« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »

2017年1月31日 (火)

難病、視覚回復に可能性 岩手大・冨田教授らグループ

2017年01月31日 岩手日報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 視力低下や失明の原因となる
難病・網膜色素変性症の遺伝子治療を
研究する岩手大理工学部の冨田浩史教授
(神経科学)らの研究グループは、
失明したラットに視覚回復効果のある
2種類の遺伝子を投与したところ、
互いの視覚再建機能を損なわず
どちらも機能するという研究成果を
英国の科学系学術誌電子版(23日付)で
発表した。
 
 各国で発見される多様な治療法が
共存し、働きを補完し合う可能性を
示している。
---------------------------------------
 
 Good Newsです。
 色々な遺伝子治療が存在し得る
のですね。
 
 今後の展開に期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

生体防御に不可欠なNKT細胞の新しい分化経路を発見-「NKTがん治療」の開発に貢献する可能性-

2017年1月31日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 免疫機能を担う細胞の一つに、
1986年に理研の研究者によって
発見されたナチュラルキラーT細胞
(NKT細胞)があります。
 
 NKT細胞はT細胞、B細胞、
ナチュラルキラー細胞(NK細胞)に続く
第4のリンパ球と呼ばれ、機能の異なる
複数の亜集団から構成されています。
 
 先天的に備わっている「自然免疫系」と
生後獲得していく「獲得免疫系」の両方を
同時に活性化することにより、
長期にわたり抗腫瘍効果を発揮する
「長期免疫記憶」を誘導する中心的な
働きをします。
 
 また、アレルギー疾患、慢性炎症性疾患、
自己免疫疾患の発症、自己免疫寛容の維持、
臓器移植の生着などを制御し、
さらにがん免疫や病原体感染防御など
“種の生存”に不可欠な生体防御
においても重要な役割を果たしています。
 
 免疫反応の際に、T細胞は抗原の
タンパク質を認識するのに対して、
NKT細胞は抗原の糖脂質を認識します。
 
 これまでNKT細胞は、
①T細胞と同じ細胞系列に属し、
②元々骨髄の中にある造血幹細胞が
 変化して、リンパ球のもとになる
 細胞が心臓の少し上にある胸腺という
 臓器内でT細胞と同じ分化経路を
 たどるものの、分化の最終段階で
 分岐し、成熟すると考えられて
 きました。
 ところが、この説については
 不明な点が多く残されていました。
 
 マウスでは、Rag2という遺伝子が
リンパ球の「遺伝子再構成」を
特異的に活性化します。
 
 そこで、理研の研究チームは、
胸腺リンパ球の分化経路の最終段階
(DPステージ)でRag2遺伝子を欠損させた
マウスを作製し、詳しく解析しました。
 
 その結果、T細胞とはDPステージで
分化成熟する従来のNKT細胞と別に、
T細胞が分化・成熟する前の未分化段階
において、早期に成熟する新たなNKT細胞
が存在することが分かりました。
 
 このタイプのNKT細胞は全体の約20%を
占め、主に肝臓に分布することも
分かりました(図参照)。
 
 また、新たなNKT細胞の特徴を解析した
ところ、がんの排除や病原体感染防御に
必須のインターフェロン-ガンマなどの
サイトカインや、抗原を殺傷する
細胞障害活性に重要なパーフォーリンや
フランザイムという顆粒タンパク質を多く
発現していることが分かりました。
 
 以上の結果から、新たに発見された
NKT細胞は「生体防御に不可欠なNKT細胞」
であることが示されました。
 
 本成果は、さまざまな免疫細胞の
機能獲得の機序の解明や、NKT細胞を
標的とした高効果ながん免疫治療の
開発につながると期待できます。
 
詳細は下記リンクを、
---------------------------------------
 
 免疫系は本当に複雑ですね。
 
 
>本研究から、傷害活性が高く生体防御に
>不可欠なNKT細胞は早期に分化すること
>が明らかとなり、今後、新しい観点から
>研究を進めることが可能となります。
 
>本成果は、さまざまな免疫細胞の
>機能獲得機序の解明や、効果の高い
>NKT細胞標的がん免疫治療の開発に
>つながると期待できます。
 
 大いに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月30日 (月)

宇宙のレンズが裏付ける予想より速い宇宙の膨張

2017年1月27日
国立天文台
About National Astronomical
Observatory of Japan
(NAOJ)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 国際研究チームH0LiCOW
(ホーリー・カウ)コラボレーションは、
ハッブル望遠鏡やすばる望遠鏡など
ハワイそして全世界のたくさんの望遠鏡
を用いて、強い重力レンズ効果を
引き起こしている5つの銀河を観測し、
宇宙の膨張率の値であるハッブル定数を
従来の方法とは独立に調べました。
 
 その結果、これまで行われてきた
超新星やセファイド変光星の観測で
得られたハッブル定数の値と極めて
よく一致していました。
 
 しかし、プランク衛星による
宇宙背景放射の観測で得られた
宇宙初期の観測に基づく
ハッブル定数の値とは
一致しませんでした。
 
 この不一致は非常に興味深い問題です。
 
 この研究チームには、国立天文台の
Kenneth C. Wong研究員も参加しています。
 
 一連の研究成果は英国の王立天文学会誌
に順次掲載されます(一部は既掲載)。
---------------------------------------
 
 私にとっては興味深い話し。
 
 関連リンク
 
 
>チームを率いる Sherry Suyu は
>「高い精度を持った異なる方法で
>宇宙の膨張率を測ろうという取組みが
>始まっています。
 
>高精度の異なる方法により、
>現在の我々の宇宙に対する理解を超える
>新しい物理がこの矛盾から示される
>可能性があります」と述べています。
 
 常に真実を追究する。
 素晴らしい姿勢です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

末期がん患者に劇的効果のPM 余命宣告を覆す治療実績

2017年1月29日 biglobe News
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 日本人の死因1位であり、年間35万人が
亡くなるがん。
 
 闘病の最前線で現在、
「がん治療の革命」と注目されている
のが、「プレシジョン・メディシン」
(精密医療、以下PM)だ。
 
 具体的な治療プロセスは以下の通り。
 
 まず、患者の体内から採取した
がん細胞の遺伝子を解析し、
遺伝子変異のタイプを特定する。
 
 その後、ピンポイントで
その遺伝子変異に作用する
「分子標的薬」などを用いて治療する。
 
 後述する大規模臨床試験によれば、
肺がん治療では、従来の抗がん剤が
3割の患者に効果的だったのに対し、
遺伝子のタイプを絞り込んでから
分子標的薬を投薬すると、
7割の患者に効果があった。
 
 日本では現在、PMの実践を目指す
大規模な臨床試験が始まっている。
 
 「SCRUM・Japan(スクラム・ジャパン)」
と銘打たれたそのプロジェクトには、
全国200以上の医療機関と15の製薬会社が
参加。
 
 同プロジェクトの臨床試験に参加した
がん患者は、これまでに約7000人近い。
 
 進行した肺がんと消化器がんの患者を
対象に、遺伝子変異を無料で解析し、
それにマッチングする薬を投与する試みを
続けている。
---------------------------------------
 
 「プレシジョン・メディシン」、皆さん
既にご存じの方が多いと思います。
 
 良さそうな結果が出ているようです。
 
 私などは、遺伝子解析技術が進歩
して来ている現在では当然の帰結だと
思っています。
 
 関連リンク
体のケアと健康を考えるブログ
 
 
 患者を一人でも多く救うのが医療。
 挑戦は積極的に!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月29日 (日)

記憶を関連づける神経細胞集団の仕組みを解明

平成29年1月27日
科学技術振興機構(JST)
富山大学
東京慈恵会医科大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
○記憶同士が関連づけられる際に、
 それぞれの記憶を司る記憶痕跡細胞集団
 が重複するが、その役割は不明だった。
 
○重複した記憶痕跡細胞集団は記憶の
 関連づけ(連合)のみに関与し、
 それぞれの記憶を思い出すためには
 必要ではないことを明らかにした。
 
○個々の記憶に影響を与えることなく、
 記憶の不要な結びつきのみを
 切り離すことも可能になり、
 精神疾患の新たな治療法の創出にも
 つながると期待される。
 
 
-----
 JST 戦略的創造研究推進事業の一環
として、富山大学 大学院医学薬学研究部
(医学) 生化学講座の井ノ口 馨 教授
らは、マウスで、個別に形成された
記憶同士が繰り返し同時に思い出される
ような場合に、脳内のある特定の
神経細胞集団がそれぞれの記憶同士を
結びつけていることを初めて明らかに
しました。
 
 私たちは脳に蓄えられている
さまざまな記憶情報を関連づけることで、
知識や概念を形成していきます。
 
 それぞれの記憶は特定の神経細胞集団
(記憶痕跡細胞集団)によって脳内に
蓄えられており、記憶同士が
関連づけられるときには、
それぞれの記憶を司る細胞集団同士が
重複すると報告されていますが、
重複した細胞集団の役割は不明でした。
 
 本研究グループは、マウスを用いて
味覚嫌悪学習(CTA)注1)と
音恐怖条件付け(AFC)注2)という
2つの連合記憶を関連づける
高次連合実験系を確立しました。
 
 CTAはサッカリン水溶液と
塩化リチウムによる内臓倦怠感、
AFCはブザー音と電気ショック
(それに対するすくみ反応)が
それぞれ関連付けされる学習です。
 
 それぞれの条件刺激注3)
(CTAではサッカリン水溶液、
AFCではブザー音)を連続して同時に
思い出させると、本来別々に得られた
CTA記憶とAFC記憶が関連づけられ
ました。
 
 すなわち、サッカリン水溶液を飲むと、
ブザー音を聞いた時のように
フリージング(すくみ)反応を示すように
なりました。
 
 その時、CTA記憶とAFC記憶を司る
扁桃体では、各記憶に対応した
記憶痕跡細胞集団の重なりが増えました。
 
 逆に、記憶を思い出した時に、
重複した記憶痕跡細胞集団の活動のみを
実験的に抑制すると、
2つの連合記憶同士が連合する割合が
低減しました。
 
 一方で、CTAおよびAFCそれぞれの
記憶、すなわちオリジナルの記憶の想起は
正常のままでした。
 
 これにより、重複した記憶痕跡細胞集団
は記憶の連合のみに関与し、
それぞれの記憶の想起には必要ではない
ことが明らかになりました。
 
 記憶が関連づけられる仕組みに関する
今回の研究は、知識や概念の形成
といったヒトの高次脳機能の解明に
つながる成果です。
 
 また、関連性の弱い記憶同士の
不必要な結びつきは、PTSD
(心的外傷後ストレス障害)を始めとする
精神疾患に密接に関わっていることから、
今回の成果はこれらの疾患の治療法の創出
につながると期待されます。
 
 本研究は、富山大学 大学院医学薬学
研究部(医学)の横瀬 淳 特命助教、
東京慈恵会医科大学 痛み脳科学センター
の加藤 総夫 教授らと共同で
行ったものです。
 
 本研究成果は、2017年1月27日
(米国東部時間)に米国科学誌
「Science」のオンライン速報版で
公開されます。
本成果
---------------------------------------
 
 高次脳機能については、まだまだ不明な
部分だらけですよね。
 
 関連リンクです。
NHK NEWS WEB
 こちらの方がわかりやすいです。
 
 
>ヒトの知識や概念の形成過程は、
>過去に経験した既存の記憶に対し、
>日々新たに経験する様々な情報
>(感覚・情動・記憶など)を適切に
>結びつけることにより体系化される
>高次脳機能の1つです。
 
>一方で、PTSDを始めとする
>精神疾患や記憶錯誤などの記憶障害
>においては、このような正常な関連づけ
>が行われず、関連性の弱い記憶同士を
>結びつけてしまうことで事態を
>悪化させることがあります。
 
