導教員や大学院生のサポートが
   あってこそできた研究です。
   このような貴重な経験ができたこと
   に感謝します。
 
 
詳しい研究内容については こちら
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 こういう基礎研究が大事なのだと
思っています。
 
 
>7Be + n → 4He + 4He 反応の断面積は、
>これまでの推定値よりも約 10 倍小さく、
>この反応によって宇宙初期に 7Be が
>分解し、7Li 生成量が減少していたこと
>が宇宙リチウム問題の原因であった
>とする可能性は否定され、
>ビッグバン元素合成の謎はさらに深まる
>ことになりました。
 
>宇宙リチウム問題の有力な解決策が
>否定されたことにより、原子核反応率の
>見直しや、標準ビッグバン模型を超える
>新しい物理の探索など、
>宇宙リチウム問題へのさらなる研究を
>動機づけることになると期待されます。
 
 
 こういう研究に魅力を感じます。
 
 残念ながらこういうたぐいの、お金に
ならない研究予算は取りにくくなって
来るようですが、こういう基礎研究にこそ
お金を使って欲しいものです。
 
 目先の利益ばかりに目がいっている
ようでは先細りになるはずです。
 
 未来など誰も予測出来ないのです。

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シリコンCMOS集積回路を用いて300GHz帯単一チャンネルの伝送速度が毎秒105ギガビットのテラヘルツ送信機の開発に成功

2017年2月6日
国立研究開発法人情報通信研究機構
国立大学法人広島大学
パナソニック株式会社
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国立大学法人広島大学、NICT、
パナソニック株式会社は共同で、
シリコンCMOS集積回路により、
300GHz帯単一チャネルで
毎秒105ギガビットという、
光ファイバに匹敵する※1性能の
テラヘルツ送信機の開発に世界で初めて
成功しました。
 
 本研究成果は、International
Solid-State Circuits Conference
(ISSCC)2017(2月5日~2月9日、
サンフランシスコ)で発表されます[1]。
 
 また、同学会で伝送実験の
デモンストレーションが行われます。
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 通信どんどん高速化しますね。
 
 しかも
>安価に電器製品等に搭載して
>普及できる可能性が高くなりました。
 と言うのは素晴らしい。
 
 
>今回の研究成果により、テラヘルツ帯の
>高速無線通信が、情報通信ネットワーク
>などのインフラに使用される
>光ファイバに匹敵する毎秒テラビットの
>通信能力に近づいたことが示されました。 
 
 すごいですね。

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2017年2月 6日 (月)

装置のコンパクト化を可能にし、バイオディーゼルの経済性を飛躍的に向上させる、 連続的生産法を開発

2016/12/19
東京都市大学ニュースリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京都市大学工学部エネルギー化学科
准教授の高津淑人(こうづまさと)は、
資源の有効活用と温暖化抑止が期待される
バイオディーゼルの普及を目指し、
製造装置のコンパクト化につながる、
連続的生産法を開発しました。(図1)
 
 当生産法では、装置に原料となる
廃食油を連続的に供給する流通型とする
ことで、従来の回分型生産法に比べ、
効率的な生産が可能となります。
 
 当成果は2017年1月19日の
「第12回バイオマス科学会議」
(主催:日本エネルギー学会、
 会期:2017年1月18~20日)で
発表する予定です。
---------------------------------------
 
 良い取り組みですね。
 
 
>東京で排出される廃食油を油田と捉え、
>当生産法の活用によって
>「Tokyo-都市油田」を創成することが
>できれば、地球環境との共生を掲げる
>2020年開催予定の東京オリンピック
>における象徴的な取り組みとなる
>ことでしょう。
 
 今回開発されたものは十分に効率的
なものなのでしょうか?
 
 「Tokyo-都市油田」を創成すること
が出来れば素晴らしいですね。
 
 一歩でも、半歩でも前進することが
重要です。
 
 期待しています。

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2017年2月 5日 (日)

脊髄損傷後早期に、運動機能の回復に重要な役割を果たす脊髄神経細胞を同定- サル皮質脊髄路損傷後の手指巧緻性回復における脊髄固有ニューロンの寄与 -

2017年2月 3日
NIPS 生理学研究所プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 脊髄を損傷すると手足など身体の各部に
運動麻痺が残ることが知られています。
 
