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2016年11月20日 (日)

染色体DNAの断裂が自然発生する分子機構と断裂を修復する分子機構の解明 -細胞で染色体DNAの断裂は大量に自然発生する-

2016年11月04日 京都大学研究成果
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 武田俊一 医学研究科教授、
笹沼博之 同准教授らは、身体のなかの
神経細胞を含む多くの細胞で
日常的にDNA2重鎖切断が発生している
ことを証明しました。
 
 これは発がんの原因になる病的な
DNA2重鎖切断が、放射線被曝して
いなくてもすべての細胞で毎日複数個
起こっていることを意味します。
 
 本研究成果は2016年11月4日午前1時に、
Cell社の学術誌 「Molecular Cell」に
掲載されました。
 
 
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研究者からのコメント
 
 iPS細胞を治療に応用するときに、
iPS細胞を培養中に変異が蓄積する
という問題がありました。
 
 私たちの研究から発がん効果の強い変異
の発生原因、すなわち2重鎖DNA切断の
自然発生の原因(トポイソメラーゼ2の
触媒反応中の間違い)と、その変異蓄積を
抑制している分子機構、すなわち
Mre11酵素の機能が解明できました。
 
 Mre11酵素が関与するDNA2重鎖切断修復
経路の機能が不十分だと、切断が正確かつ
すぐに修復できず、染色体転座や
長い染色体DNA領域の欠損、
染色体ロスの原因になります。
 
 iPS細胞を培養中に変異を蓄積する
主要な分子機構も、そのかなりの部分を
上記のメカニズムで説明できると
考えています。
 
 今後、私たちの研究によって
少しでも病気で苦しむ人が減ることを
切に願っています。
 
 
詳しい研究内容について
 
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>細胞で染色体DNAの断裂は大量に
>自然発生する
 そうです。以外でしたね。
 
>染色体DNAが一見非常に安定に見えた
>のは、大量の損傷がたくさんの種類の
>酵素によって正確に修復されている
>からでした。
 
 
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>iPS細胞を培養中に変異を蓄積する
>主要な分子機構も、そのかなりの部分を
>上記のメカニズムで説明できると
>考えています。
 
>今後、私たちの研究によって
>少しでも病気で苦しむ人が減ることを
>切に願っています。
 
 上記の研究によって「iPS細胞培養中」
の変異を劇的に減らすことが出来れば
素晴らしいですね。

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