>このように医学的な観点からも
>本研究成果は新たな知見を与えて
>くれます。
 
>例えば、フラッシュバックのように
>日常の出来事の記憶とトラウマ記憶の
>結びつきが問題となる場合、
>重複した記憶痕跡細胞集団の神経活動を
>抑制することで、それぞれの記憶には
>影響を与えず両者の記憶を切り離すこと
>も可能と思われ、将来的には
>PTSD治療への適用も視野に入って
>きます。
 
 良さそうですね。
 今後の研究に期待します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

北極を知って地球を知る。03

2017/01/20
大学共同利用機関法人
情報・システム研究機構
Science Report 003
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 まずは海氷と氷山の見分け方から
 
 
 重い水の沈み込みがつくる海洋の大循環
 
 
 上空からの観測を地上で検証して
高精度を実現
 
 
 北極海には厚さ、形状、成り立ちなどが
異なるさまざまな氷が浮かんでおり、
それらを詳細に把握することで、
北極域や地球全体の環境変動についての
理解が少しずつ進んでいくことがわかった。
 
 日本でも、毎年北海道のオホーツク海岸
に「流氷」が見られるが、
これは海水が凍った「海氷」である。
 
 しかしここ25年ぐらいの間に
漂着のパターンが変わり、
また流氷の量も減少して、海を鎮める役割
や、海の栄養を運んで漁場を作る役割など
がこれまでのように果たされなくなって
きているのだそうだ。
 
 舘山准教授は言う。
 
 「今は静かな北極の海も、今後、
荒れることがあるのかもしれない」。
---------------------------------------
 
 関連投稿です。
 
 変化してきているんですね。
 南極もそう。
 
 積極的な行動がとれない以上
観測し、見守るしかないですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月28日 (土)

わずか1日の調査で魚種の8割を検出~海水からのDNA解析法で~

平成29年1月12日
科学技術振興機構(JST)
神戸大学
京都大学
北海道大学
龍谷大学
千葉県立中央博物館
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
○海の中にどんな魚が生息するかを
 明らかにするには、これまで多大な労力
 と長期間の調査、高度な専門知識が
 必要だった。
 
○海水中のDNAを解析し、わずか1日の
 調査で128種もの魚類のDNAを
 検出した。
 
○採水だけで短期間に多地点の魚類相を
 明らかにでき、外来種の侵入や分布拡大
 の調査、アクセスが難しい深海や
 危険な汚染水域、生物採集の禁止区域
 での活用が期待される。
 
 
-----
 JST 戦略的創造研究推進事業
において、山本 哲史 学術研究員
(神戸大学)、
益田 玲爾 准教授(京都大学)、
荒木 仁志 教授(北海道大学)、
近藤 倫生 教授(龍谷大学)、
源 利文 特命助教(神戸大学)、
宮 正樹 生態・環境研究部長
(千葉県立中央博物館)らの
研究グループは、海水中に含まれる
排泄物などのDNAから周辺に生息する
魚種を明らかにする新技術を使うことで、
目視観察よりも効率の良い魚類生物相調査
が可能なことを明らかにしました。
 
 従来、海洋での魚類生物相調査は
魚種を外見によって区別する潜水や
捕獲のような方法に頼って行われて
いましたが、多くの人手が必要な上、
魚種を区別する専門知識も必要として
いました。
 
 この問題を解決する新しい魚類生物相
調査法として「環境DNA多種同時検出法
(メタバーコーディング)注)」
と呼ばれる方法が注目されています。
 
 この新しい調査法は、魚が放出して
海水中に存在するDNA(環境DNA)を
回収・分析し、放出源となった魚種を
特定するというものです。
 
 しかし、この調査法の有効性の確認は
限定的なものでした。
 
 なぜなら、これまでは生息する魚種が
少ない場所でしか検証されていなかった
ためです。
 
 日本沿岸のように魚種の多い場所では、
従来法によって調査されたデータが
乏しく、結果を比較できないため
この環境DNAメタバーコーディング法の
有効性は未確認でした。
 
 本研究グループは、京都府北部の
舞鶴湾(図1)において、
環境DNAメタバーコーディングを
利用することで、現地調査(図2、3)を
たった1日で行い、この方法により
その海水試料から128種もの魚類の
DNAを検出することに成功しました
(図4)。
 
 この128種には2002年から
14年間、計140回の潜水目視調査
(図5、6)で観察された種の6割以上が
含まれます。
 
 ある年だけ偶然舞鶴湾へ回遊してきた
魚種を除くと、8割近くを1日の調査で
確認できたことになります(図7)。
 
 さらに、目視では確認されていない
魚種も検出できました。
 
 目視では区別しにくい仔稚魚期を
調査海域で過ごす魚種を、
本調査法で初めて検出できたと
考えています。
 
 本研究で、魚種が多い場所でも、
短期間で多地点の魚類相を
環境DNAメタバーコーディングで
調べることが可能なことが分かりました。
 
 広域にわたっての外来種の侵入や
分布拡大の調査、さらには、アクセスが
難しい深海や地底湖、危険な汚染水域や
生物の採集が禁止されている保護区でも
活用が期待されます。
 
 本研究成果は、2017年1月12日
(英国時間)発行の科学誌
「Scientific Reports」
に掲載されます。
---------------------------------------
 
 「環境DNAメタバーコーディング」
良いですね。
 
 海の中にどんな魚が生息するかを
明らかにすることは重要です。
 
 出来れば、その量も測定出来れば
言うことがないのですが、
 
 将来の課題ですね。
 
 
>今回の研究で、日本近海のような
>魚類の種数が多い海域でも、
>わずか1日の採水とその後の分析で、
>14年の長期にわたる目視調査に
>匹敵する結果が得られることが
>分かりました。
 
>環境DNAメタバーコーディングを
>用いることで、「水を汲む」という
>単純作業によって
>「いつでも」「どこでも」「誰でも」
>魚類群集調査ができるようになります。
 
 
>一方、現在では全ての魚種について
>DNAデータが揃っているわけではない
>ため、DNAを検出しても、
>そのDNAがどの魚種に由来するのかが
>分からない場合があります。
 
>研究グループでは
>環境DNAメタバーコーディング解析に
>必要な魚類のDNAデータベースの
>充実化によって、より幅広い魚種が
>検出できるように今も改善を
>続けています。
 
 
 素晴らしいと思います。
 更なる改善に期待しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月27日 (金)

4週間の処理速度トレーニングで高齢者の認知力と抑うつ気分が改善!―処理速度トレーニングゲームの開発とその効果を検証―

2017年1月13日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
・高齢者であっても4週間という短期間で
 認知力と抑うつ気分が改善することを
 実証した。
 
・エビデンスレベルの高い無作為比較対象
 試験を用いて効果を検証した。
 
・高齢者でも実施しやすい
 処理速度トレーニングゲームを
 新たに開発した。
 
 
-----
概要
 
 東北大学学際科学フロンティア研究所の
野内類助教と
加齢医学研究所の川島隆太教授を
中心とする研究グループは、
タブレットPCを用いた
処理速度トレーニングゲームを開発し、
高齢者を対象に無作為比較対照試験
を用いて効果検証を行いました。
 
 その結果、1日15分の
処理速度トレーニングゲームを4週間実施
したグループは、同じ期間知識クイズを
実施したグループよりも、
処理速度と抑制能力が向上し、
抑うつ気分が低下することが
明らかになりました。
 
 この研究の成果は、2016年12月23日発行
のオンライン雑誌の
Frontiers in Aging Neuroscience誌
(Impact Factor = 4.348)に
掲載されました。
 
 
詳細は こちら
---------------------------------------
 
 Good Newsですね。
 この種の研究は是非、積極的に
実施して貰いたいと思います。
 
 私は常々健康寿命を延ばすことが
重要だと思っています。
 
 その意味で、今回の研究は素晴らしい
と思います。
 
 
>今回の成果より、処理速度トレーニング
>を実施すると、4 週間という短い期間
>であっても高齢者の認知機能
>(処理速度と抑制能力)が向上し、
>抑うつ気分が低下することが
>初めて明らかになりました。
 
>処理速度トレーニングは
>高齢者であっても取り組みやすい
>ことから、
>a)今後の高齢者の認知症予防や
   認知機能の維持・向上のための
   ツールや
>b)高齢者の抑うつ気分の低減や
   精神的健康の改善ツールとしての
   応用が期待されます。
 
 大いに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月26日 (木)

ヒトiPS心筋細胞モデルで薬剤誘発性致死的不整脈発生を予測―世界初のヒトiPS心筋大規模検証実験結果―

2017年1月23日
国立医薬品食品衛生研究所
国立研究開発法人
日本医療研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
・ヒトでの致死性不整脈リスクの異なる
 60薬剤(媒体およびiPS心筋細胞の性質
 を確認する試薬2種を含む)を用いて、
 細胞外電位測定によるヒトiPS心筋の
 不整脈予測に関する大規模な検証試験を
 行った。
 
・ヒトiPS細胞由来心筋細胞を用いて
 細胞外電位測定を行った場合の、
 ヒトの致死性不整脈リスクを評価する
 ための方法(スコアリング)を
 確立した。
 
・ヒトiPS細胞由来心筋細胞の
 医薬品安全性試験への利用の促進が
 期待される。
 
 
-----
 国立医薬品食品衛生研究所・薬理部の
関野祐子薬理部長
及び日本安全性薬理研究会の澤田光平会長
が主導するJapan iPS Cardiac Safety
Assessment(JiCSA)は、現在AMEDから
研究支援を受けて、ヒトiPS細胞由来
心筋細胞を用いた試験法の開発と
検証実験に取り組んでいます。
 
 当研究グループはすでに、
ヒトiPS細胞由来心筋細胞が示す
拍動などの性質が約5000人の
心電図データから得られる性質と一致する
ことを発表しています。
 
 この度、世界で初めて、薬剤誘発性の
致死性不整脈の発生予測に関する
大規模な検証実験を行い、
その成果が公表されることとなりました。
 
 研究グループは、60にも上る薬物を
用いて、ヒトiPS細胞由来心筋細胞から
記録される電気活動に対する薬剤応答性を
様々な薬物濃度で評価しました。
 
 それらの結果を、実際の医療データと
比較したところ、薬剤誘発性の
致死性不整脈の発生リスクの予測度は
83%という高い結果を得ました。
 
 このようにヒトiPS細胞由来心筋細胞を
もちいた試験法は、医療の場において
懸念される薬剤誘発性の致死性不整脈を
高精度に予測し、薬物による死亡事故を
未然に防ぐための有効な試験法である
ということを、大規模検証試験を通して
明らかにしました。
 
 この成果は、ヒトiPS細胞由来心筋細胞
を用いた試験法がヒトから得られた
薬の作用を反映し得る科学的な根拠となり、
今後のヒトiPS細胞由来心筋細胞の
創薬への応用に弾みをつけるものと
期待されます。
---------------------------------------
 
 Good Newsです。
 iPS細胞役に立ってますね。
 
 
>本研究の成果は、ヒトiPS心筋を
>用いることにより、早期の創薬段階から
>ヒト致死性不整脈のリスクを正確に
>予測し安全な薬作りを効率よく進める
>ことができる可能性を示しました。
 
 今後の展開に大いに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月25日 (水)

神経傷害後や神経疾患でオートファジーが神経突起構造の崩壊を促進-NCNP

2017年01月19日 qlifepro
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 国立精神・神経医療研究センター
(NCNP)は1月13日、神経傷害後や
一部の神経疾患において神経の突起構造が
壊れていく際に「オートファジー」が
神経を積極的に壊す方向に寄与している
ことを示し、その構造崩壊促進機構を
初めて明らかにしたと発表した。
 