 しかし多くの脊髄損傷は不全損傷であり、
手足の筋肉へとつながる一部の神経経路は
損傷を受けずに残っています。
 
 この残された神経経路が、運動麻痺の
回復に役立つのではないかと考えられて
きましたが、詳細は分かって
いませんでした。
 
 今回、自然科学研究機構 生理学研究所
の伊佐正 元教授
(現 京都大学大学院医学研究科・医学部
 神経生物学分野)と
生理学研究所の當山峰道研究員、
小林憲太准教授、
弘前大学の木下正治准教授、
京都大学の渡邉大教授、
福島県立医科大学の小林和人教授、
慶應義塾大学医学部の里宇明元教授
らの共同研究グループは、サルの脊髄
のうち皮質脊髄路*用語1を損傷させた
後に見られる手指の巧緻な運動の
回復過程において、損傷を免れた
脊髄固有ニューロン*用語2を介する経路
が回復早期に重要な役割を果たすことを、
ウイルスベクター*用語3による
最新の神経回路操作技術
(ウイルスベクター二重感染法*用語4)
を駆使して明らかにしました。
 
 本研究結果は、米国科学誌の
Proceedings of the National Academy of
Sciences誌(2017年1月3日オンライン版、
1月17日号)に掲載されました。
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 重要そうな成果のようです。
 再生医療は当然ですが、このような
研究も評価したい。
 
 
>脊髄損傷後に残存する脊髄内の
>神経細胞が、回復早期に回復過程全体を
>左右する重要な役割を果たすことを
>明らかにすることができました。
 
>今回の成果は、脊髄固有ニューロンを
>介する神経経路のように、損傷を免れて
>残存する神経ネットワークを
>時期特異的に賦活させて、
>運動麻痺の回復を促進させるなど、
>これまでにない新たな治療法や、
>リハビリテーションなどの治療の開発に
>繋がる画期的な成果であると考えます。
 
>つまり、これまで主流であった
>損傷部位の再生を目標とした
>再生医療からのアプローチではなく、
>全く新しい治療の方向性を示した
>成果であると言えます。
 
 
 これまでにない新たな治療法や、
リハビリテーションなどの治療の開発に
繋がると良いですね。
 
 大いに期待したい。

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2017年2月 4日 (土)

脳梗塞に夢の新薬「SB623」 早ければ2019年中にも実用化

2017.01.27 ガジェット通信
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 日本の再生医療ベンチャー、サンバイオ
が開発する再生細胞薬「SB623」は、
一度損なわれた脳機能は回復しないとする
定説を覆す「夢の新薬」である。
 
 昨年から日本で治験がスタートした。
 
 製造過程は以下の通り。
 
 まず一人の健康なドナーの骨髄液から、
多様な細胞に分化する能力を持つ
「間葉系幹細胞」を採取する。
 
 これを加工・培養して製品化し、
脳内に生じた患部の周辺に直接注射する
と、脳の「再生」が見込める。
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 良さそうですね。
 
 昨年から日本で治験がスタートした。
 とのことで、良い結果が出ると良い
ですね。期待しています。

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「満月」に吹く「地球からの風」

2017年1月31日大阪大学研究情報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント
 
・月周回衛星「かぐや」の観測データを
 解析し、月に地球起源の高いエネルギー
 の酸素イオンが到達していることを発見
 
・長年謎であった月表土の複雑な
 酸素同位体組成を理解する画期的な知見
 を獲得
 
・今後、多くの人々の自然観や科学観に
 大きな影響を与える可能性がある
 
 
-----
概要
 
 大阪大学大学院理学研究科の
寺田健太郎教授が率いる共同研究チーム
(JAXA 宇宙科学研究所、名古屋大学)は、
月周回衛星「かぐや」※1 搭載の
プラズマ観測装置※2 を用い、
太陽活動によって地球の重力圏から
流出した酸素が、38万km離れた月に到達
していることの直接観測に成功しました。
 
 観測された酸素イオンのエネルギーは
1-10keV(キロ電子ボルト)と高く、
地球高層のオゾン層で見られる
16O(酸素同位体)に乏しい成分が、
「地球風」として月面まで運ばれ、
月表土の表面数十ナノメートルの深さに
貫入している可能性を観測的に示しました。
 
 本研究成果は、日本時間の
2017年1月31日(火)午前1 時に
英国科学誌「Nature Astronomy」に
オンライン公開されました。
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>月周回衛星「かぐや」※1 搭載の
>プラズマ観測装置※2 を用い、
>太陽活動によって地球の重力圏から
>流出した酸素が、38万km離れた月に到達
>していることの直接観測に
>成功しました。
 
 「かぐや」素晴らしいです。
 太陽風って凄いんですね。
 
 かぐやに関する投稿のひとつです。
 
 ハイビジョン映像も感動しました。
 
 
>長年謎であった月表土の複雑な
>酸素同位体組成を理解する
>画期的な知見を獲得
 
 かぐやの成果素晴らしい。
 日本は、科学の進歩に貢献して
います。

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2017年2月 3日 (金)

