病原菌が免疫から逃れて寄生する仕組みを解明 ~結核菌のヒト好中球による貪食と殺菌回避の分子メカニズム~
2016.10.11 順天堂大学
詳細は、リンクを参照して下さい。
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概要
順天堂大学大学院医療看護学研究科
・医学研究科環境医学研究所の
岩渕和久教授、中山仁志准教授らの
研究グループは、結核菌を含む
病原性抗酸菌が糖脂質の相互作用を介して
ヒト好中球内へ取り込まれ、
細胞内シグナル伝達経路を遮断することで、
細胞内に寄生する仕組みを解明しました。
本成果は、多剤耐性結核菌に代表される
従来の治療薬が奏功しない感染症への治療
に役立つと考えられ、今後の結核への
対策に大きく道を開く可能性を示しました。
本研究はScience の姉妹紙である
Science Signaling 誌
(2016年10月11日号)に発表されました。
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免疫から逃れているのは、がん細胞
だけではないんですね。
>貪食・細胞内シグナルを遮断する
>分子機構をターゲットとした
>新規病原性抗酸菌感染症治療薬開発へ
期待したい。
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