 この研究は、NCNP神経研究所疾病研究
第五部の若月修二室長、荒木敏之部長らの
研究グループによるもの。
 
 研究成果は「Journal of Cell Biology」
オンライン版に掲載されている。
 
 
関連リンク
---------------------------------------
 
 「オートファジー」って、単なる
生ゴミ再生システムではなかったの
ですね。奥が深い。
 
 関連投稿です。
 
 
>研究グループは今後、このような
>オートファジーが、さまざまな
>神経の病気においてどのような役割を
>果たしているのかを検討すること
>によって、神経難病などの治療に
>役立てることを目指す。
 
 良い成果を期待しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

タンパク質中の原子の動き、自由電子レーザーにより動画撮影に成功~光によって水素イオンを輸送する仕組みを解明~

平成28年12月23日
京都大学
理化学研究所
科学技術振興機構(JST)
高輝度光科学研究センター
大阪大学
神戸大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 南後 恵理子
京都大学 大学院医学研究科 客員研究員
兼 理化学研究所 研究員、
岩田 想 京都大学 大学院医学研究科 教授
兼 理化学研究所 グループディレクター、
久保 稔 理化学研究所 専任研究員、
矢橋 牧名 理化学研究所
グループディレクター、
登野 健介 高輝度光科学研究センター
チームリーダー、
中根 崇智 東京大学 大学院理学系研究科
特任研究員、
木村 哲就 神戸大学 大学院理学研究科
特命講師、
溝端 栄一 大阪大学 大学院工学研究科
講師、
Richard Neutze
ヨーテボリ大学 教授等による
共同研究グループは、
X線自由電子レーザー(XFEL)施設
SACLA注1)の高品質な光を利用して、
膜タンパク質注2)が働く瞬間を
原子レベルで、コマ送り動画のように
捉えることに世界で初めて成功しました。
 
 タンパク質は生命において重要な役割を
果たしており、機能する瞬間に
その形を変えることが知られています。
 
 しかし、従来のX線結晶構造解析法注3)
では止まっている状態しか観測できず、
動いている状態の観測は困難でした。
 
 今回の研究では、XFEL施設を用いて
動いているタンパク質の形を調べることが
できる実験装置を開発しました。
 
 また、実際にSACLAの実験で
光を受けて水素イオンを輸送する
膜タンパク質を使い、膜タンパク質が
働く瞬間の動画撮影に成功しました。
 
 今回の成果により、タンパク質が
「動いている」状態を原子レベルで
解明することができるようになりました。
 
 将来的には医薬品や機能性分子の
設計開発など、医療や工業への幅広い応用
も期待されます。
 
 本研究は、2016年12月23日
(日本時間)、米国の科学雑誌
「Science」に掲載されます。
---------------------------------------
 
>「タンパク質中の原子の動きの
>  動画撮影に成功」
 素晴らしいですね。
 
 今までは、「止まっている状態しか
観測できなかった」わけですから、
 
>本成果で得られた技術や実験装置を
>用いて、光で反応する他の種類の
>タンパク質の構造変化も原子レベルで
>解明できるようになります。
 
>今後は光で反応しない酵素や
>受容体など、他のタンパク質についても、
>光を受けてタンパク質と反応する
>化合物を使った実験を通して
>タンパク質の動く様子を捉えることが
>期待できます。
 
 この研究から、医薬品や機能性分子が
開発されることに期待したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月22日 (日)

分子の自己集合現象の解明に迫る物質群の存在を発見~4価のゴールドバーグ多面体構造の合成に成功~

平成28年12月22日
東京大学 大学院工学系研究科
科学技術振興機構(JST)
高輝度光科学研究センター
東北大学 原子分子材料科学高等研究機構
(AIMR)
高エネルギー加速器研究機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
○世界で初めて、4価のゴールドバーグ
 多面体構造をとる物質群の存在を
 発見し、人工的に作ることに
 成功しました。
 
○これらの物質は、分子の自己集合現象
 における新たな法則性と、
 これらが与える新たな幾何形状から
 導き出された新事実です。
 
○自己集合の本質に迫る研究であり、
 タンパク質の超分子構造、
 あるいはウイルスの骨格構造などの
 巨大分子構造の設計に役立つことが
 期待されます。
 
 
-----
 東京大学 大学院工学系研究科の
藤田 大士 特任研究員
(科学技術振興機構 さきがけ研究者
 兼任)と藤田 誠 教授、
およびその共同研究チーム
[上田 善弘 特任研究員
(現:京都大学 化学研究所 助教)、
佐藤 宗太 東北大学 原子分子材料科学
高等研究機構(WPI-AIMR)
准教授、水野 伸宏 研究員、
熊坂 崇 副主席研究員
(高輝度光科学研究センター タンパク質
 結晶解析推進室)]らは、
世界で初めて、4価(それぞれの頂点に
4つの辺が接続していること)の
ゴールドバーグ多面体注1)構造を有する
物質群の存在を発見しました。
 
 3価(各頂点に3つの辺が接続)の
ゴールドバーグ多面体は
これまでにも知られていましたが、
4価のゴールドバーグ多面体が
分子構造として「意味」を持つ事が
明らかになったのは今回の研究が
世界で初めてです(図1)。
 
 4価のゴールドバーグ多面体構造を持つ
物質群は、「分子が自発的に組み上がり
複合体を形成」する
「分子の自己集合現象」(図2)を
詳細に研究する中で、新しい事実として
見つかりました。
 
 発見された物質群は、
言わば自己集合現象が自然の結論として
導き出した分子構造であり、
自己集合現象の本質と深く関わって
います。
 
 今回の研究成果は、一見複雑な現象も
シンプルな原理で説明できるという
自然の神秘に迫った基礎研究的な側面と、
今後、機能を持った巨大分子構造を
自己集合させる設計指針として
役立つという応用的な側面の双方を
かね備えた独創性の高いものです。
---------------------------------------
 
 今回の成果は、「独創性の高いもの」
だそうです。
 
 
>今回の研究成果によって、
>ベールに覆い隠された自己集合の謎が
>また1つ解明されました。
 
>これは、研究者が新たな自己集合を
>設計する際に1つの大きな指針となる
>ものです。
 
>今後、4価のゴールドバーグ多面体型の
>構造を持った、
>タンパク質の超分子構造、あるいは
>ウイルスの骨格構造が発見される
>可能性もあります。
 
>準結晶注8)の研究が、時を経て
>一大研究分野となったように、
>これまでまったく議論されていなかった
>4価のゴールドバーグ多面体型の分子
>が、新材料として脚光を浴び、
>新しい科学の発展につながることが
>期待されます。
 
 難しくて良くわかりませんが、
「新しい科学の発展につながる」
と素晴らしいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月21日 (土)

次世代パワー半導体の3D配線が低コストで可能な技術を開発

2017年1月18日
大阪大学研究情報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
本研究成果のポイント
 
・銀が200℃で低温焼結する
 焼結メカニズムをついに解明し、
 次世代パワー半導体の高性能3D配線
 になることを証明
 
・銀粒子を用いた銀焼結接合技術※1 は、
 ワイドバンドギャップ・パワー半導体
 ※2 には必須のダイアタッチ技術で、
 世界が実用化を開始
 
・低コストと高性能を同時に実現し、
 SiCパワー半導体の実用に拍車を掛け、
 世界の省エネルギーに貢献
 
 
-----
概要
 
 大阪大学産業科学研究所の菅沼克昭教授
らの研究グループは、独自開発の
銀粒子焼結により、
次世代パワーエレクトロニクスの
高性能3D配線を低コストに実現する
技術を開発しました。
 
 銀粒子焼結技術は菅沼研究室が
開発した技術ですが、200℃程度の低温
(他の金属粒子は融点の9割程度で
焼結する、銀の融点は962℃)で
銀粒子焼結が形成されるメカニズムは
これまで不明でした。
 
 今回、本研究グループは、基板に実装
されたSiCダイの表面に、凹凸に応じた
3D配線を安価な印刷により形成し、
250℃の低温で大気中無加圧で焼成する
ことで5×10-6Ω・cmの低抵抗を
実現しました(図1) 。
 
 これにより、従来のワイヤボンド※3
のようにSiCダイに負荷を掛けることなく
低抵抗配線が形成でき、さらに低ノイズ化
が安価に実現し、
次世代ワイドバンドギャップ・パワー
半導体の実用化に拍車が掛かると
期待されます。
---------------------------------------
 
 良さそうな成果ですね。
 
 
>これによって、SiCやGaNパワー半導体の
>本来の性能である低損失大パワー変換が
>実現し、さらに、電力変換器の超小型化
>が可能になり、将来的には
>世界の省エネルギー化、
>CO2ガス削減へ大きく貢献することが
>期待されます。
 
 素晴らしい。
 大いに期待したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月20日 (金)

化学的手法でクモの糸を創る-クモ糸タンパク質の構造を模倣したポリペプチドの合成-

2017年1月19日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 理化学研究所(理研)環境資源科学
研究センター酵素研究チームの
土屋康佑上級研究員と
沼田圭司チームリーダーの研究チームは、
高強度を示すクモ糸タンパク質の
アミノ酸配列に類似した一次構造[1]を
持つポリペプチドを化学的に合成する
手法を開発しました。
 
 また、合成したポリペプチドは
クモ糸に類似した二次構造[1]を
構築していることを明らかにしました。
 
 クモの糸(牽引糸)は鉄に匹敵する
高強度を示す素材であり、
自動車用パーツなど構造材料としての
応用が期待されます。
 
 しかし、一般的にクモは家蚕のように
飼育することができないため、
天然のクモ糸を大量生産することは
困難です。
 
 また、一部の高コストな微生物合成法
を除くと、人工的にクモ糸タンパク質を
大量かつ簡便に合成する手法は
確立されていません。
 
 今回、研究チームはこれまでに
研究を進めてきた化学酵素重合[2]を
取り入れた2段階の化学合成的手法を
用いて、アミノ酸エステルを材料に
クモ糸タンパク質のアミノ酸配列に
類似したマルチブロックポリペプチドを
合成することに成功しました。
 
 また、X線散乱実験による構造解析
により、合成した
マルチブロックポリペプチドが
クモ糸タンパク質と類似した二次構造を
構築していることを明らかにしました。
 
 本研究で確立した合成手法を用いると、
微生物合成法よりも低コストで、
大量のポリペプチド材料を得ることが
できます。
 
 得られた材料は既存の石油由来の
高強度材料の代替品として、
持続可能社会の実現に大きく貢献すると
期待できます。
 
 本研究成果は、米国の科学雑誌
『ACS Macro Letters』オンライン版
(1月17日付け)に掲載されました。
 
 本研究は
内閣府総合科学技術・イノベーション会議
の革新的研究開発推進プログラム
(ImPACT)「超高機能構造タンパク質
による素材産業革命」
(プログラム・マネージャー 鈴木隆領氏)
の一環として実施されました。
---------------------------------------
 
 良さそうですね。
 
 関連投稿です。
独立行政法人
新エネルギー・産業技術総合開発機構
スパイバー株式会社
小島プレス工業株式会社
 
 理研は一部の高コストな微生物合成法
と言ってますが、どの位低コストで
出来るようになるのかな?
 