アルツハイマー型認知症の病態の回復可能性が実験モデルで明らかに

2017年1月31日
国立研究開発法人
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国立研究開発法人 国立精神・神経医療
研究センター(NCNP、理事長:水澤英洋)
神経研究所(所長 武田伸一)疾病研究
第六部 室長 荒木 亘らの
研究グループは、アルツハイマー型認知症
の発症に大きく関わる
アミロイドベータタンパク質(Aβ)の
集合体(Aβオリゴマー)によって
引き起こされるタウ異常を含む神経細胞の
異常な変化が、Aβオリゴマーを除去する
ことによって回復しうることを、
実験モデル系を用いて
初めて明らかにしました。
 
 アルツハイマー型認知症
(アルツハイマー病)は、記憶などの
脳の認知機能の異常を主症状とする
疾患です。
 
 この疾患においては、脳内に
異常タンパク質であるAβが蓄積し、
その影響によって神経細胞に様々な異常が
現れると考えられています。
 
 重要なものとしては、タウタンパク質と
呼ばれる細胞骨格を形作るタンパク質の
異常、シナプスの構造・機能の異常
などがあげられます。
 
 最近、これらの病態の引金となるのは、
Aβオリゴマーと呼ばれるAβ分子の
集合体であることが明らかになって
きました。
 
 しかし、このAβオリゴマーによって
引き起こされる神経細胞の障害が
回復する可能性については、
これまで十分な研究がなされておらず、
不明確でした。
 
 今回、研究グループは、
アルツハイマー型認知症の病態を
よく反映している神経細胞モデル
を用いて、Aβオリゴマーによる
神経細胞障害の可逆性について研究を
行いました。
 
 その結果、Aβオリゴマーによって
引き起こされるタウ異常を含めた
神経細胞の様々な異常変化は、
Aβオリゴマーが除去されれば回復可能
であることを初めて実証しました。
 
 本研究成果は、アルツハイマー型認知症
の治療及び予防の観点から、
きわめて重要な知見といえます。
 
 本研究は、筑波大学 玉岡 晃教授、
米国Torrey Pines Institute for
Molecular Studies 
ラクシュマナ マデパリ博士との
共同研究として行われたもので、
研究成果は、国際科学雑誌
「Molecular Brain」にオンラインで、
中央ヨーロッパ時間(CET)
2017年1月31日午前1時
(日本時間2017年1月31日午前9時)に
掲載されました。 
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 Aβオリゴマーはアミロイド班
(老人斑)とは違うようですね。
アミロイド班は結果で、
Aβオリゴマーが原因?
 
 
>今回の研究結果は、細胞モデルで
>得られたものではありますが、
>脳内の病態を間接的に反映していると
>考えられ、何らかの手段により
>Aβオリゴマーを除くことができれば、
>病態が回復する可能性を示唆するもの
>といえます(図3)。
 
>現在、Aβオリゴマーの蓄積に対する
>抑制作用を持つ薬剤の開発が
>進められています。
 
>たとえば、Aβオリゴマーに対する
>抗体療法や、Aβ産生酵素BACE1の
>阻害薬などがあげられます。
 
>このような治療法を導入して、
>できるだけ早期の段階で治療介入を
>行うことにより、アルツハイマー病態の
>進行を防ぐとともに、認知機能障害の
>回復を図ることができる可能性が
>あります。
 
 アルツハイマー病の治療はなかなか
画期的なものが出てきませんね。
 今回の発見は期待して良いのかな?
 
>Aβオリゴマーを除去することによって
>回復しうることを、
>実験モデル系を用いて
>初めて明らかにしました。
 
 と言っています。
 大いに期待したいと思います。

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2017年2月 2日 (木)

フッ素樹脂の表面改質状態を超長寿命化

2017年1月25日 大阪大学研究情報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント
 
・熱アシストプラズマ処理により
 フッ素樹脂の密着性が大幅に向上
(くっつけたゴムが材料破壊するレベル)
 
・表面改質の寿命を大幅に伸ばすことに
 成功(高密着性が1年以上持続)
 
・改質寿命が長いため産業上の
 メリット大 → フッ素樹脂の利用用途の
 大幅な拡大に期待
 
 
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概要
 
 大阪大学大学院工学研究科附属超精密
科学研究センターの山村和也准教授、
大久保雄司助教らと兵庫県立工業技術
センターの柴原正文研究員、
長谷朝博研究員、本田幸司研究員の
研究グループは、
フッ素樹脂※1 に対して 加熱しながら
プラズマ処理※2
(熱アシストプラズマ処理※3)すること
で高密着性を実現し、
さらに、その表面改質※4 寿命 を
1年以上持続させることに
世界で初めて成功しました。
 
