細胞外マトリックスを用いてヒト多能性幹細胞から高効率に血管内皮細胞の誘導に成功
2016年11月09日 京都大学研究成果
詳細は、リンクを参照して下さい。
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齋藤潤 iPS細胞研究所(CiRA=サイラ)
准教授、太田諒 同博士課程学生、
丹羽明 同特定拠点助教、中畑龍俊 同教授、
関口清俊 大阪大学教授らの研究グループは、
細胞外マトリックス(細胞間の隙間を埋める
生体高分子の集合体)の一つ
ラミニン411(LM411)の組換えタンパク質断片
(LM411-E8)を用いることにより、
ヒト多能性幹細胞から正常機能を有する
血管内皮細胞を高効率に分化誘導する
手法の開発に成功しました。
本研究成果は2016年10月31日午後7時に
英国の科学誌「Scientific Reports」に
掲載されました。
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研究者からのコメント
本研究が血管内皮細胞分化をモデルに
示したように、今後あらゆる組織における
細胞外マトリックスの新たな作用機序解明に
iPS細胞は役立つと考えられます。
さらに、そうした研究の成果が再び
iPS細胞を用いた再生医療の開発に
還元できると期待されます。
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詳しい研究内容について
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細胞外マトリックス、再生医療で
重要な位置を占めそうです。
>本研究が血管内皮細胞分化を
>モデルに示したように、
>今後あらゆる組織における
>細胞外マトリックスの
>新たな作用機序解明にiPS細胞は役立つ
>と考えられます。
>さらに、そうした研究の成果が
>再びiPS細胞を用いた再生医療の開発に
>還元できると期待されます。
大いに期待したい。
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