 
>本研究で確立した合成手法を用いると、
>微生物合成法よりも低コストで、
>大量のポリペプチド材料を得ることが
>できます。
 
>得られた材料は既存の石油由来の
>高強度材料の代替品として、
>持続可能社会の実現に大きく貢献する
>と期待できます。
 
 こちらも期待しましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月19日 (木)

[ScienceNews2017]メガソーラーを支える 次世代フライホイール蓄電システム

2017年1月18日 YouTube
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
---------------------------------------
 次世代エネルギーとして期待を集める
太陽光発電や風力発電。
 
 その本格的な普及には施設の拡大
だけでなく、天候に伴う不安定さを補い、
より品質の高い電力の生産が
求められます。
 
 その実現を目指して開発されたのが
世界最先端の
次世代フライホイール蓄電
システムです。
---------------------------------------
 
 この投稿の動画版です。
新エネルギー・産業技術総合開発機構
 
 実証施設の運用結果は、まだかな?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

正常細胞ががん細胞を排除する仕組みをハエで解明 -正常細胞の表面タンパク質Sasががん細胞に結合して排除-

2017年01月17日
京都大学研究成果
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 井垣達吏 生命科学研究科教授、
山本真寿 同博士課程学生、
大澤志津江 同准教授らの研究チームは、
ハエの眼の組織にがんの元になる細胞を
誘導し、この細胞を排除するのに必要な
正常細胞側の遺伝子を探索しました。
 
 その結果、Sasと呼ばれる
細胞表面タンパク質ががん細胞の排除に
必要であることを発見しました。
 
 また、正常細胞ががんの元になる
変異細胞に接すると、正常細胞の表面の
Sasが変異細胞の表面のPTP10Dと呼ばれる
タンパク質に結合し、
これにより変異細胞の増殖が抑えられると
同時に、変異細胞が死にやすくなることも
わかりました。
 
 本研究成果は、2017年1月17日午前1時
に英国の学術誌「Nature」に
掲載されました。
 
 
-----
研究者からのコメント
 
 がんの元になる変異細胞が正常細胞に
囲まれると、「細胞競合」と呼ばれる現象
によって変異細胞が組織から
排除されます。
 
 この現象は、
細胞間のコミュニケーションを介した
新たながん抑制メカニズムとして
注目されています。
 
 今回私たちは、正常細胞が
どのようにして変異細胞を「認識」して
排除するのか、その分子メカニズムを
ショウジョウバエを用いて明らかに
しました。
 
 足かけ9年に及ぶチームメンバーの
粘り強い努力が実を結んだものです。
 
 今回ハエで発見したメカニズムが
ヒトでも働いているとすれば、
周辺の正常細胞ががん細胞を選択的に
組織から排除するという、
これまでになかったがん治療法を
構築できる可能性があります。
 
 
詳しい研究内容については こちら
---------------------------------------
 
 「細胞競合」興味深い現象ですね。
 
 
>興味深いことに、PTP10D と
>類似のタンパク質がヒトのがんに抑制的
>に働くことが報告されていましたが、
>そのメカニズムは分かっていません
>でした。
 
>もし今回発見したメカニズムが
>ヒトでも働いているとすれば、
>Sas と PTP10D の機能に着目し
>正常細胞ががん細胞を選択的に
>組織から排除するという、
>これまでになかったがん治療法を
>構築できる可能性があります。
 
 足かけ9年に及ぶチームメンバーの
粘り強い努力の可能性にかけましょう。
 良い結果に結びつくと良いですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月18日 (水)

がん免疫薬の効果増=「オプジーボ」負担減も-京大

2017/01/17 jiji.com
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 京都大の本庶佑客員教授らの
研究グループは、がん免疫治療薬
「オプジーボ」の効果を高める方法を
マウスの実験で発見したと発表した。
 
 2017年度から臨床試験を始める
予定。
 
 本庶氏は「(患者によって効果に
差があるオプジーボの)一番の問題点を
解決できるかもしれない。
 
 医学的に大きな貢献ができるだろう」
と話している。
 
 論文は17日以降、
米科学アカデミー紀要に掲載される。
---------------------------------------
 
>一番の問題点を解決できる
>かもしれない。
 Good News ですね。
 
>市販の安価な高脂血症剤
>「ベザフィブラート」が発生剤として
>使えることも分かった。
 
>一方、がん細胞付近のリンパ節を
>切除すると、キラーT細胞の効果は
>消えた。
 
>がん患者は転移を防ぐため
>リンパ節を切除するケースが多いが、
>研究グループは免疫治療に有害な
>可能性があると指摘。
 
 臨床試験の結果に期待します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月17日 (火)

結核菌を感知するセンサー分子を発見~様々な感染症および次世代の結核ワクチン開発に期待~

2016.11.24
九州大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 九州大学生体防御医学研究所の
山﨑晶教授らと琉球大学などの
共同研究グループは、DCARと呼ばれる
タンパク質が、結核菌に含まれる
特有の成分、
ホスファチジルイノシトールマンノシド
(PIM)と呼ばれる糖脂質を認識する
受容体として働き、免疫応答を活性化
していることを発見しました。
 
 DCARは、特殊なマクロファージに
限局して発現しており、結核菌のPIMが
DCARに結合すると、このマクロファージが
活性化されることが分かりました。
 
 さらに、活性化したマクロファージは、
サイトカインを放出してさらにT細胞を
活性化させることで、菌の排除に
寄与していることも明らかとなりました
(参考図)。
 
 この新たな経路をPIMの合成アナログ、
DCARに対する抗体などを用いて人為的に
活性化させることで、結核のみならず、
様々な感染症、また、がんに対する
ワクチンの開発につながることが
できると期待されます。
 
 本研究成果は2016年11月22日(火)正午
(米国東部時間)に、米国科学誌
『Immunity』の電子版で公開されました。
 
 
-----
研究者からひとこと
 
 PIMの受容体は60年以上不明でしたが、
今回、九州大学とマサチューセッツ大学、
広島大学、日本BCG研究所、熊本大学、
琉球大学からなる共同研究グループの連携
によって初めて発見に至りました。
 
本研究についての詳細は こちら
---------------------------------------
 
 マウスのPIM受容体が発見されたと
いうことのようです。
 おめでとうございます。
 
>PIMがマウス同様ヒトの細胞を
>活性化できることが示されました。
 とのことで、
 
 まずは、
>PIMは非結核性抗酸菌にも含まれる
>ことから、PIM経路を活性化して
>菌を排除する新たな治療法の開発が
>期待されます。
 とのこと。
 
 さらに、
>ところが、この作用を担う
>ヒトの受容体はまだ特定されていません。
 
>この受容体の実体を明らかにすることが、
>次の重要な研究課題です。
 
 とのことなので、更なる研究に期待
したい。
 
 関連リンク

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月16日 (月)

着るだけで腰の負担が見えるセンサ内蔵ウェアが進化 荷物の重さが分からなくても腰の負担が分かる

2016/12/16
北海道大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
研究成果のポイント
 
・株式会社ニコンとの共同研究で
 2015 年に開発した,腰まわりの姿勢と
 負担を推定する機能を有する
 センサ内蔵ウェアを進化させた。
 
・持ち上げる荷物の重さや,
 アシストツールによる補助力など,
 外部から加わる力が分からなければ,
 正確な腰部負担を知ることが
 できないが,ウェアに内蔵した
 センサ情報のみで,装着者の腰部負担
 を正確に知ることができる
 画期的なセンシング技術を開発。
 
・これまでウェアに内蔵した加速度計,
 曲げセンサに加えて,重量物を
 持ち上げたり,アシストツールによって
 補助を受けたりすることで変化する
 背筋の負担増減を計測することができる
  「筋硬さセンサ」を内蔵。
 ウェアは軽量かつ着脱容易で
 コルセットのように着用することが
 可能。
 
・患者・利用者を抱きかかえる介護作業,
 荷物を持ち上げる物流作業や農作業など
 外部からかかる負荷が不明な作業での
 作業者の腰部負担の計測,
 作業管理や改善に活用できる。
 また,アシストツールを導入した際の
 作業改善効果を定量的に評価できる。
 
 
-----
研究成果の概要
 
 2015 年に開発した着るだけで
作業中の腰の負担を可視化することが
できる複数のセンサを内蔵した
センサ内蔵ウェアを更に進化させました。
 
 新たに背中の筋肉の活動を計測する
センサを内蔵することで,持ち上げる荷物
の重さが分からなくても,腰の負担の増減
を詳しく知ることができる画期的な
センシング技術を開発しました。
 
 荷物持ち上げ実験で,姿勢センサだけを
用いた従来手法よりも平均で約 3~5 割,
腰の負担の計測精度を高めることに
成功しました。
 
 筋力補助スーツなどのアシストツール
によって,腰に補助を受けたときにも,
腰負担の軽減度合いを可視化することが
できます。
 
 今後,介護施設ほか労働現場で
活用できる製品・サービスとしての展開を
考え,作業中の腰負荷データを蓄積し,
ビッグデータ解析することで,
腰負荷の軽減,人員配置の最適化など,
業務改善に繋がるソリューションの提供を
行うべく,開発を進めていく予定です。 
---------------------------------------
 
>センサ内蔵ウェア「着るレントゲン」に
>新たに背筋の筋力を計測できる
>「筋硬さセンサ」を内蔵することで,
>荷物の重さが分からなくても,
>腰の負担を正確に推定することに
>成功しました。
 良いですね。
 
 
>介護施設ほか労働現場で活用できる
>製品・サービスとしての展開を
>考えています。
 
>作業中の腰負荷データを蓄積し,
>ビッグデータ解析することで,
>腰負荷の軽減,人員配置の最適化など,
>業務改善に繋がるソリューションの提供
>を行うべく,開発を進めていく予定です。
 
>また,筋力補助スーツなどの
>アシストツールの補助効果を評価したり,
>アシストツールのセンサとしても
>活用が期待できます。
 
 大がかりな装置無しで、腰まわりの
姿勢と負担を測定出来ることは、
重要です。
 
 ビッグデータ解析することで、
業務改善に繋がるソリューションを
提供出来るようになるはずです。
 
 期待しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月15日 (日)

iPS細胞を用いて「内耳変性」という難聴の新たな原因と、その治療薬候補物質を発見-さまざまな難聴の原因解明と治療法開発につながる成果-

2017/01/11
慶應義塾大学医学部
国立研究開発法人
日本医療研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 慶應義塾大学医学部生理学教室の
岡野栄之教授、耳鼻咽喉科学教室の
小川郁教授らは、
NHO東京医療センターの松永達雄部長と
共同で、患者のiPS細胞を用いて
遺伝性難聴の
Pendred(ペンドレッド)症候群の原因を
明らかにし、新規治療法を発見しました。
 
 Pendred症候群は進行性の難聴や
めまい、甲状腺腫を引き起こす病気
ですが、遺伝子改変マウスでは
ヒトのような進行性の難聴にならず、
治療法の開発が進展しませんでした。
 
 本研究チームでは、患者の血液から
iPS細胞を作り、内耳の細胞に誘導し、
難聴を引き起こすメカニズムを
探りました。
 
 その結果、患者からの内耳の細胞内
においてのみ異常なペンドリン(PENDRIN)
タンパクが蓄積し、アルツハイマー病
などの神経変性疾患と同様の凝集体が
作られていました。
 
 この内耳細胞は細胞ストレスに
脆弱であり、内耳の細胞死によって、
難聴が徐々に進行していくことが
示されました(「内耳変性」仮説)。
 
 さらに、本研究チームではこの細胞死を
防ぐ治療薬候補を探し、
すでに免疫抑制剤として用いられている
シロリムス
(Sirolimus,別名ラパマイシン)に
治療効果がある可能性を、世界で初めて
発見しました。
 
 内耳は骨の内部にあるリンパ液に
満たされた臓器で、検査のために
細胞を採取することはできず、
難聴が進行していく過程を
観察できません。
 
 患者iPS細胞を活用した本研究成果
によって、アルツハイマー病などと同様の
現象が内耳でも生じるという
予想外の結果が導き出され、
今後、老人性難聴を含めた難聴研究に
大きなパラダイムシフトをもたらす
可能性があります。
 
