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2017年1月30日 (月)

宇宙のレンズが裏付ける予想より速い宇宙の膨張

2017年1月27日
国立天文台
About National Astronomical
Observatory of Japan
(NAOJ)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国際研究チームH0LiCOW
(ホーリー・カウ)コラボレーションは、
ハッブル望遠鏡やすばる望遠鏡など
ハワイそして全世界のたくさんの望遠鏡
を用いて、強い重力レンズ効果を
引き起こしている5つの銀河を観測し、
宇宙の膨張率の値であるハッブル定数を
従来の方法とは独立に調べました。
 
 その結果、これまで行われてきた
超新星やセファイド変光星の観測で
得られたハッブル定数の値と極めて
よく一致していました。
 
 しかし、プランク衛星による
宇宙背景放射の観測で得られた
宇宙初期の観測に基づく
ハッブル定数の値とは
一致しませんでした。
 
 この不一致は非常に興味深い問題です。
 
 この研究チームには、国立天文台の
Kenneth C. Wong研究員も参加しています。
 
 一連の研究成果は英国の王立天文学会誌
に順次掲載されます(一部は既掲載)。
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 私にとっては興味深い話し。
 
 関連リンク
 
 
>チームを率いる Sherry Suyu は
>「高い精度を持った異なる方法で
>宇宙の膨張率を測ろうという取組みが
>始まっています。
 
>高精度の異なる方法により、
>現在の我々の宇宙に対する理解を超える
>新しい物理がこの矛盾から示される
>可能性があります」と述べています。
 
 常に真実を追究する。
 素晴らしい姿勢です。

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