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2016年12月24日 (土)

内視鏡治療後の再度の胃がん発生リスク診断法を開発 -ピロリ菌除菌後の健康人で実用化、早期発見・早期治療を目指す-

2016年12月21日
国立研究開発法人国立がん研究センター
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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研究成果のポイント
 
●早期胃がんの内視鏡治療後に
 別の胃がんが発生するリスクを、
 正常組織に蓄積したDNAメチル化異常の
 程度を測定することで診断する方法を
 開発した
 
●メチル化異常の程度が最も高かった
 グループは、最も低かったグループの
 3倍胃がんになりやすいことが分かった
 
●この新たなリスク診断方法は、
 ピロリ菌除菌後健康人での胃がんリスク
 や他のがんのリスク診断など応用範囲が
 広い
 
 
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 国立研究開発法人国立がん研究センター
は、胃粘膜に蓄積したDNAメチル化異常の
程度を測定することにより、早期胃がんを
内視鏡で治療した後に再び別の胃がんが
発生するリスクを予測する新たな
診断法の開発に成功しました。
 
 DNAメチル化異常とは、遺伝子暗号が
変化していないにもかかわらず
遺伝子が使えなくなる異常で、
突然変異と同様にがんの原因となります。
 
 DNAメチル化異常は、まだがんになる
前の正常な組織においても検出できるため、
がんのリスク診断への応用が
大きく期待されています。
 
 本研究は、国立がん研究センター研究所
エピゲノム解析分野
(牛島俊和分野長、前田将宏研究員)、
同中央病院内視鏡科、
東京大学、和歌山県立医科大学の
研究グループによるもので、
内視鏡治療後の早期胃がん患者795名
について、ピロリ菌除菌後に
非がん部の胃粘膜のメチル化異常の程度を
測定し、その後毎年の内視鏡検査による
5年間の経過観察を行い別の新たな胃がん
(異時性多発胃がん)が出来るかどうかを
調べました。
 
 その結果、遺伝子のメチル化異常の程度
が強いほど新たな胃がんが発生する
リスクが高く、メチル化異常の程度が
最も高かったグループの人は、
最も低かったグループの人と比べて
3倍胃がんになりやすいことが
分かりました。
 
 ピロリ菌の感染は胃がんの確実な
リスク要因として知られています。
 
 その仕組みとして胃粘膜細胞の
遺伝子にメチル化異常をもたらすことが
重要であることも知られています。
 
 メチル化異常はピロリ菌除菌後も
胃粘膜細胞に残って胃がんの原因と
なります。
 
 実際、早期胃がんの内視鏡治療後も
一定の確率(年率2.0-2.5%)で
別の胃がんが発生しますが、
どのような場合に胃がんが
発生しやすいのか分かっていませんでした。
 
 研究成果は、消化器病の
国際的トップジャーナルである
「Gut」誌(イギリス)の
オンライン版(12月21日付)に
掲載されました。
 
 研究グループは、今回の研究成果を
発展させ、ピロリ菌を除菌した健康人での
胃がん発生リスク診断の実用化を目指し、
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
(AMED)の支援を受け、
胃粘膜メチル化レベルの測定により
胃がんリスクを予測する多施設共同前向き
臨床研究を全国66施設で実施しています。
 
 この健康人を対象とした臨床研究により、
今までの生活によって蓄積した個人の
リスクに応じた検診の適正化が
可能になり、検診者の負担軽減および
医療費削減につながるほか、
胃がんの早期発見・早期治療の推進が
期待されます。
 
 さらに、今回開発された技術は、
他の慢性炎症を原因とするがん
(肝がん、潰瘍性大腸炎由来の大腸がん
 など)にも応用できると期待されます。
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 メチル化異常ね~、遺伝子診断をすると
言うことでしょうか?
 何処の病院でも簡単に出来るように
なると良いですね。
 
 関連リンクです。
東京工科大学
 
 
>この健康人を対象とした臨床研究
>により、今までの生活によって
>蓄積した個人のリスクに応じた
>検診の適正化が可能になり、
>検診者の負担軽減および医療費削減に
>つながるほか、胃がんの
>早期発見・早期治療の推進が
>期待されます。
 
>さらに、今回開発された技術は、
>他の慢性炎症を原因とするがん
>(肝がん、潰瘍性大腸炎由来の大腸がん
> など)にも応用できると期待されます。 
 多施設共同前向き臨床研究で良い
結果が出て、胃がんの早期発見・早期治療
が推進されることを期待しています。
 
 他の慢性炎症を原因とする
がんへの応用も、

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