 また、本研究を通して開発した、
ヒトiPS細胞から内耳細胞を効率的に
安定して作成する方法は、
これまでに効果的な治療法のなかった
様々な遺伝性難聴の治療法開発や、
原因不明の難聴の創薬研究に
大きく寄与するものと期待されます。
 
 本研究成果は2017年1月3日に
「Cell Reports」に掲載されました。
 
プレスリリース全文は、こちら
---------------------------------------
 
 iPS細胞の存在心強いですね。
 iPS細胞がなければ解明出来ない疾患
になります。
 
 
>本研究を通して開発した、
>ヒトiPS細胞から内耳細胞を効率的に
>安定して作成する方法は、
>これまでに効果的な治療法のなかった
>様々な遺伝性難聴の治療法開発や、
>原因不明の難聴の創薬研究に
>大きく寄与するものと期待されます。
 
 良いですね。大いに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月14日 (土)

ES細胞から機能的で動きも伴う立体臓器(「ミニ腸」)を創り出すことに成功

2017/1/12
国立研究開発法人
国立成育医療研究センター
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
プレスリリースのポイント
 
・ヒト臓器の中でも複雑な構造、機能を
 有している腸管をヒトESおよびiPS細胞
 から試験管内で創り出すことに
 成功した(ミニ腸)。
 ミニ腸は生体腸管のように蠕動様運動
 をし、吸収能や分泌能を備えている。
 
・ミニ腸は試験管内で長期に維持すること
 が可能であり、薬品の試験も繰り返し
 行うことが出来ることから、創薬開発
 では極めて革新的なバイオツールに
 なり得る。
 
・先天性の小腸の病気や潰瘍性大腸炎、
 クローン病に代表される原因不明の
 慢性炎症性腸疾患などに対する
 画期的な治療法開発の手段として
 期待される。
 
 
-----
 国立成育医療研究センター
(五十嵐隆理事長)は、試験管内で
ヒトES細胞から、蠕動*1様運動、
吸収や分泌能などのヒト腸管の機能を
有する立体腸管の創成に世界で初めて
成功しました。
 
 これは、国立成育医療研究センター
(松原洋一研究所長)再生医療センター
阿久津英憲生殖医療研究部長、
梅澤明弘センター長のグループと
臓器移植センター笠原群生センター長を
中心とした研究グループの成果で、
大日本印刷株式会社、
東北大学の研究者らの協力のもとに
進められました。
---------------------------------------
 
 素晴らしい。
 
 
>服用された薬は、吸収・代謝を
>まず腸管で受け、肝臓へと移ります。
 
>ミニ腸は創薬開発において腸での
>吸収・代謝を評価する画期的な手段
>となり、薬の生体腸管に対する副作用
>(下痢など)を評価することも
>期待されます。
 
>ミニ腸のように生体臓器に
>極めて近似した立体臓器用いた
>評価系はなく、高い臓器機能性を
>有することからも生体機能チップ分野
>でもオリジナル性の高い優位性が
>発揮できます。
 
>今回の立体臓器ミニ腸の成果は、
>多能性幹細胞から
>複数種類の細胞からなる複雑な生体組織
>を試験管内で作製し組織移植するという
>「次々世代の再生医療」へも
>今後期待されます。
 
 まず評価系として素晴らしい成果
だと思います。
 「次々世代の再生医療」への展開
にも期待しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月13日 (金)

感覚運動学習での動作アシスト機器の効果をラット実験モデルで実証

2017/01/13
産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
・動作アシスト機器による運動機能補助
 効果を検証するためのラット学習実験
 モデルを開発
 
・誤答となる動作を引き起こした方が
 正しい動作を引き起こすより学習時間が
 短いことを観察
 
・動作アシスト機器を用いた
 リハビリテーション技術の神経科学的
 メカニズムの解明に期待
 
 
-----
 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
(以下「産総研」という)
人間情報研究部門 身体適応支援工学
研究グループ
井野 秀一 研究グループ長、
金子 秀和 主任研究員は、
国立大学法人 筑波大学 システム情報系 
長谷川 泰久 准教授
(当時。現:国立大学法人
名古屋大学教授、筑波大学 客員教授)、
国立大学法人 大阪大学 大学院生命機能
研究科 田村 弘 准教授らと、
動作アシスト機器の運動機能補助効果を
検証するためのラット学習実験モデルを
開発し、強制的に応答動作を引き起こす
ことによって感覚運動の学習過程に
介入できることを実証した。
 
 動作アシスト機器を
リハビリテーションに活用することへの
期待が高まっているが、障害の程度などを
一定にすることが難しく、
運動機能補助効果のメカニズムの検証は
困難である。
 
 一方、これまでに、ラットも
ヒトと同様に、異なる刺激に対する
正しい応答動作を学習できることが
分かっていた。
 
 今回、これまでに開発していた
ラット用学習実験装置に
アクチュエーターを組み込んで
強制的に応答動作を引き起こせるようにし、
動作アシスト機器の効果を検証するための
実験モデルを構築した。
 
 この実験モデルで健常なラットを用いて
実験した結果、正答となる応答動作を
引き起こすより、誤答となる応答動作を
引き起こす介入の方が、正答となる
応答動作を学習する時間が短いことが
わかった。
 
 このモデルを脳梗塞片麻痺ラットに
適用して動作アシスト機器を用いた
リハビリテーション過程の
神経メカニズムを解明することにより、
神経科学的な知見を活かした
ニューロリハビリテーション
(ニューロリハビリ)技術へと
高度化することへの貢献が期待される。
 
 なお、この研究の詳細は、
平成29年1月12日に国際専門誌
Learning & Behaviorのオンライン版に
掲載される。
---------------------------------------
 
 なかなか興味深い研究ですね。
 
>これらの結果は、「正しい動きを手取り
>足取り動かして教えることが
>学習に有効ではないか」という
>従来の仮説と異なるものであった。
 ふ~ん
 
 
>今後は、ラットの応答動作に伴う
>運動指令のタイミングを検出し、
>そのタイミングに同期して動作アシスト
>機器を駆動した場合の効果を検証する。
 
>また、脳損傷モデル動物でも同様にして
>学習に介入できるかどうかを検証する。
 
>さらに、神経系の活動を同時計測して
>学習促進効果のメカニズムを
>明らかにする。
 
>これらにより、神経科学的な知見を
>活かして、ロボット技術を応用した
>ニューロリハビリテーション技術への
>貢献を目指す。
 
 ニューロリハビリテーション技術の
向上が重要です。
 今後の展開に期待しています。
 
 実際にアシストを実施して、リハビリを
行っている人達の検証も同時に実施して
貰いたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

シリコン基板上に窒化アルミニウム高品質結晶を製膜-安価で高効率な深紫外LEDの実現に大きな一歩-

2016年12月15日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 理化学研究所 光量子工学研究領域
テラヘルツ研究グループ テラヘルツ
量子素子研究チームの
平山秀樹チームリーダー、
ティン・トラン国際特別研究員、
前田哲利技師、定昌史研究員らの
研究チーム※は、シリコン(Si)基板上に
窒化アルミニウム(AlN)半導体[1]の
高品質結晶を製膜することに成功しました。
 
 従来よりも安価、かつ高効率で
発光する深紫外LED[2]の実現につながる
成果です。
 
 深紫外LED(波長200~350ナノメートル、
nm、1nmは10億分の1メートル)は、
殺菌・浄水、空気清浄をはじめ、
医療、樹脂硬化形成・接着、印刷など
非常に広い応用分野での利用が
期待されています。
 
 しかし、これまでの深紫外LEDは、
LED内部で発光した光を外部に取り出す
効率(光取り出し効率[3])が低く
かつ高価なため、普及が進んでいません。
 
 製造コストを下げるには、安価で
大面積なSi基板上に半導体材料である
AINを製膜することが考えられます。
 
 しかし、AIN膜表面にクラック
(裂け目)が発生し、かつ貫通転位密度
[4](結晶のずれの密度)が高くなるため、
LEDの発光層の発光効率が低下する
といった問題がありました。
 
 研究チームは、加工シリコン基板
(PSiS)[5]上に厚膜2マイクロメートル
(μm、1μmは100万分の1メートル)の
AlNの結晶成長[6]を行うことにより、
膜表面のクラックの発生を防ぐことに
成功しました。
 
 また、貫通転位密度が大幅に低減し、
発光層の発光効率の向上が可能と
なりました。
 
 実際に、PSiS基板上のAlN結晶の上に
窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)系
深紫外LED構造を作製したところ、
波長325nmにおいてLED動作を
確認できました。
 
 Si基板は容易に剥離できるため、
縦型LED構造[7]をとることで、
LEDの光取り出し効率の大幅な向上も
期待できます。
 
 今後、安価かつ高効率な深紫外LEDが
実現すれば、殺菌・浄水、空気清浄を
はじめ、皮膚治療などへの医療用途や、
農作物の病害防止などの農業、
紫外線硬化を用いた樹脂形成、紫外接着、
3Dプリンター、印刷・塗装、
コーティング、高密度光記録、
各種計測など幅広い応用分野での普及
が期待できます。
 
 本研究成果は、英国のオンライン
科学雑誌『Scientific Reports』
(11月7日付け)に掲載されました。
 
 本研究は、科学技術振興機構(JST)
戦略的創造研究推進事業先端的低炭素化
技術開発(ALCA)「水銀ランプ殺菌灯の
代替となる縦型高効率・深紫外LEDの開発
(研究代表:平山秀樹)」の一環として
行われました。
---------------------------------------
 
 良さそうですね。
 
 研究継続しているようです。
 関連投稿です。
国立研究開発法人 情報通信研究機構
 
 こちらは実製品です。
 
 今度の成果で、さらに安価で高効率な
深紫外LEDが製品化されると良いですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月12日 (木)

iPS細胞由来の網膜組織を用いた視機能の回復-マウス網膜変性末期モデルへの移植による機能検証-

2017年1月11日
理化学研究所
日本医療研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 網膜は、眼球の内側にある
厚さ0.2mmほどの透明な膜状の組織です。
 
 光刺激が眼球の角膜、水晶体、硝子体を
通り網膜に達すると、「視細胞」で
電気信号に変換されます。
 
 電気信号は網膜内の数種類の神経細胞間
の伝達を経た後、網膜神経節細胞から
視覚情報として脳に伝えられます。
 
 このように情報が脳に達して初めて、
私たちは物が見えるのです。
 
 網膜は再生力が低いため、障害を受ける
と自然な治癒は見込めません。
 
 「網膜変性」は加齢や遺伝的要因
により、視細胞が変性し消失していく疾患
です。
 
 視細胞がほぼ消失している末期の
網膜変性には、現在のところ人工物を
用いる人工網膜以外には確立した治療法は
ありません。
 
 そのため世界中で、成体幹細胞、
ES細胞、iPS細胞由来の網膜組織を
変性網膜に移植する試みが盛んに
行われています。
 
 しかし、移植された網膜組織が成熟して
光応答し、さらにシナプスが形成された
ことを確認した報告はまだありません。
 
 理研の研究チームは2014年に、
マウスのES細胞やiPS細胞から
自己組織化により分化させた
立体網膜組織を網膜変性末期マウスの
網膜に移植し、移植片中の視細胞が
「外節構造」を持つ最終形態まで
熟成することを示しました。
 
 今回、研究チームは、
マウスiPS細胞由来の網膜組織を
網膜変性末期マウスに移植したところ、
移植先の双極細胞の軸索末端と
移植片内の視細胞のシナプス末端が
接触したことを確認しました(図参照)。
 
 また、シャトルアボイダンス・テスト
による光シグナルと電気ショックを
関連づけた視機能の評価法を開発し、
移植後マウスの光応答に関する
行動パターンの変化を検証しました。
 
