« がんに対するワクチン療法の有効性がマウスで確認 | トップページ | 生体透過率の高い波長で長時間光り続ける蛍光体の開発に成功 -光源を必要としない近赤外域での生体分子可視化に道- »

2017年1月 2日 (月)

テラヘルツ光による黒色ゴム材料の非破壊検査手法を開発~自動車タイヤなどのひずみ計測が可能に~

2016/12/26
科学技術振興機構(JST)
慶應義塾大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
・可視光を透過しない黒色ゴム材料の
 内部状態をテラヘルツ光で調査。
 
・コンパクトな装置で高速・高精度
 テラヘルツ偏光計測を実現。
 
・タイヤや防振ゴムなどの
 非破壊・非接触検査への応用が期待
 
 
-----
 JST研究成果展開事業において、
慶應義塾大学理工学部物理学科の
岡野真人専任講師と渡邉紳一准教授の
研究グループは、高速で高精度な
テラヘルツ偏光計測装置を用いた
新しい黒色ゴム材料の非破壊検査手法の
開発に成功しました。
 
 カーボンブラックが配合された
黒色ゴム材料は、タイヤや防振ゴムなどに
利用されており、その内部状態を検査する
技術の確立が必要ですが、黒色ゴムは、
人間の目が感じる可視光や近赤外線、
中赤外線も透過しないため、
光を用いてその内部状態を非破壊で
観察することは極めて困難とされて
きました。
 
 今回、幅広い光スペクトルの中で、
電波と光の境界にあるテラヘルツ光
だけが黒色ゴム材料に対して透過性を
もつことに着目し、添加された
カーボンブラック凝集体の並び方を
偏光測定によって推測できることを
実証しました。
 
 さらに、カーボンブラック凝集体の
整列の様子から、材料が
「どちらの方向に」、
「どの程度」ひずんでいるかを推測する
ことにも成功しました。
 
 この分析手法は、外からの力による
ゴム材料変形を推測できることを
示しており、これまで光では内部調査が
できなかったタイヤや防振ゴムの
新しい非破壊検査ツールとして
期待されます。
 
 本研究は、JST研究成果展開事業
産学共創基礎基盤研究プログラム
「テラヘルツ波新時代を切り拓く
 革新的基盤技術の創出」により
一部支援を受けて行われました。
 
 本研究成果は2016年12月23日
(英国時間)に
ネイチャー・パブリッシング・グループ
(NPG)の電子ジャーナル
「Scientific Reports」で公開されます。
 
 
プレスリリース全文リンクはこちら
---------------------------------------
 
 テラヘルツ光ね~、興味深いです。
 
 
>この分析手法は、外からの力による
>ゴム材料変形を推測できることを
>示しており、これまで光では
>内部調査ができなかった
>タイヤや防振ゴムの
>新しい非破壊検査ツールとして
>期待されます。
 
 期待したい。

|

« がんに対するワクチン療法の有効性がマウスで確認 | トップページ | 生体透過率の高い波長で長時間光り続ける蛍光体の開発に成功 -光源を必要としない近赤外域での生体分子可視化に道- »

科学関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210730/64710591

この記事へのトラックバック一覧です: テラヘルツ光による黒色ゴム材料の非破壊検査手法を開発~自動車タイヤなどのひずみ計測が可能に~:

« がんに対するワクチン療法の有効性がマウスで確認 | トップページ | 生体透過率の高い波長で長時間光り続ける蛍光体の開発に成功 -光源を必要としない近赤外域での生体分子可視化に道- »