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2017年1月26日 (木)

ヒトiPS心筋細胞モデルで薬剤誘発性致死的不整脈発生を予測―世界初のヒトiPS心筋大規模検証実験結果―

2017年1月23日
国立医薬品食品衛生研究所
国立研究開発法人
日本医療研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・ヒトでの致死性不整脈リスクの異なる
 60薬剤(媒体およびiPS心筋細胞の性質
 を確認する試薬2種を含む)を用いて、
 細胞外電位測定によるヒトiPS心筋の
 不整脈予測に関する大規模な検証試験を
 行った。
 
・ヒトiPS細胞由来心筋細胞を用いて
 細胞外電位測定を行った場合の、
 ヒトの致死性不整脈リスクを評価する
 ための方法(スコアリング)を
 確立した。
 
・ヒトiPS細胞由来心筋細胞の
 医薬品安全性試験への利用の促進が
 期待される。
 
 
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 国立医薬品食品衛生研究所・薬理部の
関野祐子薬理部長
及び日本安全性薬理研究会の澤田光平会長
が主導するJapan iPS Cardiac Safety
Assessment(JiCSA)は、現在AMEDから
研究支援を受けて、ヒトiPS細胞由来
心筋細胞を用いた試験法の開発と
検証実験に取り組んでいます。
 
 当研究グループはすでに、
ヒトiPS細胞由来心筋細胞が示す
拍動などの性質が約5000人の
心電図データから得られる性質と一致する
ことを発表しています。
 
 この度、世界で初めて、薬剤誘発性の
致死性不整脈の発生予測に関する
大規模な検証実験を行い、
その成果が公表されることとなりました。
 
 研究グループは、60にも上る薬物を
用いて、ヒトiPS細胞由来心筋細胞から
記録される電気活動に対する薬剤応答性を
様々な薬物濃度で評価しました。
 
 それらの結果を、実際の医療データと
比較したところ、薬剤誘発性の
致死性不整脈の発生リスクの予測度は
83%という高い結果を得ました。
 
 このようにヒトiPS細胞由来心筋細胞を
もちいた試験法は、医療の場において
懸念される薬剤誘発性の致死性不整脈を
高精度に予測し、薬物による死亡事故を
未然に防ぐための有効な試験法である
ということを、大規模検証試験を通して
明らかにしました。
 
 この成果は、ヒトiPS細胞由来心筋細胞
を用いた試験法がヒトから得られた
薬の作用を反映し得る科学的な根拠となり、
今後のヒトiPS細胞由来心筋細胞の
創薬への応用に弾みをつけるものと
期待されます。
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 Good Newsです。
 iPS細胞役に立ってますね。
 
 
>本研究の成果は、ヒトiPS心筋を
>用いることにより、早期の創薬段階から
>ヒト致死性不整脈のリスクを正確に
>予測し安全な薬作りを効率よく進める
>ことができる可能性を示しました。
 
 今後の展開に大いに期待したい。

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