 さらに移植後網膜の光応答を、
多電極アレイシステムを用いて
電気生理学的に記録したところ、
脳につながる網膜神経節細胞から
光応答がシナプスを介して得られることが
分かりました。
 
 以上の結果は、
①自己組織化により分化させた
 iPS細胞由来の立体網膜組織が
 末期の網膜変性に対する移植素材
 として有効であること、
②開発した視機能の評価法が
 従来の視機能検査法では難しかった
 部分的な視野回復の変化を知るのに
 有効な手段であることを示しています。
 
 本研究は、研究チームが目標としている
網膜色素変性患者に対するiPS細胞由来の
網膜組織の移植治療における
“裏付け実験”として大きな意義が
あります。
 
 
---------------------------------------
 
 前進です。
 
 
>本研究は、研究チームが目標としている
>網膜色素変性患者に対する
>iPS細胞由来の網膜組織の移植治療
>における“裏付け実験”として
>大きな意義があります。
 
 どの程度最終目標に近づいたのか
良くわからないのですが、大きな意義が
あるとのことで、大いに期待しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月11日 (水)

アトピー性皮膚炎発症に関わる痒み物質の産生に重要なタンパク質を発見―新しい痒み治療薬の開発に期待―

2017年1月9日
国立大学法人九州大学
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 九州大学生体防御医学研究所の
福井宣規主幹教授、大学院医学研究院の
古江増隆教授、大学院4年生の山村和彦
らの研究グループは、アトピー性皮膚炎
における痒み惹起物質であるIL-31の産生
に、EPAS1というタンパク質が重要な役割
を演じることを世界に先駆けて発見し、
その作用機序を解明しました。
 
 アトピー性皮膚炎は国民の7~15%が
罹患している国民病であり、
「痒み」に伴い生活の質が著しく
損なわれることから、その対策は急務
となっています。
 
 IL-31は、アトピー性皮膚炎発症に
重要な痒み物質で、主にヘルパーT細胞
(※1)から産生されますが、
その産生制御機構は不明でした。
 
 研究グループは、DOCK8という分子を
欠損した患者さんが重篤な
アトピー性皮膚炎を発症することに着目し、
このタンパク質の機能を解析しました。
 
 その結果、DOCK8が発現できないように
遺伝子操作したマウスでは、
IL-31の産生が著しく亢進し、
重篤な皮膚炎を自然発症することを
見いだしました。
 
 さらにそのメカニズムを詳細に解析した
ところ、DOCK8の下流でEPAS1が作動し、
IL-31産生を誘導していることを
突き止めました。
 
 IL-31産生におけるEPAS1の重要性は、
アトピー性皮膚炎患者さんにおいても
確認できました。
 
 このためEPAS1は、アトピー性皮膚炎の
痒みを根元から断つための
新たな創薬標的になることが
期待されます。
 
 本研究成果は、国立研究開発法人
日本医療研究開発機構(AMED)の
革新的先端研究開発支援事業
インキュベートタイプ(LEAP)および
創薬基盤推進研究事業、厚生労働科学研究
委託費の成果で、2017年1月9日(月)
午前10時(英国時間)に
英国科学雑誌「Nature Communications」
に掲載されます。
---------------------------------------
 
 素晴らしい成果ですね。
 
 
>アトピー性皮膚炎の治療は、
>現在ステロイド剤の外用、
>免疫抑制剤の外用・内服が主体であり、
>痒みを直接コントロールできるお薬は
>ありません。
 
>本研究により、アトピー性皮膚炎発症と
>深く関わる痒み惹起物質である
>IL-31の産生に、EPAS1が重要な役割を
>演じることが明らかになりました
>(図4)。
 
>このため、EPAS17→IL-31経路は、
>アトピー性皮膚炎の痒みを根元から断つ
>ための新たな創薬標的になることが
>期待されます。
 
 アトピー性皮膚炎の痒みを
根元から断つ新薬が開発されることを
大いに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

世界初、キャッサバパルプを用いたバイオエタノール製造プラント実用化へ―温室効果ガス約12万トン/年の削減を目指す―

2017年1月10日
国立研究開発法人
新エネルギー・産業技術総合開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 NEDOプロジェクトの成果をもとに、
サッポロホールディングス(株)と
タイ企業のInnotech Green Energy
Company Limitedは、1月9日、
キャッサバパルプを用いた
バイオエタノール製造プラントの
世界初となる実用化に向けて、
バイオエタノール製造技術の提供
およびプラント設計に関する
コンサルティング契約を締結、
年産6万klのプラント建設に向けた
事業性評価(FS)を開始します。
 
 このプラントの温室効果ガス削減効果は
約12万トン/年と試算され、
今後、タイ国内にとどまらず、
キャッサバ栽培が盛んなASEAN諸国への
バイオ燃料製造技術の普及、
エネルギー・環境問題の解決に
貢献していきます。
---------------------------------------
 
 順調に進んでいるようです。
 
 関連投稿
サイエンスポータル科学ニュース
 
 今回は、年産6万klのプラント建設
に向けた事業性評価(FS)を開始します。
 とのこと。
 
 
>サッポロホールディングス(株)は、
>IGE社と具体的な設計作業と
>収益性の確認を進め、
>その後、プラント建設について
>具体的な検討を始めます。
 
>タイ国内にとどまらず、
>キャッサバ栽培が盛んなASEAN諸国への
>バイオ燃料製造技術の普及を目指し、
>世界の環境保全に貢献していきます。
 
 積極的に進めましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月10日 (火)

北極を知って地球を知る。02

2017/01/10
大学共同利用機関法人
情報・システム研究機構
Science Report 002
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 海氷面積の減少は、今、北極に起こって
いる大きな変化のひとつだ。
 
 衛星観測で正確に海氷面積を把握
できるようになった1979年以降、
北極域では毎年ほぼ北海道に匹敵する
面積の氷が減っており、2007年と2012年
に年最小値を更新した後、
現在、実は2016年が2番目に少ない年と
なっており、実際12月には大寒波が
北米を襲った。
 
 北極は地球全体の環境変化に対して
重要な役割を担っているが、
気象の変動についても、北極に連動して
遠隔地が変化する「テレコネクション
(遠隔応答)」という現象が
知られている。
 
 応答するメカニズムをどう解くか?
「ヨーロッパの高緯度地域が暖かいのは、
南からメキシコ湾流が北大西洋へ
上ってくることがひとつの原因です。
 
 私たちが発見したのは、これに加え、
近年海氷が減ってしまった海上に発達する
冬場の低気圧が北へ移動しており、
さらにこの低気圧による南風が、
海氷を北へ押し流しているという事実
でした(プレスリリースはこちら)」。
 
 南風を受けて北極海はいっそう暖まり、
一方の陸は寒冷化して、相対的に高気圧
となる。
 
 「日本では、冬型として西高東低の
気圧配置が知られていますが、
その西側の大陸上の高気圧の寒気、
すなわち"冬将軍"が強くなることに
相当します」。
 
 猪上准教授は現在、
「北極域研究推進プロジェクト
(Arctic Challenge for Sustainability:
  ArCS)」において、さらにこの問題に
迫っているところだ。
---------------------------------------
 
 興味深いですね。
 
>遠隔の地である日本の冬の寒冷化が
>北極の温暖化増幅と関連しており、
>猪上准教授らの研究によって、
>北極の海氷が少ない冬に日本が寒くなる
>という関係があることが明らかに
>なった。
 
>また観測、解析、予測するために
>不可欠なデータ共有等の国際連携が、
>活発に進められていることも印象的だ。
 
>次回も引き続き、北極の科学について
>報告する。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

世界最小の人工バネでタンパク質の動きを捉える-聴覚を支える分子はどのように力に応答するか-

2016年12月12日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 細胞は、培養環境、生体内環境の
さまざまな“物理的な力”を感知して、
その力を細胞増殖、分化、形態形成や
細胞死などに利用しています。
 
 そのメカニズムで重要な役割を果たす
のが、「メカノセンサータンパク質」
です。
 
 一方で力がどのようにして
メカノセンサータンパク質の機能を
制御するのかを調べる技術は乏しく、
不明な点が多くあります。
 
 従来の技術では、タンパク質の機能や
動態を1分子レベルで可視化すると同時に
タンパク質に力を加えることは
困難でした。
 
 そのため、メカノセンサータンパク質を
“効率よく、観ながら触る”新たな技術の
開発が求められていました。
 
 理研を中心とした国際共同研究グループ
は、DNAを編む「DNAオリガミ」と呼ばれる
技術を用いて、タンパク質サイズの
世界最小のコイル状人工バネ
「ナノスプリング」を作製しました。
 
 コイル直径は30ナノメートル
(nm、1nmは10億分の1m)、
長さは100~1,000nmです。
 
 DNA分子で構成されているため、
化学修飾が容易であり、さまざま分子と
接続できます。
 
 ナノスプリングと、
メカノセンサータンパク質であり
かつ自律的に力を発生する
モータータンパク質でもあるミオシンVIを
結合させ、ナノスプリングを引き延ばす
過程を蛍光1分子イメージングで
超解像ナノ計測し、ミオシンVIが
力に応答して機能を調節する機構を
可視化しました。
 
 その結果、ミオシンVIは力を受けると、
細胞骨格であるアクチンフィラメントへの
結合様式を変化させて、強固な結合状態
(アンカー結合状態)を作ることが
分かりました(図参照)。
 
 ミオシンVIは内耳の蝸牛内に存在する
ステレオシリアの形態維持を担って
います。
 
 ステレオシリアは、音(空気の振動)に
揺さぶられることで脳内に信号を伝える
役割を果たしています。
 
 ステレオシリアが受けた振動による
物理的な力刺激がミオシンVIに伝わり、
アクチンフィラメントとアンカー結合状態
を生じることで、その形態を安定に
維持していると考えられます。
 
 本研究で開発したナノスプリングは
バネ定数のチューニングが可能で
プログラム能力も高いため、
さまざまなメカノセンサータンパク質へ
応用できです。
 
 電子顕微鏡や原子間力顕微鏡との併用も
可能なため、今後、力を加えながら
分子構造や動態を観る手法として
有効なツールになると期待できます。
 
 
---------------------------------------
 
>メカノセンサータンパク質を
>“効率よく、観ながら触る”
>新たな技術の開発が求められて
>いました。
 なるほど。
 
 
>本研究で開発したナノスプリングは
>バネ定数のチューニングが可能で
>プログラム能力も高いため、
>さまざまなメカノセンサータンパク質へ
>応用できです。
 
>電子顕微鏡や原子間力顕微鏡との併用も
>可能なため、今後、力を加えながら
>分子構造や動態を観る手法として
>有効なツールになると期待できます。
 
 
 「ナノスプリング」どのような分野で
有効なツールとして活躍するので
しょうか?
 大いに期待したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月 9日 (月)

培養細胞で高い増殖能を持つB型インフルエンザウイルスの作出に成功~より迅速に、効率よく季節性ワクチンを製造することが可能に~

平成28年12月6日
東京大学 医科学研究所
日本医療研究開発機構(AMED)
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
○培養細胞で高い増殖能を持つ
 B型インフルエンザウイルスを作出した。
 
○本研究グループがこれまでに開発した
 A型インフルエンザウイルス高増殖株と
 今回開発した
 B型インフルエンザウイルス高増殖株を
 ワクチン製造に利用することで、
 季節性インフルエンザワクチンを
 効率よく生産することが可能になる。
 
○従来の鶏卵ワクチンに見られたような
 ワクチン製造過程で起きる抗原変異
 による有効性低下の懸念がない
 季節性インフルエンザワクチンを
 迅速に供給することが可能になる
 
