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2016年11月19日 (土)

オートファジーの活性を簡便かつ定量的に測定できる新規プローブの開発―生体内のオートファジーの活性も測定可能に―

2016/11/04
東京大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
 
◆主要な細胞内分解システムである
 「オートファジー、注1」の活性を
 簡便かつ定量的に測定できる
 新規プローブを開発しました。
 
◆本プローブを用いることで、培養細胞
 だけではなく、マウスや
 ゼブラフィッシュの受精卵や組織での
 オートファジー活性を測定することに
 成功しました。
 
◆本法は多検体解析にも適しており、
 既承認薬ライブラリーから
 新規オートファジー誘導薬・阻害薬を
 同定しました。
 今後、本プローブの利用によって
 さらにオートファジーの基礎的および
 臨床的研究が進展することが
 期待されます。
 
 
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発表概要
 
 オートファジーは細胞内の代表的な
分解システムです。
 
 オートファジーの分子機構、生理機能、
疾患との関連については近年急速に研究が
進んでいます。
 
 しかし一方で、オートファジーの活性を
定量的に評価することは容易ではなく、
未だに十分確立された方法がありません。
 
 このたび、東京大学大学院医学系研究科
の貝塚剛志特任研究員、森下英晃助教、
水島昇教授らの研究グループは、
オートファジーの活性を簡便かつ定量的に
測定できる新規プローブを開発しました。
 
 このプローブは培養細胞だけでなく
マウスやゼブラフィッシュなどの
動物個体内でも利用可能なことが特徴です。
 
 本プローブを用いることで、受精卵や
特定の筋肉細胞では高い
オートファジー活性を認めることが
分かりました。
 
 さらに本法を用いて、
株式会社 LTT バイオファーマとの共同で、
同社が独自に構築した
既承認薬ライブラリー
(日本とアメリカで市販されている
 医薬品だけを集めた化合物ライブラリー)
を用いてスクリーニングを行い、
新規オートファジー誘導薬・阻害薬を
同定しました。
 
 今後、本プローブの利用によって
オートファジーの基礎的研究や疾患研究が
進展することが期待されます。
 
 本研究は日本学術振興会
新学術領域研究
「オートファジーの集学的研究」
(領域代表:水島昇)などの一環で
行われました。
 
 本研究成果は、2016 年 11 月 4 日に
国際科学誌「Molecular Cell」の
オンライン版で公開されました。
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 素晴らしいです。
 オートファジーは多くの疾患に関与
していると思われますので、この研究
成果の今後に期待したい。
 
 
>オートファジーは神経変性疾患、腫瘍、
>感染などさまざまな疾患と関連すること
>が強く示唆されています。
 
>また、米国ではオートファジー阻害効果
>を持つ薬剤の抗がん剤としての
>臨床試験も行われています。
 
>今後、これらのオートファジーと疾患
>との関連に関する研究や基礎的研究
>において本研究によって開発された
>プローブが用いられることで、
>オートファジーが関連する生命現象や
>病態の理解に役立つことが期待されます。 
 
 大いに期待しています。

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