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2017年1月10日 (火)

北極を知って地球を知る。02

2017/01/10
大学共同利用機関法人
情報・システム研究機構
Science Report 002
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 海氷面積の減少は、今、北極に起こって
いる大きな変化のひとつだ。
 
 衛星観測で正確に海氷面積を把握
できるようになった1979年以降、
北極域では毎年ほぼ北海道に匹敵する
面積の氷が減っており、2007年と2012年
に年最小値を更新した後、
現在、実は2016年が2番目に少ない年と
なっており、実際12月には大寒波が
北米を襲った。
 
 北極は地球全体の環境変化に対して
重要な役割を担っているが、
気象の変動についても、北極に連動して
遠隔地が変化する「テレコネクション
(遠隔応答)」という現象が
知られている。
 
 応答するメカニズムをどう解くか?
「ヨーロッパの高緯度地域が暖かいのは、
南からメキシコ湾流が北大西洋へ
上ってくることがひとつの原因です。
 
 私たちが発見したのは、これに加え、
近年海氷が減ってしまった海上に発達する
冬場の低気圧が北へ移動しており、
さらにこの低気圧による南風が、
海氷を北へ押し流しているという事実
でした(プレスリリースはこちら)」。
 
 南風を受けて北極海はいっそう暖まり、
一方の陸は寒冷化して、相対的に高気圧
となる。
 
 「日本では、冬型として西高東低の
気圧配置が知られていますが、
その西側の大陸上の高気圧の寒気、
すなわち"冬将軍"が強くなることに
相当します」。
 
 猪上准教授は現在、
「北極域研究推進プロジェクト
(Arctic Challenge for Sustainability:
  ArCS)」において、さらにこの問題に
迫っているところだ。
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 興味深いですね。
 
>遠隔の地である日本の冬の寒冷化が
>北極の温暖化増幅と関連しており、
>猪上准教授らの研究によって、
>北極の海氷が少ない冬に日本が寒くなる
>という関係があることが明らかに
>なった。
 
>また観測、解析、予測するために
>不可欠なデータ共有等の国際連携が、
>活発に進められていることも印象的だ。
 
>次回も引き続き、北極の科学について
>報告する。

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