 
-----
 東京大学 医科学研究所 感染・免疫部門
ウイルス感染分野の河岡 義裕 教授らの
研究グループは、培養細胞で高い増殖能を
持つB型インフルエンザウイルス(図1)
の開発に成功しました。
 
 現行の季節性インフルエンザワクチン
注1)は発育鶏卵注2)で増やした
ウイルスから製造されていますが、
その増殖過程でウイルスの主要抗原
であるヘマグルチニン(HA)に変異が
入るとワクチンの有効性が大きく低下する
ことが知られています。
 
 抗原変異が起きにくい培養細胞を用いて
ワクチンを製造することで、
この問題を回避することが可能ですが、
培養細胞における
季節性インフルエンザウイルスの増殖能の
低さが大きな問題となっていました。
 
 本研究グループが1999年に開発した
「リバースジェネティクス法注3)」
(図2)を用いて、多様な
B型インフルエンザウイルス株からなる
変異体集団(変異ウイルスライブラリ)を
人工的に作出しました。
 
 そして、その変異ウイルスライブラリ
から培養細胞で高い増殖能を持つ
B型インフルエンザウイルス株を
選別しました。
 
 次に、このB型インフルエンザウイルス
高増殖株を母体に野外で流行している
ウイルスの主要抗原を入れたウイルス株を
作製し、その増殖能を解析しました。
 
 その結果、このウイルス株は
細胞培養ワクチンの製造でよく利用されて
いる培養細胞において効率よく増殖する
ことが判明しました。
 
 本研究の成果によって、従来の
鶏卵ワクチンに比べ高い有効性が
期待できる細胞培養ワクチンを
より迅速に製造供給することが
可能になります。
 
 本研究成果は2016年12月5日
(米国東部時間)、米国科学雑誌
「Proceedings of the
  National Academy of
  Sciences of the
  United States of
  America」のオンライン速報版で
公開されます。
 
 なお本研究は、東京大学と
米国ウィスコンシン大学が共同で行った
ものです。
 
 本研究成果は、科学技術振興機構
(JST) 戦略的創造研究推進事業
(平成20年度~平成26年度)、
日本医療研究開発機構(AMED)
革新的先端研究開発支援事業
(平成27年度以降)、
文部科学省 新学術領域研究などの
一環として得られました。
---------------------------------------
 
 Good News !
 
 
>本研究で開発した特定の変異を持つ
>B/Yamagata株バックボーンを
>使用することにより、
>B型インフルエンザウイルス流行株の
>主要抗原(HAとNA)を持つ
>ワクチン製造用高増殖株を短期間で
>作出することが可能になります。
 
>すなわち、理論的にはどのような
>流行株であっても2種類の主要抗原を
>入れ換えるだけで、流行株と抗原性が
>一致したワクチン製造用高増殖株を
>作出することが可能になります。
 
 
 期待しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月 8日 (日)

排気ガスを多く浴びると認知症になりやすい? カナダ研究機関の調査結果で

2017年1月6日
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
> <カナダの研究機関の調査で、
> 「交通量の多い」道路の近くで
> 生活している住民の認知症の発症率が
> 一般より12%も高い、という結果が>
 
 
 まだ医学的に断定出来る段階では
ないようですが、気になりますね。
 
 交通量の多い道路の近くなほど、認知症
になる確率が高くなるのは事実のようです
から、それなりの因果関係はありそう
です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

現代社会に欠如しているバイオレット光が近視進行を抑制することを発見-近視進行抑制に紫の光-

2016/12/26
慶應義塾大学医学部
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 このたび、慶應義塾大学医学部眼科学
教室(坪田一男教授)、
光生物学研究室の鳥居秀成特任助教らは、
ヒヨコを用いた動物実験とヒトの
臨床研究を通じて、360-400 nmの光
(以下、バイオレット光)が近視進行
(眼軸長伸長)を抑制することを
世界で初めて発見しました。
 
 近視が発症・進行する原因は不明であり、
現在世界の近視人口は増加し続け、
世界の近視人口は2050年には約50億人
になるという予測が報告されています。
 
 これまでに屋外環境が近視進行を
抑制することが複数の疫学研究や
動物実験から指摘されていましたが、
屋外環境の何が近視進行抑制に効いて
いるのか、またそのメカニズムは
わかっていませんでした。
 
 本グループは、屋外環境に豊富にある
バイオレット光に着目し、実験近視モデル
として確立しているヒヨコを用いて
研究を進めました。
 
 その結果、バイオレット光を浴びた
ヒヨコの近視進行が抑制され、
バイオレット光を浴びたヒヨコの目で
近視進行を抑制する遺伝子として
知られているEarly growth response 1
(EGR1 [ZENK, zif268])が上昇している
ことがわかり、バイオレット光が
近視進行を抑制するメカニズムとして
EGR1が関与している可能性を明らかに
しました。
 
 また、臨床研究からもバイオレット光を
透過するコンタクトレンズを装用している
人の方が、バイオレット光を透過しない
コンタクトレンズや眼鏡を装用している人
よりも眼軸長伸長が抑制されていること、
眼鏡を装用していると近視が進行すること
が示唆されました。
 
 さらに現在私達が日常的に使用している
LEDや蛍光灯などの照明には
バイオレット光はほとんど含まれておらず、
眼鏡やガラスなどの材質もバイオレット光を
ほとんど通さないことがわかりました。
 
 即ち現代社会においてはバイオレット光
が欠如しており、これが近視の世界的な
増大と関係している可能性があります。
 
 本研究成果は近視発症・進行メカニズム
の解明と新規治療開発を通して、
今後の近視人口増加に歯止めをかける
一助になる可能性があるものと
期待されます。
 
 本研究成果は2017年1月号の
「EBioMedicine」に掲載されます。
(12月16日にプレ掲載されましたので、
 いつでも報道していただけます)
 
 プレスリリース全文は こちら
---------------------------------------
 
 バイオレット光ね~
 以外でしたね。
 
>LEDや蛍光灯などの照明には
>バイオレット光はほとんど
>含まれておらず、
>眼鏡やガラスなどの材質も
>バイオレット光をほとんど通さない
>ことがわかりました。
 なるほど。
 
 とは言え紫外線は害をあたえますから、
 
>本研究成果は近視発症・進行メカニズム
>の解明と新規治療開発を通して、
>今後の近視人口増加に歯止めをかける
>一助になる可能性があるものと
>期待されます。
 
 解決はなかなか難しそうな気もしますが、
歯止めをかけることが出来れば素晴らしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月 7日 (土)

がん診断と治療の両方に適した放射性銅67の大量・高品質製造法の開発に成功―加速器で作る中性子が新たな診断・治療薬開発に道を拓く―

2016/12/28
国立研究開発法人
量子科学技術研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
発表のポイント
 
○30年以上にわたりがん診断・治療用薬剤
 への応用が期待されてきた
 にもかかわらず製造が困難であった
 放射性銅67(Cu-67)について、
 加速器で作るエネルギーの高い中性子を
 利用した実用的製造法を世界で初めて
 開発した。
 
○さらに、Cu-67そのものが大腸がんに
 顕著に集積する性質も持つことを
 マウス実験により発見した。
 
○開発した製造法はCu-67以外の
 放射性核種の製造にも応用が可能であり、
 がん診断・治療の将来を支える
 基盤技術として大いに期待される。
 
 
-----
 国立研究開発法人量子科学技術研究
開発機構(理事長 平野俊夫、
以下「量研機構」という。)
量子ビーム科学研究部門高崎量子応用
研究所東海量子ビーム応用研究センター
プロジェクト「加速器中性子利用RI
生成研究」の須郷由美上席研究員、
橋本和幸上席研究員、
永井泰樹研究員(大阪大学名誉教授
・東京工業大学名誉教授)、
および、株式会社千代田テクノル
(代表取締役社長:山口和彦)の
川端方子研究員、佐伯秀也技術員、
佐藤俊一技術員らは共同で、
がんの診断と治療の両方に役立つことが
長年期待されてきた放射性銅67(Cu-67)
を、加速器で作る中性子を利用すること
により大量かつ高品質で製造する技術を
世界に先駆け開発しました。
 
 一般に、薬剤の患部への集積性には
個人差があるため、特にがん治療
においては、治療効果と信頼性・安全性を
高めるために、薬剤のがんへの集積量を
患者個々人について確認する技術が
望まれていました。
 
 これに対し、がんへの薬剤集積の
度合いを身体の外から画像化することが
可能な放射線を出し、同時にがん細胞を
直接攻撃するための放射線も出す
Cu-67を含む化合物を薬剤として用いる
ことが、30年以上前から期待されて
きました。
 
 しかし、これまで加速器で得られる
陽子や原子炉で得られる低エネルギーの
中性子を原料に照射する方法が
試みられてきましたが、医療用に適した
高品質のCu-67を大量に製造することが
できず、Cu-67の利用は実現しません
でした。
 
 そこで、本研究グループは、
まず加速器を利用して原子炉よりも
格段に高いエネルギーの中性子を
生成させた上で、それを放射性核種の
製造に利用するという着想の下で
開発を進め、今回、大量かつ高品質の
Cu-67製造技術を初めて確立しました。
 
 さらに本法で得られたCu-67塩化物を、
大腸がんを移植したマウスに注射した
ところ、Cu-67そのものが大腸がんに
顕著に集積する性質も持っていることを
発見しました。
 
 この加速器を利用した製造法は
Cu-67以外の放射性核種の製造にも
応用が可能であるため、
将来のより正確ながん診断や外科的手術に
依らないがん治療を支える基盤技術として
大いに期待されます。
 
 本研究成果は、日本物理学会欧文誌
において、2016年12月28日に
オンライン公開されます。
---------------------------------------
 
>30年以上にわたりがん診断・治療用薬剤
>への応用が期待されてきたにもかかわらず
>製造が困難であった放射性銅67(Cu-67)
>について、加速器で作るエネルギーの
>高い中性子を利用した実用的製造法を
>世界で初めて開発した。
 
 これまた素晴らしい成果ですね。
 
 
>今回の開発は加速器で作る中性子を
>用いて、医療応用が可能なCu-67の
>製造法を開発したもので、
>Cu-67による新たながん診断・治療薬
>開発に道を拓くものです。
 
 
>我々は、現在核医学診断に
>最も利用されているRIであるTc-99m 4)
>(我が国は全量を海外の原子炉を
>利用した製造に依存しています)
>の大量製造にも加速器中性子を用いる
>方法が有効であることをこれまでに
>見出しており、本法は将来の
>がん診断・治療を支える
>医療用RI製造基盤技術となることが
>大いに期待されます。
 
 こんな大事なものが自国で製造
できなかったとは?
 今回の成果、大いに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

脳梗塞で死んだ細胞再生 兵庫医科大、定説覆す発見

2017/1/5 神戸新聞NEXT
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 兵庫医科大(兵庫県西宮市)の
グループが、脳梗塞の組織の中に
神経細胞を作る細胞があることを発見し、
それを採取、培養して移植することで、
脳梗塞で死んでしまった脳細胞を
再生させる研究を始めた。
 
 死んだ神経細胞は再生しない
という定説を覆す発見で、グループは
「今後2年余りで、臨床試験の前段階まで
持っていきたい」と話す。(武藤邦生)
---------------------------------------
 
 素晴らしい発見ですね。
 「iSC細胞」というそうです。
 
 関連リンクです。
兵庫医科大学
 
 
 やはり細胞は大きなストレスを
受けるとリセットするのでしょうか?
 生き残りの為に万能性を持つように
変化する?
 
