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2017年1月 8日 (日)

現代社会に欠如しているバイオレット光が近視進行を抑制することを発見-近視進行抑制に紫の光-

2016/12/26
慶應義塾大学医学部
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 このたび、慶應義塾大学医学部眼科学
教室(坪田一男教授)、
光生物学研究室の鳥居秀成特任助教らは、
ヒヨコを用いた動物実験とヒトの
臨床研究を通じて、360-400 nmの光
(以下、バイオレット光)が近視進行
(眼軸長伸長)を抑制することを
世界で初めて発見しました。
 
 近視が発症・進行する原因は不明であり、
現在世界の近視人口は増加し続け、
世界の近視人口は2050年には約50億人
になるという予測が報告されています。
 
 これまでに屋外環境が近視進行を
抑制することが複数の疫学研究や
動物実験から指摘されていましたが、
屋外環境の何が近視進行抑制に効いて
いるのか、またそのメカニズムは
わかっていませんでした。
 
 本グループは、屋外環境に豊富にある
バイオレット光に着目し、実験近視モデル
として確立しているヒヨコを用いて
研究を進めました。
 
 その結果、バイオレット光を浴びた
ヒヨコの近視進行が抑制され、
バイオレット光を浴びたヒヨコの目で
近視進行を抑制する遺伝子として
知られているEarly growth response 1
(EGR1 [ZENK, zif268])が上昇している
ことがわかり、バイオレット光が
近視進行を抑制するメカニズムとして
EGR1が関与している可能性を明らかに
しました。
 
 また、臨床研究からもバイオレット光を
透過するコンタクトレンズを装用している
人の方が、バイオレット光を透過しない
コンタクトレンズや眼鏡を装用している人
よりも眼軸長伸長が抑制されていること、
眼鏡を装用していると近視が進行すること
が示唆されました。
 
 さらに現在私達が日常的に使用している
LEDや蛍光灯などの照明には
バイオレット光はほとんど含まれておらず、
眼鏡やガラスなどの材質もバイオレット光を
ほとんど通さないことがわかりました。
 
 即ち現代社会においてはバイオレット光
が欠如しており、これが近視の世界的な
増大と関係している可能性があります。
 
 本研究成果は近視発症・進行メカニズム
の解明と新規治療開発を通して、
今後の近視人口増加に歯止めをかける
一助になる可能性があるものと
期待されます。
 
 本研究成果は2017年1月号の
「EBioMedicine」に掲載されます。
(12月16日にプレ掲載されましたので、
 いつでも報道していただけます)
 
 プレスリリース全文は こちら
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 バイオレット光ね~
 以外でしたね。
 
>LEDや蛍光灯などの照明には
>バイオレット光はほとんど
>含まれておらず、
>眼鏡やガラスなどの材質も
>バイオレット光をほとんど通さない
>ことがわかりました。
 なるほど。
 
 とは言え紫外線は害をあたえますから、
 
>本研究成果は近視発症・進行メカニズム
>の解明と新規治療開発を通して、
>今後の近視人口増加に歯止めをかける
>一助になる可能性があるものと
>期待されます。
 
 解決はなかなか難しそうな気もしますが、
歯止めをかけることが出来れば素晴らしい。

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