 これまで、プラズマ処理で樹脂の表面
を改質すると、その改質寿命が短く、
例えばプラズマ処理直後に
接着しなけ れば、密着性が低下して
しまうという問題がありました。
 
 今回、山村和也准教授らの研究グループ
は、フッ素樹脂にプラズマ処理してから
1年間放置しておいた後に熱圧着しても、
フッ素樹脂とゴムが強力にくっつくことを
示し、改質寿命が極めて長いことを
実証しました。
 
 接着工程の制限が大きく緩和される
ため、フッ素樹脂の利用用途の大幅な
拡大が期待されます。
 
 本研究成果は、英国科学誌
「RSC Advances」に、
1月20日(金)23時(日本時間)に
公開されました。
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 良い成果のように思えます。
 
 
>本研究成果により、プラズマ処理直後に
>急いで接着する必要がなくなり、
>接着工程の制限が大きく緩和されます。
 
>熱アシストプラズマ処理すると
>フッ素樹脂の高密着性が長期間持続する
>ため、プラズマ処理装置を持たない企業
>も接 着性に優れたフッ素樹脂を
>利用可能となり、フッ素樹脂の用途が
>大幅に拡大すると期待されます。
 
 
 フッ素樹脂の用途が大幅に拡大する
ことに期待したい。

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2017年2月 1日 (水)

混ぜるだけで迅速に水溶液中のたんぱく質凝縮に成功~新たな高濃度たんぱく質材料で医薬品開発に期待~

平成28年12月26日
科学技術振興機構(JST)
東京工業大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
○産業や医薬品に重要なたんぱく質を
 水溶液から濃縮するには、時間と費用が
 かかる上、たんぱく質が変性してしまう
 問題があった。
 
○2種類の界面活性剤を加えることで
 水溶液中のたんぱく質が構造と機能を
 保ったまま集合する現象を発見し、
 たんぱく質を多く含む液状物質
 (凝縮体)の開発に成功した。
 
○触媒や抗体機能を持つたんぱく質の
 凝縮体を簡便な操作で得られ、
 ゲル状態にもできるので、
 触媒材料や医薬品の開発など、
 幅広い応用展開が期待される。
 
 
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 JST 戦略的創造研究推進事業
において、東京工業大学 科学技術創成
研究院の野島 達也 特任助教と
彌田 智一 教授らの研究グループは、
界面活性剤注1)を加えると、
水溶液中のたんぱく質が構造と機能を
保ったまま集合する現象
(分子集合現象注2))を発見し、
この新たな現象を利用して、
たんぱく質を多く含む液状物質である
「たんぱく質凝縮体」の開発に
成功しました。
 
 生体高分子であるたんぱく質は、
化学反応を触媒する酵素や特定の分子を
認識する抗体などさまざまな機能を持つ
重要な物質です。
 
 産業や医薬に利用するには、高濃度で、
かつ変性していないたんぱく質が必要です。
 
 しかし、水溶液中に分散している
たんぱく質の濃縮には時間と費用が
かかる上、濃縮過程でたんぱく質が
変性や凝集してしまい、触媒や抗体機能が
失われる問題があります。
 
 本研究グループは、2種類の
イオン性界面活性剤を一定の比率で
組み合わせてたんぱく質水溶液に加える
という簡便な操作で、たんぱく質が
構造と機能を保ったまま集合するという
新たな現象とともに、高いたんぱく質
含有量の液状物質(たんぱく質凝縮体)が
生じることを見いだしました。
 
 本技術は構造や機能が異なる
さまざまなたんぱく質に利用できます。
 
 扱いやすいゲル状態にもできるので、
新しいたんぱく質材料として、
たんぱく質試薬や医薬品の開発など
幅広い応用が期待されます。
 
 本研究成果は、ドイツ化学誌
「Angewandte Chemie
  International
  Edition」のオンライン版で
近日中に掲載されます。
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 興味深いやり方ですね。
 
 
>従来、水溶液中のたんぱく質を
>濃縮するには時間と費用がかかって
>いました。
 
>今回開発した手法は簡便で実用性の高い
>たんぱく質の高濃度化技術として、
>また新しいたんぱく質材料の作成技術
>として、たんぱく質を変性させない
>安定な保存方法や医薬品開発への応用が
>期待されます。
 
>またゲル化した状態のたんぱく質凝縮体
>は触媒反応後、簡単に取り出して
>再利用できることから、生体触媒の
>用途拡大につながる可能性があります。
 
>また、今回発見した水溶液中の
>たんぱく質が界面活性剤により
>集合する現象は、新たな分子集合現象
>として分子科学や材料科学の発展に
>寄与することが期待されます。
 
 
 以外ですね。今後の発展に期待したい。

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