 STAP細胞、気になります。
 
 「iSC細胞」が臨床で実用するための
課題を解決出来るかどうかですね。
 
 期待したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月 6日 (金)

マイクロRNAの静脈投与による高血糖の改善 ‐インスリン分泌細胞(膵β細胞)の再生に成功‐

2016年12月15日 東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 東北大学大学院医学系研究科
糖尿病代謝内科学分野の山田哲也准教授、
突田壮平助教、片桐秀樹教授らの
グループは、機能性核酸である
マイクロRNA(miRNA)の静脈投与によって、
糖尿病マウスの高血糖が改善することを
報告しました。
 
 本研究は、miRNAの静脈投与による
インスリン分泌細胞(膵β細胞)の再生に
初めて成功した重要な報告です。
 
 本研究によって、糖尿病の根治に
つながる治療法の開発に貢献することが
期待されます。
 
 本研究成果は、2016年12月7日
(現地時間、日本時間12月8日)
EBioMedicine誌(電子版)に
掲載されました。
 
 
詳細はこちら
---------------------------------------
 
 素晴らしい。
 
 
>本研究は、miRNAの静脈投与による
>インスリン分泌細胞(膵β細胞)の
>再生に初めて成功した重要な報告です。
 
>本研究によって、糖尿病の根治に
>つながる治療法の開発に貢献することが
>期待されます。
 
 糖尿病の根治治療法に繋がるかも
しれないとのこと。
 大いに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月 5日 (木)

リチウムイオン蓄電池の高容量化実現につながる正極材料の発見~ 次世代の蓄電池の実現により、電気自動車の高性能化などに期待 ~

2016年12月24日 東京電機大学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 東京電機大学(学長 安田浩)、
工学部環境化学科の藪内直明
(やぶうち なおあき)准教授らの
研究グループは、リチウムイオン電池用
電極材料として酸素の酸化還元を
充放電反応に用いる、汎用元素から
構成された新規岩塩型酸化物の合成に
成功しました。
 
 本成果は、
ネイチャー・パブリッシング・グループ
(Nature Publishing Group)の
学術雑誌、
ネイチャー・コミュニケーションズ誌
(Nature Communications)に
掲載されます。
 (http://nature.com/ncomms/)
オンライン版は
2016年12月23日19:00日本時間)に
公開されます。
(公開ダウンロード:現地時間12月23日
10:00、日本時間12月23日19:00)
---------------------------------------
 
 リチウムイオン電池はいろいろ
研究されていますが、まだありそう
ですね。
 
 関連投稿です。
 期待しているものです。
 
 
>これらの研究成果は、
>酸素の酸化還元反応を利用することで、
>さらなる高エネルギー密度の
>電極材料の発見につながる可能性も
>秘めています。
 
>また、安価なチタンを用いた
>高性能蓄電池材料の実現は、
>電気自動車用の走行距離の増加だけ
>ではなく、リチウムイオン電池の
>新たな市場の開拓につながることが
>期待されます
 
 期待しましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月 4日 (水)

微細化によるシリコンパワートランジスタの高効率化に成功―電力制御システムの飛躍的高効率・低コスト化に新たな道―

2016.12.06 東京工業大学研究
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
要点
 
○パワートランジスタ(Si-IGBT)の
 スケーリングよる性能向上を実証
 
○オン状態の抵抗を従来技術の約50%に低減
 
○現在、市場で主流のSi-IGBTの
 さらなる高性能化・低価格化へ
 
 
-----
概要
 
 東京工業大学 科学技術創成研究院
未来産業技術研究所の筒井一生教授らは、
シリコンによる電力制御用の
絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ
(IGBT)[用語1]をスケーリング
(微細化)することで、
コレクタ-エミッタ間飽和電圧
(Vce(sat))[用語2]を従来の約70%に、
オン抵抗を約50%に低減することに
成功した。
 
 スケーリングには素子寸法の
「3次元的微細化」という
新スキームを用いた。
 
 性能向上はオン動作時の
単位面積あたりの電流密度を高めることで
実現した。
 
 現在、主流のシリコン(Si)-IGBTの
スケーリングによる性能向上が確認でき、
市場のさらなる拡大とともに、
電力制御システムの高効率・低価格化に
つながる技術として、
省エネルギー社会への貢献が期待される。
 
 この研究は新エネルギー・産業技術
総合開発機構(NEDO)による
「新世代Si-IGBTと応用基本技術の
研究開発」
(代表:平本俊郎東京大学教授)で
行われた。
 
 研究成果は12月6日に
米サンフランシスコで開かれる
国際会議International Electron Devices
Meeting(IEDM2016)で、
東工大、東大、九州工業大学、明治大学、
産業技術総合研究所、東芝、三菱電機の
共同研究として発表される。
---------------------------------------
 
>これまで日本は
>パワー半導体トランジスタの分野では
>世界の中で優位にあった。
 
>この分野での日本の産業力を
>今後も維持するためにも、
>日本発の新技術開発は大きな意義があり、
>特にその主流であるSi-IGBTの
>性能への技術革新は
>極めてインパクトが大きい。
 
 素晴らしいですね。
 
 
>Si-IGBTは価格の面から少なくとも
>今後10年はパワーデバイスの
>主流を占めると予想されているが、
>一方で、性能向上の限界に近付いている
>ともいわれてきた。
 
>今回の成果によって、
>スケーリングによる性能の向上が
>確認されたことは、
>日本がこれからもSi-IGBTという
>主流市場で価格競争でなく
>性能による差別化で勝負できる
>という意味で重要である。
 
 「主流市場で価格競争でなく
性能による差別化で勝負できる」
というのは心強い。
 大いに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月 3日 (火)

肺炎球菌は自殺することでヒトの免疫系を悪用し, 肺に傷害を与えることを世界で初めて明らかにしました

2016年11月30日 新潟大学研究成果
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 歯学部の土門久哲助教らは、肺炎球菌が
感染した際に肺組織が傷害される
メカニズムを世界で初めて明らかに
しました。
 
 本研究を基盤とし,肺炎の予防法や
治療法の開発につながる可能性が
考えられます。
 
 本研究成果の詳細は,2016年11月28日
(月)に英国科学誌
「Scientific Reports」で
公表されました。
 
 
---------------------------------------
 
 肺炎による死亡者数が、多数に上って
いるにも関わらず、そのメカニズムは
まだまだ未解明な部分があったのですね。
 
 
>肺炎球菌は,自己溶菌による
>ニューモリシン放出に始まり,
>好中球の細胞死とエラスターゼの
>漏出を経て肺組織傷害
>および感染拡大をします.
 
>今後は,これら各ステップに対する
>阻害剤を探索し,肺炎の新たな治療法の
>発見に向けて研究を行う予定です.
 
>肺炎に対する年間の国民医療費は
>3,000 億円以上と試算されています.
 
>肺炎研究により将来的な医療費の削減
>はもちろん,患者さんの症状軽減にも
>寄与し,社会的な貢献を果たすことを
>目標としています.
 
 大いに期待しています。
 良い薬が見つかると良いですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

生体透過率の高い波長で長時間光り続ける蛍光体の開発に成功 -光源を必要としない近赤外域での生体分子可視化に道-

2016年11月29日 京都大学研究成果
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 田部勢津久 人間・環境学研究科教授、
上田純平 同助教、許健 同博士課程学生
らのグループは、紫外線など
蛍光体を光らせるために必要な励起光の
照射なしで、生体の透過率の高い
「第三生体窓」と呼ばれる、
波長1.5ミクロンから1.65ミクロンの
近赤外領域で長時間強い残光を示す
新しい蛍光体材料の開発に成功しました。
 
 励起光による細胞の自家蛍光、光散乱、
光毒性などといった生態イメージング
にまつわる諸問題を回避する鍵になると
期待されます。
 
 本研究成果は、2016年11月2日に
英国王立化学協会の学術誌
「Journal of Material Chemistry C」
オンライン版に掲載されました。
 
 
-----
研究者からのコメント
 
 今後、本材料のナノ粒子化および
抗体の表面修飾をすることにより、
マウスを用いて近赤外長残光
生体イメージングの実証実験を行う予定
です。
 
 残光蛍光体を用いた近赤外
生体イメージングが可能となれば、
新たな研究対象分野が切り開かれ、
本材料系に留まらず
新しい近赤外長残光蛍光体の研究開発が
発展することが期待されます。
 
 また、本長残光蛍光体の開発手法は、
残光蛍光体の発光波長を自由にデザイン
できることを示した研究の一例でもあり、
今後のさまざまな波長の残光蛍光体の
開発が進むと考えられます。
 
 
詳しい研究内容について
---------------------------------------
 
 蛍光イメージング技術も又進歩し
続けているようです。
 
 
>残光蛍光体を用いた
>近赤外生体イメージングが
>可能となれば、新たな研究対象分野が
>切り開かれ、本材料系に留まらず
>新しい近赤外長残光蛍光体の
>研究開発が発展することが
>期待されます。
 
 良いですね。
 今まで観察出来なかったことが
出来るようになると言うことで、
大いに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月 2日 (月)

テラヘルツ光による黒色ゴム材料の非破壊検査手法を開発~自動車タイヤなどのひずみ計測が可能に~

2016/12/26
科学技術振興機構(JST)
慶應義塾大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
・可視光を透過しない黒色ゴム材料の
 内部状態をテラヘルツ光で調査。
 
・コンパクトな装置で高速・高精度
 テラヘルツ偏光計測を実現。
 
・タイヤや防振ゴムなどの
 非破壊・非接触検査への応用が期待
 
 
-----
 JST研究成果展開事業において、
慶應義塾大学理工学部物理学科の
岡野真人専任講師と渡邉紳一准教授の
研究グループは、高速で高精度な
テラヘルツ偏光計測装置を用いた
新しい黒色ゴム材料の非破壊検査手法の
開発に成功しました。
 
 カーボンブラックが配合された
黒色ゴム材料は、タイヤや防振ゴムなどに
利用されており、その内部状態を検査する
技術の確立が必要ですが、黒色ゴムは、
人間の目が感じる可視光や近赤外線、
中赤外線も透過しないため、
光を用いてその内部状態を非破壊で
観察することは極めて困難とされて
きました。
 
 今回、幅広い光スペクトルの中で、
電波と光の境界にあるテラヘルツ光
だけが黒色ゴム材料に対して透過性を
もつことに着目し、添加された
カーボンブラック凝集体の並び方を
偏光測定によって推測できることを
実証しました。
 
 さらに、カーボンブラック凝集体の
整列の様子から、材料が
「どちらの方向に」、
「どの程度」ひずんでいるかを推測する
ことにも成功しました。
 
 この分析手法は、外からの力による
ゴム材料変形を推測できることを
示しており、これまで光では内部調査が
できなかったタイヤや防振ゴムの
新しい非破壊検査ツールとして
期待されます。
 
 本研究は、JST研究成果展開事業
産学共創基礎基盤研究プログラム
「テラヘルツ波新時代を切り拓く
 革新的基盤技術の創出」により
一部支援を受けて行われました。
 
 本研究成果は2016年12月23日
(英国時間)に
ネイチャー・パブリッシング・グループ
(NPG)の電子ジャーナル
「Scientific Reports」で公開されます。
 
 
プレスリリース全文リンクはこちら
---------------------------------------
 
 テラヘルツ光ね~、興味深いです。
 
 
>この分析手法は、外からの力による
>ゴム材料変形を推測できることを
>示しており、これまで光では
>内部調査ができなかった
>タイヤや防振ゴムの
>新しい非破壊検査ツールとして
>期待されます。
 
 期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

がんに対するワクチン療法の有効性がマウスで確認

2016年12月28日 PC Watch
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 免疫システムを利用する。
 なかなか有望そうです。
 
 今後の展開に期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月 1日 (日)

新年のご挨拶

 明けましておめでとうございます。
 
 今年も皆様にとって良い年であります
よう祈っています。
 
 今年もよろしくお願い致します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »